2010年(平成22年)9月3日 晴れ 弱風
今朝は6時少し前に起床した。
お湯を沸かし、『ホットコーヒー、パン、バナナ、梨』で朝食にした。
崩平山
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朝食後は今日の登山口である、『吉部登山口』 に向かった。
写真はそこに向かう 『やまなみハイウェイ』 で、前方の景色を写したものである。
右側に見える 『崩平山=くえんひらやま=1288m』 の麓一体に朝霧が帯状に掛かっているのを写したのだが、
こうして後から見るとその時に肉眼で見えたような綺麗さには写っていなかった。(切腹!)
コース概念図
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私達が 『吉部登山口』 に着いた時は既に1台の車が停まっていたが、多分この車の人は渓流釣りだと思う。
写真は 『吉部登山口』 の1番奥の場所だが、ここをスタートした時刻は7時ジャストだった。
写真の橋を渡った所に道標があり、平治岳への登山道は右折だった。
右折した登山道は暫らく 『鳴子川』 に沿って緩やかに登って行った。
そんな登山道では下のような花を見掛けた。
写真のような 『ハガクレツリフネ』 の群落もあった。
スタートして20分弱で、写真のような林道を横断した。
その後暫らくは写真のように平坦で気持ちの良い登山道が続いていた。
そんな登山道では下写真のような花等を見掛けた。
前掲写真のような気持ちの良い林内を20分ほど進むと、写真のような 『大船林道』 に出た。
この地点がコース概念図で、『大船林道出合−1』 になる。
大船林道を歩いていると、木漏れ日の光線がとても綺麗だった。
『大船林道』 を5分ほど進むと前方に小さな橋が見え始めたが、その10m位手前にある左側の小さな樹木に
赤テープやリボン等が数ヶ所に巻き付けてあった。
そこから再び林内に入った。(下山時には奥の方からこの場所に戻って来た)
この地点がコース概念図で、『小窓分岐』 になる。
林内に入って少し登ると、写真のようなカラマツ林が現れた。
カラマツ林にもマツタケが出るかどうか?知らないが、カラマツの外観は赤松にそっくりである。
それで私は 『もしかしたら?』 と思い、林床を注意深く見ながら歩いて行ったが、
1本のマツタケも見掛ける事は無かった。(残念!)
崩平山
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『小窓分岐』 から山道に入り20分強登ると左側が開けていて、写真のような景色が見えた。
案内標識は無かったが、ガイド本によるとここが 『小窓展望所』 と呼ばれる所のようである。
尚、もう1ヶ所、『大窓展望所』 と呼ばれる所があるようだが、その場所は気付かなかった。
その付近の登山道では下写真のような花を見掛けた。
ヒヨドリバナ
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?
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『小窓展望所』 から15分弱進むと右手の樹間に 『三俣山』 の山頂部が見える所があった。
『小窓展望所』 から25分弱進んだ所に分岐点があった。
しかしそこには分岐標識等は無く、ガイド本にもこの付近は間違いやすいので
『要注意!』 とあった場所のようである。
ここに到着した時はそこが分岐点とは思わず、写真に写っている小さな立ち木の赤テープと
その直ぐ先にある大きな樹に巻き付けてある赤テープが直ぐ目に入った。
それで何も考えずにその道を20〜30m進んだが、その道はずっと下の方まで下りていた。
それで何だかおかしい?と思い、写真の所まで引き返して周りを良く見ると
左側に立っている枯れ木に赤テープと青リボンが巻き付けてあるのが目に入った。
尚、この地点がコース概念図で、『三差路』 になる。
上写真で左折した登山道は急坂部分が多く、下写真のようなロープ場やハシゴ場が続いていた。
ロープ場が多かった
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ハシゴ場もあった
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ロープを握って急坂を登って来るオバさん
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急坂部分を15分強登ると写真のような灌木帯になった。
その付近の登山道では下写真のような花を見掛けた。
ミヤマタニソバ
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イヨフウロ
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灌木帯を抜けると写真のように開けた草原に出、正面には 『平治岳』 が聳えていた。
しかしこの草原には写真のように2m近いススキが生い茂って登山道を塞いでいたので、
暫らくはそのススキを掻き分けながら登山道を探して進むのが大変だった。
尚、この草原が 『平治平=ひいじだいら』 と呼ばれている場所である。
そんなススキの根元では下のような花を見掛けた。
ワレモコウとツクシゼリ
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ママコナ
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ススキの草原を10分強で抜けると、再び山中に入った。
山中に入って少し登ると、身体を捩じるような感じで手足を動かしながら進む?
『阿波踊り』 のように見える、写真のような樹があった。(or タコ踊り?・・・笑)
その付近の登山道は下写真のような粘土質の黒土で滑り易く、歩き辛かった。
黒土の登山道
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そこには真新しい猪の足跡があった
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そんな黒土の登山道を暫らく進むと、 『ツクシミカエリソウ』 と 『オタカラコウ』 が
群生している、写真のような場所が現れた。
標高が1570m位?になると、写真のような 『ミヤマキリシマ』 の樹を見掛けるようになった。
涌蓋山
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『ミヤマキリシマ』 の樹を見掛けるようになって5分強登ると、
突然写真のような山頂標識のある 『平治岳=ひいじだけ=1643m』 の山頂(本峰)に出た。
時刻は9時40分で、スタートしてから2時間40分が経っていた。
ミヤマキリシマの開花期はあんなに混雑している平治岳だが、今日は誰一人居なかったので私達は勝手気ままに山頂部(本峰と南峰)を散策した。
その散策中に見掛けた花を下に掲載します。
ワレモコウとイヨフウロ
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アキノキリンソウ
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フクオウソウ
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写真は南峰より本峰を写す為に、南峰にある大岩に登る時に写したものであるが、岩の間にヘビの抜け殻があった。
登る途中でそれが突然目に入った時は一瞬、ドキッ!としたがこんな高い所にもヘビが住んでいるのだろうか?
私は随分前に何かの本で、ヘビは標高1300m以上には住めない!と書いてあるのを見た記憶が有る。
しかしヘビは最近の地球温暖化により、もっと高い所にも住めるように成ったようである。
ここまで書いて思い出したのだが、今年の6月17日に平治岳でミヤマキリシマを観賞した後、
『星生山』 経由で下山していると、星生山山頂の直ぐ下の岩場で赤マムシを見た事があった。
その時は写真に撮ろう!と構えた時に岩の下に入ってしまったので写す事が出来なかった。
それ以外にも以前に 『星生新道』 や 『北千里ヶ浜』 でも赤マムシを見た事があったが、この赤マムシは平地のマムシより強毒?と聞いた事がある。
だから 『強力に効く!』 との意味合いから、あれは 『赤マムシドリンク』 の商品名になったのだと思う。(笑)
下写真の左側は当日(9月3日)に山頂部(本峰と南峰)を散策中に写した写真だが、
右側の写真は左側と殆んど同じ場所から写した、ヤマキリシマが満開時(今年の6月17日)の写真である
本峰先端部より、三俣山と坊ガツル(9月3日)
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ミヤマキリシマの満開時(6月17日)
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本峰先端部より、山頂方面(9月3日)
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ミヤマキリシマの満開時(6月17日)
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平治岳南峰より、平治岳本峰(9月3日)
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ミヤマキリシマの満開時(6月17日)
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平治岳南峰より、大戸越(9月3日)
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ミヤマキリシマの満開時(6月17日)
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後で撮影時間から計算すると、私達は平治岳の山頂部(本峰と南峰)に1時間5分もいた事になる。(驚!)
下山時は三差路までは同じ道を下り、三差路からは左折した登山道で下山する事にした。
下写真はその下山中に見掛けた花である。
三差路から25分弱下りると、『大船林道出合−2』 に出、そこから5分弱進んだ所が 『小窓分岐』 だった。
そこからは往路時と同じ道を歩いて 『吉部登山口』 に戻った。
今日も下山するまで登山者を見掛ける事は無く、結局この3日間の山行では1人の登山者にも出会う事は無かった。
今日の山歩きをまとめると、
吉部登山口(7:00)〜小窓(8:05)〜三差路(8:30)〜平治岳山頂(9:40/10:45)〜三差路(11:30)〜吉部登山口(12:35)で、万歩計は23369だった。
車に戻ったが、私達はまだ昼食を食べていなかった。
それで直ぐ横を流れる鳴子川の川原に下りて昼食を食べる事にした。
昼食を食べた鳴子川の川原
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左写真の直ぐ上にあった、威厳のある老大木
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私達が岩の上で昼食(ホットコーヒー、ホットドッグ、ドーナツ、トマト、キュウリ)を食べていると
フライフィッシングの中年御夫婦がやって来た。
御主人と話してみると、この鳴子川ではヤマメやアブラバヤ等が良く釣れるそうである。
写真のように御夫婦は対岸に分れて私達がいる少し先で暫らく釣っていたが、
そこでは1匹も釣れず、上流に遡って行った。
帰宅途中で、私の大好きな 『地とうきび』 を売っていた。(オバさんはあまり好きではない!)
それで写真のように長さが25cm程もある大きな物ばかりを、自分へのお土産として10本購入した。
翌日から私の朝食はパンではなく、この大好物の 『地とうきび』 を一度茹でてから醤油を塗って焼いたものを、
1本ずつ食べる日々が続いています。(シアワセ〜!・・・笑)
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