御岳駅〜高水三山〜青梅丘陵ハイキングコース〜青梅駅


2012年(平成24年)4月13日(金曜日)  晴れのち曇り  弱風


所用で4月11日から東京に行く事になった。

4月12日の用件が済めば後は自由なので、この際東京に暫らく滞在して天気と相談しながら東京散策や東京近郊の山歩きをする計画を立てた。

天気予報を見ると13日は 『晴れのち曇り』 だったので、当日にまず 『高水三山〜青梅丘陵ハイキングコース』 を歩く事にした。

 1/200000地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が切れている所があります)
緯線・経線とも1分間隔(緯線1分の距離=約1850m、経線1分間の距離=約1520m)、水色の斜線は磁北線


経度   .
緯度   .





35°50′00″









35°49′00″








35°48′00″








35°47′00″
          139°       139°       139°       139°       139°        139°       139°
           10′        11′        12′         13′        14′          15′        16′
           00″         00″   
     00″         00″         00″         00″         00″

                    観光案内所
                       ↓


 写真がスタート地の 『JR青梅線の御岳駅』 である。



 この御岳駅は2007年4月13日〜14日に『奥多摩三山縦走』をした時のゴール地だったので駅舎に記憶があった。



 駅の直ぐ横に写真のような観光案内所があったので、そこで最新情報を仕入れ、スタートした時刻は8時半だった。








 観光案内所前の細い道を青梅駅方向に少し戻り、線路を渡ると直ぐ写真のような 『慈恩寺』 があり、

 入口の桜は写真のようにまだ半分ほど残っていた。



 登山道はこの 『慈恩寺』 の境内を通っていた。












 『慈恩寺』 を過ぎると直ぐ植林地に入るが、その植林地は写真のように良く手入れされていたので気持ちが良かった。









                           御岳山
                            ↓








 御岳駅をスタートして20分ほど登ると高圧線鉄塔の下を通ったが、

 そこからは写真のように、下方には御岳の町並みが、

 そして上方には御岳山とそこに登るケーブルカー等が見えていた。













 上の鉄塔から5分強進んだ所の登山道には写真のような 『関東ふれあいの道』 の石板が地面に埋め込まれていた。



 このような石板はその後の登山道脇に幾つも有った。



 私はその後に見掛けた石板も全部写真に撮って行ったが、他の石板の紹介は割愛する。











 上の石板から更に5分ほど進むと、写真のように 『御岳駅』 の1つ手前の 『沢井駅』 に下りる分岐道が有った。












 更に20分強登ると登山道脇には写真のような案内板があり、

 次の目的地に対して現在位置がどこに当たるのか?、一目で分かるような案内板が有った。



 このような案内板はその後の縦走路で幾つも見掛けた。









 上写真から更に5分強登ると、写真のような2本の大きな杉の樹にしめ縄が張られていた。


 ここがGPS軌跡で 『しめつりの御神木』 地点になる。


 私達はこの場所に有った大きな木の根に腰掛け、喉を潤しながら初めて5分ほど休憩した。












 登山道は上写真のしめ縄の下を通って続いていたが、

 そこから5分強進んだ所の大きな杉の樹には洞があった。



 そしてその洞の中には写真のように、仏像等が数体の他に、時計や御守り札や

 おもちゃのピストル等が置かれていた。(この洞は一体何なのでしょうね〜?)











 上写真から更に5分強登ると、写真のように 『惣岳山・岩茸石山』 と 『高水山』 との分岐標識があった。


 私達はまずは 『惣岳山』 〜 『岩茸石山』 と登った後に 『高水山』 と登る予定なのでここでは左折した。


 尚、左奥部分に小さな社が写っているが、そこは水場である。


 しかしそこの水はあまり綺麗では無かったので、私は飲んでみる気には成らなかった。




水場から5分強登ると、下写真の 『惣岳山=そうがくさん=756m』 の山頂に着いた。

山頂は結構広いが周囲は写真のように樹木に囲まれているので展望は無かった。
                           あおい
その山頂の中央部には、下・左写真のような青渭神社の社があり、そこには中写真のような山頂標識と、右写真のような説明書きがあった。





  岩茸石山              高水山
    ↓                  ↓




 惣岳山の山頂で5分ほど休憩してから10分ほど下りると、展望が開けた所があった。



 写真はそこから前方に見えていた 『岩茸石山』 と 『高水山』 である。











 上写真から10分弱進んだ所では、反対方向から歩いて来る単独の男性登山者と擦れ違った。



 今日初めて出会った登山者で、その直ぐ後にも続けて単独の男性二人と擦れ違った。











 上写真から5分強進んだ所では、写真のような 『馬ぼとけ峠』 を通った。



 後方の樹間に山並が見えていたが、それらが何と言う山なのか?、私は全く分からなかった。











 『馬ぼとけ峠』 から10分強登ると、

 写真の 『岩茸石山=いわたけいしやま=793m』 の山頂に出た。




 山頂は細長くて結構広く、周りにベンチが設置して有り、私達が到着した時は

 そのベンチでは写真のように10人近くの人達が休憩していた。


 私達もベンチに腰掛け行動食を食べながら休憩する事にした。







行動食を食べ終わり、私は写真のベンチに腰掛けている御夫婦にそこから見える景色を教えて貰う事にした。

その御夫婦と会話していると、私達が九州から来ている事を知った近くの登山者も集まって来て、色々な方向の山名等を教えてくれた。(感謝)

西方向の景色で
雲取山  川苔山
 ↓     ↓ 
北方向の景色で

黒山や棒の折山等
南西方向の景色で
2007年4月に登った
大岳山〜御前山〜三頭山





 『岩茸石山』 の山頂で20分ほど休憩後は 『高水山』 に向かった。



 『高水山』 へ向かう登山道は写真のように結構広く、また途中には 『戦畑駅=いくさばたえき』 に下りる道もあった。











 尚、『岩茸石山』 以降、青梅駅までの縦走路はJR青梅線の線路とほぼ並行している。



 その為にそれ以降の縦走路の方々に、『御岳駅〜青梅駅』 間の各駅に下りれるエスケープルートがあった。







『岩茸石山』 から20分程で下写真の 『高水山=たかみずさん=759m』 の山頂に着いた。

山頂には二人の中年女性が休んであった。

その方達と会話すると1人の方は九州出身の方で、その方達から見える景色等を教えて貰った。(感謝)

高水山山頂
山頂から見えていた青梅市の町並み


 高水山の山頂から数分下りた所に 『常福院』 がある。


 写真は広い境内にあった不動堂だが、その他にも立派な三門や鐘楼や東屋やトイレ等があり、

 東屋では大学生と思しき30人位の若い男女が昼食中だった。


 尚、皇太子殿下が雅子妃殿下と御結婚されてから初めてお二人で山歩きをされた(平成6年6月16日)のが

 この高水三山との事で、この不動堂の横にはその記念碑があった。






 私達は 『岩茸石山』 から 『高水山』 へ登る途中で擦れ違った登山者の方から、

 この 『常福院』 の境内に数本のカタクリの花が咲いている事を教えて貰っていた。

 それでオバさんと手分けして 『常福院』 の広い境内を探したが中々見付からなかった。


 それで探すのを諦めて次の山に進む前にトイレに行き、その帰りにふと不動堂の裏側部分に

 当たる土手を見ると、そこには写真のように2輪だけ開花したカタクリの花があった。

 私はカタクリの花は好きで、今年は思わぬ所で初めて見るカタクリだったので嬉しかった。


 後から写真の時刻を見ると、私達は 『常福院』 に20分近くいて、

 境内を撮影したりカタクリの花を探していたようである。






 写真の分岐標識は 『常福院』 から20分近く下りた所に有った物である。

 私達はこの立派な標識の前を通る時に、二人とも違う方向を見ていたのか?、それとも話に夢中になっていたのか?

 二人ともこの標識に全く気付かず、軍畑駅方向に左折せずに直進していた。

 直進方向にも踏み跡が有ったのでグングン下りていたが道が段々細くなり遂には踏み跡も薄くなって来た。

 それでこれは何だかおかしい?と思い、10分近く引き返すと写真のような分岐標識が有った訳である。

 この間違った部分は最初のGPS軌跡で、『高水山〜高源寺』 間の中央付近で南東方向に延びた軌跡が太くなっている部分である。

 後からこの場所の事を思い出すと、ここで急に左側の視界が開けたような気がするので、二人ともその景色を見たのでは?と思う。








 その後の登山道脇では写真のようなスミレを多く見掛けた。














 2つ前の分岐標識から5分弱下りると写真のような案内板があった。


 この時の時刻は12時17分で、二人ともお腹が空いていた。


 それで、もう直ぐ現われる 『高源寺』 で昼食休憩する事にした。


 私達は一応地図とガイド本を携帯していたが、このような見易い案内板が有ると現在位置や

 これから向かう目的地等も一目瞭然なので、他の山でも設置されると良いな〜!私は思った。













 上写真から10分強下りると、写真のように大きな砂防ダムが現れ、その少し下の方には小さな集落があった。













 上の砂防ダムから10分弱下りると、写真のような 『高源寺』 が現れた。



 私達はこの境内で、昼食を食べる事にした。













 『高源寺』 で20分程の昼食休憩後は、写真のような 『平溝通り』 を下りて行った。













 『高源寺』 から 『平溝通り』 を10分弱下りると、写真の 『県道193号線』 に突き当たった。



 ここでは左折して平溝橋を渡った。












 その後は写真のような県道193号線を登って行ったが、暫らく下り道ばかりを歩いた後だったので、

 この登り坂では結構疲れた。







                                            えのき
上写真のような県道193号線を10分強登ると、下・左写真のような 『榎峠』 に着いた。

そこには 『青梅丘陵ハイキングコース』 への入口標識が有ったが、その標識には何と!右写真のように恐ろしい張り紙が有った。

榎峠にあった標識
 標識に張り付けられていた、恐ろしい注意書き





 青梅丘陵ハイキングコースに入ると直ぐ、写真のような案内書があった。



 4月1日の日曜日にこの青梅丘陵ハイキングコースでマラソン大会が行われたようである。







『雷電山』 までの登山道には下写真のような急登の階段部分が多く、ここで凄く疲れた。

今回の山歩き中ではこの 『榎峠〜雷電山』 間が1番きつかったように思う。

尚、私達は先程の熊の注意書きを見て以来、ザックに鈴を付け、ラジオをガンガン鳴らしながら登っていた。

階段の急登−1
階段の急登−2
階段の急登−3






 『榎峠』 から上写真のように急登の階段部分が多い登山道を30分弱登ると、

 写真のような 『雷電山』 への分岐標識があった。













 写真が 『雷電山=らいでんやま=494m』 の山頂だが、

 上の分岐標識から30m位?登った所にあった。



 眼下には写真のように削られた山と砕石場が見えていた。



 『雷電山』 の山頂ではこの写真を1枚撮ったら直ぐ後にした。












 『雷電山』 の山頂から15分弱進むと、写真のような案内板が有った。



 少し遠回りになるようだが、折角なので 『辛垣城跡』 にも行ってみる事にした。







上の案内板から10分弱登ると、下・左写真の 『辛垣山=からかいやま=450m』 の山頂に着いた。

『辛垣山』 の山頂は、写真のような樹木ばかりで眺望は全く無かった。

尚、右写真はその近くにあった 『辛垣城跡』 の説明板である。

辛垣山山頂
辛垣城跡の説明板







 写真は 『辛垣山』 から下りる時に写したものだが、そこの斜面にはシャガの葉が多かった。













                                 なごう
 写真は 『辛垣山』 から10分ほど下りた所にあった 『名郷峠』 だが、
               ふたまたお
 そこにはJR青梅線の 『二俣尾駅』 に下りるエスケープルートがあった。












 上の 『名郷峠』 から15分弱進むと、写真のように見晴らしの良いピークが有り、そこにはベンチもあった。



 私達はこのベンチに腰掛けて行動食を食べながら5分ほど休憩した。











 写真は上写真から5分強で着いた 『ノスザワ峠』 である。



 ここには 『成木八丁目バス停』 に下りるエスケープルートがあった。










 写真は 『ノスザワ峠』 から10分ほど進んだ所にあった道標である。


 写真では小さくて見辛いと思うが、道標の左端に小さく 『三方山』 の文字と矢印が手書きしてあった。


 写真にも写っているように、矢印方向に踏み跡が有ったので、この際 『三方山』 にもちょっと登って来る事にした。














 写真が 『三方山=さんぽうやま=454m』 の山頂だが、上の道標から2分程で着いた。



 山頂周囲は写真のような植林で眺望は全く無く、この写真を1枚撮ったら直ぐ下りる事にした。













 『三方山』 から5分強進むと視界が開け、そこから天気の良い日に見えると言う、風景写真の説明板があった。


 冠雪した奥日光の山をズームアップして撮った上の写真や、そこから見える山々をパノラマ状に写して

 20位の山名が記入されていた。


 しかし、私が知っている山名は 『筑波山、男体山、武甲山』 位だった。(涙)










                                         いしがみまえ
 上のパノラマ写真から5分ほど進むと、写真のようにJR青梅線の 『石神前駅』 に下りるエスケープルートがあった。









 私達は 『榎峠』 で見掛けた熊注意の張り紙で、熊が出たと言う 『雷電山〜辛垣城跡付近』 も無事に通り過ぎたので、

 ザックに付けていた鈴も取り外し、ラジオも止めていた。

 それにもう直ぐゴール地点の青梅駅に近いので、全く気楽に歩いていた。

 そんな時に写真のように真っ黒い動物が、土手下から突然目の前に飛び出して来た。

 私は瞬間的に 『熊!』 と思い、ストックをギュッ!と強く握り締めた。

 しかし良く見ると、その動物には写真のように首輪とロープがあり、飼い主の手から放れた犬だった。

 その動物が犬と分かった時は本当にホッ!としたが、山中ではロープを絶対に手放さないで欲しいと思う。(怒!)







 その後は、写真のように登山道を走るランナー4〜5人と擦れ違った。



 その人達は来年のマラソン大会に向けて練習をしているようだった。













 その後の登山道は写真のように広くなり、そこには轍の跡があった。












 写真はその後の登山道脇に有ったコース概略図である。



 今回歩いた、『高水三山〜青梅丘陵ハイキングコース』 は

 JR青梅線の線路とほぼ並行しているので途中で何かアクシデントが

 有った場合でも直ぐ近くの駅に下りれるようである。



 この写真を撮っている時に 『岩茸石山〜高水山』 の途中で擦れ違い

 『常福院』 の境内に数本のカタクリの花が咲いている事を

 教えて頂いた同年代の男性に追い着かれた。



 その方は週に数回はこの登山道を歩いているとの事で、

 そこから以降はその方と話しながら下りた。











 その後の登山道脇には写真のように桜が満開の所もあった。













 青梅駅にかなり近くなった写真のような見晴らしの良い所では、天気の良い日には前方の彼方に西武ドームや

 東京スカイツリーも見えるとの事だったが、当日は曇っていたので残念ながら望む事はできなかった。









更に下りていると、登山道から少し離れるがちょうど今、枝垂れ桜が満開なのでそこに案内しましょう!と、『梅岩寺』 に案内して頂いた。

下写真が 『梅岩寺』 の境内にあった3本の大きな枝垂れ桜だが、ちょうど満開で本当に見事だった。(案内して頂いた男性に感謝!)

満開の枝垂れ桜−1
満開の枝垂れ桜−2

案内して頂いた男性と、枝垂れ桜を見上げるオバさん











 写真は枝垂れ桜の下にあった説明板である。

















 写真は 『梅岩寺』 から5分程で着いた、ゴール地点の 『JR青梅駅』 である。



 到着時刻は16時35分だった。







今日の山歩きをまとめると、

        御岳駅(8:30)〜しめつりの御神木(9:35/9:40)〜惣岳山(9:55/10:00)〜岩茸石山(10:40/11:00)〜高水山(11:20/11:25)〜

                   常福院(11:30/11:50)〜高源寺(12:35/12:50)〜榎峠(13:15)〜雷電山(13:45)〜辛垣山(14:10)〜

                   名郷峠(14:25)〜ノスザワ峠(14:50)〜三方山(15:00)〜梅岩寺(16:25/16:30)〜JR青梅駅(16:35)、

        GPSの積算距離は約19kmで全所要時間は8時間5分、万歩計は34515だった。



ところでこの山行記を書いている今日は、帰宅して2日経った4月25日で、実際に山歩きをした日(4月13日)からは12日も経っている。

4月13日以降も東京を散策したり山歩きをしたりと、毎日のように出掛けていたので、今となっては写真を見ても4月13日の事を良く思い出せないところがある。

それにその時に思った事や感情等はかなり忘れてしまっているので、今回の山行記には自分でも何だか?書き足らないような気がして成らない。

このような山行記録は、どうも記憶が薄れない内に一気に書き上げないといけないようである。



それに最近はほんの少し前の事を直ぐ思い出せない事が多いように自分でも感じている。

例えば、何かをしよう!と思って立ち上がったまでは良いが、その時にふと他の事を考えたりしたら、何で立ち上がったか?を思い出せなくて、

『アレッ!、俺は何で立ち上がったのだっけ?』 と暫らく考え込むのである。(涙)



またオバさんと何かを話している途中で、何かを急に思い出した後にふと他の事を考えたりすると、もう思い出した事を忘れていて、大変歯痒い思いをする事になる。

そんな時は、それを思い出すには同じ会話をすれば思い出すかも知れない?と思い、『今、俺は何の話をしてた〜?』 とオバさんに尋ねる事が最近は多く成った様な気がする。(また涙)



オバさんも部屋の外にいる時に部屋の中で何かしよう!と思ったらしく、部屋の中に入って来たまでは良いが、

『アレ〜?、私は何をしに部屋の中に戻ったのかな〜?』 等と時々言っている。(笑)



これらはアルツハイマーまでは行かないと思うが、明らかに老化現象の一つだと思う。

ここまでを読んで、『自分もその様な事が多くなった!』 と思ったアナタ!!、、、お互いに間違いなくボケ始めていますね〜。(笑)

inserted by FC2 system