四季見橋〜三尖〜黒岳〜親父山〜障子岳〜四季見橋 周回 |
2014年(平成26年)10月28日(火曜日) 快晴 弱風
現在は廃刊になっているが、『Green Walk』 Vol.38に 『四季見橋〜三尖〜黒岳〜親父山〜障子岳』 の周回ルートが紹介されていた。
そして 『Green Walk』 のあとを引き継いだ 『のぼろ』 の最新号に、熊本県側から祖母山に登る唯一の登山口である 『神原(ごうら)登山口』
から
『祖母山〜烏帽子山〜越敷岳』 と周回するルートが紹介された。
この二つのルートは場所的に近いので、行く場合は二日続けて登ろう!と思っていた。
その様な時に、10月28日〜30日と、3日間続けて晴れる!との予報が出た。
それで早速、28日の早朝より出発する事にした。
1/2万5千 地形図上でのGPS軌跡
白色の点線は10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色の線は1分間隔、水色の斜線は磁北線
.
緯 度 .
32°48′00″
|
経 131° 131° 131°
19′ 20′ 21′
度 00″ 00″ 00″
|
|
|
写真の中央部に見えるのが四季見橋で、ここは十字路に成っていて、私達は左側の林道から登って来た。
尚、写真の右側手前に5〜6台が駐車できるスペースがある。
私達がここを出発する時に熊本ナンバーに乗った二人の中年女性が到着したが、障子岳に登る!との事だった。
三尖へは四季見橋を渡って行くが、下山時は橋の右側手前に見える林道から下りて来る予定である。
ここを出発した時刻は9時45分だった。
四季見橋を渡って30m位?進むと、道路の右側に写真の様に小さな標識があるが、
そこが三尖への登山道入口である。
登山道に入ると、直ぐ植林地だった。
10分ばかりで植林地を抜けると、スズタケが現われて来た。
更に10分近く登ると、紅葉している木々が現れ始めた。
四季見橋を出発して40分で、GPS軌跡図の 『第一ピーク』 に出た。
その後の登山道もスズタケの中が多かった。
『第一ピーク』 から8分ほど登ると、 『第二ピーク』 に出た。
その後もスズタケが続いていた。
『第二ピーク』 から7分登ると写真の様な標識が現れた。
写真では良く見えないが、標識の中央部に金色で 『三尖』 と書いてあるので
私はここが 『三尖山頂』 だと勘違いしてしまった。
上写真から5分ほど進むと、登山道の左側には阿蘇五岳等が見える所があった。
上写真から6分ほど進むと、登山道の右側に写真の様な山頂標識があり、
それに 『三尖・1474m』 との文字があったので、
ここが三尖(みつとぎり)の山頂である事が分かった。
この場所は写真でも分る様に、山頂と言った雰囲気は全く無く、
縦走路の横に山頂標識が立っている!と言った感じだった。
その後の登山道には下写真の様な、岩尾根や細い尾根上を通る所もあった。
岩尾根
|
細い尾根
|
上の様な登山道を進んでいると、左側に切り立った岸壁のある岩山が見えて来た。
その後の登山道は、その岸壁を直ぐ横に見ながら登って行った。
その岩山の1番高い所を通る所には写真の様な道標があり、その後の道は下っていた。
それで岩山の山頂に行く道が無いか?少し探したが、道は無かったので
岩山の山頂には行けないようである。
尚、この場所がGPS軌跡図で 『岩山のピーク』 である。
この写真は上写真の場所で岩山山頂へ行く道を探している時に、今まで歩いて来た方向を写した物である。
その後の登山道もスズタケの中を通って行く所が多かった。
『岩山のピーク』 から7分ほど進むと、『黒岳・1578m』 のある山頂に出た。
この時の時刻は11時40分だったので、昼食を食べようと思っていたが
この山頂は写真の様に展望が無い。
それで4年前にこの山頂に来た時に(その時の様子はこちらで既報)休憩した場所が
この少し先にあるのを思い出し、そこで昼食休憩をする事にした。
山頂標識から数分進むと写真の様な岩のテラスがある。
写真の岩の下は岸壁であるが、私達はそのテラスに腰掛けて写真の様な景色を眺めながら
NHKラジオの 『昼の憩い』 等を聴きながら行動食や果物等を食べ、
40分程ゆっくりと休憩した。
祖母山
↓
そのテラス付近からは、明日登る予定の祖母山が割と近くに見えていた。
岩テラスで40分ほど休憩後は次の親父山に向かって進み始めたが、
その途中には写真の様なロープ場もあった。
又その後には、幹が半分無く、その上に樹芯部分も無くなり、片側だけの表皮部分だけで立っている 『根性の樹』 があった。
親父山
↓
その後もスズタケの中を進んでいると、前方に親父山の山頂が見えて来た。
上写真から10分ほど進むと、親父山登山口からの登山道と合流した。
上写真の合流点から1分程進んだ所が 『親父山=おやじやま=1644m』 の山頂だった。
中央部に写っている樹に赤いザックが2個ぶら下がっていたので、
私達が四季見橋を出発する時に到着した熊本ナンバーの女性の物で、
空身で障子岳を往復しているのだろう!?と思った。
私がこの写真を撮っている時に単独の中年男性が登って来たが、
四季見橋から私達が下山時に通る予定の登山道で登って来た!との事だった。
私達は見晴らしの良い障子岳の山頂で、行動食を食べながらゆっくりしよう!と
思っていたのでザックを背負ったまま障子岳に向かった。
親父山から下り始めて5分程で障子岳との鞍部に着いたが
そこには写真の様な説明板があった。
2010年7月8日に見た時はこの説明板は綺麗だったが4年間でかなり薄汚れしていた。
親父山から20分ほど進むと右側に展望岩があったが、そこから見ると障子岳の山頂に二人の姿が見えた。
その後、私達が障子岳に向かっている途中でその二人と擦れ違ったが、やはり登山口で会った女性達だった。
障子岳の山頂直下の日陰部分には、まだ霜柱が残っていたので、この付近の夜間は相当冷え込むようである。
祖母山
↓
これが親父山から28分で着いた 『障子岳=しょうじだけ=1709m』 の山頂である。
尚、奥に見えるのは、明日登る予定の祖母山である。
上写真の中央部に小さく写っているが、そこにはリンドウの花が6輪咲いていた。
古祖母山
↓
障子岳の山頂には誰も居なかったので私達は山頂の岩に腰掛け、
周りの景色を眺めながら行動食や果物等を食べて35分近く休憩していた。
尚、写真はその山頂から1番紅葉している所を写した物であるが、
各色に鮮明さが無く、枯れ掛かったような色に見える木々が多かった。
障子岳で35分ほど休憩後は親父山に引き返し始めたが、
写真はその途中で気付いた、幹に巻き付けた鹿避けの網である。
障子岳の山頂部にも鹿避けネットが張り巡らされていたので、どうやらこの付近は鹿が多い様である。
障子岳
↓
障子岳から親父山へは24分で戻った。
尚、奥に見えている尖った山が障子岳である。
写真は親父山の山頂部にあった説明板である。
説明板のように親父山から下りる登山道は2本あるようだが、
私達は30分ほど早い旧道(メイン道?)で下りる事にした。
この紅葉は下山中に見掛けた今日1番綺麗と思ったモミジの紅葉である。
日光に透き通った葉が青空に映え、綺麗だな〜!と思いました。
四季見橋に下りる旧道(メイン道?)は、写真の様なスズタケの中を通る所が多かった。
親父山から30分ほど下りると、重機で岩を削る様な 『ガシン!、ガシン!』 と云った、大きな音が聞こえ始めた。
その音が聞こえ始めて10分ほど下りると大きな樹が切り倒されていたりして、登山道が不明瞭になって来た。
何とか踏み跡を探しながら辿って行くと渓流を渡ったが、その付近の土手も削られていて、
何処が登山道か?良く分らなかった。
少し苦労してその土手を登り切ると、その下方で下・左写真の様な大型重機で岩を削り取っていた。
私が土手の上からその様子を眺めていると運転手が私の姿に気付き、作業を中止して大きな声で登山道を教えて呉れたので、その道を辿って重機の所まで下りた。
その運転手の方と話をすると、林道をかなり上の方まで延長する!との事だったので、それが完成すると今よりかなり上まで車で登れる様に成るかも知れない?が、
私は何だか有難迷惑!の気がしないでも無かった。
その後少し下りると、右写真の様にかなり広い林道がかなり出来上がっていた。
重機で削岩中だった
|
新しい林道がかなり出来ていた
|
その後、工事中の林道を少し下りると舗装林道になった。
上の様な舗装林道を5分ほど下りると、出発した四季見橋にあっけなく出た。
親父山の山頂で会った中年男性の車は無かったが、女性二人の車はまだ有ったので、
私達とは逆に周回していて、下山時に三尖を経由しているのだろう!?と思った。
今日の山歩きをまとめると、
四季見橋(9:45)〜第一ピーク(10:25)〜第二ピーク(10:33)〜山頂標識と間違えた道標(10:40)〜
三尖山頂(10:51)〜岩山ピーク(11:32)〜黒岳山頂(11:40)〜
岩テラスで昼食休憩(11:50/12:30)〜親父山(13:05)〜障子岳(13:33/14:08)〜
親父山(14:32)〜林道工事現場(15:18)〜四季見橋(15:35)
総所要時間は5時間50分、万歩計は19462だった。
今朝、四季見橋に行く途中の林道脇に写真の様な看板が有るのに気付いていたので、
下山時に時間が有れば観に行こう!と思っていた。
その滝まで300mとの事だったので、直ぐそこ!と思って気軽に登り始めたら、急階段が
延々と続き、舐めて掛かっていた勢もあり、ちょっとした低山を登る位に疲れてしまった。
しかしその 『竜ヶ岩の滝』 は、少し位疲れてもお釣りが来る程、観る価値のある滝だった。
残念な事に余りも高さが有る為に、滝壺は樹木で見えず、
その全貌を一望する事は出来なかった。(残念!)
説明板によると、紅葉時期はカメラマンや観光客が多い!との事であったが
この付近の樹木は今から紅葉が始まる?と云った感じだった。
明日は祖母山に熊本県の神原(ごうら)登山口から登る予定にしていた。
それで事前に、その近くに道の駅がないか?を探したが見付からなかったので仕方なく、トイレのある三秀台で車中泊する事にしていた。
下写真は三秀台にあるウエストン碑と、三秀台から見えていた祖母山等である。
ウエストン碑
|
祖母山 .
↓ .
|
これが当夜の宴会料理で、何時もの様にオバさんが自宅から持って来たものばかりである。
オデンは車外で温めてから皿に取り分けた物で、まだ他に幾つも残っていた。
真ん中のタッパも自宅で作って持って来た、ハムとチーズ入りのサラダである。
飲み物は缶ビール2本ずつの他は焼酎だった。(缶ビールは保冷バックにまだ沢山あった)
尚、夜は冷えると思い、今回は暖房を兼ねた小型ガスランタンを灯しながらの宴会だった。
この時期は暗く成るのが早いので、当夜の宴会は17時半頃から始まり1時間近く続いた。
宴会終了後、トイレ帰りに夜空を眺めたら、そこには久し振りに見る満天の星空が広がっていた。
その後はする事も無いし寒いので、二人ともダウンを着込み、19時にはシュラフに入って寝てしまった。
当夜はかなり冷え込み、朝方は寒さで目覚め、私は丸まって寝ていた。
翌朝車外に出ると、車の屋根には薄く氷が張っていた。
この後は 『祖母山〜烏帽子山〜越敷岳』 に続きます。
|
|