阿蘇東外輪山(月廻り公園〜清栄山〜宮地嶽〜牧野道〜月廻り公園)周回


2011年(平成23年)10月9日  晴れ  微風


今回は阿蘇の山々を歩く事にした。

阿蘇カルデラの周囲は外輪山で囲まれているが、その中で 『西端が俵山峠』 に始まり、『東端が黒岩峠』 まで続く約40kmの外輪山は 『南外輪山』 の名称で呼ばれている。

私達はその南外輪山は今迄に数回に分けて歩き通していた。(その時の様子は2006/4/92006/9/232008/10/122009/9/62009/9/20等で既報)

しかし 『南外輪山』 に連なる 『東外輪山』 はまだ歩いた事が無かった。

それで9日はその 『東外輪山』 を歩く事にした。

 1/50000地形図上でのGPS軌跡(電池切れの為、途中で軌跡が無い部分があります)
緯線・経線とも10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、水色の斜線は磁北線

経度   .
緯度   .


















32°50′00″











                   131°                      131°                     131°
                    08′                       09′                      10′
                    00″           
            00″                      00″ 

     中岳 高岳            根子岳
       ↓ ↓               ↓






 写真は高森町にある 『月廻り公園』 だが、この広い駐車場を出発した時刻は11時5分だった。













 『月廻り公園』 前の国道265号線を200mほど南下すると、左側に写真のような 『高森・田楽の里』 がある。



 その前の道は国道265号線の旧道だと思うが、その道を少し進むと 『ラクダ山公園入口』 があった。











 その旧道を15分ほど歩くと、写真のような道路標識のある国道325号線との交差点に出た。



 交差点の向う側の左には 『高森生コン』 の高い塔屋が建っていた。









 上の交差点を左折して10m位進むと、左側に写真のような 『清栄山登山道』 と

 『←高森殿の杉・800m』 の案内板があったので、今度はその細い道路を進んだ。

 ここで田川市在住で同年代の御夫婦と一緒になり、『高森殿の杉』 迄はその御夫婦と会話しながら歩いて行った。

 その御夫婦によると、NHKニュースで熊本県のパワースポットとして 『高森殿の杉』 が紹介されたとの事で、

 今日はそれを見物に来た!と言ってあった。











 その道路を1分ほど進むと、右側に写真のような 『ヒゴタイの花』 が咲いていた。















 その道路を10分ほど登って行くと道路の両脇は放牧場になっていて、そこでは写真のような牛達が草を食んでいた。












 そんな道路を更に進んで行くと右側に写真のようなゲートがあり、その横に 『高森殿の杉入口』 の標識が立っていた。


 そのゲートの30m位?手前部分に道路が少し広くなった所があり、そこに5台前後?が駐車できるスペースがある。


 ゲートは手動で開閉できるようになっていて、出入りする時はチェーンで閉めるように!との注意書きがあった。












 ゲート内に入り100mほど進むと、左前方に写真のような三角錐の形をした大きな杉が見えて来た。













 途中で戻って来る10人近くの見物人と擦れ違ったが、『高森殿の杉=たかもりどんのすぎ』

 にはまだ15人位の人達が見物したり記念写真を撮ったりしていた。



 私達はこの 『高森殿の杉』 は初めて見たが、思っていた以上に大きく、

 またその枝ぶりには驚かされた。



 見物してある方の説明によると、両杉とも樹齢は1000年以上で、夫婦杉との事だった。









 『高森殿の杉』 を5分ほど見物した後は、写真のようなダラダラ坂で九十九折りの舗装道路を 『黒岩峠』 に向かって

 ひたすら登って行った。



 この写真を撮ったのがちょうど12時だったが、当日は風が殆んど無い上に陽射しが強かったので汗が噴き出し、

 黒岩峠に着くまでにかなり疲れた。





そんな道路脇では下のような花達を見掛けた。

ハガクレツリフネ
シラネセンキュウ
オタカラコウ







 また道路脇のワイヤーには写真のようなムカゴが巻き付いていたので、それらを採りながら進んで行った。











 この写真が 『清栄山』 への登山口がある 『黒岩峠』 で、道路脇に5台位?の駐車スペースがあった。


 尚、出発した 『月廻り公園』 からこの 『黒岩峠』 までは約4kmの距離だが、

 その間の所要時間は、途中の 『高森殿の杉』 の見物時間まで入れて1時間20分だった。


 私達は写真の日陰部分に座り、行動食を食べながら10分近く休憩した。





        清栄山
          ↓






 『黒岩峠』 から 『清栄山』 に登り始めると直ぐ、写真のような野菊の群落があった。









     このピークの直ぐ後ろが清栄山の山頂
               ↓






 『黒岩峠』 にある案内板によると、『黒岩峠〜山頂』 間の距離は423mとの事だが、途中は急坂部分が結構多い。









そんな登山道脇には下のような花達が咲いていた。

クサフジ
オミナエシ
ヤマハッカ

山頂までは25分位掛かったが山頂には誰も居なかったので、私達はテーブルに腰掛け周りの景色を眺めながら行動食や果物等を食べて15分ほど休憩した。

山頂から北方向の景色
テーブル後方は中岳〜高岳〜根子岳、山頂標識の後ろの山が宮地嶽

山頂から東方向の景色で、遠くに薄く祖母山〜傾山
                
               宮地嶽
                 ↓

 私達が休憩を終え、次の宮地嶽に出発しようと準備している時に、小学校低学年位の女の子を連れた若い夫婦が、

 ホットモット弁当が入ったビニール袋と飲み物だけをぶら提げて登って来た。(笑)


 私達は早速テーブルを空け渡して出発した。


 写真は山頂から宮地嶽方向に10mほど下りた所にある有刺鉄線である。

 登山道はその有刺鉄線を跨いで入るようになっていたが、どうやらそこから先は放牧場の中のようだった。




                       宮地嶽
                         ↓






 『清栄山〜宮地嶽』 間の登山道は歩く人が少ないようで?、写真のように藪化した所が数ヶ所あった。















 この写真が 『宮地嶽=1011m』 の山頂だが、清栄山からは20分程で着いた。



 写真の樹はグミの樹で、それには黄色い花が沢山咲いていた。



 そしてその樹の下に小さな祠があり、その中には登頂記念の記帳ノート?も置かれていた。









私達はこの山頂でも喉を潤したりして5分ほど休憩したが、下・左写真は先程登った清栄山で、右写真はこれから進んで行く北方向の景色である。

清栄山

 中岳 高岳          根子岳
   ↓ ↓            ↓   .

        宮地嶽           清栄山
          ↓               ↓






 写真は宮地嶽から下りて少し進んだ所でふと後ろを振り返ると、宮地嶽と清栄山が見えていたので写したものである。









その後の登山道は下写真のように良く整備されていたが、中小のアップダウンが幾つも現れた。

尚、縦走路には下の 『縦走路風景−3』 のような案内板が幾つか設置されていて、それには 『九州自然遊歩道』 との記入があった。

それは環境省が整備している 『九州自然歩道』 と名前が良く似ていて紛らわしいので、『阿蘇自然遊歩道』 位にして欲しい!と思った。

縦走路風景−1
縦走路風景−2
縦走路風景−3

上写真のような縦走路脇には、下写真のように大きなムカゴが至る所にあった。

そのムカゴの殆んどは指先位の大きさのちょうど食べ頃で、私はそれを見掛ける度に採って行った。

それでその付近では歩いている時間よりも、ムカゴを採っている時間の方が多かったかも知れない?

ムカゴ−1
ムカゴ−2
ムカゴ−3

縦走路ではそんな風にして私は嬉々としてムカゴを採りながら歩いていたが、或る所でふと!サングラスが胸ポケットから無くなっているのに気付いた。

それで多分、夢中でムカゴを採っている時に落したのだろう!と思い、オバさんと一緒にムカゴを採った場所まで少し引き返して捜したが、

とうとう見付ける事は出来なかった。(そのサングラスは私のお気に入りだったので残念である!・・・涙)





 気落ちしながら歩いていると、その後の崖のような所を下りている時に滑って、

 崖下に張ってある写真のような有刺鉄線に身体全体が突っ込みそうになった。


 それだけは危ういところで何とか免れたが、ズボンの尻部分や下部分が泥だらけになった。(クソー・・・怒!)










 上写真のような有刺鉄線の横を2〜3分進むと、写真のような舗装牧野道に出た。



 尚、この場所がGPS軌跡図で 『牧野道出合』 地点になる。







これまで縦走路では下写真のような花達を見掛けた。

野菊とアキノキリンソウ
モミジガサ

ヤマラッキョウ
ムラサキセンブリ
リンドウ





 その後は写真のような九十九折りの舗装牧野道をひたすら下りて行った。



 これまでに方々で沢山のムカゴを採ったり、少し引き返してサングラスを捜したりしたので、

 思っていた以上に時間が経っていて、この付近を歩いている時の西空には写真のような夕焼けが広がっていた。










 その後の舗装牧野道の両側は放牧場になっていて、方々で牛達が早めの夕食を食べていた。


 或る所では写真のように黒色と茶色の牛と、白色の馬が仲良く夕食を食べていた。














 上掲写真のような舗装牧野道を50分ほど下りると、写真の国道265号線に出た。












 上写真の国道265号線を左折すると直ぐ 『小倉原入口』 のバス停があり、

 更に500m程?進むと、今朝出発した 『月廻り公園』 に着いた。



 到着時刻はちょうど18時で、写真のように薄暗くなっていた。







今日の山歩きをまとめると、

         月廻り公園(11:05)〜高森殿の杉(11:40/11:55)〜黒岩峠(12:25/12:35)〜清栄山山頂(13:00/13:15)〜

                        宮地嶽山頂(13:35/13:40)〜牧野道出合(17:00)〜国道265号線出合(17:50)〜月廻り公園(18:00)

         総所要時間は6時間55分で、万歩計は27188だった。



月廻り公園に到着後は荷物や車内の整理を行い、ベッドメーキングを済ませてから、公園に隣接する 『月廻り温泉』 に入った。(入浴料500円=ちょっと高いな〜)


 入浴から戻り、写真のような宴会料理をつまみながら宴会に入ったのは19時半近くだった。

 宴会料理を簡単に説明すると、

        上段の左容器は、ガメ煮(筑前煮の事)、

             右容器は、枝豆、ゆで卵、さわらの味噌焼き、

        中段の左容器は、ゴーヤと焼きナスの鰹節和え、

             右容器は、ビーフンとウインナーソーセージ、

        下段の丸い容器は、ゆで栗である。

 飲み物は缶ビール1本ずつの他は、私は焼酎でオバさんは梅酒である。

 宴会は20時半過ぎまで続き、21時前にはシュラフに入って寝た。

 寝る前に車内の温度計を見たら22℃だった。






(草千里〜烏帽子岳〜往生山〜杵島岳〜草千里)周回

2011年(平成23年)10月10日  晴れ  弱風

 1/50000地形図上でのGPS軌跡
緯線・経線とも10秒間隔(緯線10秒間の距離=約310m、経線10秒間の距離=約250m)、水色の斜線は磁北線

経度   .
緯度   .

32°54′00″
















32°53′00″









131°                   131°                  131°                   131°
 02′                    03′                   04′                    05′
 00″                    00″                    00″
                    00″

     高岳                         根子岳
      ↓                           ↓


 昨日の山歩きで二人とも少し疲れていたのか?、今朝は6時に目覚めた。


 昨夜の私はトイレに1回起きた外は良く熟睡できたので、爽やかな目覚めだった。


 早速コーヒー用のお湯を沸かし始めたが、そうしている内に目の前に見える阿蘇五岳が

 朝日に染まり始めた。


 私達は景色を眺めながら 『ホットコーヒー、パン、ゆで卵、バナナ』 で朝食にした。


 尚、当朝公園内を見渡すと昨夜ここで車中泊した車はキャンピングカー4台を始め、

 私達を入れて全部で10台だった。





朝食後は時間に余裕があったので、車で5分位の場所にある 『高森殿の杉』 を改めて見物に行く事にした。

昨日も見物したが、その時はその後に清栄山〜宮地嶽等の縦走が控えていたし、また他の見物人が多くて落ち着いて見物が出来なかった。

それで今日改めて見物しようと思っていたのである。

それに昨日は見物人が多い為に、『高森殿の杉パワー』 を少ししか与えて貰えなかったような気もしていた。(笑)

そのように昨日は 『高森殿の杉パワー』 が少なかった勢で、山歩きの途中で疲れたようにも思っていた。

それで誰もいない時に行って、『高森殿の杉パワー』 を二人で独占して貰えば、今日の山歩きでは疲れる事は無いだろう!と思ったのである。(笑)



『高森殿の杉』 に着くと案の定、早朝の為か?見物人は誰もいなかった。

それで私達はゆっくりと 『高森殿の杉』 を見物できたが、その大きさは屋久杉に匹敵するほどで?、改めて驚かされた。

高森殿の杉の遠景
高森殿の杉の近景







 写真は 『高森殿の杉』 を下から写したものである。


 この 『高森殿の杉』 は、その大きさよりも枝ぶりが凄い!と私は思った。


 異様とも形容できるその枝からは、無限のパワーが生じているようにも感じた。


 またその枝ぶりは、見方によっては 『千手観音様』 の手のようにも見えた。









 『高森殿の杉』 をゆっくりと見物しても、まだ時間に余裕があった。

 それで今日の足慣らしと、『高森殿の杉パワー』 を実証する為に、直ぐ近くにある 『黒岩峠』 まで車で移動して

 昨日登った 『清栄山』 に再び登ってみる事にした。


 写真が10日早朝に撮った清栄山の山頂写真だが、今日は黒岩峠から山頂まで一気に35分で往復した。

 それにも関わらず二人とも疲れは全く感じなかったので、やはり 『高森殿の杉パワー』 は凄い!と思った。(笑)





『高森殿の杉』 をゆっくり見物してパワーを頂き清栄山を一気登山した後は、下写真の草千里に車で移動し、そこを出発した時刻は9時35分だった。

駐車場の目の前には下写真のような観光引き馬があり、私の子供も小学生頃まではここを通る度にその引き馬に乗っていた。

料金表を見ると、1周(400m位?)1300円とあった。

草千里の観光引き馬
観光引き馬に乗っていた、女の子とお母さん

 烏帽子岳         窪地
   ↓             ↓





 観光引き馬の前を通り過ぎると草千里の中に入るが、

 今度は写真のような窪地を目指して草千里の中を一直線に歩いて行った。








 烏帽子岳          窪地
   ↓              ↓






 そんな草千里の中には写真のような 『ヤマラッキョウ』 の花が至る所に咲いていた。









           杵島岳
             ↓






 写真は上写真の窪地に着いてから、歩いて来た草千里を写したものである。









窪地から烏帽子岳の山頂までの登山道には、下写真のような秋の花が沢山咲いていた。

ワレモコウ
リンドウ
シモツケ
ウツボグサ
ツクシアザミ
アキノキリンソウ
マツヨイグサ
サイヨウシャジン
野菊とアザミ

               烏帽子岳山頂         杵島岳
                                  ↓







 写真が駐車場から歩き始めて50分で着いた烏帽子岳の山頂である。



 登る途中で下りて来る3組(6人)の登山者と擦れ違ったが、

 私達が山頂に着いた時は誰もいなかった。










この烏帽子岳は2009年5月10日以来だが、その時は周りに酷い光化学スモッグが発生していた。

(その時の様子は 『本館の我楽苦多雑記帳』 内の 『阿蘇の光化学スモッグを見て』 をご覧ください) しかし今日は光化学スモッグは無かった。

尚、下写真は当日に山頂から見えていた景色である。

東方向の景色で、中岳や高岳方面
南方向の景色で、痩せ尾根の右横に見えるピークが御竈門山

                 高岳
                  ↓





 私達は山頂で行動食等を食べながら10分近く休憩した後は、山頂から20m位?戻った所にある、

 写真のような道標のある分岐地点から右の登山道に入った。








右の登山道には下・左写真のようなススキが生い茂った所や、右写真のようにワレモコウが多い所もあった。

           杵島岳  往生岳
           ↓     ↓
           草千里        杵島岳
           ↓           ↓





 山頂から約30分で、草千里前の道路をロープウェイの方に600〜700m進んだ所になる、写真の場所に下りた。


 そこには写真のような秋グミの実が生っていた。


 尚、この地点がGPS軌跡図で 『道路出合』 地点に当たる。








 上写真から舗装道路をロープウェイの方に200〜300m進むと、

 写真のように柵が切れた所があり、そこには2本のチェーンがしてあった。


 そこが杵島岳への登山道入り口になる。












 そのチェーンを跨いで少し進むと(脚が短い人はチェーンの下を潜って下さい・・・笑)、コンクリート道路になり、

 写真のような石段が多く現れて来た。








烏帽子岳







 チェーンの中に入って20分弱登ると、写真のようなベンチが設置してある場所に出た。















 そのベンチの少し先の道路上には、日光と暑さで参ったのか?、写真のようにモグラがくたばっていた。









             杵島岳
              ↓

 上掲写真のベンチから5分ほど進むと右側に写真のような道標があった。


 真っ直ぐ進むと杵島岳に登る登山道があるようで、写真では小さくて見えないが2人の登山者がそこを登っていた。


 私達はまず往生岳に登ってから、帰路に杵島岳に登る予定なので、写真の場所で右折した。


 尚、この地点がGPS軌跡図で 『杵島岳・往生岳分岐』 地点に当たる。






 右折した登山道に入って少し歩くと、写真のような登山道のド真ん中に大きくて真新しい牛の落し物があった。

 その落し物は余りにも新しかったので、落し主が直ぐ近くにいるのでは?と思い私は周りを見渡したが、

 何故か?見える範囲にはいなかったのでホッ!とした。


 しかし、このように登山道のド真ん中にこんな物を落とすなど、まったく言語道断である。

 それで、『牛の飼い主達は今後、仔牛の時から厳しい躾をちゃんとして欲しい!』 と、私は強く思った。(怒!)





        杵島岳
          ↓






 その後の登山道は、写真のように杵島岳を左に見ながら、東側の火口壁の上を歩いて行った。









そんな登山道では、下写真のような花達が咲いていた。

ホソバノヤマハハコ
ノアズキ
綺麗なヤマアジサイがまだ咲いていた



 その後は往生岳への分岐標識は無いが、杵島岳の東側火口壁を半周して杵島岳に数十m登った所に

 写真のような右に分岐する踏み跡がある。


 その踏み跡は杵島岳の麓近くをトラバースしているが、その踏み跡を忠実に辿れば

 自動的にGPS軌跡図の 『杵島岳・往生岳鞍部』 を通って往生岳に至る。


 尚、この地点がGPS軌跡図で 『往生岳分岐』 地点に当たる。



そんな登山道では、下写真のような花達を見掛けた。

コウゾリナ
センブリ
サイヨウシャジン

                烏帽子岳         杵島岳
                  ↓             ↓





 写真が往生岳の山頂だが、ケルンがあるだけで何故か?山頂標識は何も無かった。



 前回この往生岳に登った時はこのケルンの場所だけに山頂標識があったのだが ・ ・ ・。

 (その時の様子はこちらから



 尚、GPS軌跡図で 『杵島岳・往生岳分岐』 地点から、この山頂まで約55分掛かっていた。








私達はこの山頂に傘シートを広げて腰掛け、下写真のような中岳等を見ながら行動食や果物等を食べて30分ほど休憩した。

中岳の噴煙は下写真のように噴煙が多くなったり少なくなったりを交互に繰り返していた。

それを見ながら私はこの中岳も霧島連山の 『新燃岳』 のように、近い内に大爆発するかもしれないな〜?等と思ったりした。

そこで休憩している時には、『中岳では現在有毒ガスが発生している為、半径1km以内は立入禁止になっています!』 と、

ロープウェイ駅のスピーカー音声が風に乗って数分置きに聞こえて来た。

噴煙が少ない時の中岳(後方の山は高岳)
噴煙が多い時の中岳

           杵島岳
            ↓






 往生岳で30分ほど休憩した後は、本日の最後の山となる写真の杵島岳に向かって歩き始めた。















 杵島岳への登りは写真のようなススキが登山道を塞いでいたので、ススキを掻き分けて進む所が多かった。









                往生岳
                  ↓




 写真は杵島岳の火口壁に登り着いて、先程までいた往生岳を写したものである。



 往生岳山頂からこの火口壁まで、40分ほど掛かっていた。







     鞍岳   ツームシ山  米塚
      ↓      ↓      ↓







 上写真からは杵島岳・西側の火口壁を歩いて杵島岳の山頂に向かう事にした。



 写真はその途中で、山頂部に穴がある綺麗な三角錐の 『米塚』 を写したものだが、

 遠くには先日(9月24日)登った 『鞍岳〜ツームシ山』 等も見えていた。










    中岳の噴煙       杵島岳山頂
       ↓             ↓






 写真は杵島岳の西側火口壁を半分ほど廻った所から、西側火口壁と杵島岳の山頂を写したものである。















 写真が杵島岳(きしまだけ=1270m)の山頂で、山頂標識の直ぐ上の山は高岳である。



 尚、山頂標識の右横が中岳火口だが、この時は写真のように噴煙は全く無かった。



 杵島岳の山頂では数枚の写真を撮ったら直ぐ下りる事にした。









    烏帽子岳  草千里ヶ浜
       ↓      ↓






 杵島岳からは眼下に草千里を見ながら、写真のような階段を一気に下りて行った。










今日の山歩きをまとめると、

       黒岩峠(7:40)〜清栄山山頂(7:55/8:00)〜黒岩峠(8:15)、総所要時間は35分で、万歩計は2852だった。


       草千里(9:35)〜烏帽子岳山頂(10:25/10:35)〜道路出合(11:05)〜杵島岳・往生岳分岐(11:35)〜往生岳分岐(12:05)〜

                  往生岳山頂(12:30/13:00)〜杵島岳山頂(13:55)〜草千里(14:35)、総所要時間は5時間ちょうどで、万歩計は21009だった。



昨日の下山後は少し疲労感があり、脚も筋肉痛になってエアサロンパスのお世話になっていたが、今日の下山後は疲労感も脚の筋肉痛も全く無かった。

これは今朝、『高森殿の杉パワー』 をたっぷり頂いたお陰だと私は思っているので、

これから阿蘇の山歩きに行かれる方は、登る前に 『高森殿の杉パワー』 を頂いてから歩き始めた方が良いと思います。(笑)





 ところで私達は今回の山歩き中に採ったムカゴは、その都度小さな袋に入れていた。


 それらのムカゴを帰路に立ち寄った道の駅で傘の中に移したら、

 写真のように自分でも驚く程の量があった。


 オバさんはムカゴは余り好きでは無く、何時もほんの数個しか食べないので、

 私だけではとてもこんなに多くは食べ切れない。


 それで帰路に少し遠回りになるが、ムカゴ好きの大家族がいる親戚へのお土産にする事にした。












 阿蘇からの帰宅中には、幾つかの道の駅に立ち寄って私の好物を買って帰った。


 写真は帰宅した翌日の昼過ぎに写したものだが、それまでに私はご飯代わりとして

 地トウキビ4本、モチトウキビ5本を既に食べていた。


 それでもまだこれだけ残っていますので、私はあと2〜3日は幸せに暮らせると思います。(笑)









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