2010年(平成22年)11月20日(土曜) 快晴 微風
今回は7年振りに平尾台に行く事にした。
平尾台にはまだ登った事の無い山が沢山あるので、それらの山に出来るだけ多く登ろう!と計画を立てた。
それらの山々には明日の早朝から登る事にして、今日は平尾台に行く途中にあり、私達がまだ登っていない山に登る事にした。
しかし今日の山歩きの様子まで詳しく説明すると、今回の山行記がかなり長くなりそうなので、今日の山歩きは簡単に紹介する。
写真は平尾台に行く途中の嘉麻市にある、『白馬山〜三高山〜大法山』 の登山口となる 『安国寺』 である。
この 『安国寺』 の前には、100台以上?が駐車できるような広い駐車場があった。
そこを出発した時刻は11時15分だった。
『白馬山〜三高山〜大法山』 はいずれの山も250m前後の低山だが、途中には急坂の小さなアップダウンが結構あり、ロープ場もあった。
下写真は登り始めて20分ほどした所にあった 『バクチノキ』 である。
バクチノキの説明
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バクチノキ
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写真はバクチノキから10分程で着いた、『白馬山=はくばさん=261m』 の山頂である。
周りは樹木に囲まれているので、展望は無かった。
白馬山から大法山に行く途中に、三高山への分岐標識があったので、まず三高山を往復して来る事にした。
三高山への途中では、写真のように猟犬を2頭連れて猟銃を持った猟師さんに突然出会ったのでビックリ!した。
この付近の山には 『猪』 や 『鹿』 が多いとの事だった。
写真は分岐標識から10分強で着いた『三高山=さんたかさん=251m』の山頂である。
この山頂部ではつい最近樹木を伐採したようだったが、写真のように展望は無かった。
この山頂に着いた時刻は12時5分だったので、
私達は伐採したばかりの切り株に腰掛けて20分ほど昼食休憩にした。
三高山で昼食休憩後はまた分岐標識まで戻り、次の大法山に向かった。
写真が三高山から15分強で着いた、『大法山=たいほうざん=232m』 の山頂である。
この山頂も写真のように、樹木に囲まれ展望は無かった。
大法山の奥に展望台があるとの事だったので先に進んだ。
その展望台へは10分弱で着いた。
そこからは英彦山等が望めたが、道が続いていたので更に進んでみた。
その道はグングン!下っていて、25分ほどすると老人ホームの 『三光園』 に下りてしまった。
三光園からは安国寺に戻る近道があったが時間と体力にまだ余裕が有ったので、今度は 『鬼子母神堂』 を経由する登山道でまた展望台に登り返す事にした。
鬼子母神堂を経由する登山道の途中には、写真のような看板があったが、
私は 『槍ヶ岳』 に行った事が無いので、この景色が槍ヶ岳に似てるかどうか?は分からない。
再び展望台に登った後は、往路と同じ道を辿って下山した。
今日の山歩きを簡単にまとめると、
駐車場(11:15)〜バクチノキ(11:35)〜白馬山(11:45)〜分岐標識(11:50)〜三高山(12:05/12:25)〜大法山(12:40)〜
展望台(12:50)〜三光園(13:15)〜展望台(13:45)〜駐車場(14:25)、総所要時間は3時間10分で、万歩計は13832だった。
下山後に最初の写真に写っている階段を登って 『安国寺』 の本堂まで行ってみた。
階段下には写真のように当地出身の横綱で、不知火光五郎関の石碑と墓があった。
不知火光五郎関は、『あまりにも強かった為に、毒を盛られて暗殺された!』 との説明文が
石碑の裏面に刻んであった。
当夜の宴会料理は写真のような鍋物だった。
飲み物はビールを2本ずつと焼酎である。
当夜の宴会は19時近くから20時頃まで続いた。
2010年(平成22年)11月21日(日曜) 快晴 微風
1/25000地形図上でのGPS軌跡、緯度・経度とも10秒間隔で黄色の線は磁北線
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大平山
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写真は今日の出発地の 『茶ヶ床園地』 であるが、私達がここに着いた時は豊橋ナンバーの車が1台だけ停まっていた。
ここを出発した時刻は、ちょうど8時だった。
トイレ オッパイ山
↓ ↓
茶ヶ床園地から大平山に登るには、上写真の駐車場の奥にある林道から直登する登山道もあるようだが、
私達はガイド本に紹介してあったトイレ横の林道を、写真のようなオッパイ山(通称)を眺めながら歩いて行った。
大平山
↓
上写真の林道を2分ほど進むと、写真のように車両進入禁止のチェーンが張られていた。
7年前にはこのチェーンが無かったので、その時は車でNTT電波塔まで行き、そこから 『貫山』 に登った。
上写真から5分強進んだ所には写真のように、目を瞑った鼻の長い人の顔のような石灰岩があった。
茶ヶ床園地から10分強進むと、写真のような分岐標識のある 『中峠=479m』 に出た。
大平山へはここで左折し、写真のような林道を登って行った。
←大平山 鞍部 四方台
↓ ↓
中峠から10分強進むと、写真のように道が分岐していた。
そこには分岐標識は無かったが、直進すると大平山とは違う方向に進む事になるので、私達はここで左折した。
出来れば、ここには分岐標識が欲しいところである。
四方台
↓
上の分岐点から5分強進むと、上写真で大平山と四方台の鞍部に当たる部分に出た。
その鞍部は写真のような防火帯の中で、そこに分岐標識があった。
ここで左折すると大平山だが、大平山に登った後はまたこの地点に戻って次の四方台に向かうので、
私達はここにザックをデポし、空身で大平山を往復して来る事にした。
上写真からは、下写真のような 『羊群原=ようぐんばる=遠くから見ると、羊が草原に群れているように見える事から』 の中を歩いて行った。
羊群原風景−1
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羊群原風景−2
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紫センブリ センブリ
↓ ↓
上写真のような羊群原の中を歩いていると、
岩間に左写真のような、『紫センブリ』 と 白色の 『センブリ』 が仲良く咲いているのを見掛けた。
鞍部から羊群原の中を20分ほど登った所が、
写真の 『大平山=おおへらやま=587m』 の山頂だった。
下写真は大平山山頂からの景色だが、南方向景色の中央部には出発地である茶ヶ床園地が見えていた。
南方向の景色で
周防台 桶ヶ辻 天狗岩 .
↓ ↓ ↓ .
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南西方向の景色で
吹上峠駐車場
↓
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貫山 鞍部 四方台
↓ ↓ ↓
写真は大平山山頂から、ザックをデポした鞍部に戻る途中で写した景色である。
四方台
↓
写真は上写真の鞍部まで戻り、今度は防火帯の急坂を四方台に登っている途中で写した、前方の景色である。
大平山 塔ヶ峰
↓ ↓
左写真は上写真の急坂を登り切った所で、振り返って撮った景色である。
貫山
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左写真は上写真から少し進んだ所にあった、『四方台=しほうだい=619m』 の山頂である。
四方台
↓
左写真は上写真の四方台から10分ほど下りた所の鞍部にある、貫山とNTT塔との分岐地点である。
貫山に登った後はまたこの地点に戻って来るので、
私達は写真のようにこの分岐地点にザックをデポし、空身で貫山を往復して来る事にした。
貫山への登山道も写真のような防火帯だが、かなりの急坂が続いていた。
上写真のような急坂を15分弱登った所が、
左写真の 『貫山=ぬきさん=712m』 の山頂だった。
山頂からは東方向(周防灘や北九州市方面)が開けていたが、
写真のように霞んでいて(光化学スモッグ?)、景色は良く見えなかった。
NTT電波塔
↓
貫山山頂からは又ザックデポ地点まで戻り、今度は写真のNTT電波塔を目指した。
偽水晶山
↓
ザックデポ地点から15分強進むとNTT電波塔の横に出たが、水晶山に登った後はまたこの地点に戻って来るので、
この場所にまたザックをデポし、空身で水晶山を往復して来る事にした。
その後は写真のようにピラミダルな山容をした 『偽水晶山』 に向かって歩いて行った。
下写真はNTT電波塔から10分程で着いた 『偽水晶山=にせすいしょうやま=566m』 の山頂である。
後方の景色で
桶ヶ辻 周防台 NTT電波塔 .
↓ ↓ ↓ .
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前方の景色で
水晶山 .
↓ .
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水晶山
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偽水晶山を過ぎると、今度は写真のような高圧線鉄塔の下を歩いて行った。
偽水晶山から20分弱で下・左写真の 『水晶山=531m』 の山頂に着いた。
山頂は北方向(小倉方面)だけが開けていたが、下・右写真のように霞んでいて(光化学スモッグ?)、景色は良く見えなかった。
尚、以前はこの水晶山で水晶が採れていたとの事だったので、少し探してみたが全く見付からなかった。(残念!・・・笑)
水晶山の山頂
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北方向の景色
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周防台 偽水晶山 貫山
↓ ↓ ↓
写真は水晶岳からNTT電波塔に戻る時に写した景色である。
NTT電波塔に戻る途中では、下写真のような花を見掛けた。
貫山
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NTT電波塔の近くには、写真のような 『林野火災殉職者の慰霊碑』 があった。
ザックデポ地点まで戻ったら、そこに腰掛け行動食を食べながら10分ほど休憩した。
周防台
↓
NTT電波塔の下には写真のような舗装林道が走っている。
そこでは左折して 『広谷台=511m』 経由で周防台に登る予定だったが、私達は間違って右折してしまった。
途中で間違いに気付いたが、その時はかなり進んでいたので、もう引き返す気にはならなかった。
そう言う事で、今回は広谷台に登り損ねたので残念!である。
周防台
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林道の途中には写真のように 『広谷湿原』 の中に行く道もあったが、今回はそこは通らなかった。
尚、この広谷湿原には色々な種類の花が咲くとの事なので、次回はその花の時期に訪れてみようと思った。
周防台
↓
NTT電波塔から10分強進むと、写真のような防火帯が周防台山頂まで続いていたので、ここから周防台に登り始めた。
NTT電波塔 偽水晶山
↓ ↓
周防台への防火帯登山道はアップダウンもあり、かなりの急坂の連続だった。
写真はそこを登っている途中で、下方に見える広谷湿原等を写したものである。
防火帯を登り始めて20分強で、写真の 『周防台=すおうだい=607m』 の山頂に着いた。
私達は誰も居なかったこの山頂で、行動食を食べながら20分ほど休憩した。
周防台からは360度の展望だったので、各方向の景色を撮影してみた。
北方向の景色で
貫山 NTT電波塔
↓ ↓
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北西方向の景色で .
大平山 貫山 .
↓ ↓ .
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北東方向の景色で
NTT電波塔 偽水晶山
↓ ↓
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西方向の景色で
大平山
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西 |
北
+
南 |
東 |
東方向の景色 .
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南西方向の景色 .
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南東方向の景色で
桶ヶ辻
↓
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南方向の景色で
桶ヶ辻 天狗岩 .
↓ ↓ .
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桶ヶ辻
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周防台で行動食を食べながら周りの景色を眺めたり撮影したりして、20分ほど休憩した後は写真の桶ヶ辻に向かった。
尚、この防火帯はつい最近野焼きされたようで、真っ黒な灰がまだ真新しかった。
大平山 周防台
↓ ↓
左写真は周防台から上写真のような防火帯を5分ほど下りた所で多く見掛けた、
『枯れ掛かったハバヤマボクチ』 を写したものだが、
後方に先程までいた周防台等も写っている。
写真が 『桶ヶ辻=おけがつじ=669m』 の山頂標識だが、周防台から15分弱で着いた。
尚、この桶ヶ辻はパラグライダーの発進基地になっていて、30分位前までは数機が上空を飛んでいたのだが、私達がこの山頂に着いた時は1機も飛んでいなかった。
私達がここに到着した時刻が、13時を少し過ぎた位だったので昼食休憩している?ようだった。(出来れば飛び立つところを見たかったのだが・・・残念!)
桶ヶ辻の山頂部にある、パラグライダーの離陸場所
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パラグライダー離陸場所、正面の景色(苅田町・行橋市・周防灘等)
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桶ヶ辻からは、写真のような道を下って行った。
天狗岩
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上写真のような道を10分近く下りると、前方に左写真のような天狗岩が見えて来た。
写真が桶ヶ辻から15分弱で着いた 『天狗岩=436m』 だが、
私達がこの天狗岩に着いた時は3人の登山者が休憩していた。
尚、天狗岩の下は谷だが谷の向う側も切り立っていて、
そこには 『地の果て』 との地名が付いているとの事だった。
天狗岩から少し下りると写真のような道標があり、道標には 『貝殻山・茶ヶ床』 の文字があった。
天狗岩から15分ほど下りた所には、写真のように 『ゴリラの顔』 に似た岩があった。
ゴリラ岩から3分ほど進むと、写真のような水場があった。
私はこの水で顔を洗ったが、とても冷たかった。
上の水場から更に5分弱進むと、写真のような孟宗竹林に入った。
貝殻山山頂
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上の孟宗竹林をほんの数分で抜けると、写真のような貝殻山の山頂が正面に見えていた。
天狗岩
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左写真は、上写真から5分強で貝殻山の山頂部に登り、そこから天狗岩や歩いて来た登山道等を写したものである。
周防台
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写真は上写真の少し奥にあった、『貝殻山=472m』 の山頂標識である。
貝殻山の山頂からは下に見える舗装道路に向かって、写真のような草むらの中の細い踏み跡を下りて行った。
そんな草むらの中には、写真のようなリンドウが数多く咲いていた。
貝殻山山頂
↓
貝殻山の山頂から10分ほどで写真の舗装道路に下りたが、直ぐ横に写真のような登山道があり、
その入口には茶ヶ床を示す道標があった。
そこからの登山道を15分ほど歩くと茶ヶ床園地に着いたが、その登山道脇には下写真のような花が沢山咲いていた。
今朝この茶ヶ床園地を出発する時は、他には1台の車しか停まっていなかったが、
帰り着くと付近の道路脇にも何台も駐車しているような満車状態で、写真の東屋等では多くの行楽客が休んでいた。
今日の山歩きをまとめると、
茶ヶ床園地(8:00)〜中峠(8:10)〜大平山(8:50)〜四方台(9:30)〜貫山(9:50/9:55)〜NTT電波塔(10:20)〜偽水晶山(10:35)〜
水晶山(10:55/11:00)〜NTT電波塔(11:40/11:50)〜周防台(11:30/11:50)〜桶ヶ辻(13:05)〜
天狗岩(13:20)〜貝殻山(13:55)〜茶ヶ床園地(14:30)、総所要時間は6時間半で、万歩計は28664だった。
下写真は茶ヶ床園地から見えていた景色である。
今日登った山で、偽水晶山や水晶山は手前の山陰で見えなかったが、他の山は下写真のように何とか見えていた。
大平山 貫山 .
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オッパイ山
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周防台 桶ヶ辻 貝殻山 天狗岩
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今日はこれまで紹介したように平尾台の山を7山登ったが、この平尾台にはまだ私達が登っていない山が沢山あるようである。
それらの山々を登る場合も様々なバリエーションルートが考えられそうだが、次回は花の多く咲く時期に訪れよう!と思っているところです。
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