霧立越(スキー場〜小川岳)


2010年(平成22年)9月2日   晴れ   弱風


今朝は5時半頃に目覚めたが、二日酔い等は全く無くスッキリしていた。

下の駐車場でトイレと洗顔を済ませてから、上のスキー場に移動した。

そしてそこでお湯を沸かし、ホットコーヒーを作ってテルモスに入れた。







 写真は東方向の景色だが、撮影時刻は6時ジャストで、雲海の上に太陽が顔を出す直前である。














 写真は上写真を撮った直ぐ横にある 『樹氷の鐘』 だが、

 そこには 『標高=1606m、北緯=32度34分、東経=131度06分』 との記載があった。








下の断面図は今回のルートである、『スキー場〜小川岳』 をカシミール3Dで表示したものである。

私はこの断面図を見て笑った。

断面図を見て分かるように、スタートするスキー場が1606mで1番高く、次が途中にある遠見ヶ岩の1582m、最後の小川岳は1番低くて1542mである。

このように、進むに従って山が段々低くなるのである。

このような場合も 『登山』 と言うのだろうか?、もしかしたら 『下山』 と言うべきなのかも知れない?(笑)


だからこのルートに人を誘う場合は 『下山に行こうか!』 と言うのが正しいし?、帰って来たら 『下山しに行って来ました!』 と言うべきではなかろうか?(笑)

でもこのルートを往復する場合、復路は登る方が多いので、やはり 『登山』 で良いのだろうか?

しかし小川岳山頂からは 『波帰登山口』 や 『舞岳登山口=緑仙峡』 等に下りるルートがあるので、それらの登山口に下りる場合はやっぱり 『下山』 で良いのかな〜?

(自分でもこんがらがって何が何だか?分からなくなりました〜!・・・笑)

スキー場〜小川岳、断面図





 車内を整理し、身支度をしてスキー場をスタートした時刻は6時45分だった。



 スタートから写真のようなゲレンデをグングン下っていった。(楽チ〜ン!・・・笑)







        遠見ヶ岩
          ↓





 ゲレンデを数分下りると終点部分が見えて来たが、その手前には右に曲がる急傾斜の上級者コースが続いていた。














 写真は上写真の終点部分を写したものだが、スタートしてからここ迄10分弱で下りた。



 ここから山道に入った。











 上写真から15分弱進むと道が分岐していて、左折すると遠見ヶ岩との道標があった。



 尚、赤い矢印は近日中に行われるトレイルラン用の順路標識で、それが終われば撤去される筈である。







上写真の分岐地点から100m程?進んだ所が下写真の 『遠見ヶ岩(黒岩)』 の山頂だった。

私達はまだ朝食を食べていなかったので、この山頂の岩に腰掛け周りの景色を見ながら 『ホットコーヒー、パン、バナナ、桃、キュウリ』 等で15分ほど朝食休憩した。

遠見ヶ岩(黒岩)山頂=1582m
山頂から見えていたスキー場
他の方向は雲が掛かって良く見えなかった







 遠見ヶ岩以降はルート断面図でも分かるように、登山道は徐々に下って行った。














 そんな登山道を20分弱下りると、写真のような標識の立つ 『八千代ブナ』 があった。
















 『八千代ブナ』 から更に10分弱下りると、今度は 『ヒメシャラ』 の標識があり、道の両側にヒメシャラの樹があった。














 ヒメシャラの樹から更に10分ほど下りた所がルート断面図の 『鞍部』 で、

 その近くには写真のようなイノシシの 『ヌタ場』 があったが、この付近からは登りの登山道になった。













 写真は倒木を潜るオバさんだが、これまでの登山道にも大きな倒木が結構あった。















 上掲の 『ヌタ場』 から25分弱登ると、先程の 『八千代ブナ』 よりも大きいと思える?

 写真のようなブナの樹が3本固まってあった。








上の3本のブナの樹から2分ほど登ると、不意に下写真のような 『小川岳山頂』 に出た。

時刻は8時20分で、スキー場をスタートしてからの所要時間は、朝食休憩(15分間)も含めて1時間35分だった。

この小川岳には2005年11月に 『舞岳登山口=緑仙峡』 から登った事があったのだが、私は山頂の記憶が余り無かった。(ボケの進行が少し心配になった!・・・笑)

小川岳山頂
山頂部にあった道標





 小川岳の山頂は上写真のように展望が無いので、写真を数枚撮ったら下山(登山?)する事にした。



 山頂部にスキー場迄の距離と所要時間を記載した標識があったが、所要時間はそんなに掛かるかな〜?と思った。













 山頂から5分位下りた所に展望岩があったが、その岩の上からは写真のようにスキー場が見えた。











 上の展望岩から10分弱下りると 『スタートから8.0km地点』 と書かれた標識があった。


 この標識は往路時にも気付いていたが、昨日の白岩峠(杉越)付近でも見掛けていた。


 下山してからスキー場の方にこの標識の事を聞くと、9月26日(日曜)に行われる 『トレイルラン五ヶ瀬コース』 の為に

 設置されているとの事だった。











 上の標識から25分強進むと、『スタートから9.0km地点』 の標識が現れた。













 上写真から15分ほど進むと、割と平らな場所に出た。



 私達は往路時には気付かなかったのだが、写真のような樹の根元に 『シナの木平』 と書かれた標識があった。













 上写真から10分弱進むと、今度は 『スタートから10.0km地点』 の標識が現れた。









上写真から更に5分弱進むと、下・左写真のような大きなイチイの樹が現れた。

私達は往路時には気付かなかったが、この樹の根元には右写真のように 『山想いのイチイ』 と書かれた標識があった。

大きなイチイの樹
『山想いのイチイ』 と書かれた標識

 『山想いのイチイ』 から15分ほど進むとスキー場の終点部分に出た。


 そこでは重機を使ってゲレンデ補修工事等が行われていた。


 そこからは写真のようなゲレンデを登って行ったが、ゲレンデには木陰が無かたったのでとても暑かった。


 9月に入ったと云うのに今年は異常に暑く、連日のように熱中症での死亡が報じられていた。


 私も数年前に熱中症になったので、今夏は炎天下での山歩きは出来るだけ自重していた。



上写真のゲレンデを登る時は直射日光をまともに受けて暑く、また単調な登りの連続だったので、今日の山歩きではこのゲレンデ登りが1番疲れたように思う。

1番疲れたゲレンデ登り
ゲレンデには鹿の糞が方々にあった
ネジバナもあった







 今日の山歩き中に見掛けた花は少なく、上のネジバナ以外は左写真の 『ナガサキオトギリ』 だけだった。









その代わり、下写真のような大きなキノコ達を多く見掛けた。

キノコ−1
キノコ−2

キノコ−3
苔むしたサルノコシカケ


今日の山歩きをまとめると、

    スキー場(6:45)〜遠見ヶ岩(7:05/7:20)〜小川岳(8:25/8:30)〜スキー場(10:05)で、万歩計は15709だった。



下山後にスキー場から見える景色を、スキー場の方に教えて貰った。

下・左写真は北東の景色で、今日登った 『小川岳』 は手前の山陰で見えないそうである。

右写真は同方向をかなりズームアップして写したものだが、ずっと奥の方に 『祖母山』 があった。

それ以外にも 『阿蘇五岳』、『くじゅう連山』、『由布岳〜鶴見岳』 等が遠くに見えていた。

   小川岳方向         祇園山   揺岳       .
   ↓              ↓     ↓     .
祖母山   .
↓   .





下山後は今晩の宿泊予定地である大分県の 『長者原』 に向かった。

途中で昼食を食べ、道の駅等で休憩したり、スーパーで今晩の食料を仕入れたりしながら、ゆっくり走行したので 『長者原』 に着いたのは15時位だった。

長者原は陽が照っていて暑かったので、タデ原を散策するにはまだ早すぎた。

それで時間潰しもあって、『筋湯温泉』 へ行く事にした。







 長者原〜筋湯温泉は6km位の距離があるが、その途中の道路脇には写真のような 『ヒゴタイ』 が沢山咲いていた。









筋湯温泉には公共温泉(入湯料=300円)が数ヶ所ある。

今日私達が入った、直ぐ近所同士ある 『薬師湯』 と 『岩ん湯』 は以前は混浴だった。

それが10年位前に?日替わりで男女別になった。

私は露天風呂で、『打たせ湯』 のある 『岩ん湯』 の方が好きなので、まずそちらの方に行った。

そうしたら当日の 『岩ん湯』 の入口には 『本日は女性専用』 の案内板がぶら下がっていた。

オバさんが中を覘くと誰も入って無かったので、私も中に入り写真を撮ってから出た。

尚、この 『岩ん湯』 が混浴だった頃に私が1人で入っていると、後から凄くスタイルの良い2人の若い女性が入って来た事があった。

その時の様子は 『由布岳山開き』 で紹介していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。(笑)

『岩ん湯』の外観
入り口にあった『本日は女性専用』の案内板
中は露天風呂で打たせ湯もある

そう言う事で私は道路を挟んで反対側にあり、『本日は男性専用』 の案内板がぶら下がっている、下写真の 『薬師湯』 に入る事になった。(残念!)

こちらにも誰も入っておらず、両温泉とも当日は私達夫婦で貸切り状態だった。(満足〜!)

薬師湯の外観
湯船
料金箱

筋湯温泉で入浴後はまた長者原に戻り、ヘルスセンターやビジターセンター等を覘いて時間を潰した。

そうしたら17時位の時刻になり、陽射しも大分弱まったので 『タデ原』 を散策する事にした。

       三俣山      硫黄山の噴煙  星生山
         ↓               ↓    ↓






 写真がタデ原湿原であるが、湿原の中に木道があり周回出来るようになっている。



 そして湿原の中には何時も色んな種類の花が咲いているので、

 花を探しながら散策している登山者や観光客が結構多い。











下に当日タデ原を散策中に見掛けた花を掲載します。

ヒゴタイ
サイヨウシャジン
シラネセンキュウ?

ヒヨドリバナ
サワギキョウ
シラヒゲソウ

オトコエシ?



オオマツヨイグサ
ハンカイソウの実
シモツケソウ










 散策中には花の上で、写真のように子孫作りに励んでいる虫さんも見掛けた。














木道の両側を見ながらゆっくりと歩き、、花の撮影をしていたのでタデ原を1周するのに1時間近く掛かった。


 写真が当夜の宴会料理で、野菜類の他は長者原への途中にスーパーで仕入れた物である。

 宴会料理を簡単に説明すると、

        大きな皿には、  寿司の盛り合わせ

        その下の皿には、キャベツと鶏の唐揚

        白い皿には、   ゴーヤと冷や奴

 飲み物はビール1缶ずつの他は焼酎と梅酒である。

 当夜の宴会は19時位から20時過ぎまで続き、20時半頃には私は酔っ払って寝てしまった。

 当夜は車内の温度計を見ていないが、かなり暑くて私はブラウスを着ないで寝た。

 しかし夜半に寒く感じて目覚め、ブラウスを着てから再びインナーシーツに潜り込んだ。


 この後は9月3日の 『平治岳』 に続きます。


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