八 方 ヶ 岳(1052m)


2009年(平成21年)4月3日   曇り時々晴れ   弱風

           八方ヶ岳
             ↓




 左写真は矢谷渓谷に向かう途中で、前方に見えて来た 『八方ヶ岳』 を写したものである。


 八方ヶ岳の稜線は見る位置によっては 『のこぎりの刃』 のようにギザギザと切り立って見える。








                   八方ヶ岳?
                      ↓

 左写真が 『矢谷橋登山口』 だが、『矢谷キャンプ場』 を通り過ぎて車で5分程?走った所にあった。


 左角に登山口の標識が設置してあり、道路の右側に駐車場(3台位が駐車可)がある。


 尚、左前方には養魚場があった。


 ここを歩き始めたのは10時5分だった。











 左写真は、上掲写真で左に登って行く道路を歩いている時に、右前方に見えていた 『八方ヶ岳?』 の山容である。











 駐車した所から上掲写真のような道路を数百m(時間にして5分位?)登ると、

 左側に写真のような登山口の標識があり、そこから山中に入る。


 尚、この登山口の前付近に道路が広くなった所があり、その部分の路肩に4〜5台が駐車可能なスペースがあった。


 私達がそこに着いた時は1台の車が駐車していて、同年代の登山者3人が出発直前の記念撮影をしていた。











 登山道は渓流沿いにあり、暫くは渓流の音を聞きながら歩いたが、途中で涸れ沢を何度か渡った。














 そんな登山道脇の樹に左写真のような物があったが、その樹に倒木等がもたれていたり、

 枯れ枝等引っ掛かっている様子は無かったので、この先にそんな所があるのかなー?等と話しながら歩いていた。












 出発して45分程で左写真のような 『穴川分岐』 に着いた。


 この 『穴川分岐』 は尾根筋の鞍部に当たるようである。












 その後の登山道脇には断崖絶壁の 『のぞき』 があり、そこには写真のようなピンクのリボンがあった。


 尚、この付近では早くも下山して来る、同年代の男性2人と擦れ違った。














 『穴川分岐』 から30分程で、左写真のような分岐標識のある 『班蛇口分岐』 に着いた。









『班蛇口分岐』 から更に10分ほど登ると下の写真のような 『八方ヶ岳=やほうがたけ=1052m』 の山頂に着いた。 時刻は11時30分だった。

この山頂は3回目で、最初に子供と登った時はかなり積雪していたので、子供と一緒に大きな雪ダルマを作った事があった。

山頂には中学生の孫を連れた77歳の男性が居られた。 暫くその方と周りの景色や山開きの事等を話した。

暫くしてその方達が下りられると、山頂は私達だけになった。



この山頂部はかなり広い野原で360度の展望である。 しかし今日は写真のように雲が多く、遠望は利かなかった。

私達はお湯を沸かし、周りの景色を眺めながらインスタントみそ汁をすすり、弁当を食べた。

弁当を食べている時に下方の何処からか?正午を告げるサイレンや音楽等が聞こえて来た。

八方ヶ岳山頂

北方向の景色で、近くに三国山や国見山、
その右後方に釈迦連峰
南東方向の景色で、近くに女鞍岳や観音岳、
その後方に薄く鞍岳や矢護山

 私達はこの山頂部で1時間以上も昼食休憩したが、その間誰も登って来なかったので、

 『登山口で記念撮影していた3人の方達はどうしたのかなー?、引き返したのかなー?』 等と話していた。

 それから、上掲の山頂写真にも写っっているが、この山頂には小さな石の祠がある。

 私がその祠を何気なく見たら、祠の周りに小さな石が沢山置いてあった。

 その石には 『願い事』 等が書いてあったが、私はその中に写真のような石を見つけ、思わず声を出して笑った。

 学校登山で登って来た小学生か中学生?だと思うが、『鋤先先生=実習生?』 が生徒から冷やかされていた。

 しかし冷やかされているこの 『鋤先先生』 は生徒達から大変好かれているようで、何だかとても微笑ましく思った。




 山頂で1時間以上、休憩したので下山する事にした。

 写真は山頂から5分弱の所にある 『山ノ神分岐』 である。

 私達は復路にこのルートを歩く事にしていた。

 この分岐に着く少し手前で、登山口で記念撮影していた3人の方達に会った。

 男性の方は元気だったが、一人の女性の方がかなり疲れてあるようで?、

 『途中で何度も休憩しながら登って来ました〜、山頂迄あとどの位ですか?』 等と尋ねられたので元気付けてあげた。




  『山ノ神』 に下りる登山道は九十九折りの所も多かったが、整備されていて歩き易かった。


 下山中には登山道脇で写真のような 『タラの芽』 を沢山見掛け、私達はそれらを採りながらゆっくりと下山した。


 タラの芽はまだ固い蕾も多く、私はそれらは採らなかった。


 それらの蕾は1週間後位にはちょうど食べ頃になるのでは?と思いますので、欲しい方は行ってみて下さい。(笑)


 そんな事で林道まで下りるのに1時間近くも掛かっていた。






 その林道を 『矢谷橋登山口』 に向かって歩く途中では、

 左写真のような 『カニのハサミ岩』 と呼ばれている岩が前方に見える所があった。


 しかしその岩は、私には 『カニのハサミ?』 と言うより 『オスのライオン』 のように見えた。







林道脇には下写真のような 『タラの芽、ウド、ワラビ』 があり、私達はそれらを見付けては採りながら、林道をゆっくりと歩いて行った。

タラの芽
ウド
 ワラビ

そんな林道には下写真のような花が沢山咲いていた。 今日の山歩き中には、他にも名前を知らない花や木に咲く花等を幾つか見掛けたが、それらは割愛する。

サツマイナモリ
スミレ
フウロケマン?

今日の山歩きをまとめてみると

         矢谷駐車場(10:05)〜45分〜穴川分岐(10:50)〜30分〜班蛇口分岐(11:20)〜10分〜山頂(11:30/12:40)〜

                        5分〜山ノ神分岐(12:45)〜55分〜林道出合い(13:40)〜60分〜矢谷駐車場(14:40)で、万歩計は15286だった。



当日の晩酌では、今日の山行で採ったタラの芽とウドはテンプラ等にして、ワラビは今朝の登山口に向かう途中に、道の駅で買った筍と一緒に煮物にして食べた。

ウドは今年は初物で、とても美味しく感じた。

これから山や野には、色とりどりの春の花が咲き、そして山菜など山の幸の恵みもあります。 読者の皆様もどうぞそれらを楽しまれて下さい。

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