高尾山口駅〜草戸山〜中沢山〜コンピラ山〜大洞山〜高尾山〜高尾山口駅


2012年(平成24年)4月21日(土曜日)  曇り  弱風


オバさんは昨日から今日は 『買い物に行きたい!』 と言っていた。

しかし私と一緒に行くと、『 ゆったりとした気分で買い物が出来ないので、一人で行きたい!』 と言う。(怒!)

そう言う事で、『それならば!』 と、私一人で山歩きに行く事にした。

登る山は、まだ登った事が無くて近くの山なら何処でも良かったのだが、携行していた東京の山の本を見て、近くて簡単に登れそうな 『草戸山』 にした。

 1/200000地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が切れている所があります)
緯線・経線とも1分間隔(緯線1分の距離=約1850m、経線1分間の距離=約1520m)、水色の斜線は磁北線

奥高尾分岐〜高尾山間の軌跡は、4月19日分と4月21日分がダブっています。
高尾山〜高尾山口駅間の下山コースは、19日が下側の 『稲荷山コース』 で、21日は上側の 『1号路』 です。


経度   .
緯度   .





35°39′00″







35°38′00″







35°37′00″







35°36′00″
139°     139°     139°     139°     139°     139°      139°     139°     139°     139°
 08′      09′      10′      11′      12′       13′      14′       15′      16′      17′
 00″      00″      00″       00″   
  00″       00″       00″      00″      00″      00″



 新宿駅から京王線に乗ったが同じ車両にもザックを担いだ登山者が多く、その殆んどの人達は高尾山口駅で下りた。

 高尾山駅の改札口を出ると、そこは写真のように待ち合わせをしている登山者で溢れていた。



 私は駅の直ぐ横にある観光案内所に行き、草戸山への登山口や周回道の様子等を教えて貰い、

 写真の高尾山口駅をスタートした時刻は9時45分だった。









 草戸山の登山口が分かり辛いので少し説明すると、高尾山口駅前の国道20号線(甲州街道)を100mほど南下する。



 そうすると最初の信号の手前に写真のような 『割烹・橋本屋』 があるので、その手前の道を左折する。











 その道を少し進むと、右側に写真のようなピンク壁の家がある。



 その横に写真のような道標があるのでそこから右折する。













 右折した道は狭く、少し進むと写真のような林の中に入る。















 その後の登山道は踏み跡もハッキリしていて、また写真のような標識も適所に有るので迷うような所は全く無かった。














 登っている途中で写真のようなベンチで休憩していた6人位の中年グループと会話すると、

 その中の一人の方が何と!同郷出身で、筑後弁で話し掛けられたので、驚きながらそして笑いながら話した。














 上写真から15分弱登ると、写真のような高圧線鉄塔の横を通った。















 その付近では蔓のような細い枝に写真のような花が咲いていたが、名前は知らない。













 高圧線鉄塔から15分ほど登ると、写真のように視界が開けた所があったが、ここがGPS軌跡の 『草戸峠』 である。



 しかし写真のように雲が多くて眺望は殆んど無かった。


















 上写真から5分強進むと小さな展望台が有ったが、その前の柱には写真のような詩?が書いてあった。






















 上写真から2分ほど進むと、前方に写真のような展望所や大勢の登山者の姿が見えて来た。









そこが 『草戸山=くさとやま=365m』 の山頂だった。

到着時刻は11時ジャスト、高尾山口駅からの所要時間は1時間15分で、何だかあっ気なかった。

山頂には下・左写真のような団体と、大きなザックを携えた10人位のボーイスカウト達が休んでいた。

私は展望所に登って見たが、やはり雲が多くて景色は良く見えなかった。

山頂風景
草戸山の山頂標識





 草戸山の山頂直下には、写真に写っているような 『城山湖』 がある。



 1時間位で一周出来るとの事なので、私はそこを周回した後に別な登山道を通って下山する予定だった。













 『城山湖』 の周回道は写真のような階段部分が結構多かった。















 周回道の途中にある写真のような 『ふれあい休憩所』 の東屋では、20人位の中高年の団体が昼食中だった。















 また周回道の途中では、写真のように綺麗なスミレの花が咲いていた。










 『城山湖』 を周回し始めてから30分位経ち、写真のような分岐点に着いた時刻は11時35分だった。


 私はこのまま 『城山湖』 の周りを回って下山すると、何だか歩き足らないような気がしていた。

 それに私には時間と体力に十分な余裕が有った。(お金に余裕は無かったけどネ!)


 それでこの場所で地図を見ながら急に、これ以上は 『城山湖』 の周りは回らずにここで右折し、

 『関東ふれあいの道・湖のみち』 を歩き、『大垂水峠』 経由で 『高尾山』 に登ってから高尾山口駅に戻ろうと思った。








 決断したら実行は早い。



 写真は上の分岐標識からほんの数分で着いた 『三沢峠』 である。













 その後は写真のような道を 『大垂水峠』 を目指して進んで行った。









そんな道では下写真のような花を見掛けた。

ヤマブキソウ
エイザンスミレ
シロバナニシキゴロモ







 その後の登山道には、写真のように気持ちの良い自然林の中の小径を歩く所もあった。














 『湖のみち』 でも、写真のような石板を幾つも見掛けた。












 写真は 『西山峠』 だが、ここに着いた時に何処からか?正午を告げるチャイムが聞こえて来た。

 私はそのチャイムの音を聞いた途端にお腹が減ったので、写真のベンチに腰掛け、新宿で買った弁当を食べる事にした。

 私がベンチで弁当を食べている間にも、3方向から6人の登山者が通り過ぎて行った。

 その中の単独中年女性とは少し会話したが、その女性はこの山域を良く歩くとの事で、

 今日は 『高尾山口駅』 から 『コンピラ山』 までをピストンしているとの事だった。





昼食後に地図を見ていると、『西山峠』 の少し手前に 『泰光寺山』 が有った。

どうやら私はそこの分岐標識を見落とし 『泰光寺山』 の巻き道を通って来たようである。

残念だったが、今さら引き返してまで登る気には成らない。



 『西山峠』 のベンチで20分程の昼食休憩後に再び 『湖のみち』 を歩き始めると、

 時々左側の樹間に 『津久井湖』 の一部が見えていた。



 そんな道の途中では 『津久井湖』 に下りる分岐標識を二つ見掛けたが、

 その二つの標識には何れも手書きで 『不明瞭』 との記入があった。





『西山峠』 から15分ほど進むと、下・左写真のように視界の開けた場所に出た。

そこには 『見晴台』 の看板とベンチがあり、同年代の男性が風景写真を撮っていた。

津久井湖を見下ろせる、見晴台
見晴台からの景色





 上の 『見晴台』 から10分ほど進むと、写真のような分岐標識があり、右折すると 『中沢山』 との事だった。



 折角なのでその 『中沢山』 にも登って来る事にした。















 写真が 『中沢山=494m』 の山頂だが上の分岐標識から2分弱で着いた。



 展望は無く、写真の石像には 『聖観世音菩薩』 と彫られていた。

















 『中沢山』 以降の登山道は、写真のような尾根道を進む事が多かったように思う。















 『中沢山』 から上写真のような縦走路を15分ほど進むと、前方に写真のようなベンチとテーブルが見えて来た。
















 そこに到着すると、樹の枝に何と!写真のような 『コンピラ山=515m』 の山頂標識があった。



 山頂標識が無ければここが山頂とはとても思えず、テーブルとベンチの有る休憩所と言った感じで、

 『縦走路の途中に山頂標識が有る!』 と言った雰囲気だった。










上の 『コンピラ山』 から更に10分強進むとまた突然、縦走路の途中に下・左写真のような 『大洞山=おおほらやま=536m』 の山頂標識が現れた。

この 『大洞山』 も登ったと言う感覚は全く無く、『コンピラ山』 と同様に 『縦走路を歩いていたら突然、山頂標識が現われた!』 と言った感じである。

大洞山の山頂標識
左写真のUP

その後の登山道では下写真のような花を見掛けた。

スミレ
沢山咲いていた、キイチゴの花
クサボケ







 『大垂水峠』 に近くなると、写真のように縦走路の下方に林道が見える所もあった。








                                  おおたるみず
『大洞山』 の山頂から20分弱進むと、下・左写真の 『大垂水峠橋』 に着いた。

右写真はそこに有ったルート案内である。

大垂水峠橋
大垂水峠橋に有ったルート案内











 『大垂水峠橋』 の下は国道20号線(甲州街道)で、写真のようなバス停も有った。
























 写真は『大垂水峠橋』 を渡った先に有った案内図で、

 その案内図によるとこれから先には色々な道が有るようだった。



 私はその中の 『学習の歩道』 を歩く事にした。













上の案内図の少し先では下写真のような花を見掛けた。

ネコノメソウ
コンロンソウ?
カノコソウ







 上掲の案内図から10分ほど進むと、写真のような林道に出た。















 上写真の林道を5分弱進むと、写真のような分岐標識が有り、そこからまた山道に入った。















 その後の山道は写真のように、崖の中腹を削って造ったような細い山道だった。















  その山道の途中には写真のように、小さな山水が流れ落ちている所も有った。









しかし、そんな山道にも下写真のような花が咲いていた。

チゴユリ
エイザンスミレ
スミレ







 シャガの花もあった。













 上掲写真の林道から入った山道を15分強歩くと、写真のような広い登山道と合流した。



 この場所がGPS軌跡で 『奥高尾分岐』 である。



 この場所以降、下写真の 『もみじ台』 までは一昨日(4月19日)にも歩いている。



 尚、左側に見える細い道が、歩いて来た山道である。











 この場所は上写真から2分ほどで着いた 『もみじ台』 である。



 一昨日は直進した階段で高尾山に登ったので、今日は左側の登山道で高尾山に登る事にした。













 その左側の登山道には写真のような説明板が幾つも有ったので、私はそれらを見てお勉強しながら登って行った。









下写真が 『もみじ台』 から10分弱で着いた、『高尾山の山頂』 である。

一昨日登った時は20人位しか居なかったが、今日は写真のように数百人の観光客と登山者で溢れていた。

その混雑振りはまるで歩行者天国やアメ横のようだった。

明日(日曜日)の東京地方の天気予報は雨だったので、どうやら多くの人達が今日の土曜日に詰め掛けたようである。

私は山頂部を一回りした後、ベンチに腰掛けて行動食を食べたり、ビジターセンターに行ったりして山頂には30分ほど居た。

高尾山の山頂風景−1
高尾山の山頂風景−2








 山頂で30分ほど休憩したので下山する事にしたが、

 一昨日は 『稲荷山コース』 で下山したので、今日は 『1号路=表参道』 で下山する事にした。



 その 『1号路』 は大勢の観光客や登山者のいる、写真の 『薬王院』 の境内を通った。

















 この 『薬王院』 は何が専門なのか?私は知らないが、『お札授与所』 には写真のように

 数々の御利益が掲げられていた。



 その万能振りは、何にでも良く効くと言う 『ガマの油』 とか 『ハナクソマンキンタン』 のようだった。(笑)



















 『薬王院』 には写真のように立派な山門があり、
               じこくてん  ぞうちょうてん こうもくてん たもんてん 
 山門の前後を四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)が護っていた。






















 その後の参道脇には写真のように、寄進者の名前がズラリと並んでいた。


























 また参道脇には写真のような 『十善戒』 もあった。























 その後の 『1号路=表参道』 も、写真のような混雑振りだった。









また参道脇には下・左写真のような 『たこ杉』 もあり、その横にある右写真の 『開運・ひっぱり蛸』 では笑いながら記念撮影している人達もいた。

たこ杉
たこ杉の横にあった 『開運・ひっぱり蛸』







 参道脇には写真のような 『サル園・野草園』 もあり、入る人も結構いた。















 写真はケーブルカーの 『高尾山駅』 だが、写真のように多くの乗客で賑わっていた。















 上写真から3分ほど下りた所にはリフトの 『山上駅』 があり、ここにも写真のような乗客がいた。









その後の 『1号路=表参道』 は写真のような九十九折りの登山道が続いていた。

その九十九折りの登山道にはかなりの傾斜がある為、滑り止めとして角の有る小石を埋めて有り、大変歩き辛かった。

九十九折りの1号路−1
九十九折りの1号路−2







 しかしそんな登山道脇には、写真のような 『シャガの花』 が咲いていて、目と心を癒してくれた。















 写真の左奥の建物は一昨日の山行記でも紹介した、ケーブルカーの 『清滝駅』 である。



 一昨日の下山路である 『稲荷山コース』 は、その 『清滝駅』 の横に出た。



 しかし今日の 『1号路=表参道』 は右側の道で 、『清滝駅』 の前に出た。

















 写真が今日の 『スタート』 と 『ゴール』 の、『京王線・高尾山口駅』 である。



 ここへの到着時刻は、16時ジャストだった。











今日の山歩きをまとめると、

         高尾山口駅(9:45)〜草戸峠(10:50)〜草戸山(11:00/11:05)〜三沢峠(11:40)〜西山峠(12:00/12:20)〜中沢山(12:50)〜

                       コンピラ山(13:10)〜大洞山(13:20)〜大垂水峠橋(13:40)〜奥高尾分岐(14:15)〜高尾山(14:40/15:10)〜

                       高尾山口駅(16:00)、GPSの積算距離は約17kmで全所要時間は6時間15分、万歩計は29148だった。



私は東京に滞在している間に、山行記の通り3回の山歩きに行った。

しかし何れの日も曇が多く、とうとう富士山の姿を望む事は叶わなかった。(涙)

この運の悪さは、『きっと私の普段の行いが悪いからだ!』 と思い、フーテンの寅さんではありませんが私はそれ以来深く反省し、

『十善戒』 を守る日々を過ごしております。(瞑目合掌 ・ ・ ・ ・ ・ 南無阿弥陀仏 ・ ・ ・ ・ ・ 礼拝)

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