高麗駅〜日和田山〜高指山〜物見山〜武蔵横手駅、縦走 



2014年(平成26年)3月27日(木曜日)  小雨  弱風


今年の3月は忙しかった。

3月初旬から中旬まで2週間ほど部屋の改装工事をしたので、物の移動や不用品の廃棄処分等に時間を取られ、山歩きに行く暇が無かった。

それらの作業が終了すると、今度は直ぐ東京に所用が有り、3月22日に上京した。


東京での用件は3月25日で終了し、その後は暇になったので、翌日から関東周辺の山歩きに行く予定だった。

しかし26日は雨予報だったので、その日は観光や買い物等をして過ごしていたが、1滴の雨も降らず、『こんな事なら山歩きに行けば良かった!』 とムッ!とした。(怒)


26日夜の天気予報で、27日=曇り(所により小雨=40%)、28日=晴れ(0%)だったので、その両日は山歩きに行く事にした。

行く山は以前に買っていた、『関東 日帰りの山ベスト100』 の本を見て事前に決定していた。

2007年4月13日〜14日に 『奥多摩三山縦走』 をした時、標高の高い所ではまだ雪が残っていた。

今回はその時よりも2週間以上も早いので、『高い山には当然雪が残っているだろうから、今回は雪が残っていそうもない低山に登ろう!』 との事にしていた。

それで、『低山ならスニーカーでも良いだろう!』 との事になり、今回は重くて嵩張る山靴は持参しなかった。


27日の都心上空は早朝からドンヨリとした曇り空だったが、『気象庁の予報は今日も外れるだろう!』 と思い、予定通り埼玉県の里山歩きに出掛ける事にした。

1/25000地形図上でのGPS軌跡

白色の点線は10秒間隔の緯線・経線緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色緯線・経線は1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .










35°54′00″



















35°53′00″

                      139°                     139°                    139°
                         17′                      18′                     19′
 度                      00″                      00″                     00″
                                        こ ま
都心(新宿区)から幾つもの路線を乗り換え、西武池袋線の 『高麗駅』 に着いた時は、何と!2時間45分の時間を要していた。(フ〜ッ!)

私はその間、外の景色を見ながら電車に乗っていたが、道を歩いている人は誰も傘を差していなかったので、『雨にならずに良かったな〜!』 と思っていた。

それが西部池袋線の 『飯能駅』 で各駅停車に乗り換えた直後から車窓に雨垂れが現れるようになった。



 そして高麗駅に降り立った時は霧雨が降っていて、『傘無しではちょっと無理かな〜?』 と思える程の雨足だった。


 どうやら私達は運の悪い事に40%の確率だった、『所によっては小雨』 の中に入り込んだようである。(涙)


 高麗駅の改札口を出ると、正面に写真の様なトーテムポールが建っていて、地面は少し濡れていた。


 私達は準備していた折り畳み傘を差し、このトーテムポールの間を歩き始めた時刻は9時45分だった。










 上写真から飯能駅方面に3分ほど戻って踏切を渡ったが、左側に見えるのが高麗駅のプラットホームである。
















 踏切を渡り、突き当たった道路を右折し、10分近く進むと 『高麗神社』 への標識が現われたので今度は左折した。














 上写真で左折して3分ほど進むと、道路の左側に写真の様な 『←日和田山』 の標識が有ったのでまた左折した。














 上写真から4分ほど進むと公園の様な所に出、そこでは10人近くの人達が周辺の整備作業をしていた。


 そこから写真の右側に写っている山道を登り始めたが、その山道は結構な急坂部分が多くきつかった。














 そんな急坂を5分強登ると、前方に鳥居が現れた。












 上写真の鳥居の奥に小さく写っているが、鳥居を潜って20m位進んだ所で道が分かれていた。


 左が 『男坂』 で、右は 『女坂』 との標識が有った。

 今日は雨が降っているので、『岩部分の多い男坂は滑って危険だろう!』 と思い、女坂を進む事にした。










 しかし女坂にも写真のようにロープを張った岩部分があった。


 その付近を登っている時に、傘を差して下りて来る中年の登山者と擦れ違ったが、

 その人は 『今日初めて登山者に出会いました〜!』 と言って笑ってあった。






                                     こ と ひ ら
女坂を登り始めて10分強すると前方に下写真・左の様な金刀比羅神社の鳥居が見えて来た。

鳥居の前は開けていて天気が良ければ素晴らしい景色が望めそうだったが、当時刻は生憎の雨で周りは白く濁り、眺望は殆んど無かった。

鳥居の横に、天気が良ければそこから見えると言う眺望説明がありましたので、皆さんもそれで我慢して下さい。(笑)

説明板の右部分に有るように、天気が良ければ 『富士山』 も見えるそうである。(残念!)

金刀比羅神社の鳥居
鳥居の横にあった眺望説明








 鳥居の奥には 『金刀比羅神社』 の社殿が見え、登山道はその右横に続いていた。















 上写真から6分ほど登ると登山道が分岐していたが、そこに有った標識に従い右折して 『日和田山』 方面に進んだ。









                                                                          ほうとういんとう
上の分岐地点から4分ほど登った所が下写真・左の 『日和田山山頂=305m』 で、そこには右側に写っている様な宝篋印塔もあった。

また下・右写真は宝篋印塔の裏側から見えていた景色であるが、直ぐ下にはゴルフ場が見えていた。

日和田山山頂
山頂からの景色







 日和田山山頂で5分ほど休憩後に山頂から3分ほど下りると、写真のような標識があったので、

 次に目指す 『高指山』 方面に右折した。














 上の分岐標識から10分強進むと、1輪車を転がしながら下りてくる同年代の方と擦れ違った。














 擦れ違って3分ほど登ると舗装林道に出、そこには1輪車の人が乗って来たトラックが停まっていた。













 上写真で左折すると林道は下っているが、右折して20mほど進むと写真の場所に突き当たった。


 その場所で道路は分岐していて、左折する道のカーブミラー横にチェーンが張ってあった。

 そして右側の道は下っていて、この道が登山道のようだった。










 上写真のチェーンを潜って中に入ったら直ぐ、目の前に写真のような電波塔(NTT無線中継塔)が現われた。


 それで、『この電波塔の所が高指山の山頂かな?』 と思い道路を進んだら、

 写真の建物の横に施錠された門扉があり、それ以上は進めなかった。










 それで2つ前の写真まで戻り、今度は右側の未舗装林道を下りて行った。


 しかしその林道はグングン下って行き、何だか登って来た登山道に合流しそうな方向に向かっていた。


 それで5分ほど下りた所で、『これは何だかオカシイ!?』 と思い、2つ前写真の分岐地点まで戻る事にした。










 分岐地点から右側の未舗装林道を20m位下りた所に、写真の様に細い踏み跡が分岐しているのは気付いていた。


 それでその場所まで戻り、今度はその踏み跡に入ってみた。












 その細い踏み跡は電波塔の周りを巻くようにして登っていて、

 3分程で電波塔の直ぐ後ろに出た。


 それでその場所で三角点や山頂標識を探したが見当たらない。


 しかしこの地点が1番高そうだったので、電波塔を後ろから写した証拠写真を撮り、

 今回はここを 『高指山=たかさすやま=330m』 の山頂とする事にした。















 電波塔の後ろから下りる時も写真のように細い踏み跡が続いていた。















 上写真の様な細い踏み跡を3分ほど下りると、先程トラックが停まっていた舗装林道の下方に出た。













 その舗装林道を3分ほど下りると、林道脇に写真の様な東屋と公衆便所があったので、ちょっと立ち寄ってみた。


 そこから更に下りていると、登って来る4人(若い男女2人ずつ)の登山者に擦れ違い、挨拶を交わした。














 上写真の東屋から2分ほど下りると右側に分岐標識があり、物見山へはそこから右折だった。















 右折して5分ほど登った所の右側に、写真のような小さなお堂があり、お地蔵様が祀られているようだった。















 その後の登山道も写真の様な植林地の中を登って行った。














 3つ前の分岐標識写真から15分ほど登ると、写真の 『物見山=375m』 の山頂に着いた。


 到着時刻は11時50分だったので、私達は写真左奥のベンチに腰掛け、

 新宿で買った弁当を食べながら休憩する事にした。


 尚、山頂は植林に囲まれ展望は無かった。
















 物見山の山頂で20分程の昼食休憩後は、また写真の様な植林地の中の登山道を下りて行った。















 そんな登山道脇では、写真の様な花を数株見掛けたが、名前は知らない。
















 物見山山頂から10分弱下りた所の立樹に、写真の様な恐ろしい張り紙があった。


 それを見て怖くなった私は、『熊達はまだ冬眠していますように!』 と、

 両手を擦り合わせて御先祖様にお願いしながら早足で歩いていた。(笑)

















 物見山山頂から25分弱下りると、写真の舗装林道に出たが、登山道はその林道を横切った所に続いていた。















 林道を横切った後の登山道上には椿の花が所々に落ちていた。















 その後の登山道は写真の様に広くなったが、登山道の直ぐ下を先程横切った林道が平行して続いていた。








横切った林道から10分弱下りた所に下写真の 『北向地蔵』 があった。

北向地蔵を祀ったお堂
北向地蔵の説明






 『北向地蔵』 の直ぐ裏には先程の林道が通っているが、その林道を横切った下方に写真の様な標識が見え、


 それには 『武蔵横手駅への近道』 とあったので、その道を下りる事にした。














 その近道は写真の様に細い道だった。















 上の様な細い道を15分ほど下りた所には、写真の様な水場があった。








『北向地蔵』 から20分ほど下るとまた舗装林道と合流したが、その舗装道路を5分ほど下ると道路左側の立樹に下・左写真の様な張り紙があった。

この後は 『武蔵横手駅』 に下りるだけだし、『今回見なければ、もう一生見る機会は無い!』 と思い(笑)、ちょっと五常の滝を見物して来る事にした。

その五常の滝は張り紙から30m位下りた所にあり、下・右写真の様にとても神々しい滝だった。(見て良かった〜・・・笑)

張り紙
五常の滝








 五常の滝以降の林道脇にも所々に写真の様なベンチがあった。















 そして林道脇の右斜面では、現在間伐作業が行われているようだった。

















 『北向地蔵』 から1時間ほど林道等を下りると、写真の国道299号線に出た。


 写真の中央部に見えるのが 『武蔵横手駅』 のプラットホームである。
















 これが 『武蔵横手駅』 で、到着時刻は13時40分だった。


 この武蔵横手駅に到着する少し前までは小雨が降っていたが、その雨は何時の間にか?止んでいた。











 今日の山歩きをまとめると、

      高麗駅(9:45)〜日和田山(10:40/10:45)〜高指山(11:25)〜物見山(11:50/12:10)〜

      北向地蔵(12:40)〜五常の滝(13:10)〜武蔵横手駅(13:40)、

      総所要時間は3時間55分で、GPSの積算距離は9.65km、万歩計は写真の様に23196だった。













 武蔵横手駅のプラットホームに行くと、国道と反対側には写真の様な 『ヤギ牧場』 があり、

 ヤギ達が 『ゥメェ〜!ゥメェ〜!』 と可愛い声を出しながら昼食を食べていた。


 西部池袋線の飯能行き電車は私達が駅に到着して5分位でやって来た。(13時47分発)













 この写真は武蔵横手駅を出発して直ぐ、左側に見えた景色を窓越しに写した物である。


 そこには今日縦走した山々の稜線が写真の様に見えていたが、

 私は 『あれが物見山かな〜?』 とか 『天気が良かったらもっと楽しかったのにな〜!』 等と

 思いながら撮影していた。


 この山行記の冒頭に書いた様に今年の3月は忙しく、私達は23日振りに山歩きに出掛けた。


 久し振りの山歩きがまさか埼玉県の里山歩きになるとは、前回の山歩き時には思いも依らな

 かったが、どこのどんな山でも山歩きをした後は心身ともに癒されますので良いですね〜。





この後は翌日の 『鎌倉ハイキングと観光』 に続きます。

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