2014年(平成26年)5月24日(土曜日) 晴れ 弱風
昨夜は夜中に1回トイレに起きたが、再び寝た後は5時半頃目覚めたので、昨夜も8時間半は熟睡しており爽やかな目覚めだった。 6時位にキャンプ場の管理人さん?がやって来たので、登山道の状況等を教えて貰った。(感謝!) それに依ると、昨年?の大雨時に猿ヶ城林道が大崩壊し、その後はその林道は立入禁止になっているので、周回は出来ない!との事だった。 キャンプ場で朝食を済ませた後、管理棟横にある写真の様な登山口を出発した時刻は6時25分だった。 歩き始めると直ぐに炊事棟が現れたが、そこには写真の様に 『刀剣山山頂まで約3時間』 との標識があった。 上写真からほんの少し進むと写真のような看板があり、『マスをさがしてみょう』 とあったので、 少しの間上から覘いたが(下・中写真)、良く分からなかったので下山時にゆっくり探す事にした。 それから夏場のますヶ淵は子供達の絶好の遊び場になっている様で、下・右写真の様に大岩に設置されているロープを伝って登り下りしたり、 垂れ下がっているロープにターザンの様にぶら下がり、大きく揺らして水の中に飛び込める様になっていた。
その後10分ほど進むと下写真の様な休憩所が続けさまに現れて来て、その後も第6休憩所まであった様に思う。 それから下写真の第2休憩所、第3休憩所の右側にも写っているが、土嚢で造った階段の踏み心地が何とも気持ち良かった。 私は最初、土嚢の形状や踏み心地から 『廃車になった自動車の座席を再利用しているのかな〜?、それにしても同じ形で同じ色の物をこんなに沢山良く揃えたな〜』 等と思っていた。 途中で自動車の座席で無い事は分かったが、土嚢の中には一体何を入れているのだろう? 『もし、それが火山灰なら一石二鳥だな〜!』 等と思いながら私はその階段を登っていた。
第3休憩所から3分ほど登ると下写真の第4休憩所に出た。 そこにはスダジイの巨木があり、上部は右写真の様に折れて無かったが、その大きな幹からは小さな枝が伸び始めていた。
その付近を登る時に上を見たら、写真の様にスダジイの樹が多かった。 第4休憩所から5分弱登ると、下・左写真の様に周りをロープで保護されている 『やっこ草発生地』 が現れた。 私達はやっこ草をまだ見た事が無かったので見てみたかったのだが、残念ながら発生時期は10月〜11月との事だった。
やっこ草発生地から1分ほど登ると、下・左写真の第5休憩所に出たが、この場所は3合目になる様である。 尚、この場所は展望所にもなっていて、右写真はベンチから見えた刀剣山である。
第5休憩所から5分ほど登ると、写真の様に今までの休憩所より広くて、ベンチとテーブルのある第6休憩所に出た。 又この第6休憩所が4合目になる様である。 この場所で右折すると、『巨岩の丘』 経由で刀剣山に登れるとの標識が あったが、私達は巨岩の丘には下山時に立ち寄る事にしていたので、ここでは直進した。 尚、この場所に着いたのがちょうど7時で、歩き始めると何処からともなく 『恋はみずいろ』 のメロディが聞こえて来た。 この唄は以前に大ヒットしたので歌詞は大体覚えている。 それで私は歩きながらメローディに合わせて唄い始めた。 そして唄い終ってから何気なく後ろのオバさんを見ると、目を潤ませてうっとりした表情をしているではないか! 多分、私の美声に酔いしれていたのだろう!(爆) 上写真から7分ほど歩くと、左写真の 『5合目標識』 の前を通過した。 写真では見辛いかも知れないが、その後の登山道には洗濯物を干す、緑色をした細いビニール紐の様な物が ロープ代わりに張られていた。 私は、『こんな細いビニール紐を代用して、危ないな〜!』 と思い、その紐は握らずに登って行った。 5合目から15分弱登ると、『6合目標識』 前を通過した。 6合目から1分も進まない内に、下写真の様な10mハシゴが目の前に現れた。 これから先は岩場が多いようなので?、手ぶらの方が無難だろう!と思い、ストックはこのハシゴの前にデポする事にした。
上のハシゴを登り切ると、岩場(小さな渓流)になった。 この5mハシゴは上写真には惜しくも写って無いが、左奥に写っている岩(小さな滝)の直ぐ左側にあった。 6合目から15分ほど登ると、写真の様な所に 『7合目標識』 があった。 7合目の先にも先程のビニール紐の様な物があり、そこではその紐の断面を見る事が出来た。 それを見ると、中には丈夫なワイヤーが入っていて、とても人の力では切れそうもなかった。 それで私は、『紐さん、先程から疑ってスミマセンデシタ!』 と心の中で謝った。(笑) しかし、こんなに細いと握り辛くて滑るので、補助ロープはある程度の太さがあって、 所々に滑り止めの結び目が有った方が良い!と思う。 7合目から10分で 『8合目標識』 前を通過した。 8合目から5分弱登ると、下写真の 『9合目』 に出た。 そこには下・右写真の様に、右折すると 『1峰山頂まで20分』、左折すると 『展望台まで15分』 との道標があったので、私達はまず1峰に登って来る事にした。
左折した道を10分近く進むと、植林地の中に入った。 植林地を抜けると、前方の岩に写真の様なハシゴが現れた。 その後に現れた岩場にはロープが張られていたが、そこには細い洗濯紐に良く似た物ではなく、太いロープが張られていたので良かった。
キャンプ場 刀剣山3峰下展望台? ↓ ↓ 先程の9合目分岐からちょうど20分で1峰の展望所?に着いたが、 そこでは山頂標識等は見当たらなかった。 写真は展望所と思える所から眼前に見えていた景色であるが、谷の向こう側に見えるのは この後に行く事になる 『刀剣山3峰下展望台?』 と思った。 又、左下には猿ヶ城林道と出発したキャンプ場が見えていた。 上の展望所から戻ると、右手に写真の様な大きな岩が見えていた。 この岩がガイド本に書いてある 『第二刀剣山展望所』 だろうと思い進んでみた。 そうすると、右に回り込みながらこの岩上に登る事が出来た。 妻岳 二子岳 平岳 ↓ ↓ ↓ ↓ この写真は、その岩上から見えていた景色である。 写真の様に、昨日登った 『妻岳〜二子岳〜平岳』 の稜線が見渡せ、 『昨日はあの稜線を歩いて行ったんだな〜!』 と少し感慨深いものがあった。 尚、この岩上には山頂標識は無かったが、 どうやらこの岩上が 『刀剣山1峰=とうけんざん=660m』 の山頂になるようである。 写真は、私の後からこの岩上に登って来たのに、 景色を眺めている私をどかし、気取ったポーズで景色を眺めているオバさんである。(クソー) その後は先程の9合目の分岐地点まで戻り、今度は 『刀剣山3峰』 に向かった。 上写真から1分程で写真の場所に出た。 以前はこの場所から右折して縦走コースに入れたようだが、 そこには 『猿ヶ城林道が崩壊しているので通行できない!』 との張り紙があった。 上写真から更に1分程進むと、そこの立樹に写真の様な山頂標識が張られていた。 ここが 『刀剣山3峰=635m』 の山頂のようだが、周りは立樹で全く展望は無かった。 しかし、道はこの先にも続いていたので、この奥に展望台があるようだ。 上写真から5分進むと、写真の様な 『山頂まで5分』 の標識が現われた。 平岳 横岳 1峰山頂 ↓ ↓↓ 上写真から3分ほど進むと左側に開けた所があり、そこからは谷の向う側に、 先程登って来た 『1峰山頂』 と、その奥の方に 『平岳〜横岳』 等が見えていた。 上写真から2分ほど進むと、下・左写真の様な立派な山頂標識がある場所に出た。 ここが 『刀剣山3峰下展望台』 のようである。 山頂標識の上の方の幹には中写真の様な 『張り紙』 があり、ここの標高は610mとの事であった。 また山頂標識をくくりつけてある樹の上部を見ると、右写真の様な白いアセビの花が咲いていた。 ところで、この刀剣山山頂付近では、ガイド本に書いてある名称と現地にある標識名称が異なるので、少し途惑う事があった。 どうやら、 ガイド本の第一刀剣山 = 現地の刀剣山3峰、 ガイド本の第二刀剣山=660m(680mとしたガイド本もある) = 現地の刀剣山1峰、 ガイド本で刀剣山展望所(第1展望所としたガイド本もある) = 現地の刀剣山3峰下展望台 の様である。 この様な混迷は、私はずっと前に宮崎県の或る山で同様の経験があり、その時は一時自分が何処にいるのか?分からない事があった。 この様にガイド本と現地標識との名称が異なるのは、遭難の原因にも成りかねないので統一して欲しい!と思う。
写真は昨夕、『スーパータイヨー』 で今日の山頂で食べよう!と思い、購入した和菓子である。 この展望台でコーヒーを飲みながら和菓子を食べたが、甘くてとても美味しかったですね〜。 この様に私は、オバさんが笑う位、 『甘い物、辛い物、苦い物、酸っぱい物』 等、何でも好きです。(笑) それからこの展望台で気付いたのだが、何時の間にかオバさんのザックに写真の様な尺取り虫が付いていた。 それからこれもこの場所で初めて分かったのだが、 二人のザックの折り返し部分を開くと、何時の間にか火山灰が写真の様に溜まっていた。 私達はこの場所で30分位ゆっくりと休憩していたのだが、何だか周りが急に薄暗く成った様な 気がしたので周りを見てみると、写真の様に少し濁った白い物が流れて来ていた。 断定は出来ないが、桜島から流れて来た火山灰混じりの噴煙かな?と、私は思った。 私達は急いで下山に掛かったが、私は暫らくの間、息を吸い込まないで歩いていた。(笑) この写真は下山時に、10mハシゴを下りて来るオバさんです。 このハシゴの上に着いた時、ハシゴを登って来る単独の中年男性と出会い、少し会話した。 下山時は途中から下・左写真の 『巨岩の丘』 経由で下りた。 右写真はそこから見えていた景色である。 その後、3合目付近を下りている時に登って来る同年代の単独男性と出会い、少し会話した。
下山時は 『ますヶ淵』 で上から 『ます』 を探した。 数分すると、ゆっくり泳ぐ10cm位の魚を数匹見掛けたが、 果たしてそれが 『ます?』 かどうかは分からない。 写真では上部(青い水部分)の真ん中付近に写っていますが、 下の方は水面に浮いている枯れ葉の影です。 今日の山歩きをまとめると、 キャンプ場(6:25)〜ますヶ淵(6:30)〜スダジイの巨木(6:50)〜やっこ草発生地(6:53)〜 3合目(6:55)〜4合目(7:00)〜5合目(7:07)〜6合目(7:21)〜10mハシゴ(7:25)〜 7合目(7:36)〜8合目(7:46)〜9合目(7:50)〜1峰(8:10/8:25)〜縦走コース入口(8:40)〜 3峰(8:41)〜展望台(8:50/9:20)〜巨石の丘(10:05)〜キャンプ場(10:45) 総所要時間は4時間20分、万歩計は写真の様に14339だった。 下山後はまだ時刻が早かったので、猿ヶ城渓谷を散策した。 川原では写真の様に、小さい子供3人を連れたお父さんが水遊びをしていた。 散策後に私達はキャンプ場で昼食を食べてから 『国見平』 に向けて出発した。
国見山山頂のドーム ↓ 国見山に近くなって来ると、山頂にある白いドームが見え始めた。 そのドームは、国見トンネル前から左折する林道を登り始め、 国見平が近くなって来ると、ハッキリ見える様になって来た。 これが国見平の駐車場で、ここへの到着時刻は14時50分だった。 この駐車場は数十台が駐車可能な広さがあったが、誰も居なかった。 私達が駐車場で身支度をしていると、ジャズ?をガンガン!鳴らした車がやって来た。 しかしその車は駐車場まで上がって来ず、下の道路に停まった。 私は道路上の駐車場で身支度をしながら 『暴走族がやって来たのかな〜?』 等と思っていた。 しかし、身支度を終わってから道路に下りてみると、来ていたのは若い外国人の男性だった。 彼に 『これから山に登るのかい?』 と訊ねたら、『登ります!』 との返事が帰って来た。 尚、国見山の登山口は左側のゲート横に、人だけが通れる広さの 『コの字形のゲート』 があった。 写真は 『コの字形のゲート』 を抜けた所から、身支度をしていた彼と彼の車を写したものである。 この時の時刻は15時ちょうどだった。 尚、今回のGPS軌跡図はメモリ節約の為、省略しますので悪しからずご了承下さい。 登山道は写真の様に、広い舗装道路を蛇行しながら緩やかに登っていた。 ゲートから歩き始めて25分した所の電柱に、 写真の様な 『国見権現→』 の標識が取り付けられていた。 上写真から入ると、写真のような雑木林だった。 国見山 ↓ 上の様な雑木林を4分ばかり登ると舗装林道に出た。 そこからは左手に国見山の山頂が見えていた。 登山道はその道路を斜めに横切った所に続いていた。 上の道路からまた雑木林の中を6分ほど登ると 『国見山山頂=887m』 に出た。 山頂の周りは写真の様な樹木で、展望は全く無かった。 道が先に続いていたので、進んでみた。 そうすると山頂標識の直ぐ後ろに写真の様な鳥居があり、奥には小さな石祠もあった。 国見山の山頂後は先程の電柱部分まで戻り、また舗装道路を登って今度はレーダードームを目指した。 そうすると登山口で出会った、若い外国人男性が下りて来ていた。 そこでまた会話すると、彼は簡単な日本語なら理解できるようだった。 国籍を訊ねると、 ドミニカ共和国出身のアメリカ人で、名前はジェナーで年齢は22歳との事だった。 そして現在は鹿屋市で英語の教師をしているとの事であった。 私達がどこからやって来たのか?と尋ねられたので、『福岡から』 と答えると 彼は九州の地理が分かっている様で 『そんなに遠くから、良く鹿児島にいらっしゃいました!』 と言うので可笑しく、『あなたこそ遠い所から、良く日本にいらっしゃいました!』 と答えたら 笑っていた。 彼は国見山の山頂となる、『国見権現の事を知らないかも知れない?』 と 思ったので、今まで撮ったデジカメ画面を見せながら道順を教え、山頂写真を見せると、 山頂裏の鳥居や石祠に強い関心を見せ、喜んで下りて行った。 甫与志岳 黒尊岳 ↓ ↓ レーダードームに行くと、そこからは東方向だけが樹木で見えないが他の方向は良く見えた。 この写真は南西方向の景色で、私達が明日縦走する予定の 『黒尊岳〜甫与志岳』 の稜線が 全て見えていた。 ところで、この国見山には説明板は無かったが、この様なレーダードームは九州では 3ヶ所しか無い筈である。 私が何故知っているか?と言うと、大分県前津江村に釈迦岳があり、その横に普賢岳がある。 その普賢岳山頂にはこれと同じレーダードームがあって、そこには説明板があり、私はそれを 読んで覚えていたからである。(ですから、私は貴方と違ってまだボケ!てはいません・・・笑) その説明書きに依ると、『普賢岳・国見山・五島列島』 の3ヶ所のレーダードームで九州全部の 雨量観測をカバーしているとの事だった。 レーダードーム前で各方向の写真を撮り、景色を堪能した後は早速下山に掛かった。 写真は下山している時に北方向に見えていた 『志布志湾』 と 『国家石油備蓄基地』 である。 写真は下山し始めて15分弱した所で見えていた、山頂のレーダードームである。 下山時には写真の様な、風力発電のプロペラ群が良く見える所があった。 国見山の山歩きをまとめると、 国見平(15:00)〜国見権現入口(15:25)〜国見権現(15:35)〜レーダードーム(15:50/16:00)〜 国見平(16:35) 総所要時間は1時間35分、万歩計は写真の様に8405だった。 ところで、私達が国見平に下山した時には、まだジェナー青年は下りて来ていなかった。 それで国見権現が分からずに探しているのかな?と思い、車内の整理をしながら待っていた。 そうしたら30分位経ったところで道路から4〜5台の車が連なって下りて来たのである。 レーダードームの広場には1台の車も無かったので、どこに居たのだろう?と不思議だった。 その後も断続的に車が下りて来て合計で10台位の車が下りて来た。 写真の人が最後のようだったので、この人に外国人を見掛けなかったか?と訊ねると、 下りて来ている!との事だったので、安心した。 その後少しして彼が下山して来たが、結局彼が下りて来たのは私達より50分も後だった。 彼に 『遅かったので心配したよ!、山頂には行ったのかい?』 と訊ねると、 スマホで写した鳥居や石祠の写真を見せてくれた。 その後、彼と少し話をしてから別れる時に、来る途中の 『スーパーニシムタ』 で買った、 『お菓子、バナナ、デコポン』 をあげたら大変喜んでくれたので、 日米親善の一役に成ったのでは?と思っている。(笑) 写真が当夜の宴会料理だが、『スーパーニシムタ』 で仕入れた物で、 宴会料理を右上から時計回りに簡単に説明すると、 右側の上段の容器は、チーズカマボコ、赤貝の缶詰、ソーセージ、野菜サラダ 右側の中段の容器は、スイートコーン、ウズラの卵、大豆とヒジキ 左側の中段の容器は、タマネギとツナのサラダ 中央のフライパンは、 マーボー春雨 その他は冷奴を半丁ずつで、飲み物はオバさんが500mlの缶ビールを2本と梅酒 私は500mlの缶ビールを1本と焼酎だった。(笑) 早く下山したので当夜の宴会は何時もより早い、まだ明るい19時前から始まり20時過ぎまで 続いた。 そして私がかなり良い気分でシュラフに入ったのは20時半位だった?と思う。 この後は翌日の 『国見平〜黒尊〜甫与志岳 ピストン』 に続きます。 |