2015年(平成27年)8月2日(日曜日) 晴れ 弱風
昨晩車中泊した 『道の駅・みねはま』 を早朝に出発し、能代市の中心地を6時位に走っていると、
お宮の境内に写真の様に巨大な山車が飾ってあったので、ちょっと車を停めて見て来る事にした。
警備員さんと地元の人がいたので尋ねてみると、高さは24mあって日本一との事で、
今日から4日まで行われる 『能代七夕・天空の不夜城祭』 で市内を練り歩くとの事だった。
その後は 『道の駅・ことおか』 で休憩し、更に国道101号線を走っていると、右写真の様に巨大なナマハゲがあった。
道の駅・ことおか
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巨大なナマハゲ
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寒風山山頂
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その後は車内で首脳会談をしながら走っていたが、『今日は鳥海山の登山口へ移動するだけだし、時間に余裕が
あるので男鹿半島を一周しよう!』 との事になった。
それで、その方向に向かっていたら、途中で 『寒風山』 との道路標識が目に付いた。
その山名は聞いた事があったので、どんな山かな〜?と思い、ちょっと行ってみる事にした。
暫らく走っていると、前方に 『寒風山』 の山頂が見えて来た。
山頂近くまで行くと、そこでは遠方と?無線交信をしている人がいた。
またその場所には、下写真のような記念碑が建っていた。
これが寒風山の山頂に建っていた展望所であるが、その下にはユリの花が沢山咲いていた。
その後は男鹿半島の最先端になる 『入道崎』 に行った。
ここには北緯40度線が走っているとの事で、その線上に右写真のモニュメントが建っていた。
入道崎灯台
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北緯40度のモニュメント
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その後は下の道の駅で、農産物を買ったり昼食を食べたりしながら日本海側を走って行った。
鳥海山
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にかほ市を過ぎると、左手に鳥海山が見えて来た。
鳥海山の 『鉾立登山口・駐車場』 には15時半位に着いた。
広い駐車場には沢山の車が停まっていて、その時刻は下山してくる登山者が多かった。
駐車場横にあるビジターセンターを見学したが、そこには月の輪熊の剥製がガラスケースに入れて展示してあった。
ふたまわ
その熊はオスとの事で、先日 『十二湖』 で見た、メス熊より二回り位大きくてヒグマに近い位の?大きさがあった。
私は、『こんな大きな熊だったら、かなわないかも知れないな〜!?』 と思ったりもした。(笑)
それからこの地方まで来ると 『久留米ナンバー』 は目立つようで、何人もの人から話し掛けられた。
鳥海山山頂
↓
駐車場の直ぐ横に展望所があったのでそこに行くと、その時は写真の様に鳥海山の山頂が見えていた。
しかしその直後にはガスが掛かって見えなくなってしまった。
展望所には観光客が沢山いたので、私は心の中で 『待ってろよ鳥海山!、明日行くからな!』 と挨拶をした。
2015年(平成27年)8月3日(月曜日) 曇り 弱風
1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色の線は1分間隔、水色の斜線は磁北線
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緯 度 .
39°52′00″
39°51′00″
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経 141° 141° 141° 141°
00′ 01′ 02′ 03′
度 00″ 00″ 00″ 00″
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鳥海山山頂の位置
↓
今朝、出発前に展望所に行くと、鳥海山の山頂は雲で見えなかった。
ここが駐車場の直ぐ上にある 『鉾立登山口』 であるが、
右側の小さな小屋が登山届BOXで、そこに入山届を出して出発した時刻はちょうど5時だった。
1分ほど登った所には、下の 『東雲荘』 の建物があった。
東雲荘
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東雲荘の説明
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東雲荘から7分ほど登ると、今度は 『鉾立展望台』 が出て来た
鉾立展望台
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鉾立展望台からの眺め
駐車場 東雲荘 .
↓ ↓ .
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鉾立展望台の少し先からは写真の様な石の階段が続いていた。
上の階段を登り切ると前方には写真の様な、これから歩く稜線が見えていた。
登山口から35分弱歩くと、写真の様な 『秋田県と山形県の県境標識』 が現われた。
その付近では下写真の様な花を見掛けた。
尚、以下に掲載している花名等には自信はありませんので、予めご承知置き下さい。
前掲の 『県境』 から更に30分強登ると、写真の 『賽の河原』 に出た。
その付近では下写真の様な花を見掛けた。
ニッコウキスゲ
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トウウチソウ
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ハクサンシャジン
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ハクサンフウロ
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ホソバイワベンケイ
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『賽の河原』 から30分近く登ると、前方に 『御濱神社』 が見えて来た。
下写真が御濱神社であるが、缶ビール(700円)やカップラーメン(500円)等を販売していた。
尚、この建物内で休憩する場合は、右写真の様に200円との事であった。
御濱神社
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神社内で休憩する場合は200円
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下写真は、御濱神社の直ぐ横と裏側を写したものである。
私達もここの岩に腰掛け、鳥海湖を見ながら 『ホットコーヒー・パン・トマト』 等を食べて10分ほど朝食休憩をした。
御濱神社横にはトイレがあり大勢休憩していた
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御濱神社の裏には鳥海湖があった
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その後の登山道では下写真の様な花を見掛けた。
チョウカイアザミ
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イワギキョウ
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チョウカイアザミとクルマユリ
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御濱神社から15分ほど登ると、写真の 『御田ヶ原』 の標識前を通過した。
上の 『御田ヶ原』 から5分弱登った所には 『御田ヶ原分岐』 標識があった。
ここで右折すると少し遠回りに成るが、鳥海湖を回って御濱神社に出る登山道があるようだ。
上の 『御田ヶ原分岐』 から10分強登ると、今度は 『八丁坂』 の標識前を通過した。
『八丁坂』 から10分ほど登ると、『七五三掛=しめかけ』 との標識のある場所に出た。
この写真は標識に 『七五三掛』 と書かれた面を写したものであるが、後方の景色は私達が歩いて来た方向で、
中央部に歩いて来るオバさんの姿が写っている。
この写真の標識は、上写真標識の反対側から進行方向の景色を写したものだが、
前方には写真の様な岩場が見えていた。
その岩場の途中で上写真に写っている、前を歩く単独登山者に追い付いた。
私は男性とばかり思っていたが、何と!女性だった。(最近は体格や服装では区別がつき難くなりましたね〜!)
その岩場の途中には写真の様な分岐標識があった。
ここで右折すると外輪山を通って鳥海山に行ける様だが、その方向には誰も行って無かった。
上のピークを過ぎると、昨夜頂上小屋泊した数十人の団体が登って来るのが見え、
その後、この団体と擦れ違うのに少し時間が掛かった。
上のピークから10分ほど下りると前方下に雪渓が見え始め、そこを歩く単独の登山者の姿が見えて来た。
尚、GPS軌跡図には間隔が狭い為、『雪渓』 の文字を表示できなかったが、『七五三掛』 の少し先の●印である。
尚、先程の団体と擦れ違う時に、昨夜の頂上小屋では3つの小学校の子供達と一緒になり、とても賑やかでしたが、まもなくその子供達が下りて来ますよ!
との情報を得ていた。
その後暫らくすると、3つの小学校の団体と10分間隔位で擦れ違った。
どの小学校の子供達も皆、擦れ違う時には挨拶をして来るので、返事をするのが大変だった。
それからどの小学校にも山岳ガイドさんが二人(先頭と最後)付いていて、また先生や保護者が同行しているので、生徒より大人の人数の方が断然多かった。(笑)
1番目に擦れ違った小学校
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2番目に擦れ違った小学校
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3番目に擦れ違った小学校
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登山口を出発してからちょうど4時間で、写真の 『頂上小屋』 に着いた。
頂上小屋の一角には下・左写真の 『大物忌神社=おおものいみ』 があった。
またここでも右写真の様に、缶ビール等を販売していたが、ここの休憩料は左ドアの張り紙の様に300円/1人だった。
大物忌神社
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頂上小屋で5分ほど?休憩後は、写真の様な岩ばかりのピークに向かって登り始めた。
その岩山には、下写真に写っている様な白色の矢印等が岩にペイントされていたので、それに従って登って行った。
岩ばかりの登山道−1
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岩ばかりの登山道−2
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上写真の様に岩ばかりの登山道であったが、その岩間の僅かな隙間にはイワギキョウが健気に咲いていた。
上の岩ピークを過ぎると、今度はまた岩ばかりの所を下りて行き、鞍部に着くと両側が岩壁に成っている間を通って行った。
鞍部に見えて来た岩壁
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両側が岩壁の間を通って行った
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上の岩壁を過ぎると、また岩ばかりの登山道が続いていた。
そしてこれが 『鳥海山山頂=2236m』 である。
登頂時刻は9時半だったので、登山口からちょうど4時間半の所要時間だった。
山頂ではこの山頂標識と一緒に記念撮影する人が多く、私も数組の記念写真を頼まれた。
この写真は私の順番が来た時に、他の登山者が写らない様に苦労して写したものである。
私はこの写真を撮る時に心の中で、『登って来たよ鳥海山!、こんにちは!』 と挨拶をした。
山頂は狭いのに次々と登山者が登って来るので、私は上の写真を1枚撮ったら直ぐ下りる事にした。
本当に周りの景色を見る時間も無かったが、当時刻は写真の様に雲が多かったので余り眺望は無かった?と思う。
これは下りる時に写したものだが、登山者はまだ続々と山頂に向かっていたので、山頂の人口密度は高かった。
山頂から下山する時は、登って来た登山道とは反対方向に下りて行った。
5分位下りると下写真の様な 『胎内くぐり・安産神様』 と書かれた岩が有り、その間を潜って行った。
その岩の中に入ると直ぐに右写真の様な石祠があったが、何故か?中には何も無かった。
それでも私は一応お参りしてから通り過ぎたので、もう大丈夫です!(何が?・・・笑)
胎内くぐり・安産神様と書かれた岩
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石祠
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胎内くぐりを抜けると、前方には雪渓が見えて来た。
七高山
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そして直ぐ目の前に見える外輪山のピークには、七高山(2330m)が見えていた。
尚、鳥海山の三角点はこの七高山の山頂にあるらしい?
山頂から20分ほど下りると、頂上小屋の裏側が見えて来た。
七高山
↓
上写真から少し下りると、写真の様に 『七高山→』 と書かれた岩があり、七高山への道も見えていた。
私はちょっと登って来たかったのだが、オバさんが反対するので断念した。(残念!)
頂上小屋まで下りると皆が行動食を食べたりして休憩していた。
私達もこの場所に腰掛けて行動食を食べ、15分ほど休憩した。
ところで上写真に写っている赤い屋根の建物には、下写真の木山由紀子さんの作品が展示されていて、入場無料との事だったのでちょっと覘いてみた。
小屋の中にあった看板
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木山由紀子さんの作品
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頂上小屋で15分ほど休憩後は再び下山し始めたが、下写真はその下山中に写した景色である。
下山時の風景−1
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下山時の風景−2
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雪渓を渡るオバさん
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下山中には下写真の花を見掛けた。
ミヤマダイモンジソウ
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ピンクのミヤマダイモンジソウ
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その後の下山時に通過した風景です。
『御濱神社』 まで下りると、登る時に擦れ違った2番目と3番目の小学校がそこで休憩していた。
私達もこの岩場に腰掛けて行動食を食べ、15分ほど休憩した。
下・右写真はその後の登山道で撮ったニッコウキスゲである。
この山行記を書いている時に気付いたのだが、この花は偶然にも登山時と下山時の両方で写していた。
登山時は蕾だった花が、下山時には開いていた。
6時18分に撮影
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12時24分に撮影
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更に下山していると下方に最初に擦れ違った小学校の姿が見えたが、この一行と一緒になったのは登山口だった。
その後の下山中に通った、賽の河原には小川(人工物らしい?)が流れていた。
その付近を下山中には下の花を見掛けた。
ガマズミの実
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ホタルブクロ
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ビジターセンター
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『鉾立展望台』 を過ぎた所の階段を下りていると、駐車場やビジターセンター等が直ぐ下に見えて来た。
鳥海山山頂
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鉾立登山口で無事下山の届を出し、駐車場横の展望所から眺めると、
今朝は姿を見せなかった鳥海山が姿を現わして、私に別れを告げている様に感じた。
私は心の中で、『楽しかったよ鳥海山!、ありがとう!』 とお礼を言った。
今日の山歩きをまとめると、
鉾立登山口(5:00)〜県境(5:34)〜賽の河原(6:08)〜御濱神社(6:39)〜御田ヶ原(7:05)〜
八丁坂(7:21)〜七五三掛(7:31)〜頂上小屋(9:00〜9:05)〜山頂(9:30〜9:35)〜
頂上小屋(10:10〜10:25)〜七五三掛(11:21)〜御田ヶ原(11:45)〜御濱神社(11:55〜12:10)〜
賽の河原(12:33)〜鉾立登山口(13:30)
所要時間は8時間半、GPSの積算距離は15.7km、万歩計は32039だった。
下山後は明日登る予定の 『月山八合目』 の駐車場に向かったが、その途中にあった下写真の 『あぽん西浜・あぽんの湯』 に入った。(400円/1人)
ちなみに 『あぽん』 とは、当地方の方言で 『母親がおさな子と一緒におふろに入ることを意味する言葉』 との事でした。
あぽん西浜・あぽんの湯
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浴室
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入浴後は途中のスーパーマーケットで買い物をしたので、
写真の 『月山八合目駐車場』 に着いたのは19時過ぎだったが、駐車場には既に沢山の車が駐車していた。
このあとは8月4日の 『月山』 に続きます。
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