阿蘇山


2005年5月24日  曇り  微風


今日は阿蘇山に登りに行く事にした。

しかし正しく言うと阿蘇山と言う単独の山が有る訳では無く、阿蘇五岳を中心にその周辺の山々を含めた山群を総称して阿蘇山と言うのである。

阿蘇山の最高峰は高岳であるが、それらはくじゅう連山と久住山(最高峰は中岳)との呼称の関係と同じようなものである。

ちなみに阿蘇山の最高峰である高岳の標高は1592mであるが、ヒ・ゴ・ク・ニ(肥後国)との語呂合わせにもなっていて覚え易い。

それから 『阿蘇山』 の山名は、アイヌ語で 『火の山』 を意味する 『アソ』 に由来するそうである。



私達はくじゅう連山には毎年数回は行くのだが、阿蘇山の方にはここ数年行っていない。(記録を調べてみたら、実に4年ぶりだった)

子供と一緒に九州百名山を登っている頃は阿蘇山には良く来ていたし、その近くの山への行き帰りにも阿蘇山周辺の町は何回も通っているので、

その付近の道は今でも大体頭の中に入っている。

その当時に2度ほど訪れた事のある波野村の 『スズランの花』 が開花し、『ミヤマキリシマの花』 も中岳付近はまだ見頃との情報を昨日ネットで得た。

オバさんにその事を話すと見てみたい!と言うので、それならばその近くの山でまだ登っていない山に登り、ついでにそれらの花も見よう!と言う事になり、

急きょの阿蘇行きになったのである。



子供の登校時間に併せ、朝一緒に家を出る。 平日の道路は思っていたより混んでいて結構時間が掛かる。 久しぶりに小国町や大観峰の横を走る。





 大観峰から下りる途中の公園で初めての小休憩にする。

 そこからは阿蘇五岳が良く見えたが、近すぎて全体像を写真に写す事は出来ない。











 後ろを振り返ると大観峰が見えた。

 その大観峰からは阿蘇五岳を見事にパノラマ状で見る事が出来る。

 尚、阿蘇五岳は遠くから見ると、お釈迦様が横たわられた姿に見え、涅槃像(ねはんぞう)と呼ばれるいる。

 頭部が根子岳(1408m)で、胸部が高岳(1592m)と中岳(1506m)で、足部分が烏帽子岳(1337m)と

 杵島岳(1326m)である。





大観峰を下りた所は、かって 『ネズミ講』 で悪名高き 『天下一家の会』 の本部があった地である。

当時、そこには大きなピラミッド形の異様な建物が建っていたが、それは数年前に取り壊され、現在は温泉熱を利用した日本初の観賞用温室等が出来、

そこではバラの花(550種、1600株)等を1年中見れるようになっている。



 国道57号線に出た後に、次は中岳への阿蘇南登山道を走っていると前方の道路脇に車が沢山止めてあり、

 その部分は片側通行になっていて私は車を止めさせられた。

 係員に何事か?と尋ねると、映画の撮影を行っている!との事だった。

 土手の上を見ると写真のようにロケを行っており、私も早速車をその付近の道路脇に駐車して

 ロケの様子を見に行く事にした。









 さっきの係員は余り近づかないで下さい!と言ったが、私は少し写真を撮って来ようと思った。

 それでこっそり近づいたら、私に気付いたスタッフが写真のように何か言いたそうにこちらを振り向いたので、

 それ以上近づく事は出来なかった。












 それで、その場所から撮ったのが横の写真である。

 阿蘇の山並を背景に主人公達が座って話をしているシーンの様だった。










 しばらくするとそのシーンが終わったのか?、写真のように主人公達が喉を潤し始めた。

 スタッフの1人が近くに来たので、色々尋ねてみた。

 映画のタイトルは 『風のダドゥ?』 、来春の封切予定で、

 主役は 『榎木孝明さん』 、ヒロインは新人女優との事だった。

 粗筋は自閉症等、精神的に病んでいる子供達を馬を通して治していくと言うセラピーの話らしい?







 映画のロケを何時までものんびりと眺めているようなヒマは無いので、先を急ぐ事にした。

 そうすると 『中岳』 へ向かうその道の横に、写真のような標識を見つけて驚いた。

 今まで通って来た阿蘇南登山道の両脇には広大な牧草地がずっと広がっていて、

 そこには牛や馬が放牧されていたが、その道はその牛や馬達の優先道路だったのである。

 これは恐らく以前からあった放牧地の中に、後から阿蘇南登山道が出来たからではなかろうか?





 その標識から5分程?で 『草千里ケ浜=通称、草千里』 に着いた。

 『草千里』 とは写真のように 『烏帽子岳』 の裾野に広がる草原で、牛や馬の放牧地でもある。

 草原の中には浅い池がありそれは干上がる事も多いが、冬には凍り付いて天然のアイススケート場になる。

 その様子は毎年テレビや新聞で報道され、阿蘇の冬の風物詩にもなっている。

 その草原には乗馬して草原を引き馬してくれる馬が数十頭いる。 私の子供も小さい時にはその馬を見ると

 乗りたがり、ここを訪れる度に乗っていた。 料金は忘れたが短時間の割には高かった!と記憶している。

 道路の反対側にはみやげ物店やレストラン等があり、その前の大きな駐車場には一般の自家用車や

 全国の修学旅行の観光バス等が数十台並んでいた。(注・・・駐車場は有料で410円)



 修学旅行で思い出したが、私の小学校時の修学旅行はここ 『阿蘇中岳』 と 『別府の楽天地と地獄巡り』 で

 1泊2日だった事を思い出す。

 ちなみに、中学校の修学旅行は宮崎と鹿児島を2泊3日で、

 高校の修学旅行は京都・奈良・日光・東京等を4泊5日だった。

 私は其々の修学旅行には強烈な思い出があるが、それらの事は今回は省略する。







 『草千里』 から車で5分程?で 『中岳』 の火口駅駐車場に着くが、そこに行く途中で、前方の火口駅一帯は

 写真のように 『ミヤマキリシマ』 によるピンク色一色に覆われているのが目に飛び込んで来た。

 思わず、廃業しているレストランの駐車場に車を止めて写真を撮る。

 その 『ミヤマキリシマ』 の群落地に近づくと、多くの人達が道路脇に車を止めて写真撮影や散策をしていた。

 私達はその場所には登山後に寄る事にして、『おかまど山』 の登山口に向かう。






 その火口駅駐車場の少し手前で右折し、5分程?走ると 『火の山トンネル』 が有る。

 そのトンネルを出て400m位先の左側に10台近く駐車出来る広場が有る。

 そこの手摺りに全然目立た無い、写真のような標識が付けられている。

 そこが『おかまど山』への登山口である。 急いで身支度をする。

 時間は既に11時半近くになっていたが、往復の所要時間は1時間位であり降雨の心配は要らず、

 又この山頂では昼食はしない予定なので、飲み物だけをナップサックに入れて身軽で登り始める。







 片道30分か!と思って嘗めて登り始めたが、最初からかなりの急坂で途中で息が上がり始めた。

 そんな登山道脇や斜面には雑草や熊笹の中に 『マイズルソウ』 や、『ウド』 に良く似た 『ハナウド』 が

 非常に多く目に付く。

 尚、写真の中央に見えるピークが 『おかまど山』 の山頂である。












 写真は登山道脇や斜面に沢山目に付いた 『マイズルソウ』 であるが、写真のように花が咲いている物もあった。














 そんな所には 『ウド』 に良く似た 『ハナウド』 も数多くあった。

 しかし 『ハナウド』 は食べられないので、間違って採ってはいけない。













 登山口から10分ほど登った所から山頂までは、写真のように痩せ尾根の連続になる。

 今日は風がほとんど無いのでそんなに恐怖は感じ無いが、風の強い日は凄く恐くて危険だと思う。













 山野草の写真等を撮りながらゆっくり登ったのだが、登り始めてちょうど30分で山頂に着いた。

 その山頂には4等三角点と同郷の 『筑後岳友』 が立てた標識があり、その後ろには 『中岳』 の噴煙が見えていた。













 写真は山頂から見た、『烏帽子岳』 と登って来た登山道である。











 左写真は同じ山頂から見た、下山後に登る予定の 『夜峰山』 である。

 下山後に直ぐその山に登る予定なので、山頂では喉を潤して写真撮影や景色を眺めたら下りる事にした。

 下山時も山野草を撮影しながらゆっくり下りていたら、単独で登って来る若い男性と出会い少し驚いた。

 駐車場に着くとその若い男性の車の後部には布団等が見えていたので、

 その車に寝泊りしながらこの辺の山をまとめて登っているのだろう。

 車にタッチして万歩計を見ると4243で、所要時間は登りが30分、下りが25分だった。








 『おかまど山』 の駐車場から更に車で5分程?下りた所の左側に、数十台が駐車出来る大きな駐車場がある。

 その辺り一帯は 『池の窪園地』 と呼ばれる場所で、そこの駐車場が 『夜峰山』 への登山口になる。

 この山には登山道と呼ぶ様な道は無く、牧草地の中の車も通るような広い道を歩いて行く。












 正面に見える、アンテナが数本立っている山頂を目指して牧草地の中の車道?を登って行く。

 道路の至る所に大きな牛の糞がある。 関係者はちゃんと牛の躾をし直すか、片付けるかして欲しいものである!













 そんな道の横では写真のように牛が草を食んでおり、牧歌的な中を景色等を眺めながらゆっくりと登る。














 ゆっくり歩いて来たにも拘わらず、駐車場から20分で山頂に着いた。

 山頂は草地で広く、テレビの中継アンテナが数本立っていた。

 そして1組の家族連れが食事中だった。












 山頂からは先程登って来た 『おかまど山』 =右 と 『烏帽子岳』 =左 が見えていた。












 反対側の眼下には田植えの直前らしく水田に水が引かれ、その水面が太陽に反射してキラキラと光り、

 とても綺麗だった。

 それらの写真を何枚も撮ったのだが、後からこうして見るとその良さが一枚も写っておらず、

 自分の撮影技術の無さをつくづく情けなく思う。(涙!、もしかしたらカメラが悪いのかも知れない?)

 その綺麗だった光景を皆様に紹介する事が出来ず、大変残念に思っています。(切腹!)










 山頂では5分ほど景色を楽しみ、直ぐ下りる事にした。

 横の写真は下りる途中で目に付いた、何の花かは確認しなかったが沢山咲いていた黄色い花である。











 そんな所には写真のような 『アマドコロの花』 もあった。

 下山時も景色等を眺めながらゆっくりと歩いたが、直ぐ車に辿り着いた。

 所要時間は登りも下りも共に20分で、万歩計は4011だった。

 この山は登山の対象になるような山では無い!と私は思った。











 時間は2時近くになっていたが、まだ昼食を食べていないので火口駅近くに戻ってから食べる事にした。

 火口駅の近くまで戻ると、その周辺は写真のようにピンク色で溢れていた。












 道路の広くなった所の路肩に車を止め、写真のように 『中岳』 の噴煙が見え、

 『ミヤマキリシマの花』 が咲き乱れる野原の真ん中に傘布シートを敷いて昼食を食べる事にした。

 インスタント味噌汁をすすりながら、弁当を食べる。(今日もとても美味い!、シ・ア・ワ・セ〜♪)










 とても美味しかった昼食を食べ終わったら、火口駅の売店をちょっと冷やかして来る事にした。

 火口駅の駐車場には写真のように観光バスが10台位と自家用車も100台位駐車していた。

 係員の人がいて、この駐車場から先は行けないようになっていた。

 有毒ガスが発生している!との事で、以前にそのガスによる死亡事故が有った事等を思い出す。











 売店の中は観光客が結構入っていた。

 しかし、ロープウェーはガスの為に運休中だった。













 今日はこの後にもまだこの近くの山に登る予定なので、

 駐車場付近の風景写真を撮ったら直ぐに出発する事にした。












 写真のような 『草千里』 の展望所から下に数百m下った所のカーブの路肩に、2〜3台分の駐車スペースが有る。

 そこに車を置き、早速登り始める。 

 目指すは 『杵島岳』 から 『往生岳』 である。










 『杵島岳』 にはずっと以前に子供と一緒に1度登った事がある。

 急坂で階段が多く、疲れた記憶があった。

 登山道は写真のようにコンクリの階段が頂上まで続いており、その階段を登ると自分の歩幅で歩けずに

 疲れるので、横の踏み付け道を歩く。











 そんな道脇の所々には写真のように盛りを少し過ぎた 『ミヤマキリシマ』 があった。

 人で言えば20代を少し通り過ぎたかな〜?と言う位であろうか!(該当の方にはゴメンナサイ!)














 しかし上と同じく人で言えば、花も恥らう乙女(現代ではもう死語かな〜?)と、思えるようなリンドウの蕾もあった。














 登り始めて25分で山頂に着いた。

 山頂は広い草原だが、そこからは火口跡のお鉢巡りが出来るようになっている。













 その山頂の広場にザックをまとめて置き、向こうのピークに歩いている30〜40人の団体の人達が見えた。

 私達もそちらに向かう。











 そちらの先端からは少しモヤが掛かっていたが、眼下には水田等の風景が見えた。

 なお、水田等の向こうに見える山は阿蘇の外輪山であり、その尾根をミルクロードが走っている。

 団体の人達は宇部市にある山の店が主催する登山ツアーの方達だった。

 しかし、その方達はお鉢巡りをせずに帰られてしまった。







 私達はそこではまだ 『往生岳』 に縦走する積もりだったが、その少し先の所からから見えた 『往生岳』 へは

 一度下りてから登り返さなくてはならず、往復に1.5〜2時間位掛かるような距離に見えた。

 その時の時刻は3時を過ぎていた。

 まだこの後に波野村へ 『スズランの花』 を見に行く予定がある。

 それでオバさんと 『緊急サミット会議』 を開き、本日は残念ながら 『往生岳』 への登山は断念し、

 『杵島岳』 のお鉢巡りだけをしてから下りようとの結論に至った。(涙!)









 反対側までお鉢巡りをした所では、写真のように 『中岳』 の噴煙や 『高岳』 が見えていた。















 そこの直ぐ下には写真のように更なる火口跡があり、その中には更なる小さな火口跡が見える。

 そしてその火口跡の中は 『ミヤマキリシマの花』 が満開のようだった。














 そんな所には写真のように 『イワカガミ』 がほんの少しだけ咲いていた。









 下山は身軽でもあり、早く波野村へ 『スズランの花』 を見に行きたいとの思いからか、二人とも早足になり

 先行する先程の団体の人達等を次々と追い抜いて行った。

 途中で小学生の集団がいたので、何処から来たの?と尋ねたら、長崎から修学旅行との事だった。

 何気無く近くにいた女の子に尋ねたのだが、引率の先生達が不審の目で私を見てあるように思え、急いで離れた。

 近頃は各地で色んな事件が起きているので、先生方も過敏になってあるのだろうか?

 学童の女の子に話し掛ける時は、人相に余り自信の無い方は特にご用心を!(笑)

 車に着き万歩計を見ると4711で、登りが25分、下りはお鉢巡りの時間を入れても35分だった。



 牛馬の優先道路である阿蘇南登山道を下りていると、映画を撮影していた場所でまた車を止めさせられた。

 今度は、朝とは反対側でロケが行われていて、ヒロインが白い馬に乗ってゆっくり歩いているのが見えた。

 進んで良いとの合図で走行し始めたが、少し走った所に広い場所があったのでそこに車を止め、

 その乗馬シーンを写真に撮っていたら、係員が飛んで来てその場所は画面に入っているとの事だった。

 その係員の顔を見ると朝も話した係員で、向こうも私を覚えていたらしく苦笑していたが、もしかしたら

 その映画に私が写っているかも知れませんので、もしその映画を見られる場合は後方に良く注意して

 ご覧下さい。(多分、カットされているだろうけどネ!)








 左写真はその場所から少し下りた所から写した、ロケ全体の様子です。










 いよいよ本日のメインイベントと言うかハイライトと言うか、今日の大きな目的である

 波野村の 『スズラン自生地』 に到着した。(波野村は周辺の町が合併して阿蘇市になっていた)

 私は駐車場に到着し、正直言って少し落胆した。 この地は過去に2度訪れているので風景は知っていたが

 5万株の 『スズラン』 が自生すると聞いていたので、私はもっと違った風景をイメージしていたのである。

 私が想像していた風景は、良く見るレンゲ畑やコスモス畑の様に写真の丘全体が

 白い 『スズランの花』 に覆い尽くされているとばかり思っていたのである。 それで、駐車場にいた人に

 スズランは咲いているのでしょうか?尋ねたところ、咲いていますよ!との返事があり、見に行く事にした。






 近付いて見ると、『スズランの花』 は大きな葉っぱの下に隠れて、遠くからは見えなかったのである。

 更に近付いて良く見ると、私が北海道で見た 『スズランの花』 に比べるとかなり小さい。

 しかし、小さいが故に余計可憐に見えるのだろうか?

 私達は最初にこの地を訪れてから、実に8年越しに果たした可憐な 『スズランの花』 との出合いであった。












 『スズランの花』 のアップ。
















 『シライトソウ』 の花。








 スズラン自生地は周回しながら観察出来る様になっており、『スズラン』 以外にも色々な山野草が

 自生していて、 そこには写真のように名札が付いていた。

 そして、その名札の直ぐ下を良く見ると該当するその花等の横に割り箸を挿して、分かる様にしてあった。

 尚、上記以外に名札の付いている山野草には次のようなものがあった。

 アソノコギリソウ、オカグルマ、オカトラノオ、カワラマツバ、クサフジ、コバキボウシ、サイヨウシャジン、

 サクラソウ、スイバ、ツクシシオガマ、ツクシマツモト、ナルコユリ、ノヒメユリ、ハギ、ハナウド、

 ヒトリシズカ、ヒメハギ、ヤブカンゾウ、ヤマホトトギス、ワレモコウ、等である。



全体をゆっくり観察した後に売店に立ち寄ると、柱に 『スズランの花』 ばかりの写真が飾ってあった。

売店の方に尋ねると、ずっと以前に写した物でその当時は 『スズラン』 以外の山野草は引き抜いていたとの事だった。

しかし、その後の規制により今のように自然のままになったそうである。

夕方も遅くなり、私達以外に誰も居ないので売店の方にお茶をサービスして貰い、漬物等を摘まみながらしばらく話をしていた。

売店には 『ウド』 も売っていたが、私は今日登った山で 『ウド』 も大分採っていたので、お茶等をサービスして貰ったのに悪いと思ったが

欲しい物が無かったので何も買わなかった。(売店のおばさん、ゴメンナサイ!)



 阿蘇からの帰路、国道57号線から国道212号線に入り、前方に大観峰が見えて来た所で横を見ると

 今日登り損ねた 『往生岳』 が綺麗に見えていた。

 私は先程、牛馬の優先道路である阿蘇南登山道を下りて来る時に、牧草地の中に見掛けた牧童の方から

 『往生岳』 への登山口等を教えて貰っていた。

 多分近い内にその 『往生岳』 に登りに、又この地を訪れる事になるだろう!と思いながら車を走らせていた。




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