2010年(平成22年)6月24日 晴れ 弱風
肥前ヶ城 扇ヶ鼻
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6月17日に平治岳へミヤマキリシマの観賞登山に行き、 その帰路に星生崎〜星生山の
岩尾根を歩いた。
写真がその時に尾根上から左手に見えていた、17日の肥前ヶ城〜扇ヶ鼻等の景色である。
当日は平治岳と星生山・北西斜面のミヤマキリシマは満開状態だったが
肥前ヶ城〜扇ヶ鼻のミヤマキリシマは写真のようにまだ5部咲き程度?だった。
それで写真の景色を見ながら 『1週間後位が見頃だろうから、天気の良い日にまた来よう!』
とオバさんと話しながら歩いていた。
しかし12日に既に梅雨入りしていた九州北部の天気予報は連日傘マークばかりだったので、
私達は肥前ヶ城〜扇ヶ鼻へのミヤマキリシマ観賞登山は殆んど諦めていた。
そんな時に突然24日の天気だけがお日様マークに変わった。(もう少し早く分からんもんかネ〜?・・・成績悪いと事業仕訳の対象になるよ!・・・笑)
それで 『 この日を逃してなるものか!』 と、24日の早朝からくじゅうに出発したのである。(笑)
写真は長者原のすぐ近くで写したものだが、前方の道路上に2頭の猪の子供が出ていた。
私は数十メートル手前で気付いたので車を停め、急いでカメラを出して運転席から写した。
『ズームアップして写そう!』 とカメラを操作している途中に対向車が来た為、
猪達は慌てて草むらに飛び込んだので、この1枚だけしか撮る事が出来なかった。(残念!)
牧ノ戸峠に着いたのは8時半を少し過ぎていた。
駐車場を一回りしてみたが、駐車場には1台分の空きスペースも無く、
私達も他の多くの方達と同様に路肩駐車する事になった。(まったく暇な人達が多いネ〜!・・・笑)
写真の牧ノ戸峠登山口を出発した時刻は8時50分だった。
扇ヶ鼻
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写真は沓掛山を過ぎ、前方に扇ヶ鼻が見え始めた所で写したものだが、
前方の登山道には写真のように大勢の登山者が歩いていた。
早朝登山をしたのか?、下山して来る4〜5人の人達と擦れ違ったので、
その中のお一人に扇ヶ鼻の開花状況を聞いてみると、『ちょうど満開ですよ!』 との言葉に私は脚が速くなった。
扇ヶ鼻山頂
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写真は扇ヶ鼻の裾野に着き、私が何時も山頂を写す場所から撮ったものである。
この写真を撮っている時にガスが掛かり始め、これ以降は段々とガスが濃くなって行った。
写真が扇ヶ鼻の山頂標識だが、標識が新しくなり設置場所も変わっていた。
この山頂標識と記念撮影する人達が多く、私もこの写真を撮るのに順番待ちだった。
山頂にはザックに入り、おんぶされて扇ヶ鼻のミヤマキリシマ見物に来ているワンちゃんもいた。
私達は山頂部に腰掛け、周りの景色を観ながら行動食を食べ、15分ほど休憩した。
休憩後は山頂部から下方の景色を写そうと思って場所を移動したが、
ガスが次々と下から湧き上がって来て、周りの景色が霞んで良く見えない程だった。
私の周りでも三脚に大きなカメラをセットして、ガスが切れるのを待っている人達が多かった。
私も10分程ガスが切れるのを待っていたが、何だかガスは段々濃くなって来るようなので
私はとうとう痺れを切らして次の肥前ヶ城に向かい始めた。
写真はその途中でガスが少し薄くなった時に写した1枚です。
扇ヶ鼻からの下山中にも私は色んな場所に移動して風景写真を撮りまくったが
写真はそんな時に見掛けた 『ヨウラクツツジ』 である。
くじゅうにも 『ヨウラクツツジ』 が咲く事は知っていたが、
私達はくじゅうの 『ヨウラクツツジ』 をまだ見た事が無かった。
それが思い掛けない所で 『ヨウラクツツジ』 を発見したので、私は何となく嬉しくなった。
星生山
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写真は扇ヶ鼻から下山し肥前ヶ城に向かう途中で、登山道から左手に見えるニタの窪と星生山を写したものである。
ガスが掛かって色が鮮明で無いが、ニタの窪や星生山の斜面等は写真のように全面が薄いピンク色だった。
写真は肥前ヶ城の山頂近くまで登り、山頂方面を写したものである。
この少し手前位から、写真のような景色が周りに広がっていた。
これが 『肥前ヶ城=ひぜんがじょう=1685m』 の山頂標識である。
私達がこの山頂に着いた時には、広い山頂部のあちこちに数十人の人達が休憩していた。
私達は扇ヶ鼻の見える方に行き、ガスが切れたらそこから見える扇ヶ鼻の景色を写そうと思って
そこで行動食を食べながら休憩していた。
15分ほど待っていたが、写真のように濃いガスが次々と下から噴き上がって来るので、
肥前ヶ城から見た扇ヶ鼻の景色はとうとう写す事は出来なかった。
写真は肥前ヶ城からの下山中に写したものだが、
写真のように一面がピンク色で、当日はちょうど満開状態だった。
牧ノ戸峠への下山中には写真のような学校登山の団体と擦れ違った。
湯布院中学校の1年生との事で、皆が元気の良い挨拶をしてくれるので返礼が大変だった。(笑)
写真はその後、牧ノ戸峠が見える所まで下りて来て写したものである。
依然として駐車場は満車状態で、私達のように路肩に駐車している車が沢山あった。
登山道は途中からコンクリ道になるが、その道脇には写真のような 『ベニバナニシキウツギ』 の花が多く咲いていた。
牧ノ戸峠に下山後は、10km強?離れた所にある 『森林公園スキー場』 の駐車場に移動した。
そこで昼食を食べてから、今度は猟師山を目指した。
猟師山の途中に現在オオヤマレンゲが咲いているとの情報を得ていたからである。
写真はスキー場のゲレンデだが、そこには写真のような 『いのしし号』 が待機していた。
ゲレンデを登り切った所にある山道の入り口まで、往復で500円との事である。
私達はこのゲレンデの中を歩いて行ったが、その途中では多くの登山者と擦れ違い、
また途中の見晴らしの良い場所では、座り込んで昼食中の登山者も数グループいた。
駐車場から登り始めて30分程でお目当てのオオヤマレンゲが咲く舗装林道に出た。
下写真がその林道脇に咲いていたオオヤマレンゲ達である。
当日は7〜8本の樹に咲いていたが、まだ蕾、開花中、既に枯れている花等、樹に依ってまちまちの状態だった。
オオヤマレンゲ−1
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オオヤマレンゲ−2
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オオヤマレンゲ−3
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写真の花が当日見掛けたオオヤマレンゲの中で私が 『1番綺麗!』 と思った花である。
猟師山の山頂へは舗装林道からまた山道に入るが、暫らくは写真のような 『シャクナゲ』 の樹が多かった。
樹林帯を10分程で抜けると、写真のような灌木やカヤ等の多い場所に出た。
そんな所を少し進むと、前方上には猟師山の山頂が見えて来た。
写真が 『猟師山=りょうしやま=1423m』 の山頂である。
私達が着いた時には誰もいなかった。
当時刻も周りにはガスが掛かり景色は殆んど見えなかったので、私達は直ぐ周回道を歩き始めた。
写真はその後の周回道脇で良く見掛けた 『イブキトラノオ』 である。
写真はその後の周回道から左手に見えていた景色で
右側に見える建物が1番上のリフト駅で、後方の高い山は湧蓋山である。
山頂から15分弱で写真のような分岐標識地点に出た。
真っ直ぐ行くと 『合頭山』 や 『牧ノ戸峠』 方面で、スキー場へは左折である。
一目山
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上写真の分岐標識から5分強で2つ前の写真で1番上のリフト駅に出た。
写真はその後、ゲレンデの中を下りている途中で写したものである。
この時刻も写真のように、登山者がゲレンデの中を登って来たり下りたりしていた。
今は夏場なので誰も滑っていないが、冬場になればこのゲレンデはカラフルな服装をした
若いスキーヤーで賑わっているのだと思う。
私はもう40年以上もスキーをした事は無い。
東京に居た頃は自分のスキー板を持ち、シーズンになると友人や先輩と一緒に
夜行バスで 『湯沢』、『蔵王』、『苗場国際』 等のスキー場に良く出掛けていたが、
九州に帰って来てからは1度もスキーをした事が無い。(涙)
その後もゲレンデを下りていると、出発時に待機していた 『いのしし号』 が登って行った。
暫らくすると、その 『いのしし号』 がお客さんを乗せて下りて来るのが見えた。
私がカメラを向けると、お客さんと運転手さんが写真のように手を振って笑顔で応えてくれた。
今日の山歩きをまとめると、
牧ノ戸峠(8:50)〜扇ヶ鼻(9:55/10:40)〜肥前ヶ城(11:10/11:25)〜牧ノ戸峠(12:20)で、万歩計は15701、
午後からは、
スキー場(13:10)〜オオヤマレンゲ開花地(13:40/13:45)〜猟師岩山頂(14:10)〜スキー場(14:50)で、万歩計は10120だった。
今朝から急に思い立ってこの山行記を書き始めたが、現在(26日・土曜日・14時)外では強い雨が降っており、
テレビの天気予報では今後1週間は傘マークばかりだった。
この1行で今回の山行記を書き終えるが、書き終えたら 『今度天気になったら、次はどの山に行こうか?を考えよう!』 と思っているところです。(笑)
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