開聞岳(924m)


2010年(平成22年)11月5日(金曜)   晴れ   弱風










 写真は前日(4日)に霧島連山の登山を終え、

 翌日の目的地である指宿に向かう途中で写した、黄昏時の 『桜島の噴煙』 である。













                             開聞岳
                               ↓









 写真は翌朝(5日)、開聞岳に向かう途中に 『池田湖』 から写した開聞岳である。














1/50000地形図上でのGPS軌跡(軌跡の一部に途切れている所があります) 緯度・経度とも10秒間隔で黄色の線は磁北線






 写真は開聞岳登山者の駐車場となる、『ふれあい公園』 から見える開聞岳である。



 この公園を出発した時刻は8時20分だった。









 駐車場から公園事務所の前を通り過ぎると、写真のような広場があった。

 そこには写真のように小学生とその父兄が集まり、注意事項の説明があっていた。

 子供を車で送りに来ていた父兄のお一人に尋ねると、今日は開聞岳の麓にある

 開聞小学校で恒例になっている、5年生の開聞岳登山の日との事だった。


 私が尋ねた方も開聞小学校の卒業生との事で、

 その方も5年生の時に皆で開聞岳に登ったそうである。


 ちなみに今日の小学生は39名で、先生や父兄が15名程との事だった。


 私達は小学生達と一緒になったら大変!と思い、彼らより早く出発しようと速足になった。











 広場を横切ると写真のような道路で、正面に開聞岳を見ながら歩いて行った。















 上写真の道路を5分弱登ると 『2合目』 の標識があり、そこから登山道に入った。















 登山道の最初は写真のように溝のような所だった。














 『2合目』 から上写真のような登山道を15分弱登ると、写真のようなベンチのある場所に出たが、

 そこには 『2.5合目』 の標識があった。













 私が 『2.5合目』 の写真を撮っていると、一人の若い男性先生に引率された10人位の男子ばかりのグループが

 挨拶しながら私達を一気に追い抜いて行った。(クヤシイ〜!)











 写真は 『2.5合目』 から5分程で着いた 『3合目』 だが、私達がそこに到着すると

 そこで休んでいた先程私達を追い抜いて行った第1グループが出発して行った。



 最後に出発した3人に声を掛けると、写真のようにVサインのポーズで応えてくれた。






『4合目』 への途中では、若い一人の女性先生に引率された4人の女子グループにも追い抜かれてしまった。(涙)

暫らくすると、今度は父兄に引率された10人位の男女混成グループにも追い抜かれてしまったのである。(また涙)

オバさんによると、今日の私の歩行スピードは普段に比べると非常に遅いとの事だった。

自分ではそんなに遅いとは思わなかったのだが、今日で3連ちゃんの山歩きなので少し疲れていたのかも知れない?(歳かな〜?・・・またまた涙)

しかし今日はいつもに比べて非常に汗を掻いている事は自覚していた。(昨夜、少し飲み過ぎたアルコールが汗で出ていたのかな〜?)

4合目への途中で追い抜いて行った女子グループ
混成グループにも追い抜かれた




 写真は 『3合目』 から15分弱で着いた 『4合目』 だが、
                              
 そこでは私達をスイスイ!と追い抜いて行った、憎っくき奴ら(笑)が休憩していた。



 私達もそこで喉を潤したりして少し休憩した。






下写真は 『4合目』 から10分程で着いた 『5合目』 だが、そこで休んでいたグループがちょうど出発して行くところだった。

この 『5合目』 には左写真のようのベンチがあり、そこからは眼前に右写真のような景色が見えていた。

これまでの登山道は樹木の中ばかりだったので景色は全く見えなかったが、ここで初めて展望が開けるのである。

私達がこのベンチで休んでいると後続グループが到着したが、この景色を見て女の子達が 『ワ〜綺麗〜!』 と歓声を上げていた。

5合目
5合目からの景色(右端は長崎鼻)







 『5合目』 を過ぎると、写真のように岩が多くなって来た。















 写真は 『5合目』 から20分弱で着いた 『6合目』 の標識である。









『6合目』 を過ぎると下・左写真のような木の階段があり、また右写真のようなツワブキの花を多く見掛けるようになった。

木の階段
ツワブキの花を良く見掛けた







 写真は 『6合目』 から15分程で着いた 『7合目』 の標識である。














 『7合目』 を過ぎた所では、樹木の中ではなく写真のように海側が開けた登山道を歩く事が多くなった。



















 写真はそんな登山道から見えていた南東方向の景色だが、左の半島は 『長崎鼻』 である。




















 またその付近には山伏達が修行したと云う、『仙人洞』 があった。















 写真は 『7合目』 から15分弱で着いた 『8合目』 の標識である。









『8合目』 を過ぎた所では、下写真のような花を見掛けた。

ママコナ
ヒヨドリバナ
アキチョウジ?







 写真は 『8合目』 から20分弱で着いた 『9合目』 の標識である。















 『9合目』 を過ぎた所には写真のような木のハシゴがあった。















 写真は 『9合目』 を過ぎた所から見えていた北北西方向の景色で、
          もって
 東シナ海や物袋海岸等である。



 この付近では下山して来る20人近くのグループと擦れ違った。













 上写真のような綺麗な景色を眺めた後、更に登っていると上の方から子供達の賑やかな声が聞こえて来たので

 山頂が近い事が分かった。



 山頂の直ぐ下には写真のような 『御嶽神社・奥宮』 があったので、

 私達は安全登山を祈願した。(お賽銭は上げなかったけどネ!・・・笑)





下写真が開聞岳の山頂である。

左写真で山頂標識の後方に見える湖が、九州で1番大きい湖である 『池田湖』 である。

また山頂には昭和63年7月20日に皇太子殿下が登られた事を記念する石碑もあった。(近い内に、私が登った事を記念する立派な石碑も建つでしょう!・・・笑)

開聞岳山頂
皇太子殿下の登山記念碑





 13年前(1997年)に子供と一緒に登った日は天気が素晴らしく、

 その時は南南東から南方向に掛けて 『種子島〜屋久島』 等が綺麗に見えたが、

 今日のその方向は写真のように霞んでいて見えなかった。(残念!)










 山頂はそんなに広くないので私達も小学生達の間に入って行動食等を食べ、

 25分ほど休憩した。


 私達が休憩中にも、遅れていたグループが何組か登頂して来たが、

 特に最後のグループが登頂して来た時は、皆が冷やかしながら大きな拍手で迎えていた。



 下山時にまた小学生達に追い抜かれると大変!と思ったので、早めに下山する事にした。


 写真は山頂を後にする直前に写したものだが、このように大変賑やかだった。






下山時は登って来る多数の一般登山者グループに出会ったが、この後に大勢の小学生達と擦れ違う事になるので大変だろうな〜!と思いながら下山していた。

下写真は下山中に見掛けた花達である。

アキノタムラソウ or タカクマヒキオコシ?
ミゾソバ
センダングサ


開聞岳の山歩きをまとめると、

         ふれあい公園(8:20)〜2合目(8:30)〜3合目(8:45)〜4合目(9:00)〜5号目(9:10/9:15)〜6合目(9:30)〜

                         7合目(9:45)〜8合目(10:00)〜9合目(10:20)〜山頂(10:40/11:05)〜ふれあい公園(13:00)

         総所要時間は4時間40分、万歩計は18672だった。




 下山後は知覧町にある、『知覧特攻平和祈念館』 や 『武家屋敷』 等を

 久し振りに訪れてみようと思っていたので、そこに向かった。


 写真はその途中で写した景色である。


 薩摩富士と呼ばれている開聞岳は、ほぼ完全に近い円錐形をしている為、

 どこから見ても富士山よりも富士山らしい美しい姿をしている。


 『岩礁と松』 の彼方に、海面から立ち上がる 『開聞岳』。

 この 『せびら自然公園』 からの眺めも素晴らしいですね〜。






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