2010年(平成22年)11月3日(水曜) 晴れ 弱風 今回は霧島連山の中で、まだ登った事の無い山を登りに行く事にした。 週間天気予報では11月2日〜6日と晴れマークが続いていたので、それに合わせた山行計画を立てた。 初日の2日と最終日の6日は移動日とし、その両日は途中でゆっくりと観光や買い物等をする日程とした。 今年はくじゅうや阿蘇の紅葉時期に 『石見銀山〜三瓶山〜宮島・弥山』 に行ったので、私達は 『大船山の御池』 や 『三俣山の大鍋・小鍋 』 等の紅葉を見損なっていた。 それで霧島連山まで南下すれば、もしかしたら 『大幡池』 や 『大浪池』 の紅葉が見れるかも知れない?との期待もあった。
生駒高原にある、『花の茶屋』 前の林道を約700m登ると林道が分岐していた。 そこから左側の 『巣之浦林道』 を約1700m進むと車止めのロープが張ってあり、その手前には10台近くが駐車可能な広場があった。 私達はその広場に駐車して身支度をし、そこを出発した時刻は6時45分だった。 車止めロープを潜って林道を10分弱進むと下写真の登山口があり、そこには登山届BOXと右写真のような 『標高=585m、山頂まで2200m』 等の標識があった。
上の登山口から5分弱登ると、下・左写真のような看板があり、前方には急坂の登山道が見えていた。 そんな登山道脇には下・右写真のような距離標識がずっと、夷守岳山頂まで100m置きに立っていた。
急坂の登山道脇には色々な樹木の大木が多く、それらには下写真のような説明板が立っていた。
林道登山口から木の根階段の多い急坂を30分ほど登ると、『展望所・標高=840m』 の標識があった。 そこからは眼下に小林市街地等が見えていた。 上の展望所から5分強登ると、標高900mの標識が現れた。 上の標高900m標識から5分強登った所が、写真のような 『標高差中間点』 だった。 上の 『標高差中間点』 標識から3分ほど登ると、今度は写真のような 『距離中間点』 の標識が現れた。 上の 『距離中間点』 標識から1分ほど登ると写真のように小さなアルミ梯子が有ったが、中の段が外れ掛かっていた。 私達はスマートなので中の段に体重を掛けても大丈夫でしたが、体重が60kg以上の方は御用心下さい。(笑) 上の壊れ掛かったアルミ梯子から2分ほど登った所が標高1000m地点だった。 標高1000m地点から少し登ると、下写真のように綺麗な色をした紅葉があった。
標高1000mから15分ほど登ると、標高1100mの標識が現れた。 標高1100m地点を過ぎた所には、下写真の大木とヤブレガサの群生地があった。
標高1100mから10分ほど登ると、標高1200mの標識が現れた。 その付近からスズタケが現れ始めた。 標高1200mから10分強登った所が、標高1300m地点だった。 標高1300を過ぎるとスズタケが濃くなり、写真のようにトンネルになった所もあった。 スズタケのトンネルを抜けて少し進むと、写真のように紅葉した落ち葉が綺麗な所があった。 標高1300m標識から10分弱登ると、写真のような分岐標識が現れた。 ここで右折すると、夷守林道経由で生駒高原に下りれるようである。 上の分岐標識から5分弱登った所が、下写真の 『夷守岳=ひなもりだけ=1344m』 の山頂だった。(写真は帰路に撮ったもの) 写真は南西方向の景色であるが、これから歩く 『丸岡山〜大幡山〜獅子戸岳』 や 『高千穂峰〜新燃岳〜韓国岳』 等の景色がパノラマ状に見えていた。
私達は夷守岳山頂から上写真のような景色を眺めながら行動食を食べ、初めて10分ほど休憩した。 夷守岳山頂からの下りは、登りと同様に急坂部分が多かった。 丸岡山 ↓ 夷守岳山頂から5分ほど下りた所では、写真のように 『丸岡山』 が見える所があった。 そんな急坂の途中では下写真のような花を見掛けた。
夷守岳山頂から15分ほど下りた所が、写真のような夷守岳と丸岡山の鞍部だった。 上写真の鞍部からは、写真のような石段の登りがずっと続き疲れた。 鞍部から上写真のような石段等を25分強登った所が、 写真の 『丸岡山=1320m』 山頂だった。 山頂部は少し草を刈り込んであったが、周りは樹木に囲まれていて展望は全く無く 私達はこの写真を1枚撮ったら直ぐ山頂を後にした。 上の山頂から2分ほど下りると、前方に写真のような 『大幡池』 が見え始めた。 そしてその付近では写真のような霜柱を数ヶ所で見掛けた。 この付近の標高は1300m位あるので、夜間はもう氷点下になるようである。 丸岡山の山頂から15分弱下りると大幡池に下りる分岐標識があったが、 私達は大幡池には帰路に寄る予定にしていたので直進した。 その後は写真のようなスズタケ部分が多かった。 スズタケ部分を抜けると展望が開け、左手に写真のような高千穂峰や 薄くなった雲海等を眺めながら歩いて行った。 上写真のような景色を眺めながらススキ野を歩いていると、下写真のように 『高千穂峰〜新燃岳〜獅子戸岳〜大幡山〜韓国岳』 等がパノラマ状に見える所があった。
丸岡山の山頂から上写真のような景色等を眺めながら50分ほど歩くと、下写真の 『大幡山=おおはたやま=1353m』 山頂に着いた。 この山頂からは高千穂峰が下・右写真のように左右対称で、均整のとれた見事な山容を見せていた。 私達はこの山頂で周りの景色を眺めながら行動食を食べ、15分ほど休憩した。
その後は下写真のようにミヤマキリシマの中を歩く事が多かったが、ミヤマキリシマの枝が登山道にはみ出していて歩き辛かった。
大幡山の山頂から15分ほど進むと1381mのピーク部を通ったが、 そこから5分ほど下りた所には 写真のような 『新燃岳』 と 『獅子戸岳』 の分岐標識があった。 本当は 『新燃岳〜獅子戸岳』 と歩きたかったのだが、現在、新燃岳の半径1km以内は立入禁止になっているので、 仕方なく獅子戸岳方面に進んだ。 高千穂峰 新燃岳の噴煙 ↓ ↓ 獅子戸岳への途中には写真のように綺麗に紅葉した樹もあった。 獅子戸岳 ↓ その後、前方に獅子戸岳の山頂部が見え始めた所では、 その麓部分の樹木が写真のように紅葉し始めていた。 上写真から10分ほど進むと、その紅葉し始めている樹木の下を通った。 その後は写真のように落葉して実だけが沢山残っているヤマボウシの樹を見掛けた。 この付近で獅子戸岳から下りて来る登山者2組(4人)に、今日初めて出会った。 急坂部分を過ぎると、今度は写真のように生い茂ったミヤマキリシマがまた出て来た。 高千穂峰 新燃岳の噴煙 ↓ ↓ 獅子戸岳の山頂に近くなると、その一帯にはロープが張られ、 写真のように 『日本語・英語・韓国語・中国語』 で書かれた 『登山禁止』 の看板があった。 その付近では10人近くの登山者が景色を眺めながら昼食の準備等をしていた。 これが 『獅子戸岳=ししこだけ=1428m』 の山頂だが、 ここは写真のように周りが樹木に覆われている為に眺望が無く、誰も居なかった。 それで私達もこの写真を1枚撮ったら、少し下で眺めの良い場所に移動して休憩する事にした。 山頂から少し下りると下写真のように景色の良い所があったので、私達はそこに腰掛け行動食を食べながら15分ほど休憩した。 尚、眼前に見える新燃岳の噴煙は私達が休憩している間も、時々勢いよく高く吹き上げる時があり、また噴煙の色も白色や茶色に交互に変化していた。 私は久し振りに綺麗なエメラルドグリーン色をした火口湖を見たかったのだが、新燃岳が立入禁止の為にそれが叶わず残念であった。
夷守岳 丸岡山 大幡山 ↓ ↓ ↓ 獅子戸岳の山頂部で上のような景色を眺めながら休憩した後は帰路に着いたが、 前方にはこれまで歩いて来た 『夷守岳〜丸岡山〜大幡山』 が写真のように綺麗に見えていた。 高千穂峰 新燃岳の噴煙 ↓ ↓ 大幡山の山頂まで戻り、後ろを振り返ると新燃岳の噴煙が写真のように白く高く吹き上げていた。 帰路に写真の 『大幡池』 に下りた。 既に二人の登山者が昼食休憩中だったが、 私達が休憩中にも10人近くの登山者がやって来て、池の周りで昼食を食べていた。 どうやらこの池を目当てにやって来る登山者は結構多いようである。 大幡池の水は写真のように澄み切っていてとても綺麗だったが、 残念な事に周りの木々はまだ紅葉していなかった。 帰路は丸岡山からの石段の下りや、夷守岳の急坂の登り返し等で少し疲れたが、下写真のような紅葉等が疲れを癒してくれた。(感謝!)
林道駐車地に戻ったが、駐車している車は私の車だけだった。 どうやら今日この林道登山口から登った登山者は私達だけのようだった? 今日の山歩きをまとめると 林道駐車地(6:45)〜林道登山口(6:55)〜展望所(7:25)〜標高差中間点(7:40)〜夷守岳山頂(8:30/8:40)〜夷守岳・丸岡山鞍部(8:55)〜 丸岡山山頂(9:25)〜丸岡山・大幡山鞍部(9:35)〜大幡山山頂(10:10/10:25)〜獅子戸岳山頂(11:05/11:20)〜 大幡山山頂(11:55)〜大幡池(12:25/12:50)〜丸岡山山頂(13;05)〜夷守岳山頂(13:55/14:10)〜 林道登山口(15:30)〜林道駐車地(15:40)で、総所要時間は8時間55分、万歩計は34665だった。 下山後は35年振り位に?生駒高原のコスモス園を見物する事にした。 そうしたら10月末までは入場料(400円)が要るが、11月からは無料開放になっていた。(ラッキー♪) 当日は無料開放になってまだ3日目だったので、コスモスは枯れる事も無く下写真のようにまだ十分に見頃で、園内には子供連れが多く数十人の観光客がいた。 今日登った夷守岳は別名を 『生駒富士』 と呼ばれていて、生駒高原からはその富士山に良く似た山容を望む事ができる。 コスモス園内を散策していると、今日歩いた 『夷守岳〜丸岡山〜大幡山』 等の稜線が右写真のように綺麗に見えていた。
この後は翌日(4日)の 『韓国岳・甑岳』 に続きます。 |