月 山


2015年(平成27年)8月4日(火曜日)  晴れ時々曇り  弱風


1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色の線は1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .





38°35′00″











38°34′00″











38°33′00″




            139°          140°          140°           140°          140°
               59′           00′            01′           02′           03′
 度            00″            00″            00″           00″           00″

下・左写真は、登山口を出発する時に写した、駐車場の端にある 『月山八合目』 の標識である。

右写真はその標識の前から駐車場の様子を写したものであるが、当朝は写真の様にかなりガスが掛かっていた。

尚、この 『月山八合目登山口』 を出発した時刻はちょうど6時だった。

月山八合目
駐車場の様子

登山口から階段を登り始めると直ぐに、下の花を見掛けた。

尚、以下の花名には自信はありませんので、予めご承知置きください。

ミヤマウツボグサ
ヤマハハコ
ギボウシ











 登山口から少し進むと木道になり、そこにはキンコウカの花が群生していた。













木道の所々には下・左写真の様なベンチがあり、途中には右写真の 『月山お花畑』 の説明もあった。

木道の所々にあったベンチ
月山お花畑の説明

木道を歩いている時には、下写真の花を見掛けた。

イワショウブとキンコウカ
イワイチョウ

シロバナトウウチソウ
ウメバチソウ
シロバナニガナ 

ウツギ
オトギリソウ
イブキゼリ







 登山口を出発して20分ほど進むと登山道が分岐して、左折すると 『御田ヶ原参籠所』 との事だったが、

 その道は帰路に通る事にして、ここでは右折して月山山頂を目指して行った。














 月山への登山道を進んでいると、途中でガスが凄く濃く成り、その時に太陽を見ると、写真の様に満月の様だった。













 上写真から15分ほど登って行くと、ガスが段々薄く成り、前方の景色が見える様に成って来た。


 私は前方の山を見た時に、あれが月山の山頂かな?と思ったが、違っていた。







更に15分ほど登って行くと、登山道の直ぐ横や少し離れた山の中腹に下写真の様な雪渓を見掛けるようになった。

登山道の直ぐ横にあった雪渓
少し離れた山の雪渓







 上写真から2分ほど登った所の右側には、写真の様なニッコウキスゲの群落があり、

 その方向の空は雲一つ無い青空だった。







その付近の登山道を登っている時は、下の様な花を見掛けた。

ミヤマシャジン
トウウチソウ








 上の花等を撮りながら15分ほど登って行くと、前方に写真の様なピークが見え始め、

 その麓にある山小屋も見えて来た。











 これが登山口から1時間40分で着いた、九合目の 『仏生池小屋』 で、標高は1758mとの事である。


 ここが九合目と云う事は、まだ半分しか登っておらず、ここの1合目間の距離は何と長いのだろう?と、私は驚いた。


 尚、後方に見える山は一見山頂のように見える事から 『オモワシ山=1828m』 との名称が付いているそうである。





小屋の前には下・右写真の様な小さな 『仏生池』 があり、その前には墓石があった。

仏生池と墓石
お地蔵様もあった
九合目標識

オモワシ山に登っている時は下の様な花を見掛けた。

ウゴアザミ
キオン
?1








 又オモワシ山に登っている時に上空を2機のジェット機が平行して飛び、その後には写真の様な飛行機雲が残った。















 オモワシ山を過ぎると、また前方に写真の様なピークが現れた。








そのピークは下写真の様な岩場で、そこには 『行者返し』 との名称が付いていて、岩穴には右写真のような石祠があり、『役の行者』 が祀られていた。

行者返し
役の行者が祀られていた








 行者返しを過ぎて数分進むと、今度は写真の様な石畳の登山道に成った。








              月山山頂
                ↓







 その石畳等の登山道を10分ほど登ると、やっと月山の山頂が見えて来た。(フ〜ッ!)












 更に進むと木道に成ったが、右側に 『とるのは写真だけ、のこすのは足跡だけ』 の標語があった。


 私は足跡等(特にゴムキャップをはめて無いストックの穴跡)も残さない方が良いと思っているので、

 『とるのは写真だけ、のこすのは思い出だけ』 の方が良いのでは?と思った。






山頂近くの木道は少区間しかなかったが、その木道の間には右写真の様なミヤマリンドウ等が咲いていた。

山頂近くの木道
木道間に咲いていたミヤマリンドウ

                  月山神社
                    ↓







 木道を過ぎると岩の多い登山道になったが、この付近からは山頂部に建つ 『月山神社』 の屋根が見えて来た。








その付近は岩が多いのに登山道の両側には花が結構多く咲いていて、下写真の様な花を見掛けた。

コイワカガミ
アオノツガザクラ
ハクサンイチゲ

ミヤマウスユキソウ
シオガマ
チングルマ








 これが 『月山神社』 の建物である。














 これが上写真の左側建物前で撮った写真であるが、鳥居の奥に 『月山神社本宮』 があって、

 500円の入場料(お祓い付き?)が要り、写真撮影は厳禁との事だったので、私達は入らなかった。














 月山神社の前には写真の様にモダンな 『頂上小屋』 があり、そこまで行ってみたが結構大きな建物だった。












 私達は月山神社の少し手前のピークに、月山の三角点がある事を知っていたので

 そこに行く事にした。


 これが三角点のある 『月山山頂=1984m』 である。


 ここへの到着時刻は9時だったので、登山口からちょうど3時間の所要時間だった。

 但し、月山神社を山頂と見なした場合は、2時間50分の所要時間である。


 私達はこの山頂部の岩に腰掛けて行動食を食べ、15分ほど休憩していた。






下山時には山頂小屋まで 『歩荷=ぼっか』 している若者二人と擦れ違った。(お疲れ様です!)

一人目の歩荷者
二人目の歩荷者







 この大きなザックを担いでいるのは外国人ですが、その後も登って来る十人近い外国人と擦れ違った。

 月山は何故か?、外国人に結構人気が有る様ですね〜。














 登山時には閉まっていた 『仏生池小屋』 は、下山時には営業していた。















 また下山時には白装束を纏った信者一行、数組と擦れ違った。








                 御田ヶ原参籠所
                     ↓










 木道の近くまで下りて来ると、下方に池塘群が見え始め、

 彼方に 『御田ヶ原参籠所』 の建物も見えて来た。


















  その後はこの 『御田ヶ原参籠所分岐』 で右折し、『御田ヶ原参籠所』 方向に進んで行った。













 上の分岐から少し進んだ所の景色だが、前方の 『御田ヶ原参籠所』 が近くに見え始め、人が動く姿も見えた。


 尚、この付近一帯の湿原には 『弥陀ヶ原』 との名称が付いているようだ。







下写真が 『御田ヶ原参籠所』 だが、宿泊も出来る様で、またお守りや焼印をした杖等も販売していた。

私達はこの御田ヶ原参籠所のベンチに腰掛けて行動食を食べ、10分近く休憩していた。

御田ヶ原参籠所
なで兎と参拝所






 その後は一気に駐車場に戻ったが、駐車場には観光バスも停まっていた。


 ここへの到着時刻は11時45分だった。










 今日の山歩きをまとめると、

     八合目登山口(6:00)〜御田ヶ原参籠所分岐(6:20)〜仏生池小屋(7:40)〜行者返し(8:10)〜

     月山三角点(9:00〜9:15)〜仏生池小屋(10:10)〜御田ヶ原参籠所(11:25〜11:35)〜

     八合目登山口(11:45)、

     所要時間は5時間45分、GPSの積算距離は11km、万歩計は22741だった。




この月山は八合目から登ったのに、山頂まで結構な距離があり、そして時間も掛かった。

私達はこの月山を少しなめていた。

と、云うのも先日 『岩木山』 に登った時も八合目から登り、その時は往復で2時間20分の所要時間だったからである。

それで、この月山もそれにちょっと毛が生えた程度だろう!?と思っていた。

そうしたら何の!何の!、途中では幾つものピークを過ぎたのに中々月山の山頂が見えず、最後の方は少しバテ気味だった。

たった2合しか登ってないのに、かなりの距離があって所要時間も予想の倍に近かった。


この月山に1合目から登ったら、一体どの位の時間が掛かるのだろう?

そう言えば、八合目登山口まで車で登って来る時、各合目毎にバス停があり、順次そこを通過して行った。

その時、車で走っていても中々次のバス停が中々現われないので、私達は 『ここの1合間は長いね〜!』 と驚きながら通り過ぎていた。

1合目からの登山道が有るかどうか?知らないが、もし有って1合目から登ったらどの位の時間が掛かるのか?、私は見当もつかない。







 月山からの下山時に、国道112号線沿いの月山湖(寒河江ダム)展望所に立ち寄ったら、

 日本一と云う、高さが112mの大噴水が上がっていた。












 その後は 『大朝日岳』 の登山口である 『古寺鉱泉』 に向かった。


 その途中に写真の 『大井沢温泉・湯ったり館』 があったので、汗を流して行った。(300円/1人)








 これが 『古寺鉱泉』 の駐車場だが、ここへの到着時刻は17時位で、その時刻でもまだ下山して来る人達がいた。

 それからこの駐車場にはアブが凄く多く、ここに到着した途端に数十匹のアブが押し寄せて来た。

 手やタオル等で追い払ってもまた直ぐに押し寄せて来る。

 車のドアを開けると、たちまち十匹近くが車内に入り込む始末である。

 そいつらは殺虫剤を吹き付けて車内から追い払っていたが、そんな事を繰り返している内に何時の間にか?

 私は手の甲と肘の裏を、オバさんは腕を1ヶ所刺されていた。

 その刺された跡は少し赤く腫れ、その後1週間位は痒みが続いた。(怒!)


このあとは8月5日の 『大朝日岳』 に続きます。

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