今年の遠征はまだ登った事の無い東北の山に決めていたので、私達は1ヶ月以上も前から東北地方の山々の事を調べていた。
そして今回は 『山頂等で食べよう!』 と思い、軽くて簡単に調理できると云う
写真のマジックライス等も事前にネット通販で40食分購入した。
それから、今年の4月22日〜25日に掛けて宮崎県に遠征した時に、
押し入れの奥から かなり昔に使っていたちゃぶ台が出て来たので、
それを車内で使用してみたが、車内で使うには大き過ぎ、また重過ぎて少し不便だった。
そうしたら、サイドボードの仕切り棚(横=約60cm、縦=約40cm)が余っていたので、
ちゃぶ台の折り畳み脚を取り外し、その仕切り棚に取り付けてみた。
写真が出来上りの状態である。
ちょっと小さめの感じだが、仕切り棚は中が空洞のベニヤ板製なので非常に軽く、
収納や取り扱いが大変便利に成ったと思う。(自画自賛・・・笑)
その外、車に関しては後部座席を取り外して車内全体に掃除機を掛けたあと、殺虫剤を噴霧したりして車内を清潔にした。
そして大分擦り減っていたタイヤを2本、新品に交換した。
それから東北地方の道路を運転するのは私は初めてなので、東北地方の道路網や通行規制等の知識は全く無かった。
それで最新の全国地図を搭載したナビをネット通販で購入して取り付けた。
以上の準備は7月上旬には全て完了していたので、その後は東北地方の天気の具合を見ながら何時でも出発できる状態にあった。
そんな時に台風11号が日本に近付き始めたのである。
その台風11号はスピードが自転車並みの時速15kmと非常に遅く、また進路予想が広範囲の為に九州に上陸する可能性も有り、出発をためらっていた。
2015年(平成27年)7月17日(金曜日) 曇り時々雨 強風
私達は7月上旬からずっと台風11号の進路予想や東北地方の天気予報に注目していたが、今朝のテレビニュースではグズでノロマの台風11号は四国・高知県に
上陸したあと、中国地方を縦断して日本海に抜け、その後は進路を少し右寄りに変えて東北地方に再上陸するかも?との事であった。
私達にとっては最悪の予想進路だったが、台風11号は九州から遠ざかりつつあるし、もうこれ以上出発を遅らせる事は出来ない!と思い、9時に自宅を出発した。
しかし当朝のテレビニュースでは台風12号が新たに発生し、その進路は台風11号と同様かも?との事であった。(新たな心配種が発生!)
出発時の雨は小降りであったがかなりの強風の中を、下写真の道の駅でトイレ休憩等をしながら、私達は台風11号のあとを追い掛けるようにして北上して行った。
道の駅・いとだ
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道の駅・シルクウェイにちはら
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道の駅・サンピコごうつ
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この写真はどの場所で撮ったか憶えていないが、撮影時刻は17時27分だった。
当時刻は雨は降って無かったがまだ風が非常に強く、道路左側の日本海は
高波が岩に打ち付けて波しぶきが上がり、そして海全体が白く濁っていた。
これが出雲市斐川町にある当夜の宿泊地、『道の駅・湯の川』 である。
到着時刻は18時40分で、当日の走行距離は414km、
休憩等を含む所要時間は9時間40分だった。
尚、今回の東北遠征では経費を抑えるために、余程の事が無い限りホテル等には泊まらず
山小屋泊まりの外は車中泊する事に決めていた。
また私達はお金は無いが時間はたっぷり有るので、別に急ぐ必要は無い。
それに途中の景勝地等では観光もしたい!と思っているので、
今回の遠征でも高速道路は一切使わずに下の道路を走る事にしていた。
当夜は途中のスーパーで買った缶ビールと持参していた自家製梅酒を飲んで良い気分に成り、二人が寝転んだ時刻は20時半頃だった?と思う。
2015年(平成27年)7月18日(土曜日) 曇り 強風
当朝は 『道の駅・湯の川』 で 『コーヒー・パン・バナナ』 等の朝食を食べてから6時半頃に出発した。
そして途中の鳥取市にある 『道の駅・神話の里・白うさぎ』 で休憩した。
その後は舞鶴市にある 『道の駅・舞鶴港とれとれセンター』 でも休憩し、キュウリとトマトを買った。
福井県南条郡南越前町にある 『道の駅・河野』 でもトイレ休憩した。
これが富山県小矢部市桜町にある当夜の宿泊地、『道の駅・メルヘンおやべ』 である。
到着時刻は18時20分で、当日の走行距離は546km、
休憩等を含む所要時間は11時間50分だった。(フ〜ッ!)
ここに着いた時は台風11号は遠くに離れたのか?、雲の流れは早かったが
青空も多く見えていた。
当夜も途中のスーパーで買った缶ビールと梅酒を飲んで良い気分に成り、
寝転んだ時刻はまだ21時前だった?と思う。
2015年(平成27年)7月19日(日曜日) 曇り 強風
当朝は 『道の駅・メルヘンおやべ』 で朝食を済ませてから、6時半に今日の目的地、『大日杉登山口』 に向けて出発した。
その途中では下写真の様な景勝地(親不知ジオサイト)に海を見渡す展望所が有ったので、それらの場所でも休憩しながら北上して行った。
母子像と展望所
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左展望所からの眺め
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上の場所にはこの様な歌碑もあった。
この道の駅は新潟県糸魚川市にある 『親不知ピアパーク』 であるが、北陸自動車道の道路下にあった。
この道の駅のすぐ前は海水浴場で、当日は台風11号の影響で少し波が高かったが、泳いでいる人達もいた。
また親不知ピアパーク内にはヒスイ博物館があり、下写真の様な大きな原石等も展示してあり、ヒスイで作ったブローチ等も展示販売していた。
重量が102トンもあるヒスイの原石
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大きな海亀の親子
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尚、この付近の海岸には 『ヒスイ海岸』 との名称が付いていて、今でもヒスイが取れるとの事で、海岸沿いの道路を走っていると、海岸を歩きながらヒスイを探している
人を何人も見掛けた。 また道路脇にはヒスイを加工して販売している露天の様な小さなお店が何軒もあった。
その後は新潟県上越市にある 『道の駅・うみてらす名立』 でも休憩したが、
この道の駅は海水浴客等で大変賑わっていた。
下写真の新潟市西区にある 『道の駅・新潟ふるさと村』 でも休憩したが、当日はここで何かのイベントがあった様で?、大勢の人達で賑わっていた。
道の駅・新潟ふるさと村
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会場内ではバンド演奏しながら歌っていた
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これまで紹介した道の駅は、泊まった所や写真に撮っていた所だけであるが、それら以外にも幾つもの道の駅でトイレ休憩等をしている。(便利になりましたね〜)
その後も車を走らせていると 『大日杉登山口』 の手前、約30分位の所に写真の 『白川温泉』 があった。
私達は2日間風呂に入っていないし、ここで入らなければ更に2日間風呂に入れない事に成る。
それでこの温泉で2日間の汗を流す事にした。(400円/1人)
白川温泉に入ってサッパリしたあとに少し進むと、写真のような公民館?前の広場に御座を敷き、
地元の方達が宴会をしていた。
私は 『大日杉登山口』 への曲がり角を確かめようと思って車を停めると、中のお一人が 『飲んでいけ〜!』 と
笑いながらコップとビールを持って近づいて来たので、私も笑いながらお断りした。
これが 『大日杉登山口』 の駐車場で、数十台が駐車できる広さがあった。
尚、大日杉小屋はこの駐車場から50m位奥に建っている。
ここへの到着時刻は18時半頃で、走行距離は438km、
休憩等を含む所要時間は約12時間だった。(またもやフ〜ッ!)
結局、久留米からこの登山口まで3日間掛かった訳であるが、総走行距離は1398km、
休憩等を含むその総所要時間は33時間30分だった。(やはり東北は遠いですね〜)
ところで私達がこの駐車場に着いた時、一人の男性が車外に出てあった。
そして私の車の久留米ナンバーを見て話し掛けて来られたので、
その方の車を見ると何と!お隣の熊本ナンバーだった。(ビックリ〜!)
会話すると玉名市在住の私より少し若いA氏で、予定を尋ねると私達と同じく東北地方を一周する予定との事だったが、周回予定が私達とは逆の反時計回りだった。
A氏と暫らく話をしていたが、その時はこの方とその後の山行で何度もお会いする事に成るとは思いもしなかった。
翌日は遅くとも4時半には出発したい!と思っていたので、当夜は缶ビールを1本飲んだだけで20時半頃?には寝たと思う。
この後は7月20日の 『飯豊本山−1日目』 に続きます。
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