2013年(平成25年)12月6日(金曜日) 曇り 冷たい中風 大分県の国東半島には、低山ながらノコギリの歯の様に切り立った岩の連なる岩山が多く、私はそれらの写真を目にする度に食指が動いた。 そして時々、国東半島の地図を眺めては、『まだ登っていない山が沢山有るな〜!、近い内に行かなければ!!・・・』 と思っていた。 そんな時にタイミング良く、6日から8日に掛けて3日間の晴れ予報が出た。 それでこの際、国東半島の山と日出町の山に登る計画を立てた。 道標に従い長安寺方向に車を走らせていると、目指す 『屋山』 が正面に見えて来た。 上写真から5分強走ると、『長安寺駐車場』 に着いた。 駐車場は広く、数十台が駐車可能である。 身支度をし、ここを出発した時刻は10時50分だった。 駐車場の階段を登ると直ぐ長安寺の境内で、そこの庭は下・左写真のように紅葉が綺麗だった。
境内を進むと左側に石段があり、そこを登って行った。 その階段の両側には写真のような 『説法』 や 『川柳?』 等が刻まれた石碑が沢山あった。 同じ様な石碑は、上写真の階段を登った少し先にも並んでいた。 石碑はその外にも沢山見掛けたが、私が『なるほど〜!』 と思った説法の碑文は下の三つです。 広い林道を登って行くと道は分岐しているが、 正面の土手には九州の山ではお馴染みである、オレンジ色のプレートがあった。 その後の林道脇には、紅葉したモミジの樹が50m位続いている所もあった。 その後の林道も広く、そこにはタイヤの跡も残っていた。 上写真のような林道を20分ほど登ると、下・左写真のような林道終点に出たが、そこは10台近く?が駐車できるスペースがあった。
林道終点からは、中小の岩の間を通って行く急坂の登山道が続いていた。 林道終点から10分ほど登ると、開けた場所に出た。 事前にパソコンでこの山に登った人の記録を見たのだが、そこにはこの場所にアンテナが建っている写真があった。 しかし、現在はそこには何も無かったので、最近そのアンテナは撤去されたようである。 その後の登山道には倒木が多かったが、緩やかな傾斜地が続いていた。 アンテナ跡から上写真のような登山道を5分ほど登ると、山頂に出た。 山頂部は結構広いが、周りは樹木で展望は全く無かった。 上写真の左側に写っているが、道はまだ奥に続いているので行ってみる事にした。 50m位?進むと、大きな石灯篭があった。 石灯篭の奥にも道が続いていたので、更に50m位?進んでみると そこには 『屋山城址之跡』 と刻まれた石碑があった。 何時の時代か?知らないが、昔この場所に山城があったらしい。 しかし近くにはその痕跡を示す石垣等も何も見当たらなかった。 その後は一気に下山した。 『屋山』 の山歩きをまとめると、 長安寺駐車場(10:50)〜林道終点(11:15)〜アンテナ跡(11:25)〜山頂(11:33)〜 石灯籠(11:34)〜屋山城址跡(11:36)〜長安寺駐車場(12:05) 総所要時間は1時間15分で、万歩計は6765だった。
2013年(平成25年)12月6日(金曜日) 曇り 冷たい中風 『屋山』 から下山し車中で昼食後、次に登る山に向かって道路を下りていると、 前方に凄い岩山が見えて来たので、車を停め車中から写真に撮った。 山名等は分からないが、これらの尾根も歩けるのだろうか? もし登山道が有るなら、何時か歩いてみたいものである。 天念寺の無明橋 ↓ 上写真の道路は県道548号線に突き当たり、右折して少し走ると道路脇に駐車場があり、 そこからは 『天念寺の無明橋』 が見えていた。 私達はその無明橋(太鼓橋)は、2007年の11月に渡った事があったが、 その時の写真は 『新館の心に残る風景』 をご覧下さい。 その後は 『尻付山 & ハジカミ山』 の登山口に向かっていたが、写真の分岐地点を見逃して 直進してしまい、その後は違う山中をウロウロするハメに成ってしまった。 約30分後にこの分岐地点に戻って来たが、正面の山が 『尻付山』 である。
このお宮は最後の民家(廃屋)の直ぐ横にあるお宮である。 この境内に駐車し、歩き始めた時刻は13時30分にもなっていた。 コンクリート林道を5分ほど進むと、山中に入る登山道の標識があった。 付近の少し林道が広く成った路肩に2〜3台位は駐車できそうだったが、 そこに駐車すると他の車の通行に邪魔になるかも知れない?と思う程の道幅しか無かった。 登山道は植林地の中を通っていたが、そこは中小の岩が多く歩き難かった。 山中に入って5分弱すると、右手に廃墟となったお宮跡があったが、駐車したお宮の 『奥の院』 だったのだろうか? 写真の様に石の鳥居は半分は無く、石の社も荒れ放題だった。 山村を離れる人が多く成った結果だろうか?(悲!) お宮跡からも植林地内の登山道を15分ほど登ると、『二本松越』 と呼ばれる峠に着いた。 そこには4体のお地蔵様が祀ってあり、この峠から左に登ると 『ハジカミ山』 で、 右に登ると 『尻付山』 である。 私達はまずハジカミ山から登る事にした。 峠までは植林地内の緩やかな登りが多かったが、峠からは急傾斜が多く成り、周りは自然林に変わっていた。 そんな急坂部分には風倒木が多かった。 峠から20分ほど登るとまた植林地が現れ、傾斜は緩やかになった。 そして峠から25分程で 『ハジカミ山=570m』 の山頂に出た。 山頂標識の周囲は写真のような植林地で、展望は全く無かった。 山頂標識の奥に道が続いていたので進んでみると、その先は伐採して有り、下写真のような展望があった。 しかし当日は曇り空とPM2.5の影響なのか?、残念ながら景色は殆んど見えなかった。
山頂で5分ほど風景写真等を撮りながら休憩後は峠に向かって下り始めた。 下り始めて5分位した所では、樹間に次に登る 『尻付山』 の山頂が見える所があった。 山頂から15分程でお地蔵様の居られる峠に下り、今度はそのまま直進して 『尻付山』 に登り始めた。 峠から 『尻付山』 へ登る登山道も、『ハジカミ山』 と同様に急傾斜の登りが続いていた。 そんな急坂の途中でふと振り返ると、先ほど登ったばかりのハジカミ山が樹間に見えていた。 上写真のような急坂を20分弱登ると平らな所に出、写真の様な杭が見えたので山頂?と思ったら それはただの境界杭?で登山道はまだ奥に続いていた。 上写真から10分強登った所が下写真の 『尻付山=587m』 の山頂だった。 山頂は広く周囲はかなり伐採して有るので、天気が良ければ周りの山々等が見える筈だが、当時刻は写真の様に 『雲+PM2.5?』 で景色は殆んど見えなかった。 尚、山頂標識の前に下・右写真のような避難小屋があったので中を覘いてみようとしたが、何故か?扉が開かなかった。 また山頂にはベンチとテーブルが設置されていたので私達はそこに腰掛け、行動食を食べながら喉を潤し10分ほど休憩した。
山頂で10分ほど休憩後は一気に下山したが、登山口近くの林道上からは下写真の様に、登って来た両山が見える所があった。
『ハジカミ山 & 尻付山』 の山歩きをまとめると、 お宮境内(13:30)〜林道登山口(13:35)〜お宮跡(13:40)〜二本松越(13:55)〜 ハジカミ山山頂(14:20/14:25)〜二本松越(14:40)〜尻付山山頂(15:10/15:20)〜 二本松越(15:35)〜お宮境内(16:00)で、総所要時間は2時間30分、万歩計は11345だった。 下山後は今日の車中泊予定地の 『道の駅・くにみ』 に移動した。 道の駅への到着時刻(17時位?)が思ったより早かったので時間を持て余した私達は、近くの海岸を散策したり道の駅で少し買い物等をして時間を潰した。 この道の駅近くに温泉が有れば1番良かったのだが、事前にインターネットで調べた限りでは近くに温泉は無かった。 それで普段より30分ばかり早いが18時30分頃から宴会を開始する事にした。 ところで2日前(4日)に 『和食』 がユネスコの無形文化遺産に登録されたばかりだった。 それでそれを祝し、当夜の宴会料理は 『和食』 では東の横綱格である 『すき焼き』 にした。(笑) すき焼きの具は、松坂牛(ウソ!)、黒豚肉(ウソ!)、牡蠣(ホント!)を始め、 色々な山海の珍味(ウソ!)をすき焼きにして、食べながら飲んだ。 当夜の宴会は18時半頃から19時半過ぎまで続き、 私が良い気分になってシュラフに潜り込んだのは20時位だった?と思う。 この後は12月7日の 『不動山、鷲巣岳、文殊山』 に続きます。 |