東吾妻山
2015年(平成27年)8月8日(土曜日) 晴れ時々曇り 弱風
1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔
(
緯線
10秒間の距離=約310m、
経線
10秒間の距離=約250m)、
青色の線
は1分間隔、
水色の斜線
は磁北線
※ ハンディGPSの、トラックログの最大記憶容量(3000)を超えたようで?、ログが取れて無かった為、軌跡は後から手描きしたものです
.
緯 度
.
37°43′30″
37°43′00″
37°42′30″
37°42′00″
経
140° 140° 140° 140°
13′ 14′ 15′ 16′
度
30″
00″ 00″ 00″
ここが 『東吾妻山』 への登山口である、『浄土平』 等に行く 『磐梯吾妻スカイライン』 の土湯ゲートである。
この道路は2013年から無料に成ったようだが、通行時間が7:00〜17:00と制限されているので、
このゲート前に着いたのは6時45分だった。
しかし当日はゲートを少し早く開けた様で、私達の到着時は既にゲートは開いていて、外に出ていた係り員の人から
『最近はこの道路で事故が多発しているので、ゆっくり走って下さい!』 と声を掛けられた。
尚、この道は 『日本の道100選』 に選ばれているようである。(フ〜ン!、そんな100選も有るんですね〜!)
このスカイラインは天気が良ければ眼下に福島の街並みが広がっていて、『空を走る道』 とも呼ばれている様だが、
当時刻は雲が多くてそれらを望む事は出来なかった。(残念!)
そしてこの道路には、写真の様な標高が書かれていた。
最高は 『1620m』 だったが、その時は後ろから車が来ていたので写真に撮る事は出来なかった。
スカイライインを約20分走ると、下写真の 『兎平駐車場』 に着いたが、既に2台の車が駐車していた。
この1km先に 『浄土平駐車場=有料で400円』 があるのは知っていたが、
私達は周回する積もりだったので、下山時に便利なここに駐車する事にしていた。(それに無料でもあるし!)
早速身支度をし、この兎平駐車場を出発した時刻は7時15分だった。
駐車場から上写真の道路を少し進むと、木道入口があったので、私達は下写真の様な木道を歩いて行った。
浄土平湿原内を通る木道
浄土平湿原の説明
上の様な木道を10分近く進むと、パンフレットに 『駐車台数=1000台』 と紹介されている、
写真の様に広い 『浄土平駐車場』 が前方に見えて来た。
そこには左側に写っている様な 『浄土平天文台』 もあった。
上写真の 『浄土平天文台』 前を通り過ぎると、右横に写真の様な 『一切経山』 が直ぐ横に見えていたが、
この山は現在 『噴火警戒レベル=2』 の為、そこへの登山道は閉鎖されていた。
浄土平から登山道を5分ほど進むと、写真の様な登山届BOXがあった。
ここの登山届用紙の下の方(3分の1位の所=1/3)にはミシン目が入っていて、上部分をこの登山届BOXに入れ、
切り離した下部分は下山時に投函するようになっていた。
私達は上部分の登山届だけを、このBOXに入れてから進んで行った。
尚
、
BOX下方の様にこの山にも熊が出るようだ
。
(フ〜ン!この辺にも熊が居るのか!位にしか思わなかった・・・笑)
上写真から少し進んだ所には、登山者カウンターがあった。
上写真から5分程で山道に入ったが、そこには花が多かった。
アキノキリンソウ
ヤマハハコ
ハナニガナ
山道に入って10分位した所の、この階段近くで単独の青年に追い越された。
更に10分ほど登っていると、ガスが掛かり始めた。
その後の途中ではバイケイソウを見掛けた。
尚、奥の方に標識が写っているが、そこは下写真の場所だった。
その標識部分に着くと、先程追い越して行った青年が休んでいた。
彼に私達はこの山は初めて!と伝えると、ここで分岐した道を少し進むと 『鎌池』 と云う綺麗な場所がありますよ!と教えてくれた。(感謝!)
鎌池分岐
姥ヶ原の説明
早速、鎌池に向かうと、その途中では写真の様なエゾリンドウを幾つも見掛けた。
前大嶺
↓
上の鎌池分岐から5分ほど木道を進むと、写真の 『鎌池』 に出た。
ここには誰も居ず、水面は青空を写して綺麗な景色を醸し出していた。
鎌池見物後は再び鎌池分岐に戻り、姥ヶ原湿原内を通る下写真の様な木道を歩いて行った。
この木道の周囲ではハイマツを多く見掛けた。
姥ヶ原湿原の様子−1
姥ヶ原湿原の様子−2
姥ヶ原湿原の様子−3
上の様な木道を10分強歩くと分岐標識(GPS軌跡図で姥ヶ原)が現われたので、それに従って東吾妻山方向に左折すると、下写真の様な山道になった。
山道の様子−1
山道の様子−2
上の様な山道を登っている時は、下写真の実や花を見掛けた。
ハリブキの実
モミジカラマツ
ユキザサの実
木イチゴ
上掲写真の様な山道を30分ほど登ると、写真の標識が現れたが、もう山頂は近い様な雰囲気だった。
この付近は写真の様にハイマツが多かった。
上写真から4分ほど登ると、写真の 『東吾妻山山頂=1975m』 に出た。
山頂には誰もいなかった。
山頂は360度の展望で、晴れていれば 『磐梯山、安達太良山、蔵王、飯豊連峰、月山、
猪苗代湖』 等が見えるそうだが、当時刻は写真の様なガスで何も見えなかった。(残念!)
景色が見えないので反対方向に下山し掛けると、先程の青年がヒョコッと姿を現した。
その青年と少し話すと、彼は少し下にある展望台まで行ったそうだが、そこからも景色は
見えなかったそうで、このあと彼はまた浄土平に下山するとの事だった。
山頂から 『鳥子平登山口』 に下山する場合は、写真の標識(↑景場平)からだった。
下山道の最初の方は、この様な道だった。
10分近く上の様な登山道を下りると、左写真の様な木道になり、そこにはベンチがあったので私達はそこに腰掛け、
行動食等を食べて10分近く休憩した。
そのベンチ近くには、写真の様なミヤマリンドウが咲いていた。
その後の登山道は木道が多かったが、時々右写真の様な山道もあった。
木道が多かった
山道も時々現われた
上の様な山道ではツルリンドウの花を見掛けた。
またその付近を下山している時に、登って来る3組の登山者と擦れ違った。
その後の山道を下山中には、下写真のキノコを見掛けたが名前は知らない。
キノコ−1
キノコ−2
その後の木道脇では、大きな松が倒れていた。
更に下山していると、写真の様にギボオシ等の花が沢山咲いている所を通った。
山頂から1時間25分で写真の 『景場平』 に出たが、そこには小さな沼(池塘?)があった。
景場平の少し先からまた山道に入ったが、そこではこの様なキノコを見掛けた。
その後は、この様に中小の岩が多い登山道を下りて行った。
上の様な登山道を20分近く下りると、磐梯吾妻スカイラインの 『鳥子平バス停』 に出た。
少し先に、先ほど擦れ違った登山者達の?車が見えていた。
上の道路を歩いて行くと、私達が駐車した 『兎平駐車場』 に出る事は分っていたが、
上写真の右側に小さく写っている標識まで行くと、それには 『新奥の細道』 との文字があり、小径があった。
それで私達はそこから、この様な小径に入って行った。
その小径をほんの少し進むと、写真の木道になった。
上の木道は直ぐに終わり、又この様な山道になったが、この小径は殆んどスカイラインと平行していて、
スカイラインの直ぐ横を通る所もあり、離れても精々30m位?だった。
そんな小径(遊歩道?)では、下の花や実を見掛けた。
?1
サンカヨウの実
上の様な小径を鳥子平から40分ほど歩くと、兎平キャンプ場に出た。(現在は閉鎖中だった)
キャンプ場を突っ切ると、『兎平駐車場』 に出た。
一切経山
↓
朝は私達を含めて3台だった車は少し増えていた。
今日の山歩きをまとめると、
兎平駐車場(7:15)〜浄土平(7:30)〜鎌沼分岐(8:20)〜鎌沼(8:25)〜姥ヶ原(8:45)〜
山頂(9:20〜9:25)〜途中のベンチで休憩(9:40〜9:50)〜景場平(10:40)〜鳥子平(11:05)〜
兎平キャンプ場(11:45)〜兎平駐車場(11:55)
所要時間は4時間40分、GPSの積算距離は10km、万歩計は19389だった。
これで、東北一周の山旅で計画した山は全て完了した事になり、後は九州に帰るだけになった。(ホッ!)
ところで私達は浄土平で投函した登山届の半分(下山届)をまだ持っていた。
下山した 『鳥子峠』 や、この 『兎平駐車場』 でも登山届BOXを探したが、見当たらなかった。
この下山届を出さずに帰ったら、もしかしたら遭難した!と思われて、捜索隊が出るかも知れない?(笑)
そんな事をオバさんと話している時に、このご夫婦の車が直ぐ近くに駐車し、身支度を始めた。
それで私が、浄土平で登山届を出して鳥子平に下りたが、下山届を投函するBOXが見当たらず困っている!旨を
ご夫婦に話すと、自分達は下山時に浄土平を通るので、その時に出しておきましょうか?と言ってくれた。(感謝!)
この若いご夫婦は近くにお住まいの I さんで、お二人とも山歩きが好きで殆んど毎週、この周辺の山に登っている!との事だった。
ところでこの場所から日本海側に出る道は、地図を見ると色々な道があり、初めてこの地方を走る私達は、何処をナビに指示して良いのか分らず?迷っていた。
それで I さんにお尋ねしたところ、お二人は連休等には新潟方面までロングドライブされるとの事で、その道も教えて貰った。(また感謝!)
その後、磐梯吾妻スカイラインを下写真の 『国見台』 まで下りると、今朝は雲で何も見えなかった景色が、午後からは左写真の様に見えていた。
一昨日登った磐梯山が見えていた
国見台から見える景色の説明
その後は I さんご夫婦から教えて貰った、国道115号線を通って国道49号線に出、その国道を走っていると、
私が小学生の頃に尊敬する人の名前として書いていた 『野口英世』 の記念館があった。
『野口英世記念館』 の前から車で5分ほど進むと 『猪苗代湖』 の直ぐ傍を通ったのでちょっと立ち寄ってみた。
『猪苗代湖』 は私が思っていたより遥かに大きい湖で、そこでは水上バイクで走り回る若者が多く、また湖を周遊する遊覧船もあった。
水上バイクが沢山あった
水上バイクの講習会も行われていた
遊覧船もあった
その後は下の道の駅で休憩しながら、今日の目的地 『道の駅・パティオ新潟』 に向かって走って行った。
道の駅・にしあいず
道の駅・阿賀の里
新潟の街は渋滞していたので、そこを抜けるのに時間が掛かったが、その後は国道8号線を南下して行った。
そして国道沿いのドライブインで夕食にしたので、この 『道の駅・パティオ新潟』 への到着時刻は20時と遅くなった。
当夜、この道の駅では何かのイベントが行われていた様で?、車が沢山あって大勢の人が行き来し、
また近くからはマイクの唄声が暫らく聞こえていた。(写真は翌朝に写したもの)
このあとは8月9日の 『
エピローグ
』 に続きます。