2014年(平成26年)10月30日(木曜日) 快晴 弱風
1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色の線は1分間隔、水色の斜線は磁北線
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緯 度 .
33°05′00″
33°04′00″
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経 131° 131°
14′ 15′
度 00″ 00″
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この写真は赤川登山口を出発する時に写した、駐車場の様子である。
昨夜の私は熟睡していたので気付かなかったが、夜中に1台の車がやって来て、直ぐに出発して行ったそうである。
そして私達が車内で朝食中に単独男性の車がやって来て、直ぐに出発して行った。
私達がこの駐車場を出発した時刻は7時40分だった。
出発して7分ほど登るとケルンと分岐標識があり(GPS軌跡図で扇ヶ鼻分岐)、ここで左折すると扇ヶ鼻であるが、
私達は下山時に扇ヶ鼻から下りて来る予定にしていたので、ここでは直進して久住山に進んで行った。
岩ピーク
↓
上の分岐標識から5分ほど進むと小さな渓流の上に架かる橋を渡った。
そこからは久住山の少し手前にある岩ピークが遥か彼方に高く見えていたが、
久住山への登山道はその岩ピークの直ぐ横を通って行く。
上の橋から18分ほど登ると舗装林道に出たが、その後もその林道をショートカットする道が3回ほど出て来た。
林道から離れて登山道に入ると、下写真の様な木の枝で造った階段がずっと続いていた。
枝等で造った階段−1
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枝等で造った階段−2
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赤川登山口 阿蘇五岳
↓ ↓
上の様な階段を25分ほど登った所でふと下方を見ると
そこからは写真ような景色が見えていた。
上写真から15分ほど登った所ではフクオウソウの花を見掛けた。
岩ピーク
↓
更に3分ほど登ると、出発して12分した所で渡った橋の所からは、
遥か彼方に見えていた岩ピークがかなり近くに見え始めた。
上の場所で下方を見たら、そこからは先程より景色が広がっていて、下写真の様に素晴らしい景色を観る事ができた。
傾山 祖母山 .
↓ ↓ .
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阿蘇五岳 雲仙
↓ ↓
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上の場所から3分ほど登ると、写真の様な木の階段が暫らく続いていた。
木の階段は数分で終わったが、その後の登山道脇ではリンドウの蕾を見掛けた。
木の階段が終わって少し登ると、今度は中小の岩が現れて来た。
上の様な登山道を25分ほど登ると、橋を渡った所等から見えていた岩ピークの直ぐ下を通って行った。
更に登っていると、右前方の尾根の下から青空を真っ二つに切り裂く様に飛行機雲を
伸ばしながらジェット機が飛んで行った。
久住山山頂
↓
岩ピークを過ぎると前方にやっと久住山の山頂が見え、そこには大勢の登山者が居るのが見えた。
星生山 硫黄山の噴煙 三俣山
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これが久住山の山頂(1787m)であるが、到着時刻は10時10分だったので、
登山口からちょうど2時間半の所要時間だった。
以前は今の様に整備されてない同じルートを1時間40分で登った(2008年11月14日)
時も有ったので、当時に比べると二人とも50分ぶんも体力が衰えたようである。(涙!)
この山頂では風景写真を撮ったり喉を潤しながら10分ほど休憩していた。
稲星山 傾山
↓ ↓
私達は赤川登山口から最初に久住山に登る事と、最後は扇ヶ鼻からの登山道で下りて来る事だけしか
決めていなかった。
あとは時計と二人の疲れ度を見ながら、気ままにくじゅう中核部の山々を逍遥する事にしていた。
それで取り敢えず久住山から下り始めたら前方に稲星山が見えていたので、
まずはその稲星山に向かって進む事にした。
中岳
↓
この分岐標識は久住山と稲星山との鞍部にあり、ここで右折すると南登山口方面に下り、
左折すると中岳方面であるが、私達は直進して稲星山に登り始めた。
傾山 祖母山 阿蘇五岳
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これが上掲の分岐標識から18分で着いた稲星山の山頂(1774m)である。
この山頂には誰も居なかったので私達は岩に腰掛けて行動食を食べながら
10分近く休憩した。
久住山 星生山
↓ ↓
この景色は稲星山の山頂から先程の久住山を写した物である。
星生山 天狗ヶ城 中岳
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これも同じく稲星山の山頂から、北西方向に見えていた景色である。
白口岳 由布岳 鶴見岳 大船山
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稲星山の山頂で10分ほど休憩して下り始めたら、
前方に写真の様に景色が見え始めたので、次は白口岳に向かう事にした。
中岳 白口岳
↓ ↓
ここは稲星山と白口岳との鞍部にある稲星別れであるが、稲星山の山頂から14分で下りていた。
上の分岐標識から白口岳へ登っている途中では、トレランをしている青年に出会った。
コースを尋ねると、くじゅう連山で標高1700m以上の峰全部を8〜9時間で回る予定との事だった。(驚!)
白口岳の山頂(1720m)へは稲星分れから18分で着いた。
その白口岳の山頂では写真の御夫妻がシートに座って景色を眺め、
行動食等を食べながら休憩中だった。
この御夫妻とは久住山から下山中にお会いした時、挨拶だけはしていたので
お互いに覚えていたようである。
会話すると、山口市にお住まいとの事で、今日は深夜の2時半に出発したとの事だった。
その後、御夫妻からは山口県のお薦めの山を紹介頂き、
そして記念撮影にも写真の様に笑顔で応じて頂きました。(感謝!)
天狗ヶ城 中岳 白口岳
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白口岳の山頂からこの稲星分れまでは12分で下りていた。
ここから今度は中岳を目指す事にした。
中岳山頂
↓
この分岐標識は中岳と白口岳の鞍部にあるが、上の稲星分れからは14分で着いた。
ここで左折すると先程通って来た久住山と稲星山との鞍部にある分岐標識地点に出、
右折すると白口谷を通って坊がつるへ下りる事ができる。
私達はここでは直進して中岳山頂を目指した。
この赤い実はコケモモの実であるが、上の分岐標識を撮っている足下にあった物である。
私はずっと以前にこのコケモモの実で果実酒を作った事がありますが、(今でも少し残っています)
このコケモモの赤い色が焼酎に溶け込む時は、凄く綺麗なピンク色が染み出て来た事を覚えています。
中岳山頂へは岩場も多く、写真の様なハシゴやロープ場等もあった。
平治岳 大船山
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これが前掲の坊がつるへの分岐標識から19分で登った、
九州本土で1番高い中岳の山頂(1791m)である。
尚、平治岳の下に見えている草原状の所が 『坊がつる』 である。
中岳に登っている途中からは、山頂に10人近い登山者が居るのが見えていたが、
私達が山頂に着いた時は誰も居なかったので、私達は山頂の岩に腰掛けて
周りの景色を眺めながら喉を潤したりして5分ほど休憩していた。
久住山 扇ヶ鼻 天狗ヶ城
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中岳山頂で5分ほど休憩後は天狗ヶ城を目指した。
扇ヶ鼻 星生崎 星生山 涌蓋山
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これが天狗ヶ城の山頂(1780m)で、中岳山頂から14分で着いた。
私達が着いた時は1組の御夫婦が居て、風景写真を撮っていた。
この天狗ヶ城でも風景写真を撮りながら5分ほど休憩した。
避難小屋 慰霊碑 御池の右端 空池 久住山頂
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この池は天狗ヶ城の眼下にある御池(みいけ)と呼ばれている池で、真冬は全体が凍るので
この池でアイススケートを楽しむ人もいる。(その様子はこちらから)
尚、御池の右下に窪地が写っているが、そこが空池(からいけ)と呼ばれている所である。
何故?上部にある窪地には水が溜まり、下部の窪地には水が溜まらないのか?
不思議だったが、少し前に見たテレビ放送では池の底が岩盤か?、砂礫か?、によって、
水が溜まるか!、溜まらないか!、の違いに成る!と説明していた。
天狗ヶ城 中岳
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これが天狗ヶ城から下りる時に写した、御池の直ぐ下にある空池(からいけ)の全体像である。
中岳の下に見える土手が、上写真では 『御池の右端』 になる。
星生崎 星生山
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この写真は天狗ヶ城から久住分れに下りている時に、前方に見えていた景色を写したものである。
私はこの景色を見ながら、このあとは星生崎〜星生山と歩こう!思った。
三俣山
↓
この分岐標識は 『久住山・天狗ヶ城・星生崎』 の鞍部にあり、『久住分れ』 と呼ばれている場所で、
天狗ヶ城からは21分で着いた。
この場所からは久住山方面、天狗ヶ城方面、北千里ヶ浜方面、星生崎方面へ向かう登山道が分岐している。
天狗ヶ城 久住分れ 久住山
↓ ↓ ↓
これは上の久住分れから16分で着いた星生崎から、久住分れ方面を写したものである。
星生山
↓
この写真も星生崎から写したものであるが、これから向かう星生山と
その途中に通る岩尾根が写っている。
星生山に向かう岩尾根の途中には、尾根の左右を通る2本の道がある。
左側の道を通ると、写真の様なチョックストーンがあり、その岩窓の下を潜って行く。
尚、岩窓の中に見えている山は最後に登る予定の扇ヶ鼻である。
三俣山 平治岳
↓ ↓
星生山に向かう途中の右側には、硫黄山の噴煙が直ぐ下に見える所も通って行く。
ここを通る時に私はつい最近起きた御岳山爆発での痛ましい出来事を思い出し、
犠牲者の御冥福を祈りながら早足で通り過ぎて行った。
星生山山頂
↓
硫黄山の横は無事に通り過ぎたが、星生山への山頂へは
写真の様に険しい岩部分の登りがあった。
この時、星生山の山頂には数人の登山者の姿が見えていた。
三俣山 平治岳 大船山 中岳
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そしてこれが星生崎から26分で着いた、星生山の山頂(1762m)である。
涌蓋山 長者原 タデ原湿原 崩平山
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山頂に着いた時は誰も居なかった。
私達は山頂部の岩に腰掛け、写真の様な北方向の景色を眺めながら行動食を食べ、
15分ほど休憩した。
扇ヶ鼻 猟師岳
↓ ↓
星生山で15分ほど休憩後は、いよいよ今日最後の山になる扇ヶ鼻に向かって歩き始めた。
涌蓋山 タデ原湿原
↓ ↓
星生山の山頂から数分下りた所にある、大曲りに下りる星生新道は植生回復の為の通行止めがまだ続いていた。
星生山山頂
↓
星生山の山頂からは、写真に写っている稜線を通って下りて来た。
扇ヶ鼻山頂
↓」
この写真は扇ヶ鼻分岐の標識を写したものであるが、ここまで星生山山頂から27分の所要時間だった。
この葉は扇ヶ鼻に登る途中の方々にあったイワカガミの葉ですが、
この葉は表面が濃い茶色に光っているので、何だか?ゴキブリの羽の色に似てますね〜。(笑)
扇ヶ鼻山頂
↓
扇ヶ鼻分れから9分で扇ヶ鼻の山頂下に着いた。
星生山 天狗ヶ城 中岳 久住山
↓ ↓ ↓ ↓
これが今日最後の山となる扇ヶ鼻の山頂(1698m)であるが、誰も居なかった。
到着時刻は14時50分だったので、星生山の山頂から42分の所要時間だった。
赤川登山口
↓
この景色は扇ヶ鼻の山頂から南南東方面の眼下に見えていた赤川登山口方面である。
私達は山頂の岩に腰掛けて、この景色を眺めながらお菓子等を食べて5分ほど休憩した。
星生山 星生崎 中岳 久住山
↓ ↓ ↓ ↓
扇ヶ鼻山頂で5分ほど休憩後は山頂の少し下にある、写真の分岐標識から赤川登山口に向かって下り始めた。
上写真から10分ほど下りた所で写したものだがこの付近は岩場が多く、また少し紅葉している木々もあった。
下り始めて30分位すると熊笹やススキの密集している所を掻き分けながら進む所もあった。
その後の登山道脇では、リンドウの花が沢山咲いているのを見掛けた。
山頂から45分程下りると、辺り一面がススキの生い茂る平地に出た。
扇ヶ鼻 肥前ヶ城 久住山
↓ ↓ ↓
上写真の場所で後ろを振り返ると、この様な景色が見えていた。
上の様なススキ原を2分程で抜けると、今度はリョウブの樹の多い林の中に入った。
林の中を10分ばかり下りていると、モミジが1本だけ綺麗に紅葉していた。
上写真から4分ほど下りると、登る時に通ったケルンのある扇ヶ鼻分岐に出た。
上写真から5分程で赤川登山口の駐車場に着いた。
到着時刻は16時5分で、扇ヶ鼻山頂からは1時間10分の所要時間だった。
今日の山歩きをまとめると、
赤川登山口(7:40)〜扇ヶ鼻分岐(7:47)〜久住山(10:10/10:20)〜南登山口分岐(10:33)〜
稲星山(10:51/11:00)〜稲星分れ(11:14)〜白口岳(10:32/10:42)〜稲星分れ(11:54)〜
坊がつる分岐(12:08)〜中岳(12:27/12:32)〜天狗ヶ城(12:44)〜久住分れ(13:11)〜
星生崎(13:27)〜星生山(13:53/14:08)〜扇ヶ鼻分岐(14:35)〜扇ヶ鼻(14:50/14:55)〜
扇ヶ鼻分岐(16:00)〜赤川登山口(16:05)
総所要時間は8時間5分、万歩計は28907だった。
これで10月28日から30日まで、今回の二泊三日の山旅は紹介し終わったが、私が密かに期待していた綺麗な紅葉は残念ながら観る事はできなかった。
これは例年に比べ、今年の夏は雨の日が多くて日照時間が少なく、気温が上がらなかった勢だろうか?
それとも、九州でも相次いで強い風が吹き荒れた、台風11号、12号、18号、19号等に因って葉っぱが傷め付けられた勢だろうか?
出来れば近日中に、綺麗な紅葉を何処かで観てみたいな〜!と思っている私達です。
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