蓼 科 山



2014年(平成26年)7月25日(金曜日)  晴れ  弱風


1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が乱れている所があります)
白色の点線は10秒間隔緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色のは1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .


36°07′00″













36°06′30″














36°06′00″
                   138°            138°             138°
                      18′             18′              19′ 
 度                      00″              30″              00″


 今日は3山(蓼科山、霧ヶ峰、美ヶ原)に登る予定だったので、早朝より1山目の蓼科山登山口に向かっていた。

 そうしたら、途中でトイレ休憩した道の駅で、何気なくタイヤを見たら運転席側の後輪がパンクしていた。

 早速、保険会社に電話すると30分位で近くのロードサービス会社の車がやって来て、

 いとも簡単にスペアタイヤとの交換をしてくれた。

 しかし早朝の為に近くのガソリンスタンドはまだ開いて無く、8時半頃でないと開かない!との事だった。
                 ひた
 それで道の駅の足湯等に浸りながら他の旅行者(東京のゴルフ中年夫婦、大阪の高年夫婦、千葉・柏市の青年)等と

 1時間半ほどダベリングして時間を潰していた。


8時半にガソリンスタンドに行くと、次々に給油の車がやって来てパンク修理まで手が回らず、9時に従業員が出勤して来るのでそれまで待って欲しい!との事だった。

9時少し過ぎにはやっとパンク修理を終えたが、長さが2cm程の木ネジが抜かっていた。

以前は(と言っても、もう30年前位かな〜?)タイヤにはチューブが入っていたので良くパンクしていたが、その当時はスペアタイヤとの交換は自分でしていた。

最近は殆んどの道路が舗装された上に、チューブレスタイヤになったので、前回のパンクは何時だったかな〜?等と、もう思い出せない位過去の事に成っている。

それにしても最近の自動車保険は便利ですね〜!、自分では指1本汚さず、1滴の汗を掻く事も無く、電話1本でロードサービス会社が全部やってくれるんですね〜。

              蓼科山
                ↓





 その様な事情により予定より3時間近く遅れたので、今日の3山目に予定していた美ヶ原はその時点で諦めた。


 写真はその後、目指す 『蓼科山』 が近くに見え始めたので写したものである。












 これが蓼科山の1番上の登山口となる 『大河原峠』 の駐車場である。


 私達が着いた時は、若い女性ばかりのグループ(40〜50名位)が写真の様に列を成して出発して行くところだった。














 私達も早速身支度して登山口を出発したが、その時刻は10時15分だった。















 出発して3分位で 『大河原苑地』 の看板が現われ、登山道はその苑地の中に入って行った。








大河原苑地は上写真の様な笹原だったがそこは直ぐに抜け、樹林の中の登山道になった。

その樹林の中の登山道は、下写真の様に中小の岩ばかりで大変歩き辛かった。









 岩ばかりの登山道を35分位登ると、土の登山道になった。















 緩やかな土の登山道を15分位登ると標識があり、それには 『佐久市最高地点 2380m』 とあった。








            蓼科山山頂
               ↓




 上写真からほんの少し下りていると、左側に蓼科山の山頂が見える所があった。


 写真に写っている様にこの時は右側からガスが押し寄せて来ていて、

 この数秒後には蓼科山を始め、周りの景色が全く見えなく成った。













 5分ほど進むとと、写真の様に立枯れた白骨樹ばかりの林の中を通った。(縞枯れ=シラビソの世代交代現象)















 更に2分ほど進むと、『赤谷』 からの登山道と合流した。















 上の合流地点から1分ほど登ると登山道がぬかるんでいて、そこには丸太が敷いてあった。















 その後も濃いガスが次々に流れて来て、周りの景色は全く見えなかった。













 赤谷との合流点から15分強登ると 『将軍平』 と呼ばれる平らな場所に出たが、そこには 『蓼科山荘』 が建っていた。


 山荘前のテントでは土産物等を販売していて、広場に設置してあるベンチでは数人の登山者が休憩していた。














 蓼科山荘前の広場を過ぎると、再び岩ばかりの登山道になった。















 登山道の岩は登るに連れて大きく成り、途中にはロープも張ってあった。












 蓼科山荘から15分弱登っていると、下りて来る団体に出会った。


 尋ねると、米沢小学校6年生の毎年恒例の夏休み蓼科登山で、総勢43名との事だった。


 擦れ違う生徒達は、笑顔で気持ち良い元気な挨拶をしてくれるので、少し疲れていた私達も笑顔になり元気を貰った。












 登山道に現れる岩は、その後も登るに連れて大きくなり、そして益々急峻に成って行った。













 蓼科山荘から上掲の様な岩ばかりの登山道を30分弱登ると、『蓼科山頂ヒュッテ』 に着いた。


 この蓼科山頂ヒュッテは山頂のほんの少し下に建っていて、そこからは山頂周辺を歩き回っている人達が見えた。
















 この 『蓼科山=たてしなやま=2531m』 の山頂へは山頂ヒュッテから5分弱で着いた。


 到着時刻は12時20分で、登山口から2時間5分の所要時間だった。















 山頂部は平坦で凄く広く(直径は200m近くあるのでは?)、岩ばかりで木陰は全く無かった。


 ちょうどお昼時だったので、この山頂近くでは大勢の登山者が昼食中だった。


 私達も山頂近くの適当な岩に腰掛け、今朝登山口に来る途中で買った弁当を食べた。







 私は山頂広場の縁を回って各方向の景色を見たかったのだが、当時刻はこの山の周囲にはガスが掛かり、

 景色は全く望めなかった。


 ガスが無ければ、南アルプス・中央アルプス・北アルプス等の他に、南方向の直ぐ近くには八ヶ岳が、そして西方向の

 眼下には白樺湖があって、その後方にはこの後に登る予定の霧ヶ峰も見える筈だが、ガスが切れず残念であった。


 尚、私のザックにぶら提げている温度計は、この山頂では30℃を指していた。








 山頂には日陰が無く暑いので、30分程の昼食休憩後は早速下山し始めた。


 その頃になるとガスが切れ始め、眼下には将軍平に建っている蓼科山荘も見えていた。














 下山中に見掛けた 『杉苔?』 だが、この山では二人とも花には気付かなかった。(咲いて無かったのかな〜?)















 これが大河原登山口の駐車場で、ここへの下山時刻は14時20分だった。













 今日の山歩きをまとめると、

      登山口(10:15)〜合流点(11:30)〜蓼科山荘(11:45)〜山頂(12:20/12:50)〜登山口(14:20)で

      総所要時間は4時間5分、万歩計は14884だった。











 今朝、大河原登山口に行く時も白樺湖の横を通ったが、下山して次の霧ヶ峰に向かう時にもその横を通った。


 この写真はその時にちょっと立ち寄って写した物ですが、『白樺湖』 と言う名称が何となく?ロマンチックですよね〜。











霧ヶ峰(車山)



1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色のは1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .



36°06′30″



















36°06′00″



                          138°                     138°
                             11′                      12′
 度                             30″                       00″






 この駐車場は白樺湖から20分程で着いた、霧ヶ峰(車山)登山口の 『車山肩駐車場』 である。


 この駐車場を出発した時刻は15時30分だった。














 駐車場を登った所にある、登山道入口にはバイオトイレがあった。















 登山道は草原の中を緩やかに登って行った。








           白いドーム
              ↓





 途中で三重県からやって来たと言う単独の若い女性と一緒に成り、関西の山の話等をしながら登って行った。


 出発して30分ほど登ると、前方に車山の山頂にある白いドームが見えて来た。







    車山肩駐車場
        ↓







 また上の場所で下方を見ると、出発した車山肩駐車場が見えていた。








下写真が車山の山頂部にある気象レーダー観測所で、出発してから40分程で着いた。

車山気象レーダー観測所
説明板

                             蓼科山
                              ↓






 車山の山頂部は広く、レーダー観測所の裏側に 『車山=1925m』 の山頂標識があった。

 尚、霧ヶ峰と言う単独の山頂がある訳では無く、この車山を中心にして東西10km、

 南北16kmにある草原状の山々を総称して霧ヶ峰と呼び、その最高峰がこの車山である。

 その関係は九州で言うと 『阿蘇山と高岳』、『くじゅうと中岳』 の様なものある。


 尚、山頂標識の右後方に見える山が、先ほど登って来た 『蓼科山』 である。








また山頂部には方位盤があり、下写真はその方位盤と一緒に写した景色である。

南方向の景色で、彼方に中央アルプス
東方向の景色で、八ヶ岳

車山の山頂で10分ほど各方向の景色等を楽しんだ後は、花等を探しながらゆっくりと下山した。

下写真は車山の登下山中に見掛けた花達である。

ヤマヒヨドリ
ハクサンフウロ
 

イブキトラノオ
ウスユキソウ
ニッコウキスゲ

トリアシショウマ
ホトトギス?













 下山中に見掛けた看板。














登る時に気付いていたが、登山道入口の反対側にはロープで囲われたお花畑があり、その中にはニッコウキスゲ等の花が群生していた。

立入禁止のお花畑
ニッコウキスゲ

            美ヶ原
              ↓





 お花畑に整備員の方がおられたので、本来ならこの後に登る予定だった 『美ヶ原=うつくしがはら』 の事を尋ねた。


 そうしたらお花畑の端の方に案内し、北方向を指して、あの平らな山頂一帯が美ヶ原です!と教えてくれた。(感謝!)










 今日の山歩きをまとめると、

      駐車場(15:30)〜山頂(16:10/16:20)〜お花畑(16:55/17:10)〜駐車場(17:15)で

      総所要時間は1時間45分、万歩計は7993だった。


 この車山に対する私の印象は、登山靴に履き替えて登る山ではなく、スニーカーで登るハイキングコースである。










 車山から下山後は明日登る予定にしている 『焼岳』 に向かった。


 その途中では 『諏訪湖』 の横を通った。







この後は翌日(7月26日)の 『焼岳〜上高地』 に続きます。

inserted by FC2 system