写真嫌い      2008年5月

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 私達は写真があまり好きでは無い。

 山歩きに行った時に 『山頂、風景、花』 等の写真は良く撮るが、自分達をお互いに撮る事は滅多に無い。

 山頂等で自分達の写真を撮る事は 『数年に一度、有るか無いか?』 位である。

 山頂で御夫婦やグループ等で記念撮影されていると、良くシャッターを頼まれる事がある。

 撮影後には必ず私達夫婦の写真も 『撮りましょうか?』 と尋ねられる。

 しかしそんな時でも私達は 『滅相もない事を!』 と言って、何時もお断りしている。

 この様に私達は写真が嫌いである。


オバさんはどの様な理由で写真が嫌いなのか?、尋ねた事は無いので分からないが、私は次の様な理由で嫌いである。

      1. 自分では 『ジェーム・ディーンやアラン・ドロン』 のようにハンサムでダンディだと思っているのだが、

         撮影された写真を見ると、『何だか?北京原人かガッツ石松に良く似た類人猿』 のように写っている。

      2. 自分では 『若い頃の石原裕次郎』 のように脚が長くて凄く格好良い積もりでいるのだが、

         撮影された写真を見ると、『何だか?ダックスフンドかダチョウ倶楽部の上島 竜兵』 のように脚が短く写っている。



 この様に撮影された写真を見ると、自分のイメージと写真とのギャップが余りにも大き過ぎるので、

 『あの時はカメラの調子がおかしかったのでは?』 とか 『現像所が失敗したのでは?』 と何時も思うのである。

 オバさんの写真嫌いの理由も多分、『五十歩百歩!』 だと、私は睨んでいる。

 この様に写真嫌いな私達夫婦であるが、『先日の山行=大障子岩山頂』 で久しぶりにお互いの写真を撮り合った。

 その時の言葉は 『お互いに良い歳になって来たから、そろそろ葬式用の写真を用意しとこうか?』 であった。

 そう云う事でお互いに 『葬式用だから笑って!』 と笑い合いながら撮ったのだった。




ところで山好きのアナタ!、、、葬式用の写真はありますか?(笑)

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