三 郡 山(936m)


2009年(平成21年)12月22日   晴れ   無風


1週間位前から冬将軍が九州まで南下し、北部九州もかなり冷え込んだ。

12月20日の日中から翌朝に掛けては、かなりまとまった雪が降り、21日の朝起きると当地方も少し積雪していた。

そしてその日のテレビニュースでは、鹿児島の桜島火口が白く雪化粧した姿を放映していた。


 写真は21日の朝、自宅近くから北西方向に見える 『石谷山〜九千部山』 を少しズームUPして撮ったものである。


 四方の山々を見渡すと、どの山も左写真と同様に真っ白だった。


 そして北北東方向に見える、『宝満山〜三郡山』 の真っ白な姿を見ながら、

 私はふと 『もしかしたら難所ヶ滝が氷結しているかも知れないな〜?』 と思った。


 しかし21日は他に用件があったので、翌日に行く事にした。



      宝満山 仏頂山 三郡山山頂のドーム
         ↓ ↓      ↓




 写真は当日(22日)の朝、宝満山に行く途中で写したものである。



 昨日はあんなに真っ白だった山腹部の雪は融け、写真のように稜線部だけに少し白さが残っている位だった。







             三郡山山頂のドーム
                   ↓
 写真は上写真とは反対側(北面)にある、『昭和の森登山口』 から三郡山を写したものである。


 私達は 『昭和の森登山口』 の1番上の駐車場に停め、登山準備をしていた。


 そうしたら下りて来る登山者が見えたので、『もう下りて来てるのか〜、早いな〜!』 と思っていたら、

 『この駐車場から少し登った所が工事中で、通行できない!』 との事だった。


 それでその方と一緒に、その工事場所の先に当たる所まで車で迂回し、林道広場に駐車した。






 林道広場を出発して暫くは登山道に雪は全く無かったが、25分ほど登ると写真のように雪が現れ始めた。


 その雪は登るに付けて徐々に多くなっていったが、アイゼンを付ける程の積雪やアイスバーンは無かった。


 登る途中で、下りて来る二人連れの登山者に氷爆の出来具合を尋ねると、

 『もうかなり出来てますよ!』 との返事に私はニッコリ!し、気が急いた。












 スタートして40分程で下の滝に着いた。



 下の滝は写真のように、かなり広範囲で氷結していた。
















 下の滝から更に10分ほど登ると 『難所ヶ滝』 に着いた。



  『難所ヶ滝』 にも誰も居なかったので、私達は色々な場所からゆっくりと撮影した。



 写真のようにかなりの完成度だったが、最盛期は個々のツララがもっと太く長い氷柱になり、

 そしてその氷柱同士がお互いに密着して連なり、氷のカーテンのような氷爆になるのである。















 写真は上写真で、奥(上)の方から下側を写したものである。



 今日は 『難所ヶ滝』 を見たら帰る積もりだったのだが、時刻が思ったより早かったので、

 ちょっと三郡山まで登って来る事にオバさんと意見が一致した。

















 『難所ヶ滝』 から5分ほど登った岩の上には、写真のように小さな雪ダルマが飾ってあった。















 『難所ヶ滝』 から20分ほど登ると、写真のような 『宝満山〜三郡山』 の縦走路に出た。














 上写真のような縦走路を10分ほど進むと、『頭巾山=とっきんさん=901m』 への分岐標識が現れたが、

 今日はその山頂には寄らず、三郡山に直進する事にした。













 それからこれまでの登山道脇でも何度か見掛けたが、

 この付近では写真のような野ウサギ等?の足跡を多く見掛けた。








『頭巾山』 への分岐標識から10分ほど進むと、下写真のような三郡山の山頂に着いた。

山頂部には2人の登山者が休憩していた。



三郡山の山頂−1
三郡山の山頂−2
           長崎鼻          頭巾山       ドーム
           ↓             ↓          ↓





 この温度計は上・右写真で、山頂標識の裏側に取り付けてある物を写したものである。



 4℃を指しているが、この日は全くの無風の上に陽が照っていたので、寒くは無く、逆に暖かく感じていた。










 三郡山の山頂には5分ほど居ただけで帰路に着いた。


 写真は三郡山から10分強下りた所にある水場、『天の泉=てんのいずみ』 を写したものである。


 水場は写真のように雪に覆われて凍りつき、1滴の水も出ていなかった。






     三郡山山頂のドーム
           ↓


 三郡山から下り始めて25分程で、往路に登って来た 『難所ヶ滝〜縦走路』 の分岐に出たが、

 復路は同じ道を歩かずにその先にある登山道で下りる事にした。


 その難所ヶ滝への分岐を通り過ぎて5分ほど進むと、開けた所に大きな岩があった。


 その岩上に立つと、先程まで居た三郡山のドームが、写真のように綺麗に見えていた。








 上の岩から更に5分ほど進むと、写真のような難所ヶ滝の横近くを通って昭和の森に下りる登山道がある。

 昭和の森から宝満山に登る場合は、この登山道を利用する登山者が多い。


 下山時は難所ヶ滝だけの見物が目的と思える?、軽装の(ザックを担いでいない)登山者と多く擦れ違った。








今日の山歩きをまとめると

          (林道広場)〜40分〜(下の滝)〜10分〜(難所ヶ滝)〜20分〜(縦走路)〜30分〜(三郡山山頂)〜35分〜(下山路分岐)〜65分〜(林道広場)で、

          万歩計は15194だった。



12月に難所ヶ滝を見たのは初めてだったが、思っていた以上に氷結していた。

年が明け、寒波が続いたら、私達はまた難所ヶ滝を見に行こうと思っている。

私は何故か?、今冬は近年に無いような見事な氷爆が見れるような気がしている。

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