白 神 岳


2015年(平成27年)8月1日(土曜日)  曇りのち晴れ  弱風


1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡(一部軌跡が乱れている所があります)
白色の点線は10秒間隔緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色の線は1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .







40°31′00″









40°30′30″









40°30′00″




          139°        139°         139°        140°        140°        140°
             58′         59′          59′         00′         00′         01′
 度          30″         00″          30″         00″         30″         00″

昨夜、駐車場で車中泊したのは私達の他は昨夜遅くやって来た1台だけで、その車の単独男性?は早朝に出発して行った。

5時半前?に1台の車がやって来て、女性4人グループも出発して行った。








 駐車場の直ぐ横には山小屋風の休憩所があり、入口前には靴洗い場もあった。








休憩所の入口には下写真の様な、『熊出没』 と 『遭難者』 の張り紙があり、ドキッ!とした。

室内に入ってみたが電気も点き、炊事場とトイレもあってとても綺麗だった。

登山道はこの休憩所の横を通って行くが、私達がここを出発した時刻は6時ジャストだった。

注意書き
遭難者
室内








 休憩所横の土手を登って行くと写真の林道に出、その後はこの林道を進んで行った。















 上の林道を8分登ると、写真の登山届記帳所があったので、私達は登山届を出してから入山した。















 上の登山口から数分歩くと、登山者カウンターがあった。














 登山口から20分ほど登ると、登山口から1km進んでいて、山頂まではあと5.5kmとの事だったので、

 片道は6,5kmの距離である。














 その付近は植林地の中を通って行った。














 前の標識から9分進むとまた標識が現われたが、400m進んでいた。














 上写真から15分ほど登ると、GPS軌跡図の 『水場−1』 が現れたので顔を洗ったが結構冷たかったですね〜!


 この時の時刻がちょうど7時だったので、付近の岩に腰掛けて行動食を食べた。













 上の水場から3分位?進むと次の標識が現れたが、距離は前の標識から600m増えていた。















 上標識の直ぐ先には草や樹木の根から水滴が流れ落ちていて、とても綺麗だったので写真に撮ったのだが、

 目に見えていた様に綺麗には写ってなかった。(腕は良いのですが、カメラがね〜!・・・笑)














 上写真から5分ほど登ると、周りに少しガスが掛かり始めた。















 その付近ではガクアジサイを見掛けた。








前掲の標識から15分近く進むと、下写真の 『最後の水場』 に着いた。

私はここの水を写っているひしゃく(分厚い金属製で凄く重たかった)で飲んでみたが、冷たくて美味しかったですね〜。

最後の水場
水場とひしゃく








 最後の水場の直ぐ先には標識があり、20分で600m進んでいた。















 登って行くに連れて段々ガスが濃く成って行ったが、ブナの樹も多く見掛けるようになった。















 またその付近にはブナの大きな倒木があった。















 前の標識から27分進んだのに、距離はたったの400mしか増えていなかった。(途中で休んだかな〜?)















 またガスは登るに連れて益々濃く成り、この付近での視界は30m位?しか無かった。














 その付近ではノリウツギを見掛けた。














 前の標識から13分登ったら距離が350m増えていた。(この標識には3.35kmと、3.15kmの数字があった)


 この付近ではガスが少し薄く成っていた。














 少し進むとガマズミの実が生っていた。















 前の標識から17分登ると、今度は距離が650m増えていた。















 樹に結び付けてある標識には 『山頂まで2.3km』 と書いてあるが、上の標識から3分で200m進んでいた。















 その先の倒木には、ドロドロした気持ちの悪いキノコが生えていた。















 次に現われた標識は地面にあったが、32分で800mの距離が増えていた。















 その付近でふと周囲を見てみると、何時の間にか?周囲はブナ林になっていた。

















 更に少し進むと、登山道脇にひと際大きいブナの樹が目に付いた。



















 その樹の枝下には、写真の様なブナの実が沢山落ちていた。















 その後の登山道には急坂部分が出て来て、そこには長いロープが張られていた。















 その先ではナナカマドの実が生っていた。















 前の標識から25分弱登ると尾根道に出たが、そこでは又ガスが濃く成っていて、景色は全く見えなかった。








尾根道には下の様な花が咲いていた。 尚、記載している花名には自信はありません。

アキノキリンソウ
リンドウ

白色のシャジン
トウゲブキ








 その後の尾根道にはサイヨウシャジンの花が多かった。












 尾根道を18分ほど進むと写真の分岐標識が現われたが、ここがGPS軌跡図での 『大峰分岐』 に当たり、

 『十二湖』 に下山する場合はここで左折である。


 尚、その 『十二湖』 へのコースは休憩所入口の 『熊注意』 の張り紙の様に、熊の出没が多発している所である。













 その後の尾根道はなだらかで花が多かった。








その付近では下の様な花を見掛けた。

タチギボウシ
シラネニンジン
トラノオ

尾根道に出て30分強歩くと、下の避難小屋に出た。

この小屋は小さく見えるが3階建てで、登山家の長谷川恒夫さんのアドバイスを取り入れて造られたそうである。

避難小屋
小屋は3階建てだった









 上の避難小屋から2分ほど登ると、写真の 『白神岳山頂=1232m』 に出た。



 山頂には誰も居ず、私達は写真のベンチに腰掛け、お握りを食べながら休憩していた。











ベンチの横にはキオンが咲いていて、山頂標識の裏には長谷川恒夫さんの登頂日が書かれていた。

キオン
山頂標識の裏側


 山頂で20分近く休憩後は下山し始めたが、『十二湖』 への分岐である 『大峰分岐』 まで

 下りると、写真の彼女らがいた。

 この4人パーティは今朝私達より早く出発していたのは知っていたが、彼女達と話すと

 大阪にある会社の同僚で、休暇を取って東北の山を登りに来た!との事であった。

 彼女達はこの分岐から 『十二湖』 に下りる予定だったそうで、

 その道を下り始めたら藪化が酷く、暫らくはそれを掻き分けながら下りていたが、

 途中で道が不明瞭に成ったので引き返して来た!との事であった。

 駐車場横の小屋入口に 『熊注意』 の張り紙があったのは、その 『十二湖』 への道である。

 私はあの張り紙を見たら、とても怖くてそのコースへは行けない。

 彼女達は熊が怖くないのだろうか?、それともあの張り紙を見て無かったのだろうか?




テレビ等の影響か?、私には 『大阪のおばちゃん』 と聞くと、『目をむいて一気に早口でまくし立てる!』 との凄いイメージが有る。

彼女達はおばちゃんでは無く若い美女ばかりだったが、熊が出て来たら皆で熊を叱り付ける積もりだったのだろうか?(笑)、それにしても男勝りの元気者ですね〜!









 その後の下山中には 『最後の水場』 で40分位?、昼食休憩をした。


 写真はそこで一緒になった方達であるが、環境省・文科省・地元自治体・山岳関係者等の

 合同チームによる白神岳の調査隊だった。










その後の下山中には紅白のキノコを見掛けた。

白いキノコ
赤いキノコ








 更に下山していると存在感のある、大きなブナの樹があった。















 これは登山口であるが、登山届記帳所で無事下山の記帳をして下りて行った。








駐車場に戻る道路脇では下の花を見掛けた。

?1
ネジバナ








 駐車場に着いたのは、ちょうど14時だった。











 今日の山歩きをまとめると、

     駐車場(6:00)〜登山口(6:10)〜水場−1(7:00〜7:05)〜最後の水場(7:30〜7:35)〜

     大峰分岐(9:45)〜白神岳山頂(10:00〜10:20)〜大峰分岐(10:35)〜

     最後の水場(12:05〜12:45)〜駐車場(14:00)

     所要時間は8時間ちょうどで、GPSの積算距離は14.4km、万歩計は31028だった。






 この方達は、私達が山頂でお握りを食べながら休憩している時に、登って来られたご夫婦である。


 水戸市在住の?さんご夫婦で(名前を書いたメモ用紙を紛失)、この方達と駐車場で話していると、

 何と!日本百名山は数年前に登り終え、今は日本二百名山に挑戦中で、既に70山近くを登ってあり、

 この後は北海道に渡る!との事だった。(驚!)

 尚、このご夫婦は違う会社に勤めてあるので、休暇を合わせて取るのが大変!と言われていた。








 下山後は少し戻った所にある、『十二湖』 の見物に行った。


 『十二湖』 には、この 『青池』 の他にも 『鶏頭場の池』、『落口の池』、『玉池』 等、沢山の池があったが、

 それらは何処にでもある様な池で、この 『青池』 だけに観光客が多かった。






下写真が青池であるが、確かに水の色は群青色をしていたが、葉っぱも沢山浮いていたし、全体的にそんなに綺麗とは思わなかった。

青池
青池の説明

その後、今日の目的地である 『道の駅・みねはま』 に向かっていると、その途中にある 『道の駅・はちもり』 に下写真のお殿水があったので容器に汲んで行った。

お殿水の説明
お殿水の水汲み場








 17時10分に写真の 『道の駅・みねはま』 に着き、そこで近くにある温泉とスーパーマーケットを教えて貰った。








教えて貰った温泉は少し先にあったが、そこは野球場等も隣接するとても広い下写真の、『能代山本スポーツリゾートセンター・アリナス』 の建物内にあった。

ここの入湯料は200円/1人と安く、また浴室も右写真の様にとても綺麗だった。

能代山本スポーツリゾートセンター・アリナス
安くて綺麗だった温泉

温泉からの帰路、近くの大型スーパーマーケット(イオン)で色々な買い物をし、少し戻った所にある前掲の 『道の駅・みねはま』 に戻ったのは19時10分だった。


このあとは8月3日の 『鳥海山』 に続きます。

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