藺牟田池 外輪山一周



2014年(平成26年)5月21日(水曜日)  晴れ  弱風


今回は鹿児島県でまだ私達が歩いた事の無い山々に行く事にした。

最初の計画では5月の連休位を考えていたのだが、所用や天気の具合で延び延びに成っていた。

それが 『5月21日〜25日と連続して晴れ!』 との予報が出たので、早速実行に移す事にした。





        い む た
 21日は 『藺牟田池・外輪山一周』 を予定していた。


 その所要時間に4時間位を考えていたが、早い時刻に登り始めて早い時刻に下山しても

 時間を持て余すだけなので、時間を逆算して7時に自宅を出発した。


 そして目的地近くになり、道路の左側に写真の様な 『藺牟田池・外輪山』 の山々が

 見え始めたのは11時を少し過ぎた時刻だった。








1/2万5千地形図上でのGPS軌跡(途中で軌跡が切れている所があります)
白色の点線は10秒間隔の緯線・経線緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、青色緯線・経線は1分間隔、水色の斜線は磁北線


 .

緯  度  .



















31°49′00″














   130°                                       130°
      27′                                        28′
 度   00″                                        00″

              山王岳       片城山
               ↓          ↓






 これが目的地の 『藺牟田池』 である。


 藺牟田池は標高295mにある周囲4kmの火口湖で、

 湖の周りを5峰を持つ外輪山が取り囲んでいる。


 湖面には写真の様に白鳥が浮かんでいて、綺麗な景色に花を添えていた。













 写真は上写真の直ぐ前にある、アクアイム駐車場から 『愛宕山』 への登山口を写したものである。


 愛宕山への登山口は、左側に写っている案内図の直ぐ後ろに木の階段が続いていた。


 私達がその登山口を登り始めた時刻は11時45分だった。












 これは登り始めて5分位した所で写した登山道の様子だが、この付近は割となだらかな木の階段が続いていた。








登り始めて10分強登ると、前方の登山道横の立樹に 『池が見えます→』 の標識があった。

前方の立樹に 『池が見えます→』 の標識
左場所から写した池








 その後の登山道脇には、写真のような 『樹の紹介標識』 が幾つかあった。








登り始めて20分程で下・左写真の 『愛宕山=あたごやま=485m』 の山頂に着いたが、時刻は12時5分だった。

山頂には下・左写真のようなテーブルと小さな石祠があった。

私達はそのテーブルに腰掛け、行動食を食べながら喉を潤す事にした。

尚、この山頂はテーブルの前方部分(東方向)しか展望はなく、右写真がその景色である。

この山頂を出発する時に時刻を見たら12時半だったので、出発して20分しか歩いていないのに25分も休憩していた。

愛宕山山頂
山頂から東方向の景色





 愛宕山の山頂から5分弱下りると鞍部に着いたが、そこには写真のようなベンチがあった。


 周回道は直進だが、そこには写真のような道標がありベンチの横からは池を一周する遊歩道に下りる道があった。


 どうやらこの外輪山周回道の至る所から、遊歩道に下りる道があるようである。












 その後の登山道は写真のような雑木林の中で、今までよりも少し急坂に成って来た。








上写真のような急坂を10分ほど登ると、下・左写真の 『舟見山=ふなみやま=499m』 の山頂に着いた。

舟見山の山頂もベンチの前方(北東方向)にしか展望は無く、右写真がその景色である。

舟見山山頂
ベンチ前の景色

舟見山山頂では上掲2枚の写真を撮ったら直ぐに出発したが、山頂直下から下写真のような植林の中を通る木の階段がずっと続いていた。

木の階段ー1
木の階段ー2








 上写真のような木の階段を10分ほど下りると、写真のような舗装林道に出た。



















 そこには写真のような案内図があった。


 尚、このような案内図は周回道の数ヶ所にあった。


















 舗装林道を20mほど進むと道路がふた手に分かれていて、その両方に 『竜石→』 の道標があった。


 直進すると林道を通って 『竜石』 の下を通り過ぎ、そして林道脇にある 『竜石登山口』 から戻るような形で

 『竜石』 に登り、そしてまた 『竜石登山口』 に下りるようだった。


 それで私達は左折する道を進んで行った。










 上写真で左折した林道は少し進むとまた分岐していたが、

 そこで右折する林道を見ると、写真のような山道が見えたのでその道に入って行った。














 上写真から入った登山道の途中には、写真のように虎ロープを張った急坂もあった。








上写真のような登山道を20分弱登った所が下写真の 『竜石』 のある場所だった。

この竜石からは眺めが良く、池全体と外輪山全部が見渡せた。

竜石の前にあった小さな社
竜石には注連縄が掛けられていた

山王岳       片城山
↓           ↓







 この写真は竜石から前方に見えていた景色で、これから向かう 『山王岳』 と 『片城山』 等が見えていた。















 竜石から下りる時も、登る時と同様に虎ロープを張った急坂部分があった。








竜石から上写真のような急坂を5分強下りると、下・左写真のような舗装林道に出た。

先ほど、舟見山から下りた林道分岐の両方に 『竜石→』 の道標があったが、直進した林道を進むとこの場所に出、この 『竜石登山口』 から竜石に登る事になる。

林道から竜石に登る道標
竜石伝説の説明








 次の 『山王岳』 に登る登山道は、上写真からほんの少し進んだ所にあった。















 山王岳に登る登山道は、写真のように大きな岩が多い急坂部分を虎ロープを掴んで登る所が多かった。








  飯盛山  アクアイム  愛宕山    舟見山        竜岩
   ↓      ↓     ↓       ↓          ↓









 山王岳への途中には展望の開けた場所があり、そこからは登り始めたアクアイムを始め、

 既に登って来た 『愛宕山、舟見山、竜石』 と、最後に登る 『飯盛山』 等が見えていた。

















 3つ前の入口写真から15分強登ると、写真の 『山王岳=さんのうだけ=480m』 の山頂に出た。


 この山頂は周りは樹木で覆われていて景色は何も見えないので、この写真を1枚撮ったら次に進む事にした。














 山王岳からの下りにも写真のような虎ロープを張った急坂が多かった。














 上写真のような急坂をロープを掴みながら10分ほど下りると写真のようなベンチのある場所に下り、

 そこからも遊歩道に下りる道があった。







上写真からは下写真のようなロープ場が連続する急登が続いていた。

ロープを張った岩場の急登ー1
ロープを張った岩場の急登ー2




 上写真のようなロープ場を15分強登ると、写真のような 『片城山=かたしろやま=509m』 の山頂に着いた。


 この山頂が外輪山中で最も高いのだが、何だか山頂のような雰囲気は無く、

 『登山道の途中に三角点と山頂標識がある!』 と言った感じだった。


 尚、この山頂も周りは樹木に覆われていて展望は全く無かったので、この写真を1枚撮ったら先に進む事にした。








 片城山からの下りも、写真のような激下り岩場の連続だったので、慎重に下りて行った。


 私達はこの外輪山一周は標高の低い山ばかりだったので、少し舐めて掛かっていたが、

 どうしてどうして後半部分は結構岩場の急坂が続く、難所の連続だった。











 上写真のようなロープを掴んでの激下りを15分強すると、写真の様になだらかな植林内の登山道になった。


 その登山道からも少し下に見える遊歩道に下りる道があった。














 上写真のような登山道を5分ほど進むと左側の土手に穴があり、そこには写真の様な標識があった。















 上掲写真の様な、なだらかな登山道を15分ほど進むと舗装道路に出た。












 上写真で右折してほんの少し登ると、池と 『リゾートホテルいむた』 が見え始めた。


 そこで今度は左折して池の周りの遊歩道を歩き始めたら、ホテルの人に出会ったので 『飯盛山』 の登山口を訊ねると

 『近道がある!』 との事で、その道を教えて貰った。(感謝!)










 左写真で左側に見える道が、上写真でホテルに突き当たる道で、

 その道の直ぐ上に 『ドッグラン入口』 と書いた標識があった。


 『リゾートホテルいむた』 は犬の同伴宿泊が出来る様で、その犬専用の運動場を設けてあるようだ。













 上の道をほんの少し登ると周りを金網で囲った犬専用の運動場があり、その横にはゲートボール場?もあった。















 そのゲートボール場を突っ切ると、写真のような 『飯盛山』 への舗装登山道に出た。








                  愛宕山
                    ↓






 上写真の様な登山道を5分強登った所には、写真のような展望所があったが、

 そこからの眺望は山頂からと余り変わらなかったので省略する。







展望所からも舗装道を螺旋状に10分ほど登ると、下・左写真の山頂広場に出た。

山頂広場の西側に山頂標識があり(下・右写真)、後方の樹間には登って来た 『山王岳〜片城山』 が見えていた。

山頂広場
山頂標識












 この景色は山頂広場から北東方向の景色で、案内図ではこの方向に霧島連山がある!との

 事だったが、良く確認できなかった。






















 この展望ガイドは山頂広場にあったものである。



















愛宕山              舟見山            竜石
 ↓                 ↓              ↓









 この写真は山頂広場の少し下から、南東方向を写したものであるが

 最初に登った 『愛宕山』 を始め、『舟見山〜竜石』 等が見えていた。












   竜石           山王岳       片城山
    ↓             ↓          ↓










 この写真は上写真の右側の景色で、後半に登った 『山王岳〜片城山』 等が見えていた


















 飯盛山山頂では景色を見たり行動食を食べたりして15分ほど休憩していた。


 そして飯盛山の山頂からは20分弱で遊歩道に下りた。



















 遊歩道を5分ほど歩くと、アクアイム駐車場に着いたが、

 その一角には写真のような説明板があった。



















 今日の山歩きをまとめると、

      駐車場(11:45)〜愛宕山(12:05/12:30)〜舟見山(12:45)〜林道出合(12:55)〜

      竜石(13:20/13:25)〜林道出合(13:30)〜山王岳(13:50)〜片城山(14:15)〜

      飯盛山(15:20/15:35)〜駐車場(16:00)

      総所要時間は4時間15分、万歩計は写真の様に18430だった。





 藺牟田池外輪山から下山後は今日の宿泊予定地である、『道の駅・木花館』 に向かった。

 その途中で日本三大砂丘(他は九十九里浜と鳥取大砂丘)の一つである

 『吹上浜海岸』 の近くを通ったので、ちょっと立ち寄ってみる事にした。

 吹上浜海岸は凄く長く、左右には見渡す限り、写真の様な砂浜が続いていた。


 昭和53年(1978年)8月21日に、当時23歳だった 『市川修一さん』 と、

 当時24歳だった 『増元るみ子さん』 の二人は 『夕陽を見に行く!』 と、

 この吹上浜海岸に出掛けたのだが、どうやら北朝鮮工作員に拉致されたようである。


 二人や 『横田めぐみさん』 を始め、まだ大勢の人達が今だに帰国出来ないでいるが、

 私は本当に1日も早く解決して欲しい!と願っている。




吹上浜の砂丘には下写真のような花が所々に咲いていた。

ハマヒルガオ
コマツヨイグサ





                         このはな
 これが吹上浜海岸近くにある 『道の駅・木花館』 である。


 当夜はこの駐車場で車中泊した車は私達も含めて10台近くあったが、何故か?大型のマイクロバスもいた。









 そして写真が当夜の宴会料理である。

 何時もの様に、初日はオバさんが自宅から持って来た物ばかりであるが、

 料理を簡単に説明すると、

         左側・上段の丸皿は、『人参、椎茸、高野豆腐、キュウリのピクルス』

         左側・下段の容器は、『シシャモの南蛮漬け』

         右側・上段の丸皿は、『鶏の唐揚げ、芋の天ぷら』

         右側・下段の丸皿は、『ビーフン』、 真ん中の容器は 『ニンニクの味噌漬け』

  飲み物はビール1缶ずつの他は、私は焼酎でオバさんは梅酒である。

 当夜の宴会は19時頃から1時間ほど続き、私は20時半位にはシュラフの中に潜り込んだが

 当夜はそれだけで寒くは無く、私は翌朝まで熟睡した。




この後は翌日の 『磯間嶽・岩稜コース周回』 に続きます。

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