植木鉢の中のキノコ達    2005年2月24日

BACK


鉢植えの植木が30本程有る事は以前に紹介した。 そして、その地表は全て苔に覆われている事も書いた。

今回はその苔の中に毎年生える、キノコ達を紹介しようと思う。



苔の紹介時に書いた様にその苔はずっと以前、オジさんが方々の山から少しづつ取って来て、植木鉢の地表に移植したものである。

そして移植する前に苔の中に生息しているかも知れない虫などを駆除するため、その苔を一晩殺虫液の中に浸けていた事も書いた。

その殺虫液の中に一晩浸けて置いたお陰なのか、最初から虫がいなかったのかは定かではないが、その後変な虫はほとんど発生しなかった。

しかし、しかしである。 虫は駆除出来たのかも知れないが、キノコ菌はそんな殺虫液などには全然関係なかったのである。

キノコ菌達は 『そんな殺虫液なんか全然平気だもんね〜♪ ちょうど良い湯加減だね〜♪』 と言ったか迄は分からないが、とにかく生きていたのである。


キノコ達はどんな風にして増えているのだろうか?

トンボや蝶やセミや小鳥達が毎年植木に良く来るので(・・・歓迎していない蛾やカメ虫等も来る)、それらが何か関連しているのだろうか?

オジさんはキノコの本は以前から数冊持ってはいるが、パラパラとめくって写真を見る程度でまだ熱心に勉強した事は無い。

そして何時からキノコが生え始めたかは、その当時は興味もあまり無かったので、記憶も定かでない。



今思い起こせば苔を移植してから数年後には、幾つかの鉢からポツリポツリとキノコが生えた様に思う。

最初はキノコが発生する鉢もキノコの数も少なく、全部合計してもキノコの数は10本位ではなかったかと思う。

その頃キノコを取り除いておけば今の様に増えなかったのかも知れない。 しかしこの頃は気にも留めず、放って於いた。



それでキノコ達は苔達と同じで、多分オジさんに知られない様に毎年毎年こっそり少しずつ増えていったのだと思う。

それが4〜5前からはいつの間にか半分以上の鉢から、かなりの数のキノコが発生する様になって来たのである。

その頃から気付いた時にはキノコを取り除いていた様になったと思う。


そして2〜3年前からは発生しない鉢の方が少なくなり、去年(2004年)は発生しない鉢は5〜6鉢位ではなかったろうか。

それらのキノコ達の発生する時期は毎年9月だけである。 毎年9月になると小さなキノコ達が苔の中に大量に生える様になったのである。

その大きさは下の写真の様に直径が1〜2mm、高さが1cm位である。 そんな小さなキノコ達が一晩で大量に発生するのである。

一つの鉢から一晩で多い時には20〜30本位発生し、それが10鉢位有るのである。



食べられると分かっていればそのままにして大量に増やすが、分からないので気持ちが悪く、発生したら直ぐにピンセットで引き抜く事にしている。

だから9月の時期は朝目覚めると一番にピンセットを持って植木鉢の点検をする事にしている。

この時期は台風シーズンであり、台風の翌日や雨の翌日などは何故か 『雨後の筍』 と同様に大量に発生するのである。

その都度、オジさんはピンセットを持って奮闘する事になる。

これ以上キノコを増やしたくないオジさんは、キノコがキノコ菌をばら撒かない前にキノコを取り除きたいのである。


1番多く発生するキノコ(傘は開かない)


2番目に多く発生するキノコ
(最初から傘が開いている)
左のキノコのアップ


2年ぐらい前から新たに生え始め、今のところ数は少ない(3〜4本)が、かなり大きくなるキノコもある。
                            しお
このキノコは 『頭を出し始めて〜大きくなり〜萎れてしまう』 まで3〜4日掛かる。

そのキノコの様子を次の写真で紹介しよう。
            

1日目の朝・・・頭を出し始めた
2日目の朝・・・かなり背が伸びた


・・・ん?・・・アレ〜!・・・少し似た物を何処かで?見た様な気がする・・・しかし何故か?今はちょっと思い出せない!・・・ボケが始まったのかな〜?!?!

・・・ナーニ!そのうち思い出すだろう!(笑)

     

傘が開いた状態(写真は他の個体)
上記個体の3日目の朝(翌日は萎れて倒れていた)


その他にはまだ数は多くないが、ここ最近見掛ける様になった新種のキノコには次の写真の様な物がある。

新種のキノコ(1)
新種のキノコ(2)


これらのキノコの発生総数は数えてはいないのでハッキリしないが、去年は1000〜1500本位になるかも知れない。

その数は毎年少しづつ多くなっているので、このまま行けば今年はどの位発生するのだろう? 

それらのキノコが食用であれば凄く嬉しいのだが・・・



ところで、オジさんには去年から少し気になっている事が有る。

去年のそのキノコシーズンにオバさんが小さな声で 『食べたら美味しいかも知れないよ〜 何時か他の物に混ぜて酒のツマミに出してみようかな〜♪』 と、

言っていたのをオジさんは決して忘れてはいない。



読者の皆さん、今年のキノコシーズン以降にこのHPの更新が1ヶ月以上なければ、オジさんはそのキノコの実験台になったものと思って下さい。

そしてその時は 『名探偵コナン』 の方に御一報をお願いします。 但し、毛利小五郎の方にはダメですよ〜。

BACK
inserted by FC2 system