大曲登山口〜三俣山周回


2011年(平成23年)10月18日  快晴  弱風


今回はくじゅう連山にある 『三俣山の大鍋・小鍋』 と、『大船山の御池(おいけ)』 の紅葉が見頃との情報を得ていたので、一泊二日の日程で見物に行く事にした。

まず、初日の18日は大曲登山口から三俣山をピストンする事にした。

 1/50000地形図上でのGPS軌跡
緯線・経線とも10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、水色の斜線は磁北線

経度   .
緯度   .


















33°06′00″











      131°                              131°                               131°
       13′                               14′                                15′
       00″           
                    00″                                00″ 

     指山      三俣山
      ↓        ↓

 私達は長者原から大曲に車で登って行ったが、大曲の200〜300m位手前から道路脇に路上駐車の列があった。

 勿論、大曲駐車場は満車で、私達は大曲から更に200〜300m登った所の道路脇になんとか路上駐車できた。

 写真が私達が路上駐車できた場所だが、写真のようにズラリと車が停まっていた。

 どうやら今日(18日)〜明日(19日)と晴れ予報が続いていたので、登山者が押し寄せて来たようである。

 ナンバープレートを見ると、九州各県は勿論の事、四国ナンバーや中国ナンバー等もあった。

 私達がここを出発した時刻は10時半だった。







 写真は大曲登山口から5分ほど登った所から大曲を写したものだが、大曲駐車場を中心にして上下の道路には

 写真のように路上駐車している車が並んでいた。



 私達が駐車した場所は、写真の大曲駐車場の上部カーブを曲がった所から、まだ100m以上も上である。






     三俣山
       ↓





 大曲登山口から山道を10分ほど登ると舗装された硫黄山道路に出るが、

 写真は硫黄山道路を5分ほど進んだ所で写した前方の景色である。








          硫黄山の噴煙                星生山
              ↓                      ↓






 硫黄山道路を20分ほど歩くと、登山道は左側の砂防ダムを横切るが、

 写真はそこを少し過ぎた所から右側に見える硫黄山の噴煙である。



 この時は殆んど無風状態で、噴煙は写真のように真上に上がっていた。

















 その後、『すがもり小屋』 までは大小の岩の多い所を、写真のような黄色のペンキを目印に登って行った。












 写真が 『愛の鐘』 のある 『すがもり小屋』 だが、到着時刻は11時20分で、大曲からは50分掛かっていた。



 すがもり小屋では10人近くの登山者が休憩していたが、私達もベンチに腰掛けて喉を潤し、5分ほど休憩した。








                 星生山
                   ↓


 写真はすがもり小屋を出発して5分ほど登った所から、下方を写したものである。


 2000年(平成12年)に建て替えられたすがもり小屋は最初は白かった。


 しかし長年の風雨や風雪に晒され、こうして上から見ると周りの岩と同色になって見分け難くなったが、

 鞍部に有るのがすがもり小屋である。





                   大船山 鉢窪直登ルート 南西尾根ルート
                      ↓  ↓         ↓






 写真は上写真から更に10分ほど登った所から、右側に見えていた景色である。



 その付近からは明日登る予定にしている 『大船山』 と、

 そこに登る時のルートである 『南西尾根ルート』 の稜線、

 及び大船山から下る時のルートである 『鉢窪直登ルート』 が全て見えていた。















 写真がすがもり小屋を出発して25分弱で着いた 『三俣山・西峰』 の山頂で、山頂標識の上が 『星生山』 である。









               W峰
               ↓






 私達は西峰の山頂で、次に向かう写真のような 『W峰』 を眺めながら、行動食を食べて5分ほど休憩した。















  『W峰』 に向かう途中では写真のように赤く熟した、小さなコケモモの実を見掛けた。









        本峰
          ↓



 写真が 『西峰』 から20分強で着いた 『W峰』 の山頂である。


 この山頂には山頂標識は無かったが、山頂の周りでは10人程の登山者が昼食を食べたりして休憩をしていた。


 尚、後方に見えている山が 『本峰』 で、右側に傾斜している所の底部分が 『大鍋』 である。






下・左写真が 『三俣山・本峰』 の山頂だが、上写真の 『W峰』 からは5分程で着いた。

尚、右写真は本峰と北峰に囲まれた底辺にあって、『大鍋』 と呼ばれている場所を写したものである。

この本峰の山頂部では眼下の 『大鍋の紅葉』 を眺めながら、10人近くの人達が昼食中だった。

私達もこの山頂で景色を眺めながら行動食を食べ、10分近く休憩した。

平治岳             大船山   .
↓                ↓   .
本峰の眼下に見える大鍋の紅葉
北峰                 .
↓                 .







 本峰で10分近く休憩した後は、北峰に向かった。



 北峰への下山路は崖のような所が多く、かなり歩き難かった。



 写真はそんな途中で写した、『大鍋』 の1番紅葉していた部分です。













 写真が 『本峰』 から30分程で着いた、『北峰』 の山頂である。



 ここでも10人位の人達が休憩したり、風景写真を撮ったりしていた。







                       北峰
                       ↓





 『北峰』 からは尾根部を半周して 『大鍋』 の底に向かったが、

 写真はその途中の尾根上から写したものである。



 『大鍋』 を取り囲む尾根部を一周する人達は結構多く、途中の岩の上には三脚を構えた

 カメラマンが何人もいた。


 また私達とは反対周りする人達とも大勢擦れ違った。










 写真は 『大鍋』 と隣り合わせにある、『小鍋』 の紅葉風景である。



 ここの紅葉は 『大鍋』 に比べると其々の色に鮮明さが無く、

 全体的にメリハリが無いように私は感じた。(少し遅かったのだろうか?)



 そう言えば、私達がすがもり小屋に着く前に、下山して来る数人の登山者に 『大鍋・小鍋』 の

 紅葉状況を尋ねてみると、『少し早い』、『ちょうど今がピーク』、『少し遅い』 と答えた人が

 其々一人ずつだったので、『紅葉の感じ方も人其々だなー!』 と改めて思った。






        北峰
        ↓






 私達は 『小鍋』 を過ぎた所にある鞍部から 『大鍋』 の中に下りた。



 写真は 『大鍋』 の中から 『北峰』 方面の景色を写したものである。



 この 『大鍋』 の中にも登山者が10人近くいて、それぞれ風景写真を撮っていた。









平治岳                     大船山   北西尾根ルート
  ↓                        ↓        ↓








 『大鍋』 の中で15分ほど紅葉を眺めたり、風景写真を撮った後は 『南峰』 に向かった。



 写真はその 『南峰』 に登っている時に左側に見えていた、『坊ガツル』 等の景色である。











                  由布岳 鶴見岳
                     ↓  ↓






 写真が 『大鍋』 から20分程で着いた 『南峰』 の山頂である。



 北東方向の彼方に、写真のように 『由布岳』 や 『鶴見岳』 等が見えていた。



 この山頂部でも10人位の人達が景色を眺めながら昼食を食べたり、休憩をしていた。









     大船山     鉢窪    立中山   鉾立峠
       ↓       ↓      ↓      ↓





 今日の予定ではこの 『南峰』 が最後の山となり、後は下山するだけである。


 それで私達は写真のような 『坊ガツル』 等の景色を眺めながら行動食や果物を食べて

 ゆっくりと休憩する事にした。


 写真では小さくて判別できないが、坊ガツルには10張り近いテントが見えていた。


 また写真右側の 『法華院温泉』 の上部では砂防ダム?の建設工事が行われていた。








 地図を見ると、『南峰』 から直接 『西峰』 の少し下の方に下りる道があるようになっている。


 私達はその道はまだ歩いた事が無かったので、『南峰』 からの下山時はその道を歩いてみようと思っていた。


 それでその道を少し下りてみたが、途中で踏み跡が分からなくなり、

 遂にはブッシュに突き当たったので、とうとう引き返す事にした。

 写真は引き返す途中で、振り返って撮った景色である。(紅葉した部分がブッシュ)









 写真は再度戻った 『南峰』 から 『西峰』 に向かう途中で写したものだが、

 写真のように凄い岩の上から 『大鍋・小鍋』 等の風景写真を撮っている人がいた。








下写真はその付近で見掛けた花である。

方々に沢山咲いていた、リンドウ
フクオウソウ

南峰からは往路と同じ道を通って大曲に戻った。







 写真は登る時にも撮った大曲付近の景色だが、下山時は写真のように駐車している車は随分少なくなっていた。










今日の山歩きをまとめると、

         大曲(10:30)〜すがもり小屋(11:20/11:25)〜西峰(11:50/11:55)〜W峰(12:20)〜本峰(12:25/12:35)〜北峰(13:00)〜

                    大鍋(13:30/13:45)〜南峰(14:00/14:40)〜大曲(16:15)で、総所要時間は5時間45分、万歩計は21778だった。



大曲に下山後は今夜の宿泊地である、『沢水キャンプ場』 に移動した。

そして今日は何時もの夕食より1時間半も早い、17時半位から始めた。

と言うのも、今晩の宴会料理は下写真のようなバーベキューだったからである。

真っ暗な中で照明を点けて食べると、虫が寄って来るのでは?と思い、出来るだけ早い時刻から食べ始めたのである。




 写真のバーベキュー用具は実に10年振り位に使う?、

 少人数用の折り畳み式・炭火焼きセットである。
 うち
 家の管理栄養士さん(オバさんの事・・・笑)が用意していた今夜のバーベキュー具材を

 簡単に説明すると、

      肉  類(牛肉、豚肉、ベーコン、ソーセージ)は少なめで、

      魚介類(魚のミリン干し、イカ、ホタテ貝)と、

      野菜類(トウモロコシ、玉葱、カボチャ、ナス、ピーマン、エリンギ、椎茸、ギンナン)が

 多めだった。






ここで話は突然変わりますが、私達がまだ若かった頃に流行ったフォークソングの中に、私も大好きで良く口ずさんだ 『かぐや姫』 の唄う名曲、『神田川』 がありましたね〜。

それと同時期に流行ったフォークソングで、同じく 『かぐや姫』 が唄う 『赤ちょうちん』 の曲もありました。

私はバーベキューを食べながら不意に、その 『赤ちょうちん』 の歌詞の一節を思い出していた。

その歌詞の一節とは 『 ・ ・ ・ ・ ・ 月に一度の贅沢だけど、お酒もちょっぴり飲んだわね』 の部分である。

写真のバーベキューを食べながら、私はその歌詞を思い出すと同時に、私達の若い頃の生活をも思い出していた。(あの頃はこんな贅沢は出来なかったな〜・・・笑)




 バーベキューは少しずつ焼きながら飲むので、どうしても終わる迄に要する時間が長くなる。



 途中で寒く感じ温度計を見ると14℃だったので、私達は準備していたフリースの上着を着た。



 そのように気温が低かった勢か?、心配していたような虫達は全く寄って来なかった。



 写真は終わり頃の19時近くに撮ったものだが、

 18時位からは写真のようなガスランタンを点けての宴会になった。






そして当夜の宴会は19時過ぎに終わった。

当夜は時間を持て余すかも知れない?と思っていたので、私は携帯DVDを持って来ていた。

しかし当夜、私は少し飲み過ぎたようで?、宴会が終わったら凄く眠くなり、DVDには全く見向きもしないでシュラフの中に潜り込んだ。



沢水展望台〜南西尾根〜大船山〜鉢窪〜立中山〜沢水展望台

2011年(平成23年)10月19日  快晴  微風

 1/50000地形図上でのGPS軌跡
緯線・経線とも10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、水色の斜線は磁北線

経度   .
緯度   .














33°05′00″















33°04′00″
     131°                131°                131°                131°
      14′                 15′                 16′                 17′
      00″                 00″                 00″                 00″
                 

今朝は6時ごろ目覚めたが、その時の気温は10℃だった。

昨夜は1度トイレに起きたが、次に目覚めたのは4時だったので二度寝した。

結局、私は10時間以上も熟睡していたので二日酔い等は全く無く、実に爽やかな目覚めだった。

 私達はお湯を沸かし、『ホットコーヒー、パン、リンゴ、バナナ』 で朝食にした。

 写真は6時50分に撮った沢水キャンプ場の様子である。

 既に2台の車が出発して行ったので、残っているのは写真のキャンピングカーと、

 昨夕に到着したバイクツーリストのテントだけだった。

 そのバイクツーリストの若者はこの 『沢水キャンプ場』 は初めてとの事で、昨夕私達がバーベキューをしている時に

 色々と尋ねに来たので顔見知りになり、私達がここを出発する時はお互いに手を振って別れた。

 しかしお互いに抱き合い、惜別の涙を流しながら別れた訳では無い。(笑)



 『沢水キャンプ場』 からは車で5分程の所にある 『沢水展望台』 に移動した。

 移動している途中で、2台のパトカーに前後を挟まれて下りて来る車を見掛けた。

 『沢水展望台』 に着くと、そこには2台の車と写真のようなパトカーがもう1台停まっていた。

 3台ものパトカーが出動するその物々しさに、私はそのパトカーに乗っていた警察官に

 『凶悪犯が山に逃げ込んだのですか?』 と尋ねた。 そうすると、昨夜この登山口から出発した登山者が下山中に

 道に迷い、山中でビバークして先ほど下山して来たとの事だった。

 それで先ほど前後をパトカーに挟まれて下りていた車の人が、その登山者だったのだなーと分かった。



身支度をし、警察官に見送られながらこの登山口を出発した時刻は7時半だった。







 沢水展望台からの登山道は、写真のようにコンクリート舗装された道路や階段が続いていた。















 上写真のようなコンクリート道路を20分ほど歩くと、写真の 『くたみ分れ』 に着いた。









『くたみ分れ』 からは山道に入るが、その山道を20分強登ると、下写真の 『大船山・南西尾根ルート入口』 に出た。

『くたみ分れ』 からの道はこれ迄に何度も往復しているので、その場所に南西尾根ルート入口がある事は知っていたが、私達はそのルートをまだ歩いた事が無かった。

それで今回はそのルートで大船山に登ろうと思ったのである。

この樹に右写真の案内板が取り付けてある


左写真の樹にある案内板のUP







 『南西尾根ルート』 は写真のようなテープが要所に有ったので、道を探すような所は無かった。









その後の登山道には下写真のようなユーモアとセンスのある標識が要所要所にあったので、私達は笑いながら且つ敬服しながら、そして感謝しながら登って行った。

左折の標識
直進の標識
右折の標識






 しかし南西尾根ルート入口から10分強登った写真の場所では、樹に取り付けられた目印ごと

 広範囲に伐採されていたので、そこでは地面に倒れている目印を探しながら歩いて行った。













 その後も写真のような岩の多い登山道が続いていたが、

 要所には写真のような道標や目印があったので、別に迷うような所は無かった。








『南西尾根ルート入口』 から2時間弱で下写真の 『展望岩』 に着いた。

下写真はその展望岩上から見えていた景色である。

西方向に見えていた、久住山や中岳等
北西方向に見えていた、昨日登った三俣山
北東方向に見えていた、目指す大船山




 私達は 『展望岩』 で初めて休憩する事にした。


 傘シートを広げて腰掛け、ザックを下ろして行動食や果物を食べながら15分程ゆっくりと休憩した。


 尚、休憩した直ぐ傍には写真のようにウサギの顔?に良く似た樹があった。






その後の登山道では下・左写真のような紅葉した樹々や、右写真のように紅葉した落ち葉が登山道を覆っている所もあった。

紅葉した樹々
紅葉した落ち葉の登山道







 上写真のような登山道を暫らく進むと、写真のような標識もあった。









更に登っていると、左手に下・左写真のような分岐標識があり、その周りにはリボン等があった。

案内標識に依ると、この場所から直接 『佐渡窪』 に下りる道が有るらしい。

私達は今迄そんな道は地図でも見た事が無かったし、聞いた事も無かったので、『こんな道があったのか〜!』 と少し驚いた。(もしかしたら最近開拓された道かも?)

佐渡窪に直接下りる?分岐標識
分岐標識の直ぐ上にあった大岩

          大船山山頂
             ↓




 上写真の分岐標識地点から10分強登ると、前方に写真のような 『大船山の山頂』 が見えて来た。



 山頂には沢山の人達が居るのが分かった。









 写真が上写真から15分程で着いた 『大船山の山頂』 だが、到着時刻は10時45分だったので

 沢水展望台を出発して3時間15分を要していた。


 私達が山頂に着いた時には山頂部には30人位の登山者がいて、もう昼食を食べている人達が何人もいた。


 私は山頂で数枚の写真を撮ったら直ぐ、山頂直下にある御池(おいけ)に下りる事にした。















 写真は御池に下りる途中で写した景色である。















 御池に下りると、既に10人近くの人達がいて写真を撮っていた。


 私も景色を眺めながら数枚の写真を撮ったが、今年の紅葉には鮮明さが無いように感じた。


 何だか?其々の色がくすんでいて全体的にメリハリに欠けるような気がした。


 今年は今迄に厳しい冷え込みが無かった様に思うので、寒暖差が余り無かった勢だろうか?


 この御池は九州では最も高い場所の一つである為、『九州の紅葉は御池から始まる』 と

 言われている程だが、その御池の紅葉がこのような状況なら、

 今年の九州の紅葉は余り期待できないのかも知れない?











 御池で数枚の風景写真を撮って再び山頂部に戻っていると、御池上部の岩の上に何時の間にか人が登っていた。











 しかし私達が左写真の場所に着いた時は、何時の間にか居なくなっていた。(忍者か天狗のような人である・・・笑)

 私達は山頂部の少し下に傘シートを敷いて腰掛け、行動食や果物等を食べながら15分ほど休憩した。

 私達が休憩した直ぐ近くには写真のようなテントが1張りあった。

 私はここで泊まった人は、昨夕は周りの山々や雲等が徐々にアーベンロートに染まって行くさまを、

 そして今朝は夜明け前に起きて、夜明けと共にくじゅうの峰々や御池が刻々とモルゲンロートに染まって行く様子を

 写真に収めたのかなー?と思った。







 山頂部の少し下で15分ほど休憩した後は下山に掛かった。



 写真は山頂部から5分弱下りた所にある、『鉢窪直登ルート』 への分岐地点である。







                         鉢窪 硫黄山の噴煙
                           ↓ ↓





 写真は上写真から数十m下りた所から見えていた眼下の景色である。


 眼前からは急斜面が数百m続き、そこには中小の岩が転がっていた。


 中央部に裸地のように見える所が 『鉢窪』 で、その直ぐ上にある山が 『立中山』 である。


 尚、『立中山』 の右上に見える噴煙が 『硫黄山』 で、

 その右下の谷を下った所が 『法華院温泉』 である。












 左写真は上写真の谷を下り始めて10分程した所で、振り返って撮ったものである。


 この急斜面を下りる時に二人が離れて歩くと、後ろのオバさんがもし浮石を踏んだら、

 その石が勢いを付けて私を直撃する可能性がある。


 それで中小の浮石の多いこの急な谷を下りる時は、もしオバさんが浮石を踏んでも

 勢いが付かないよう私の直ぐ後ろを下りて来るようにしながら、慎重に下りて行った








      久住山   中岳  立中山 硫黄山の噴煙   三俣山
       ↓      ↓      ↓ ↓            ↓




 写真は上写真のような岩ばかりの谷を過ぎ、これから先は樹林帯の中に入る直前に写した、

 前方の景色である。


 そこまで下りると、『鉢窪』 の全体像が大分ハッキリ見えるようになった。


 樹林帯の中の様子は撮り忘れていたが、そこも岩の多い急坂部分が多かった。


 その樹林帯の中は踏み跡が薄いので、テープや小さなケルンだけが目印となるが、

 中々見付け難い所もあり、私達は何度か手分けして次の目印を探しながら下りて行った。






     大船山山頂   下りて来た鉢窪直登ルート
        ↓      ↓










 写真は 『鉢窪』 に下りてから、振り返って写したものである。















 遠くから見ると、『鉢窪』 の中は裸地に近い草原のように見えていたが、実際にそこに下りてみると

 写真のように身長より高いススキ等が生い茂っていて、その中では中々ルートが見付からなかった。


 しかし二人で手分けして何とか脱出ルートを探し出した。


 そして 『段原〜坊ガツル』 間の途中から 『立中山』 に分岐する登山道との合流地点に出た時は本当にホッ!とした。








 その登山道は今迄に何回も通っているし、今年の6月14日にも歩いている。(その時の様子はこちらから


 その 『立中山』 に向かう登山道は歩く人が少ない為、普段でも枝葉が登山道を塞いでいる。


 その上に今の時期は写真のようなススキが覆いかぶさっていたので、かなり歩き辛かった。






             大船山
              ↓




 写真が 『鉢窪』 から25分程で着いた 『立中山』 の山頂である。



 山頂標識の真上に 『大船山』 から下りて来た 『鉢窪直登ルート』 のラインが見えている。







 法華院温泉 三俣山                坊ガツル
    ↓      ↓                   ↓




 この 『立中山』 まで来れば、後は 『沢水展望所』 に下りるだけなので、

 この山頂部では写真のような景色を眺めながら、ゆっくり休憩する事にした。



 私達は残っていた行動食や果物等を次々に食べて20分ほど休憩した。



 この時、『坊ガツル』 には5張りのテントが見えていて、

 また 『法華院温泉』 の上部では今日も砂防ダム?の工事が行われていた。











 『立中山』 の山頂からは10分程で、写真の 『鉾立峠』 に下りた。



 尚、後方の山が 『立中山』 である。







           佐渡窪
             ↓



  『鉾立峠』 からは写真の 『佐渡窪』 を目指して下りて行った。



 『佐渡窪』 に下りた後は 『鍋割峠』 に少し登り返し、そして今朝の 『大船山・南西尾根ルート入口』 前を通って

 『沢水展望台』 に戻ったが、そのルートの様子は以前に何回も紹介しているので、今回は省略する。






写真は今日の山歩き中に見掛けた、花や果実である。

フクオウソウ
ハガクレツリフネ
アメリカアゼナ


ナギナタコウジュ
シラネセンキュウ

コウゾリナ
秋グミの実
クサボケの実

今日の山歩きをまとめると、

         沢水展望台(7:30)〜くたみ分れ(7:50)〜南西尾根入口(8:10)〜展望岩(9:25/9:40)〜大船山(10:45/11:25)〜

                       鉢窪(12:15/12:30)〜立中山(12:55/13:15)〜鉾立峠(12:25)〜佐渡窪(13:40)〜沢水展望台(14:55)

         総所要時間は7時間25分で、万歩計は28966だった。



 沢水展望台に戻ると今朝2台停まっていた車の内、高知ナンバーの車と私の車だけが残っていた。

 高知ナンバーの方(Iさん)が車外に出てあったので話してみると、白口岳に登って来たとの事だった。

 Iさんとは同年代で趣味が同じ事もあって話が弾み、その後は色々な話を延々と40分ほど話し込む事になった。

 Iさんは8年前から登山を始めたとの事だったが、日本全国を愛車で駆け回って各地の山に登ってあり、

 九州の山にも既に何度も登られていた。

 それらの記録は驚くほど詳細な記録にしてパソコンで打ち出し、バインダーにファイルしてあった。






 写真は自分で改造したと言われた車内の様子である。

 後部座席を取り外し、ベニヤ板の上にフェルトを張って寝れるように改造してあった。
                         う ま
 そして色々な登山道具や生活用品等を上手い具合に収納してあったので、私はいたく感心した。

 その他にもこのように車で長期間移動しながら山に登ったり、観光をして行く時の便利グッズ等も見せて頂き、

 大変参考になった。





 写真は今回の 『九州遠征・予定表目次』 である。

 今回の九州遠征は10月17日から11月4日まで、19日間の予定との事だった。

 2〜3日に1日は休養日を設けてあり、その日程の組み方も十分に余裕があるように思った。

 写真は1ページ目の目次部分だが、その後のページには事前にインターネットで調べた登山ルートや所要時間は勿論

 近くの観光地や温泉や宿泊地等が各日毎に詳細にパソコンで打ち出してあり、本当に驚くと同時に感心させられた。

 又、今日は愛車で寝る365日目の記念日に当たるとの事で今夜はどこかのお店で祝杯を上げる!と言ってあった。

 尚、Iさんのブログ(登山&旅紀行)を紹介しますので、興味の有る方は良かったら訪れてみて下さい。



私もIさんのように車で全国を旅し、その地方の山に登って温泉に入り、名物料理を食べたり観光地を巡ってみたい!との夢を持っていますが、

その夢はまだ当分は実現できそうにありません。(涙)

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