城 山(369m)


2009年(平成21年)7月2日   曇り   微風


今日は私達がまだ見た事のない、『キヌガサタケ』 に逢いに行く事にした。

このキノコは 『準絶滅危惧種』 との事で、発生する場所は大変少ないようである。

私達の住む近くでは、 『高良山』 や 『宝満山』 にもたまに発生するらしいが、その数は大変少ないようである。

それでこのキノコが多く発生するので有名な、宗像市の 『城山』 に行く事にした。



『キノコの女王』 と呼ばれている、このキノコの存在を数年前に知った時から、私は 『是非見たい!』 と思っていたのだが中々その機会がなかった。

『今年は是非逢いたい!』 と思っていたので、少し前からこのキノコの事をインターネット等で色々と調べていた。

そうすると、このキノコは梅雨期に良く出るらしく、たまに初秋にも発生するとの事だった。

しかし梅雨期でも毎日発生するとは限らないようで、『天候、気温、湿度』 がこのキノコの発生に大いに関係がある?ようであった。

『雨が降った翌日の朝』 が最も発生確率が高いようだったので、私は数日前から天気予報に注意していた。

九州北部地方は6月末から7月1日の数日間だけで多い所では500mm前後の雨が降り、『大雨洪水警報』 が発令される程だった。

しかしその雨も7月1日の夜には止み、7月2日からは晴れるとの予報が出た。

それで私は、『待ってました〜チャンス到来!』 とばかりに7月2日の早朝から出掛ける事にした。




 写真は筑後川の河川敷の様子を、土手上の道路から写したものである。


 樹木の手前側は駐車場だが、写真のように完全に水没していた。


 尚、後方の橋は九州自動車道である。







 写真が 『城山』 の 『城山水登山口』 である。


 この登山口にはトイレと水場があり、周辺に10台位が駐車可能だが、少し下の方にも駐車場があった。


 この城山水(じょうやますい)は地下200mからポンプで汲み上げてあるそうで、車で沢山の容器に汲む人もいた。


 私達がこの登山口を出発した時刻は7時40分だった。






 この城山には毎日登っている人も多いようで、インターネットでは 『城山を守る会』 もあった。

 私達はこの城山は2回目で、11年前に子供と一緒に登った時は金山まで縦走した。

 今回、私達は城山だけに登る積りなので、ポシェットに水だけを入れて登る事にした。

 登り始めると直ぐ、下りて来る常連さんと思われる方に出会った。

 常連さんは、蚊避けの 『うちわ』 だけを手に持ってあるので、直ぐ分かる。(笑)

 その方に 『キヌガサタケ』 の事を聞くと、今朝は大きいのが1本出てるとの事だった。

 場所を教えて貰い、私達は喜びながらその場所に急いだ。

 その場所は800m標識から50m程登った左側で、既に数人の方達が写真撮影をしていた。

 登山道の10m位下に出ていて、写真は私のデジカメの最高ズームで撮影したものである。

 この 『ウスキキヌガサタケ』 は高さが30cm近くあるようで、常連さん達もこれは凄く大きいと言ってあった。





 左写真が 『城山=じょうやま=369m』 の山頂である。 到着時刻は8時15分で所要時間は35分だった。

 山頂は広いが、広場の周囲には樹木が立ち並び、展望はその樹間から少しだけである。

 私達が登った時は山頂には写真のようにガスが掛かり、景色は何も見えなかった。

 山頂には小さな記帳小屋もあり、毎月の登山者数も棒グラフで表わされていた。

 山頂では 『城山を守る会』 の方と一緒になり、 『ウスキキヌガサタケ』 の事等を色々と教えて頂いた。

 尚、山頂までの登山道は殆んどが階段だが、『城山を守る会』 の方達の手によって綺麗に整備されていた。




 山頂で10分近く休憩してから下りていると、

 登る時にキノコが出ていた同じ場所で、更にもう1本のキノコが出ていた。


 左写真がそのキノコだが、登山道からわずか2m位の場所に出ていた。

 もしかしたら私達が登る時に出掛かっていたのかも知れないが、

 その時は常連さん達を含めた10人近くの人達が誰も気付かなかった。


 私はもし出来たら、『時間経過と共に成長する過程を撮影しよう!』 と

 ミニ三脚を持って来ていたのだが、そのチャンスを逸し大変残念だった。

 このキノコの左側には枯れ葉が沢山溜まっているので、スカートを広げる事が出来ずに

 写真のようにいびつな形をしていた。





それで私が 『左側の枯れ葉を棒で取り除いてやったら如何でしょうか?』 と常連さんに尋ねたところ、

『スカート部分は心棒の上にふわりと乗っているだけなので、もしスカートに触ったら崩れる可能性があり、自然のままにしていた方が良いですよ!』 との事だった。

 常連さん達が去った後も、『もしかしたらこのキノコはもう少し成長するかも知れない?』 と思い、私はその場に残っていた。

 そうすると単独で登って来た、かなり年輩の方が私の制止する声を無視し、手前側に写っている立入禁止の虎ロープを乗り越え、

 10m位下に出ている大きなウスキキヌガサタケの所まで入って、写真のように写真撮影を始めた。

 かなりお歳を召した先輩に文句は言いたくなかったが、『マナーは守られて下さい!』 と私は再度注意をした。

 その方は、『何年も前から写真に撮りたいと思っていたもので、つい・・・』 と白々しい云い訳をされたが、

 近くには立入禁止の看板が幾つも有ったのである。

 何よりもキヌガサタケの出ている近くにはその卵がある可能性が高く、その方は 『準絶滅危惧種』 であるキヌガサタケの

 貴重な卵を踏み潰したかも知れないのである。(怒!)

 何処にもこのようにマナーの悪い人がいるので、本当に困ったものである。




常連さん達の話によると、運が良ければ登山道脇に列を成して出るのを見れるかも?との事だったが、それはやはりその人の普段の行いに左右される処が大きいと思う。(笑)

それから常連さん達が会話しているのを聞いていると、一人の方は昨日(7月1日)の 『大雨洪水警報』 が出ている中でも登ったとの事で、

他の常連さん達がその方に向かって 『恐れ入りました〜!』 と笑いながらお辞儀をしてあるのを見て私も傍で笑った。



その後下山していると、登って来る登山者と次々に擦れ違ったが、常連さん以外の登山者の方達は殆んどがキヌガサタケの発生状況を尋ねて来る。

それで、『今日は大きいのが2本出てますよ!』 と答えると、中には手を叩いて喜ぶ女性登山者もいた。(笑)

この時期に城山に登る人達は、やはり殆んどがキヌガサタケが目当てのようである。

私は 『ウスキ(薄黄)キヌガサタケ』 を撮影している時に、大きな三脚とカメラを構えた常連さんから、白色の 『キヌガサタケ』 が発生する場所を教えて頂いていた。(感謝!)

私達は下山したら早速、その場所に移動した。



下写真がその場所で撮影したものだが、今日発生した綺麗なものは無く、下写真のように萎れているものばかりで大変残念だった。

尚、教えて頂いた常連さんから名刺を頂いたが、その方は旧街道を歩くのが趣味との事である。

しかしこの時期だけは近くなので毎日のように城山に登っているとの事だった。

その方から頂いた名刺のHPを紹介しますで、城山のウスキキヌガサタケの発生状況など最新情報を知りたい方は 『歩く唐津街道 & 城山』 を訪れてみて下さい。

キヌガサタケの残骸
左写真のUP





 教えて頂いた場所では、残念ながら綺麗なキヌガサタケには逢えなかった。


 しかしその近くには、写真のような 『オカトラノオ』 と 『ヒメヒオウギズイセン』 の花が沢山咲いていた。









許 斐 山(271m)


 私は 『城山』 の他に、その近くの山でもう1ヶ所、白色の 『キヌガサタケ』 が出る場所をインターネットで調べていた。


 その山は城山から車で30分ほど離れた場所にあった。

 写真がその登山口である 『このみ公園』 である。

 この登山口には立派なトイレと駐車場があった。


 ここから登り始めようとした時に、ちょうど下山する人がいたので 『キヌガサタケ』 の事を尋ねてみた。

 そうしたら、『キヌガサタケ』 が発生するのはこの登山道ではなく、『八並登山口』 からの登山道との事だった。






 それで早速車で10分ほど離れた所で、山の反対側に当たる 『八並登山口』 に行った。


 写真がその 『八並登山口』 である。


 ここの駐車場は未舗装だが15台位?は駐車出来そうな広さがあり、直ぐ近くにトイレもあった。






この駐車場に着く少し手前で、下山して来る同年代の御夫婦に出会ったので、車の中から 『キヌガサタケ』 の事を尋ねてみた。

そうしたら何と!、駐車場の中に立派な 『キヌガサタケ』 が出ているとの事である。

私は御礼を言い、大喜びしながら駐車場に行った。


 これが上の駐車場写真で、車の5m位横で竹林との境に出ていた 『キヌガサタケ』 である。

 白いレースのカクテルドレスを目一杯に膨らませ、今がまさに最高の状態だった。

 私達は夢中でシャッターを切っていた。

 大きさは高さが20cm位で、スカート部の直径は15cm位だった。

 それにしても 『キノコの女王』 の名称にふさわしい、色と形と気品が漂っていた。

 インターネットで調べた時は、近付くと酷く臭いとの事だったが、

 私達は興奮していたのか?、臭いには気付かなかった。(笑)

 先端の暗褐色部が臭うとの事で、その臭いにおびき寄せられたのか?、

 小さな虫が沢山くっ付いていたので、左写真は息を吹き掛けて、

 その虫を追い払ってから写したものである。




帰宅してから、このキヌガサタケの事をインターネットで色々調べていると、成長過程を紹介するサイトもあった。

それに何と!このキノコは食べられるとの事で、中華料理の食材として市販されレシピを紹介したり栽培したキヌガサタケを料理して食べさせるビジネスもあり、

私はそれらを見て驚いたり笑ったりした。

それから登っている途中で、この許斐山に良く登ると云う、下山して来る常連さんに出会った。

その方によると、今日は駐車場の1本だけで、数日前には2本出たとの事だった。

またウスキキヌガサタケは数時間で萎んでしまうが、この白色のキヌガサタケは1日近くも萎まないとの事である。

そして、その方は数年前に宝満山でウスキキヌガサタケを見たそうである。



下写真は山頂近くにあった小さな金魚池で、この池には金魚がいたとの説明書きがあった。

右写真は金魚池の縁の倒木に出ていたキノコである。

山頂近くにあった金魚池
金魚池の縁に出ていたキノコ

下・左写真は登り始めて25分で着いた、『許斐山=このみやま=271m』 の山頂標識である。

山頂は写真のように周囲の殆んどは樹木で覆われている為に展望はないが、石祠の裏側(北東方向)だけが開けていた。

そこからは南から北に連なる 『宗像四塚』 と呼ばれている 『城山=369m、金山=317m、孔大寺山=499m、湯川山=471m』 が右写真のように薄く見えていた。

尚、この 『宗像四塚』 は縦走出来るそうである。

私達はこの 『許斐山』 から下山後は 『宗像四塚』 の中で、まだ登った事のない 『湯川山』 に登る予定である。

許斐山の山頂
湯川山   孔大寺山   金山   城山 .
↓       ↓      ↓     ↓


湯 川 山(471m)


『許斐山』 から下山すると、ちょうど12時になった。

国道3号線を走っていると、今日がオープンとの幟(のぼり)をズラリと立てた、『牛丼の吉野家』 が目に入ったので、『久し振りに食べてみよう!』 との事になった。(笑)

ちょうどお昼時との事もあって、駐車場も店内も満杯状態だった。

私達は吉野家の牛丼を数年振りに食べたのだが、何だか?以前より肉質が落ち、また肉量も肉汁も以前より少ないように思われ、あまり美味しく感じなかった。

それで私は少し腹が立ったので、無料のショウガを沢山食べてやった。(笑)




 昼食後は国道3号線から途中で左折して国道495号線に入り、写真の垂水峠に行った。


 写真左側にある標識が 『孔大寺山=こうだいじやま』 の登山口で、

 11年前にその登山口から子供と一緒に登った事があった。










 上写真で道路の反対側が、左写真の 『湯川山登山口』 である。


 この登山口前の路肩部分に3〜4台が駐車可能である。


 私達は写真のお地蔵様を拝んでから登山を開始した。








 登山道は最初からロープ場が連続する急坂部分が多かった。


 しかし途中には写真のようなマテバシイの林が続き、上を見上げると背の高いマテバシイの樹木の上部だけに

 葉が生い茂り、天井の高い建物のような開放感があってとても綺麗だった。


 登山道は途中で2回、舗装林道(NTT等の大きな電波塔等の場所)に出た。





下・左写真が登り始めてちょうど1時間で着いた、『湯川山=471m』 の山頂標識である。 写真のように山頂標識の後面は樹木で展望は無い。

中写真は山頂標識の前面に見える景色で、玄界灘に浮かぶ 『地島』 や 『大島』 等が見えていた。

それから山頂一帯には 『オカトラノオ』 の花が多く、右写真はそこを飛び回っていた蝶である。

湯川山の山頂標識
山頂標識前の景色
中々逃げなかった蝶

 湯川山から下山してもまだ15時だった。

 今日予定していた山は全部登ったので、私達は時間を持て余す事になった。

 それで久し振りに、近くにある 『宗像神社』 を訪れてみる事にした。

 左写真は参道から本殿方面を写したものである。

 説明板によると全国に6000ある宗像神社の総本山との事だった。

 今日は平日の為か?参拝者は少なく、池の水を全部抜いて水を循環させる工事が行われていた。

 宗像神社の境内はかなり広く、ゆっくり回っていたら30分以上も掛かっていた。



 宗像神社を見学してもまだ16時だった。 今朝が早かったので、オバさんは今晩の料理を作って来ていなかった。

 それで私達は今晩の宴会料理を求めに行く事にした。 しかしスーパーが何処にあるか?知らないので

 その付近を適当に走っていると、遠くに赤い大きな 『夢タウン』 の看板が見えた。

 今度はそれを目印に走っていたら、何と!赤間まで行ってしまった。

 私達は 『夢タウン』 や 『サンリブ』 の色々なお店を冷やかしながら時間を潰し、

 宴会料理を仕入れて今晩の宿泊予定地である 『道の駅・むなかた』 に着いたのは18時半頃だった。

 左写真が 『道の駅・むなかた』 だが、去年の4月に出来たばかりとの事で、駐車場も広くとても綺麗だった。



 写真が 『サンリブ』 で仕入れた、『握り寿司』 と 『鉄火巻き』 である。

 今夜のビールは奮発して2本ずつで、他はオバさんが 『自家製梅酒』 、私は 『サントリーの安物ウイスキー』 である。

 宴会は19時近くから始まり、20時半近くまで続いた。

 途中でツマミが無くなったので、家から持って来ていた 『魚の干物、イカクン、ミックスナッツ、』 等をツマミにした。

 道の駅の前を通る国道495号線はそれ程交通量は多くなく、また開店して間もない為にあまり知られてないようで?、

 当夜この道の駅に泊まった車は私達を入れて5台だけだった。

 私達は21時前には寝てしまったと思う。



寝る時は暑くて少し窓を開け、インナーシュラフを腹に掛けただけだったが、夜中に寒くなって目が覚め、窓を閉めてインナーシュラフの中に潜り込んだ。





皿倉山(622m) 〜 権現山(617m) 〜 帆柱山(488m) 〜 花尾山(351m)


2009年(平成21年)7月3日   曇り一時雷雨   弱風


今朝は6時半頃に起きた。 既にその時刻には道の駅に出品する多くの生産者が、車に農産物を積んでやって来ていた。

私達は道の駅で朝食や洗顔等を済ませてから、今日登る予定の北九州市に向かった。

北九州市に向かう途中で少し寄り道し、昨日登った 『城山』 をちょっと覘いてみる事にした。



『城山水登山口』 に着いたのは8時少し前だった。

登山口には既に5台位の車があり、少し待っていると下山して来る人がいた。

その方に今朝のウスキキヌガサタケの発生を尋ねると、『今朝はまだ出ていない!』 との事だった。

しかし昨日のウスキキヌガサタケの発生場所までは5分位しか掛からないので、折角この登山口まで来たのだから、私はその後どうなったか?を見て来る事にした。

下写真が昨日の状態と、今朝の状態を比較した写真である。

写真で分かるように、スカートの部分は虫達が食べてしまったのか?、心棒部分しか残っていなかった。

昨日の大きなウスキキヌガサタケ
今朝の状態

昨日2本目のウスキキヌガサタケ
今朝の状態

下の地図が北九州市八幡区にある 『帆柱自然公園』 の案内図である。

コース概念図(黒色が歩いたコースで、赤の矢印が順路)





 写真が 『帆柱ケーブル山頂駅』 の前にある駐車場である。


 ここを出発した時刻は9時35分だった。












 登山道は上の駐車場から直ぐ森の中に入るが、また車道に出る。


 それらを何回か繰り返していると、15分程で写真のような 『県立ふれあいの家』 に出た。










 上写真からまた自然林の多い山道に入り、急坂や岩が多い道を40分程登ると写真のように広い 『皿倉平』 に出た。


 この 『皿倉平』 には東屋、水道、トイレ等があった。


 私達はここからはまず 『皿倉山』 に登り、その後にまたこの場所に戻り、

 その後は左写真の後方に見えている 『権現山』 に登る予定である。










 『皿倉平』 からは 『シルバー道』 を10分ほど登ると、

 写真のようにNHKを始めとする各テレビ局の電波塔が林立する山頂広場に出た。








下写真は山頂広場から見えていた景色の一部だが、写真のようにモヤが掛かり景色は鮮明には見えなかった。

景色を写している時にちょうどスロープカーが登って来た。(左写真)

北西方向の景色で、黒崎方面
北方向の景色で、洞海湾や若戸大橋方面

下写真は山頂広場にあった、日中の景色と夜景の説明板である。

右写真のように、『新日本三大夜景』 と云うものがあるそうで、この皿倉山からの夜景がその1つだとは私はチ〜ットも知らなかった。(笑)

尚、他の2つは 『奈良県の若草山』 と 『山梨県の笛吹川フルーツ公園』 だそうである。

日中の景色の説明
夜景の説明

皿倉山から下りる時に、『野口雨情の詩碑』 が有るとの案内標識が目についたので、そちらの方に下りる事にした。

野口雨情は 『青い目の人形、からす、雨ふりお月さん、あの町この町、こがね虫』 などの童謡を創作した詩人である。

右写真の詩は昭和7年5月に、野口雨情が帆柱山に登った時に作ったとの説明があった。

野口雨情の詩碑
詩のUP


 『皿倉山』 から 『皿倉平』 に下り 『権現山』 に向かっている時に、

 写真のように20人前後の方達が植物等を探してあるのに出会った。


 この方達は 『皿倉山ビジターセンター』 の会員の方達のようで、

 7月5日(日曜)に実施される 『自然観察会』 の下見との事だった。


 この方達とは登山口でも一緒になり、今回私達が歩くコースのアドバイスを受けていた。(感謝!)

 ここでも又コースのアドバイスや見所等を教えて頂いた。(またまた感謝!)








 上の写真付近には、左写真のように大きな 『ホトトギス』 の花が咲いていた。















 上の写真から10分ほど進んだ所には、写真のような 『連理の木』 があった。









『連理の木 』から少し進んだ所が 『権現の辻』 で、そこで左折し15分ほど進むと、下写真のような 『権現山=617m』 の山頂に着いた。

この山頂部は広い広場だが、誰もいなかった。

尚、右写真は左写真の後方に写っている展望台から、先程登って来た 『皿倉山』 を写したものである。

権現山の山頂標識
展望台から皿倉山を写す





 『権現山』 からは又 『権現の辻』 まで戻り、今度は 『帆柱山』 に向かって歩き始めた。


 写真はその中間地点位にある 『帆柱の辻』 の分岐標識を写したものだが、

 写真のように登山道はハッキリしているし、道標も適所にあるので道に迷う事はないと思う。






下・左写真が 『帆柱山=ほばしらやま=488m』 の山頂である。 『権現山』 からは約40分で着いた。

山頂の周囲は殆んど樹木に覆われているが、北西方向だけが少し開けていた。 右写真はそこから見えていた景色だが、モヤが掛かって良く見えなかった。

帆柱山の山頂
北西方向の景色




 帆柱山の山頂では上写真のベンチに腰掛けて、行動食を食べながら喉を潤おしてから出発した。


 左写真は帆柱山の山頂から少し下りた所にあった 『帆柱分岐標識』 である。


 私達はここで右折して 『ふれあいの森コース』 に入った。






『ふれあいの森コース』 に入ると、今までと違ってかなり細い急坂の道をグングン下りて行った。

そんな細い道を暫く進むと右写真のように広い道になり、そこでは野鳥の鳴き声が多く聞かれた。 私はこの 『ふれあいの森コース』 は歩く人が少ないように感じた。

登山道の前半は細くて急斜面が多かった
途中から広い道になった







 広い道を暫く進むと更に広い道に突き当たり、そこには写真のように 『花尾城址』 と刻まれた大きな石碑があった。











 上の石碑から10分程登った所が、左写真の 『花尾山=351m』 の山頂で、『帆柱山』 から約1時間掛かっていた。


 この山頂にも誰もいなかった。


 山頂は平らな広場で海側180度の展望が開けていたが、景色は他の山頂からと殆んど同じなので省略する。







この山頂広場一面には下のような花が一面に咲いていた。

ニワゼキショウ
ネジバナのUP
ネジバナ

時刻は既に13時を過ぎていたが、私達はまだ昼食を食べてなかった。

それでここの山頂部にあるベンチに腰掛けてお湯を沸かし、インスタントみそ汁を啜りながら弁当を食べた。

昼食中に二人の方が相次いで登って見えたが、直ぐ下りて行った。

今朝聞いたラジオの天気予報では、午後からの北九州地方は40%の降雨確率と言っていた。

西方向の空を見ると黒い雲が近付いていたので、昼食を終えたら直ぐ下山する事にした。




 花尾山から下り始めて15分位すると上空が暗くなり大粒の雨が落ち始め、おまけに雷鳴まで聞こえ始めた。


 写真はそのような時に現れた 『権現の泉』 の水場である。


 私達はその水場の前にあるテーブルで、ザックカバーをしてレインウエアーを着た。










 写真はその後の登山道脇にあったアジサイであるが、雨に濡れてとても綺麗だった。


 私はアジサイにはやはり雨が良く似合うと思った。












 『権現の泉』 から10分程歩くと、写真のような車道に出た。


 雨と雷鳴はこの車道を下りている途中で止んだので、30分間位しか降らなかったと思う。









 車道をかなり下りた所には民家があり、そこではミニトマトやインゲン豆を無人販売(100円)していた。

 そしてそこの塀には写真のような注意書きが貼ってあり、私はそれを見て笑った。

 私はその注意書きを見て、次のような事を色々と想像すると可笑しくなったのである。

 この家の敷地にわざわざニワトリを捨てに来たのだろうか?、またその人は何でニワトリを捨てる事になったのだろうか?

 捨てられたニワトリは卵を産まなかったのだろうか?、朝早くからコケッコッコーと鳴いてうるさかったのだろうか?

 ニワトリを捕まえ、肉屋さんに頼んで鶏肉にする事は出来なかったのだろうか?等と

 オバさんと二人で笑いながら歩いていた。




 写真が登山口のある 『帆柱ケーブル駅』 である。


 到着した時刻は15時5分で、花尾山から1時間5分掛かっていた。


 この付近の道路は濡れていなかったので、下の方は雨は降らなかったのだろう。


 ここを出発した時刻が9時35分だったので、下山する迄の総所要時間は5時間30分で、万歩計は23926だった。




今回の山歩きは低山ばかりだったが、初めての山に6山も登る事が出来た。

また以前から見たかった 『キノコの女王』 と呼ばれる、キヌガサタケの黄色と白色の両方に逢え、私は十分に満足した山歩きだった。

(この幸運も、私の普段の行いが良いからだと思います・・・笑)

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