藤野駅〜陣馬山〜堂所山〜景信山〜小仏城山〜高尾山〜高尾山口駅


2012年(平成24年)4月19日(木曜日)  曇り  弱風


今日は以前から歩きたいと思っていた、『陣馬山、景信山、高尾山』 をまとめて歩く事にした。


それらの山を歩く場合は色んな登山口があるようだが、私達は藤野駅をスタート地点にし、高尾山口駅をゴール地点として縦走する事にした。

と、言うのも藤野駅側の和田や陣馬登山口に下山した場合はバス便が非常に少なく、またJR藤野駅からの電車も1時間に2本位と聞いていたからである。

その点、京王線は高尾山口駅が始発で新宿行きの準特急が20分置きに出ているので、下山時刻を殆んど気にしないで下りれる。

その上に京王線の方が所要時間も短く(準特急の場合、新宿〜高尾山口は47分)、また料金も安い(新宿〜高尾山口は370円)のである。

 1/200000地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が切れている所があります)
緯線・経線とも1分間隔(緯線1分の距離=約1850m、経線1分間の距離=約1520m)、水色の斜線は磁北線

奥高尾分岐〜高尾山間の軌跡は、4月19日分と4月21日分がダブっています。
高尾山〜高尾山口駅間の下山コースは、19日が下側の 『稲荷山コース』 で、21日は上側の 『1号路』 です。


経度   .
緯度   .





35°39′00″







35°38′00″







35°37′00″







35°36′00″
139°     139°     139°     139°     139°     139°      139°     139°     139°     139°
 08′      09′      10′      11′      12′       13′      14′       15′      16′      17′
 00″      00″      00″       00″   
  00″       00″       00″      00″      00″      00″





 写真がJR中央線の藤野駅である。



 ここへの到着時刻は8時25分だった。









 写真が藤野駅前にある和田行のバス時刻表である。

 8時10分発が先ほど出たばかりで、次の便は何と!13時41分だった。



 私達はバス便が有る場合は和田までバスで行き、そこから陣馬山に登る積もりだった。

 しかしバス便が無い場合は陣馬バス停まで歩き、陣馬山登山口から登る予定にしていた。



 藤野駅の直ぐ横に観光案内所があるが、8時半に開いたばかりだった。

 そこに行き、登山道等の最新情報や陣馬山登山口までの道順を教えて貰い、

 藤野駅をスタートした時刻は8時35分だった。









 藤野駅からは高尾駅方面に少し戻り、写真のようにJR中央線の踏切を渡った。



 尚、奥の方に電車が小さく写っているが、そこが藤野駅である。










 踏切を渡った後は、300m位ある写真のような薄暗いトンネルを通って行ったが、

 トンネル内は1車線の幅しか無く、片方の入口に早く入った車が通り抜けるまで、反対側の車は停まって待っていた。



 トンネル内は1車線の幅しか無い上に、歩道部分が高く成って無いので身体の直ぐ横を車が通り、恐ろしかった。










 トンネルを抜けた後も、県道522号線(陣馬街道)を30分弱歩くと、陣馬バス停があった。


 バス停の50m位先には写真の様に立派な石造りの 『陣馬山登山口』 の道標が建っていた。


 写真の右奥に写っているが、30m位先で道が分岐している。 

 そこで右折すると、『栃谷尾根』 経由で陣馬山に登り、

     左折すると、『一ノ尾尾根』 経由で陣馬山に至る。


 私達は 『一ノ尾尾根』 経由で登る事にした。






上写真で左折した舗装道は急坂部分が多かったが、下の様な花が咲いていたので写真に撮りながら登って行った。

1本の樹に紅白の花が咲いていた
道に桜の花びらが沢山落ちていた





 『陣馬山登山口』 から上写真のような舗装道を15分ほど歩くと、写真のような山道の入口に着いた。



 そこの標識には、陣馬山の山頂まで4kmとの記入があった。










 上写真から13分程で 『上沢井登山口』 からの登山道と合流した。


 私達がこの付近のベンチに腰掛けて行動食を食べていると、単独の山ガールが登って来た。


 会話すると、私達と同様に藤野駅から歩いて来たとの事だった。







 更に30分強登ると写真のような標識があり、『和田』 の下側の登山口から登って来る登山道と合流したが、

 そこの標識には 『和田 1.2km』 との記入があった。

 先ほど私達を追い越して行った山ガールがそこのベンチで休憩していたので追い越したが、

 この付近の山には良く登っているとの事だった。

 私達が 『藤野駅〜陣馬山〜景信山〜高尾山〜高尾山口駅』 と縦走する予定だと分かると、

 自分も以前に同じコースを縦走した事があるが、その時は8時間半掛かったと教えてくれた。







 更に15分ほど登るとまた写真のような標識があり、『和田』 の上側の登山口から登って来る登山道と合流した。


 そこの標識には 『和田 1.8km』 との記入があった。


 私達は藤野駅からバス便があれば、この登山道で登って来る積もりだった。











 上写真から10分弱登ると写真のような階段になり 『植生保護のため登山道以外は通行禁止』 との看板があった。










上写真の階段を5分ほど登った所が、下写真の 『陣馬山=じんばさん=855m』 の山頂だった。

山頂は広く、茶店もあり山頂の周りにあるテーブルには既に20人近くの登山者が休憩していた。

晴れた日には白馬のモニュメントが見ている方向に富士山が見えるとの事だが、当日は雲が多く富士山は全く望む事が出来なかった。(残念!)

尚、陣馬山山頂から晴れた日に見えると言う景色は、右写真のような写真が有りましたので、皆様もそれで我慢して下さい。(笑)



それから白馬のモニュメント写真は今迄に行った人の山行レポートで何度も見た事があった。

その写真を見ると真っ白だったので、『綺麗だな〜!』 と思っていたのだが、当日に実際に間近で見ると下写真のように薄汚れていた。

これは黄砂や酸性雨の勢なのだろうか?

白馬のモニュメントは陣馬山の山頂を象徴する物なので、『真っ白にして欲しい!』 と私は思った。



私達がテーブルで休んでいると、先程の山ガールが登って来て、以前に陣馬山で写したと言う富士山の画像を見せてくれた。

その後に白馬の前に行き、お互いのデジカメで記念写真を撮り合った。










 陣馬山の山頂で15分ほど休憩した後は、写真の標識部分から次の目的地の 『明王峠・景信山』 に向かって行った。















 陣馬山の山頂から20分ほど下りると写真のような分岐標識があったが、そこが 『奈良子峠』 だった。















 『奈良子峠』 から5分強進むと、写真の 『明王峠』 を通過した。












 写真のような消火用水タンクは、『関東ふれあいの道』 の方々で良く見掛けたが、

 この様な消火用水タンクは九州では殆んど見掛けた事は無い。



 どのタンクも満タンだったが、どうやって水を補充しているのだろう?と私は不思議に思った。












 『明王峠』 から更に5分強進むと、写真の 『底沢峠』 を通過した。













 『底沢峠』 から更に5分強進むと写真のような地図があった。



 『関東ふれあいの道』 から少し入った所に 『堂所山』 があるようなので、そこにもちょっと登って来る事にした。













 上の地図からまた5分強登ると写真のような分岐標識があり、『堂所山』 は更に直進だった。










 上の分岐標識から100m、時間にして1分弱登った所が写真の

 『堂所山=どうところやま=731m』 の山頂だった。

 この山頂には誰も居なかったので、私達は写真のベンチに腰掛けて休憩する事にした。

 景色を眺めながら行動食を食べ10分ほど休憩してから 『陣馬山や高尾山にはまた登る事が

 有るかも知れないが、この山頂にはもう2度と来る事は無いだろうな〜!』 等と言いながら

 堂所山の山頂を後にした。


 それが僅か30分後にまた、この山頂に来る事に成るとはその時は思いもしなかった。

 と、言うのもこの山頂に登って来た登山道は、そのまま直進しながら下りていた。

 それで私はその道を下りて行けばまた 『関東ふれあいの道』 に戻ると勘違いしていた。

 本当は上写真の分岐標識まで100mほど戻り 『景信山』 方向に下りなければいけなかった。



しかし私達は直進するとまた 『関東ふれあいの道』 に合流すると思い込んでいたので、何の疑いも無くその道をグングン!下りて行った。

しかし10分以上下りても以前のように広い 『関東ふれあいの道』 に出ずに、道が段々狭く成っていくのである。

それで、これは何かおかしい?と思い、引き返す事にした。

そう言う事で、わずか30分後には再び 『堂所山の山頂』 に立つ事に成ったのである。(苦笑)

尚、その間違った部分のGPS軌跡は、堂所山の山頂から北に向かっている部分です。



 『関東ふれあいの道』 に戻ると直ぐ、写真のような倒木があった。


 その倒木の右側は、写真のように細い枝で支えられているだけなので、何時折れて落ちてもおかしく無い状態だった。


 それで私達は倒木の下は通らずに回り込んで進んだが、もし樹の下を潜っている時に運悪く枝が折れたら、

 ペチャンコに成ってしまいますよね〜。(コワ!)










 『関東ふれあいの道』 に戻ってから10分強進むと写真のような分岐標識があり、

 その標識には手書きで 『白沢峠跡地』 との記入があった。














 4月13日に 『高水三山』 を歩いた時に何度も見掛けた写真のような石板は、今日の山歩き中にも幾つも有った。















 それからこのような説明板も幾つも有ったので、私はそれらを見てお勉強しながら歩いて行った。















 景信山が近くなると、多くの登山者と擦れ違うようになった。









『白沢峠跡地』 から30分ほど進むと、下写真の 『景信山=かげのぶやま=727m』 の山頂に着いた。

景信山の山頂部は大変広く、右写真のようなテーブルは数ヶ所に有り、其々の場所では十数人の登山者が休んでいた。

私達もテーブルに腰掛け、行動食を食べながら15分ほど休憩したが、曇っていて遠望が利かなかったのが残念だった。

景信山山頂
景信山山頂で休む登山者

            小仏城山
              ↓




 『景信山』 の山頂で15分ほど休憩した後は、写真の 『小仏城山』 を目指して歩いて行った。



 写真が小さくので良く分からないと思うが、『小仏城山』 の山頂には数本の電波塔が見えていた。







『小仏城山』 への途中では下写真のような花を多く見掛けた。

スミレ−1

スミレ−2







 そしてその途中には、花で飾られた写真のようなお地蔵様もあった。









『景信山』 の山頂から20分強で下写真の 『小仏峠』 に着いた。

この 『小仏峠』 の名称は、連休や盆・正月等の高速道路渋滞情報でその名称が良くテレビで放送されるので名前は知ってはいたが、訪れたのは初めてだった。

小仏峠にあった明治天皇のご休憩記念碑
小仏峠にあった案内図







 『小仏峠』 を過ぎ 『小仏城山』 に近くなると、写真のような階段が多くなった。













 上写真のような階段を登り切ると、目の前には写真のような電波塔が見えて来た。



 当日は電波塔のメンテナンス工事?が行われていたようで、数台の工事車両と大勢の作業員の方達が働いていた。







下写真が 『小仏城山』 の山頂だが、『小仏峠』 から20分弱で着いた。

この山頂も広く、茶店が有ってテーブルも沢山有り、大勢の登山者が休んでいた。

小仏城山の三角点と茶店
小仏城山の山頂標識










 この山頂では山頂部を一回りした後、写真の標識部分から

 次の目的地である 『一丁平』 を目指して歩いて行った。


















 『一丁平』 への途中では、写真のようにちょうど満開の桜の下を歩く所もあった。









下写真が 『小仏城山』 から15分強で着いた 『一丁平』 の展望所だが、天気が良ければ見えると言う 『富士山』 も当日は雲が多くて全く望めなかった。(残念!)

またこの 『一丁平』 も広く、その中には右写真のような満開の桜の下で昼食を食べている人達が数組いた。

一丁平の展望所
一丁平は桜が満開だった







 『一丁平』 を過ぎて15分位すると 『もみじ台』 を通ったが、そこは写真のような階段の連続だった。















 階段の途中には写真のように満開の三つ葉ツツジが有ったが、その前のベンチでは女性4人が食事中だった。















 その後も写真のような階段が続いていて、ここで私はかなり疲れた。(フ〜ッ!)














 階段を登り切ると写真のような茶店があり、そこには外国人の観光客も休んでいた。
















 上の茶店から2分ほど進むと、今度は写真のような石段が待っていた。















 上の石段を5分ほど登ると、写真のような案内板があった。









上の案内板から5分弱登った所が下写真の 『高尾山=たかおさん=599m』 の山頂だった。

この山頂も広く、写真にはあまり登山者は写っていないが周りのベンチや東屋等で20人位?の登山者が休んでいた。

晴れた日にはこの高尾山から13州が見えるそうだが、右写真はその13州の名称が刻まれた石碑である。

私達は高尾山の山頂部を一回りした後はベンチに腰掛けて行動食を食べ、その後は記念写真をお互いに撮り合ったりして25分位は居たようである。

高尾山山頂
高尾山山頂にある13州大見晴台










 高尾山山頂からの下山路は写真のように幾つも有るようだが、

 私達は1番自然が残っていると言う 『稲荷山コース』 で下りる事にした。












下写真が 『稲荷山コース』 途中の登山道の様子である。

『稲荷山コース』 の全長は3.1km有るようだが、写真のように登山道には舗装部分は無く、また周りは自然林が多かったように思う。

稲荷山コースの様子−1
稲荷山コースの様子−2



 高尾山の山頂から下り始めて30分位?すると、前方から大型重機で作業しているような

 大きな音がずっと聞こえていた。



 暫らくその工事音を聞きながら下りていたが、或る所で樹間から写真の様なループ橋が見えた。


 大きな工事音はそこから聞こえていたが、ループ橋の上を時々車が走っていた。



 『何かな〜?』 と思って見ている所に若いカップルの登山者が下りて来たので尋ねて見ると、

 つい最近開通したばかりの 『高尾山インターチェンジ』 との事だった。










 高尾山山頂から55分程でケーブルカーの清滝駅に下りた。



 そこにちょうど写真のようなケーブルカーが下りて来て、沢山の観光客が降りて来た。












 『ケーブルカーの清滝駅』 から 『京王線の高尾山口駅』 までの道路両側には

 写真のようなお土産店等がズラリと並んでいた。















 写真が 『ケーブルカーの清滝駅』 から10分弱で着いた、

 本日の山歩きのゴール地点である、『京王線の高尾山口駅』 である。



 到着時刻は16時45分だった。










今日の山歩きをまとめると、

         藤野駅(8:35)〜陣馬山登山口(9:05)〜陣馬山(10:40/10:55)〜奈良子峠(11:15)〜明王峠(11:25)〜底沢峠(11:30)〜

                    堂所山(11:45/11:55)〜道迷い(11:55/11:25)〜白沢峠(12:45)〜景信山(13:15/13:30)〜

                    小仏峠(13:55)〜小仏城山(14:15/14:20)〜一丁平(14:40)〜高尾山(15:15/15:40)〜高尾山口駅(16:45)、

         GPSの累積距離は約21kmで、全所要時間は8時間10分、万歩計は36027だった。



今日は以前から歩いてみたいと思っていた 『陣馬山〜景信山〜高尾山』 を縦走する事ができた。

ミシュランガイドで 『高尾山』 が三つ星の観光地として紹介されて以来、高尾山は 『芋を洗うような状況』 が続いていると聞いていた。

しかし、実際に行ってみるとそんなに混雑した状態では無く、静かな山頂だった。

これは当日が平日だった勢かも知れないが、縦走路や各山頂は良く整備されて気持ちが良かった。

ただ当日が曇り空だったので、各山頂や縦走路から富士山を始め周りの山々が見れなかった事が心残りだった。

それで今度は良く晴れた日に登ろうと思いながら高尾山を後にしたのだが、それがわずか2日後に再び高尾山を訪れる事になるとはその時は思いもしなかった。

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