国見平〜黒尊岳〜甫与志岳 ピストン



2014年(平成26年)5月25日(日曜日)  曇り後晴れ  弱風


1/2万5千地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が切れている所があります)
白色の点線は10秒間隔の緯線・経線緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色緯線・経線は1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .


31°18′00″














31°17′30″
















31°16′20″
           130°              130°             131°              130°
              58′               59′              00′               01′
 度              00″               00″              00″               00″



 昨夜はトイレに1回起きたが、次に目覚めたのは5時だったので、

 8時間半も熟睡した事になり、疲れ等は全く無かった。


 早速、お湯を沸かしホットコーヒーを飲みながらパンを食べ、

 その後に昨日のスーパーで買ったバナナ、デコポン、ビワを食べて朝食にした。


 身支度をした後、6時前の天気予報を聴くと、大隅地方は朝晩は曇りだが

 日中は晴れるでしょう!との予報だった。


 写真が6時ちょうどに国見平駐車場を出発した時の様子だが(登山口は写真右端の白杭))

 濃いガスが掛かり、遠くの景色は全く見えなかった。













 樹林の中に入るとまだ薄暗く、藪椿の花が目に付いた。
























 写真は出発して15分弱した所で写した、登山道の様子である。






















 黒尊岳への登山道には、写真の様に登山道の両側から熊笹や枝がせり出して

 塞いでいる所もあり、それらを掻き分けながら進む所が少しあった。






















 30分ほど進んだ所には、写真の様な道標があった。





















 上写真から10分ほど進むと写真の様な分岐標識があり、

 そこで右折すると 『黒尊祠』 との事だったが、そこへは帰路に寄る予定にしていたので、

 ここでは直進した。















 上写真から3分登ると、写真の 『黒尊岳=くろそんだけ=909m』 の山頂に出た。

 到着時刻は6時45分だった。


 私達が登って来た登山道は左側に見える道で、それまでの登山道には

 中小のアップダウンが幾つかあったが、ロープ場等の急坂部分は無かった。


 山頂標識の横から奥に進む道は展望所へ行く道で、私がちょっと行ってみたが、

 濃いガスで景色は全く見えなかったので直ぐ引き返し、次に進んだ。







黒尊岳山頂から15分ほど進むと、下・左写真の様な 『展望所』 の標識が立樹にくくり付けてあった。

右写真がその展望所から写した景色だが、濃いガスの為に遠くは全く見えなかった。

展望所の標識
展望所からの景色











 上の展望所標識から1分ほど進んだ所には、写真の様な道標があった。























 上写真から5分弱進むと、写真の様にロープを張った急坂の下りが初めて出て来た。























 その後の登山道には、写真のように椿の花が沢山落ちている所もあった。























 また登山道脇では、写真の様な 『エビネラン?』 を見掛けた。













甫与志岳への登山道には下写真の様な小さな標識が沢山有ったので、道に迷う様な所はなかった。

三岳縦走路の標識ー1
三岳縦走路の標識ー2
 三岳縦走路の標識ー3











 そんな登山道にはちょうど満開のミツバツツジもあった。























 出発してちょうど2時間すると、目の前に写真の様な大きな岩が現われた。













その大岩に生えている樹の根元には下・左写真の様な 『展望所』 の標識があった。

右写真はその展望所に登って、歩いて来た方向を写したものだが、写真の様に濃いガスで遠くの景色は全く見えなかった。

私達はこの岩上で行動食を食べながら喉を潤して、初めて15分ほど休憩した。

樹の根に展望所の標識があった
岩上から登って来た方向の景色











 写真はその岩から短い脚を精一杯伸ばし、悪戦苦闘しながら下りているオバさんです。(笑)






















 写真は大岩展望所から20分位進んだ所の景色だが、

 この付近はアップダウンは少なかった様な気がする。


















 上写真から20分位は緩やかな登りが続いていた。

 そして大岩展望所から40分ほど進むと、写真の様な標識が左手に現れた。


 この 『姫門集落』 からは15年前(1999年)に、

 子供と一緒に甫与志岳へ 『初日の出登山』 をした事があった。

 それで、この標識が出て来たので、山頂が近い事が分かった。








上写真から1分程で下・左写真の 『甫与志岳=ほよしだけ=967m』 の山頂に出た。

到着時刻は8時55分だったので、国見平から2時間55分の所要時間だった。

15年前の元旦に子供と一緒に初日の出登山をした時は天気が良く、水平線から出て来る初日の出を拝む事が出来たが、

今日は右写真の様な濃いガスの為に景色は全く見えなかった。(残念!)

甫与志岳山頂は見晴らしが良いし、今日は日曜日なので登山者が居るのでは?と思っていたが、時刻が早かった勢なのか?、或いは濃いガスの為なのか?、

予想に反して誰も居なかった。

甫与志岳山頂
山頂からの景色






 私達は山頂でザックを下ろし、行動食を食べたり喉を潤したりして20分ほど休憩していたが、

 次々にガスが流れて来て、じっとしていると寒くなって来た。


 それで下山する事にしたが、この山頂が今回の山旅の最後の山になる。

 私達は今日で5日間連続で山歩きをしているので、もしかしたら疲労が溜まっているかも知れ

 ない?と思い、下山途中でスタミナ切れを起こさない様、写真の 『アミノバイタル4000』 を

 飲んでから甫与志岳山頂を出発したが、その時刻は9時15分だった。(元気モリモリ!)









 下山し始めて25分ほど経った所で何気なく自分の左腕を見たら、

 写真の様な青虫がTシャツの袖口に付いていた。

 今回の山行でも方々の登山道で、この様な青虫や毛虫が樹の枝からぶら下がっているのを

 見掛け、その度にストックで糸を切って落としていたが、ここでは私も気付かなかった様です。


 それにしても私の肌は、きめ細かな色白の上に、赤ちゃんの肌の様に柔らかそうで、
        あなた
 写真を見た貴方も思わず頬ずりしたくなったでしょう!(爆)

 実を言うと、滑ったり、転んだり、樹の枝や岩肌等に因っての

 『擦り傷、切り傷、引っかき傷、虫刺されの跡』 は1年中、手足に限らず全身に生傷が絶えず

 私は風呂に入る度にそれらが染み、涙を堪えながら入っています。














 下山中には写真の様に、少しピンク色した 『ギンリョウソウ』 も見掛けた。













またその後の帰路では下・左写真の様な 『サルナシ』 と、右写真の様な樹に咲く白い花を見掛けた。

まだ小さかった、サルナシの実
樹に咲いていた白い花(名前は分からない)

                       国見山レーダードーム   国見山
                                   ↓    ↓








 帰路にも大岩展望所に登ってみた。


 そうすると上空はまだ雲が多かったが、この標高位(1000m)のガスは切れ、

 往路時には見えなかった、国見平からの稜線や国見山のレーダードーム等が見えていた。













 大岩展望所から下りて10分強?進むと、写真のT字路に出た。


 写真は左折直後に撮影したもので、右下に見えるのが大岩展望所から来た道で、

 奥に続く道がそのT字路で右折した道(すなわち往路時に歩いて来た道)である。


 そこで私は道を間違えた。


 そこでGPSを見れば、往路時は右折した方向から来ている事が分かった筈である。


 それがそのT字路で私は踏み跡が濃かった左折した道にうっかり進んでしまった。












 その左折した道は途中からかなりの急坂になり、そこを過ぎて暫らく進むと

 目の前に先程登ったばかりの大岩が現れたのである。


 私は一瞬我が目を疑った。


 結局25分位?のロスタイムだったが精神的に少し疲れた。









その後の登山道では下写真のような花を見掛けた。

タツナミソウ
ヒメウワバミソウ









 それからこれは帰路に気付いたのだが、この山域の樹木の表面には写真の様な苔が

 殆んどの樹に付いていた。


 もしかしたら、『樹肌に付着した火山灰の勢?』 と思ったが、実際はどうなのだろう?










    国見山レーダードーム     国見山     国見平
                ↓       ↓        ↓









 帰路には展望所にも立ち寄ったが、そこからは写真の様に、

 国見平からの稜線と、国見山レーダードームがハッキリ見えていた。












下・左写真の黒尊岳山頂に着いたのは11時55分だったので、甫与志岳山頂からの所要時間は途中のロスタイムも入れて2時間40分だった。

山頂標識奥の展望所に行ってみると、そこからは右写真の様な内之浦湾やロケット発射基地のある内之浦町等の景色が見えていた。

黒尊岳山頂
黒尊岳展望所からの景色










 黒尊岳山頂標識の前から踏み跡があり、その入口に写真の様な標識があったので

 この場所からも黒尊祠に行ける事が分かった。





















 上写真から5分強下りると、写真の様に小さな鳥居が現れた。














上写真からほんの数分下りた所の大岩横に、下写真の様な小さな 『黒尊祠』 が祀られていた。

祠の中には御本尊石?があったが、その石の表面には右写真の様に、人の顔と姿の様に見える薄い掘り跡?があった。

国尊祠
祠の中にあった御本尊石



 この板は黒尊祠の裏に置いてあった物であるが、

  いわながひめ
 『石長比売を祭る 寿命継ぎの神』 と書いてある。


 尚、三岳縦走(国見山〜黒尊岳〜甫与志岳)をして、

 各山頂に祀ってある祠に参れば 『妻をめとる事ができる!』 との言い伝えが有ったそうで、

 昔の当地方の独身男性は縦走して結婚を祈願したそうです。

 私も縦走して3つの祠にお参りしましたので、若い新妻をめとる事が出来るとイイナ〜!(笑)


 黒尊祠から戻る時は12時半を過ぎていたので、

 お腹が空いていた私達は途中で行動食を食べながら20分ほど休憩した。











 休憩後は一気に国見平駐車場に下山したが、到着時刻は13時20分だった。



 今日は日曜日だったが、午前中の天気が良く無かった勢か?、

 下山する迄とうとう一人の登山者にも出会う事は無かった。













 今日の山歩きをまとめると、

      国見平(6:00)〜黒尊岳山頂(6:45)〜展望所(7:00)〜大岩展望所(8:00/8:15)〜

      甫与志岳山頂(8:55/9:15)〜大岩展望所(8:55/10:00)〜展望所(11:35)〜

      黒尊岳山頂(11:55)〜黒尊祠(12:05/12:10)〜休憩(12:35/12:55)〜国見平(13:20)

      総所要時間は7時間20分、万歩計は写真の様に20757だった。




これで5日間に及ぶ鹿児島の山旅は全て終わったが、その5日間の累計を取ってみると、

    登った山数=16山、所要時間累計=29時間10分、歩数累計=101254歩で、走行距離=約970km、消費ガソリン=約65Lだったが、

    鹿児島市内のガソリンは高いですね〜!、177円/Lでしたのでビックリしてそこでは10Lしか入れず、159円/Lだった鹿屋市内で満タンにした。

    最後に、この累計は全くもってドーデモイイ事であるが、ウ○コした回数は私が4回で、オバさんが3回であった。(爆)


それにしても今回の鹿児島への山旅は天気にも恵まれ、楽しかったですね〜!

昨日買った 『デコポン』 と 『ビワ』 がとても美味しかったので、5日間良く頑張った自分達へのご褒美として、途中のスーパーでそれを購入後は一気に帰宅しました。

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