安達太良山
2015年(平成27年)8月7日(金曜日) 晴れ時々曇り 弱風
1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔
(
緯線
10秒間の距離=約310m、
経線
10秒間の距離=約250m)、
青色の線
は1分間隔、
水色の斜線
は磁北線
※ ハンディGPSのトラックログの記憶容量(3000)を超えたようで?、くろがね小屋の少し手前からログが取れて無かった
.
緯 度
.
37°38′00″
37°37′30″
37°37′00″
経
140° 140° 140° 140° 140° 140°
17′ 18′ 18′ 19′ 19′ 20′
度
30″
00″ 30″ 00″ 30″ 00″
昨夜、この 『あだたら高原スキー場』 の駐車場で車中泊した車は、私達も含めて5台だった。
しかし、早朝から登山者の車がこの駐車場に登って来ていた。
この写真が駐車場で見た当日の日の出であるが、撮影時刻は4時48分だった。
私達がこの 『安達太良山・奥岳登山口』 を出発した時刻は、5時25分だった。
朝日を後ろから浴びながら進んでいたが、その影を自分で見ていると、歩くスタイルが余りにもカッコ良かったので、
ついまた写真に撮ってしまった。(笑)
私達の前を背の高い二人の男性が歩いていたが、この方達(Eさん親子)とはその後くろがね小屋までご一緒した。
上写真の様な草叢の中では、下写真の様な花等を見掛けた。
尚、以下の花名等には自信はありませんので、予めご承知置き下さい。
ヤマハハコ
イチゴ
ヤマユリ
登山口から40分ほど登ると、写真の様な標識があった。
左はヘラクテスコース(中〜上級)で、右はシリウスコース(中級)だったので、私達はシリウスコースを進む事にした。
しかしそのシリウスコースは最近人が通らない様で?、
186cmもある息子さんが見えなく成る位のススキや草が生い茂った所が少し続いた。
上の様なブッシュを10分位?で抜けると、整備された登山道に出た。
山頂
↓
そして登山口から1時間15分程で、写真の 『五葉松平』 に出た。
そこからは安達太良山の山頂が少しだけ見えていた。
智恵子の標識 山頂 鉄山
↓ ↓ ↓
五葉松平から15分ほど登ると、今度は 『薬師岳=1350m』 の山頂に出た。
後方に安達太良山の山頂が見えているが、この安達太良山には別名、『乳首山』 との
名称があるようで、ここから見るとマァ〜マァ〜うなずけますかね〜!?
(最近は見た事が無いので、良く思い出せないのです・・・笑)
山頂標識の前には下・左写真の石祠と鐘があった。
尚、右写真は東方向の景色で、駐車場やゲレンデやスキーリフト駅等が見えていた。
薬師岳の山頂にあった石祠と鐘
山頂から東方向の景色で、中央部が駐車場
これは三つ前の山頂標識写真の、左奥に写っている標識である。
この標識に智恵子が言った言葉が刻まれていた。
この山頂にいる時に7時を過ぎたが、私達はまだ朝食を食べて無かったので、
この山頂の岩に腰掛け、安達太良山の山頂や、智恵子が言う 『ほんとの空』 を見ながら
20分ほど朝食休憩をした。
薬師岳山頂以降には、木道が暫らく続いていた。
ギボウシと木道
正面に見えていた乳首
上の木道を歩いている時に、トンボが私の手に止まったので、慌てて写したらボケていた。(涙!)
またその付近ではマイズルソウの実?を見掛けた。
薬師岳から30分ほど登ると、『表登山口』 への分岐標識が現われた。
その後の登山道は今までより少し急に成り、そして下写真の様な階段や中小の岩が多い登山道が続いた。
階段の登山道
岩の多い登山道−1
岩の多い登山道−2
しかし、そんな登山道にも下写真の花が咲いていた。
イワオトギリソウ
アキノキリンソウ
薬師岳
↓
またその付近を登っている時に振り返ると、この様な景色が見えていた。
そして薬師岳から1時間強で、『安達太良山=あだたらやま=1700m』 の
山頂標識がある場所に出た。
後方に見える所が本当の山頂だが、そこへは少し危険な岩場を登らなくてはならないし、
またその山頂部は狭いので、この場所に山頂標識を設置してあるようだ。
ここが上の岩を登った所の山頂である。
私達4人がここに登った時は誰もいなかったので、Eさん親子と交代で記念撮影をした。
そして私達がこの山頂で景色を眺めている時に、東京の十数人のグループが登って来たの
で大変賑やかに成った。
先程までは良く晴れていたが、私達が山頂に登って少しすると下写真の様にガスが掛かり始め、景色が殆んど見えなく成ってしまった。(涙!)
この山頂からは360度の展望なので、雲が無ければ私達が既に登った 『飯豊連峰や蔵王』 等も見えるとの事だった。
南方向の景色で、和尚山(1607m)
西方向の景色で、船明神山(1667m)
雲が無ければ、左奥に磐梯山が見えるとの事
山頂で15分位?休憩後は、鉄山方向に下り始めた。
東京のグループ 山頂
↓ ↓
これは山頂から15分位下りた所で振り返った景色であるが、
東京のグループがちょうど歩き始めたところだった。
上写真から更に10分ほど鉄山方面に進むと、写真のように一帯が白く成った所があった。
この場所は 『沼の平』 と呼ばれている場所で、現在は立入禁止に成っている。
この場所は映画のロケで背景として使われる!との事であったが、
私は20年位前にこの場所で、この底面を横断しようとした登山者が火山性ガスで倒れ、
それを見て助けに行った仲間も倒れて二重遭難に成った事を思い出していた。
山頂
↓
私達は上の場所で引き返し、今度はくろがね小屋に向かって下り始めた。
山頂
↓
そして 『沼の平』 から20分ほど下りると、写真の 『峰の辻』 の標識のある場所に出た。
その後は写真の岩に書かれているマークを目印にして下りて行った。
その付近を歩いている時に、私の後ろを歩いているオバさんが、私のザックの後ろにぶら下げている温度計を見て
40度以上の気温に成っている!と言うので、私が写真に撮って!と頼み、カメラを渡している内に陽が陰り、
短時間に2度近く針が下がったそうで、写した時は39度だった。(東北地方も本当に暑いですね〜!・・・フ〜ッ!)
峰の辻から30分近く下りると、下方に 『くろがね小屋』 が見えて来た。
上写真から5分程でくろがね小屋に着いたが、小屋は開いてなかった。
くろがね小屋の全景
くろがね小屋では、入浴が出来るようだ
くろがね小屋の少し先に写真の様な水場があったので、これが下山途中に出会った登山者から教えて貰った
金明水かな?と思って少し飲んでみた。
冷たくて結構美味しかったが、結果的にはこれは金明水ではなかった。
私達はその後も花や景色等の写真を撮りながらゆっくり下りていたので、
登山口近くからここまでずっと一緒だったEさん親子は、この写真を最後に姿が見えなく成ってしまった。
先程の水場から10分近く下りた所に写真の様な水場が有り、その上に 『金明水』 と刻まれた石碑があった。
上の金明水から少し過ぎた所の登山道の奥に大型の車(ランクル or パジェロ or サファリ)が、停まっていて
その近くで登山道の整備をしている人がいた。(くろがね小屋の人かな〜?)
そこから10分近く下りると写真の様な階段があり、その後も写真の様な階段や、段差のある悪路が何ヶ所もあった。
私達は、先程見たあの車は、こんな階段や悪路も平気で乗り越えて行くんだろうな〜?、信じられんな〜?、
そこを乗り越えて行く所を見てみたいな〜!等と話しながら歩いていた。
そんな登山道脇には、下写真の花が咲いていた。
ハギ
シャジン
ヤマユリ
上の様な広い登山道を更に10分ほど下りると、写真の様な分岐標識があった。
そこからは広い登山道(標識では馬車道)と旧道の二つの道があり、どちらを通っても奥岳登山口に下りる!との
事だったので、私達は旧道を歩く事にした。
旧道では下の蝶とバッタを見掛けた。
アサギマダラ
バッタ
旧道を暫らく下りているとまた馬車道に出るが、写真の様に旧道は馬車道を横断した所に続いていたので、
私達はその都度、旧道に入って行った。
旧道の或る所では、写真のカケスの羽根が落ちていた。
ちなみに私は、この様な羽根を拾うと持って帰り、綺麗に洗ってから帽子に飾ったりしている。
その後の旧道では、下写真の実を見掛けた。
?1
ミヤマニガイチゴ
更に下りていると、お孫さんを連れた写真の登山者に出会い、シャッターを頼まれた。
その方から、この後は登山道を下りるより渓流沿いの遊歩道で下りた方が涼しくて良いですよ!と薦められた。
下写真がその遊歩道の様子であるが、渓流沿いに木道等が整備されていて涼しく、子供連れの家族やカップル等が多かった。
渓流沿いの遊歩道の様子−1
渓流沿いの遊歩道の様子−2
渓流沿いの遊歩道の様子−3
そんな遊歩道の途中には下写真の様な標識が所々にあり、そこにはベンチが設置してあったので、私達はそのベンチで行動食を食べたりしてゆっくりと下りていた。
千畳岩
平滑の床
魚止滝
そんな風にして遊歩道を下りている途中で、写真のお二人に出会った。
この方達は福島市にお住まいの 『Oさん』 と 『Nさん』 で、この渓谷に涼みに来た!との事だったが、
私達が九州から来ている事を伝えると大変驚いてあった。
お二人に近くの温泉をお尋ねすると、Nさんは 『日本秘湯を守る会』 の会員だそうで、『新野地温泉』 を薦められた。
その 『新野地温泉』 は、『日本秘湯を守る会』 の会員アンケートでは何時も人気ナンバーワンとの事だった。
お二人は写真の様に上品でハイセンスな方達でした。
渓流沿いの遊歩道を抜けて少し歩くと、そこは駐車場の直ぐ近くだった。
今朝出発する時は少なかった駐車場は、下山するとこの様に沢山の車が駐車していた。
今日の山歩きをまとめると、
駐車場(5:25)〜五葉松平(6:40)〜薬師岳山頂(6:55〜7:15)〜表登山口分岐(7:45)〜
安達太良山山頂(8:25〜8:40)〜沼の平(9:10)〜峰の辻(9:35)〜くろがね小屋(10:10)〜
金明水(10:25)〜渓流沿い遊歩道(11:35〜12:20)〜駐車場(12:35)、
所要時間は7時間10分、GPSの積算距離は13km、万歩計は26136だった。
この登山口のある場所は 『奥岳温泉』 の名称なので、私達はここには当然温泉があるものと思っていた。
それで下山後に温泉に入ろうと思い、探したが温泉が見当たらない。
それでレストランで尋ねると、東日本大震災の前までは温泉はあったが、震災以降は源泉が涸れ、
現在は営業して無い!との事だった。
私達は今日は奥岳温泉に入り、遊歩道で出会ったON(続けて言ったら、昔の王さんと長嶋さんのようで、
懐かしいですね〜!)さんから薦められた 『新野地温泉』 には明日行く積もりだった。
しかし奥岳温泉に入れなかったので、今日 『新野地温泉』 に行く事にした。
写真が新野地温泉の建物であるが、その横には 『安達太良山・ブナッ子路登山口』 があった。
昨日、『道の駅・つちゆ』 に立ち寄った時に貰ったパンフレットには、新野地温泉の入湯料は500円とあった。
しかし何時の間にか?800円と、6割も値上げしていた。(怒!)
入口には 『日本秘湯を守る会』 の提灯がぶら下がっていた。
フロントの先から内風呂までは、写真の様な階段をグングン下りて行った。
これが男性内風呂であるが、湯は薄い乳白色をしていた。
ここでは水戸市から来ているOさんと一緒になり、暫らく話をしていた。
これは上写真の男性内風呂の窓から丸見えの、露天風呂へ行く通路である。
右上の竹等で高く囲ってある所が、女性の露天風呂である。
男性が内風呂から露天風呂に行く時は、タオルで前を隠して行けば良いが、
女性はそうはいかないので衣服を着て往来していた。(露天風呂に入る女性が、入口部分に少しだけ写っている)
これが男性の露天風呂で、湯船の左上建物が男性の内風呂である。
これは男性の露天風呂から写したものだが、内風呂とは源泉が違うようで?、こちらの方が白濁していた。
新野地温泉を出たあとは、今日の車中泊予定地である写真の 『道の駅・つちゆ』 に行った。
このあとは8月8日の 『
東吾妻山
』 に続きます。