2009年(平成21年)10月28日 晴れ 微風 ここ数日、私は 『大崩山=おおくえやま』 の紅葉情報に注意していた。 そうすると27日に 『大崩山の紅葉が見頃!』 とのインターネット情報がヒットした。 天気予報を見ると、28日〜30日が晴れで、31日から天気は下り坂になるとの事だった。 それで28日に大崩山の登山口に行って泊まり、29日の早朝から登山開始する計画を立てた。 28日は夕方迄に大崩山の登山口に着けば良いので、当日は自宅で昼食を済ませ、13時30分に出発した。 途中の道の駅で休憩しながら、大崩山の登山口 『上祝子登山口』 に着いた時刻は17時45分で、走行距離は200kmジャスト、総所要時間は4時間15分だった。 私達が登山口に着いた時は既に薄暗かったが、その時はまだ10台近い車が駐車していた。 横を通りながら車のナンバーを見ると、『鹿児島、宮崎、熊本、大分、長崎、福岡、久留米』 の他に、何と!札幌ナンバーの車もあった。 それらは車は全部、車内が真っ暗だったので、私達は 『もう休んであるのかなー?』 等と話しながら通り過ぎた。 しかし翌早朝にはそれらの車は全部無かったので、その時刻にはまだ下山して無かったようである。(驚!) 私達は前回も利用した駐車地域の最奥で、大崩橋を渡った平坦な場所に駐車した。 写真が当夜の宴会料理で、すべてオバさんが自宅で準備して来た物である。 宴会料理を簡単に説明すると、左のタッパーは上段から 『いなり寿司、鮭の塩焼き、シュウマイ、カボチャの煮物』 、 右のタッパーには 『キャベツ・レタス・ニンジン・キュウリ・大根・生姜・チーズのサラダ、右下はナスの浅漬け』 で、 他はソーセージと柿ピーである。 飲み物はビール1本ずつと、オバさんは自家製梅酒、私はウイスキーである。 宴会は18時45分頃から始まり、20時近くまで続いた。 夜中にトイレに行った時に夜空を見上げたら、見渡す限りの天空には無数の星が瞬き、明日の晴天を予感させてくれた。 2009年(平成21年)10月29日 快晴 微風 私達は今年の6月8日に、この大崩山に同じ登山口から登っていた。 その時は山頂まで行ったので,、全所要時間は10時間以上も掛かっていた。 現在はその時期に比べると大分日が短くなっているので、今日は山頂まで行かずに、途中にあって前回行かなかった 『リンドウの丘』 経由で周回する予定にしていた。 そのように今回のコースは前回と殆んど同じなので、今回は登山道等の説明は出来るだけ省き、風景写真を多く紹介しようと思う。 それで登山道等の説明は、『6月8日の山行記』 を参考にされて下さい。
写真が上祝子(かみほうり)登山口である。 ここを出発した時刻は6時50分で、写真で登山届を書いている山口県のSさんと一緒のスタートになった。 このSさんとはその後下山するまで何回も前後し、色々会話したり、お互いのシャッターを切り合ったりした。 下・左写真は今年の6月8日に登った時、大崩山荘迄の途中にあった木製のハシゴだが、そのハシゴは右写真の金属製ハシゴに変わっていた。
二枚ダキ? 小積ダキ 上湧塚 中湧塚 下湧塚 袖ダキ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 写真は大崩山荘を過ぎ、祝子川に架かる橋を渡るオバさんである。 後方には今から登る事になる岩峰が写真のように見えていた。 上写真から20分ほど進むと、写真のように大きな岩間を通り抜ける所に出た。 写真はその大岩間の狭い隙間を余裕で通り抜ける、スリムなオバさんである。(笑) 上写真から40分強進むと 『袖ダキ』 と呼ばれている、岩上の展望所に着いた。 下写真はその展望所から写したもので、左写真は 『袖ダキ』 の眼前にそびえる 『小積ダキ』 である。 右写真は 『小積ダキ』 の右方向の景色で、この後に登る 『下わく塚』 と 『中わく塚』 が写真のように雲一つ無い青空の下に、その威風堂々たる姿で凛として聳えていた。
この袖ダキには御年配の単独男性が既におられ、写真撮影をされていた。 会話すると、鹿児島在住の方で4日前にもここに来たそうで、その時の紅葉が綺麗だった!と言われていた。 又、その方は64歳から登山を始めたとの事で、現在は何と!81歳になるとの事に、私達はビックリ!した。 そして、大崩山に登っている事は奥さんには内緒にしていたそうだが、それが先日バレて叱られたそうである。(笑) 『もしかしたら今年が最後になるかも?』 とも言われていた。 そしてその方は、今日は 『上わく塚』 まで行ったら下山すると言ってあった。 木山内岳 桑原山 ↓ ↓ 私達は袖ダキで10分ほど写真撮影等をしながら休憩した。 その後は袖ダキを下りてから、5分ほど離れた所にある 『乳房岩』 に登った。 写真はその 『乳房岩』 の岩上から写したものだが、明日登る予定の 『木山内岳』 が眼前に見えていた。 それから私は近年、その実物を見た事が無いので良く思い出せないのだが、 『乳房岩』 は本物の 『乳房』 には余り似て無いような?気がした。(笑) 写真は 『乳房岩』 から15分ほど登った所にある、『下わく塚』 分岐地点の紅葉景色である。 後方にハシゴが見えるが、このようなハシゴやロープ場はこの 『わく塚ルート』 や 『坊主尾根ルート』 には数十ヶ所出て来る。 下写真は上の分岐標識から5分強で着いた、『下わく塚』 の頂上部から写した写真である。 左写真が下方の景色で、先程通過した 『袖ダキ』 が桑原山の下の方に少しだけ写っている。 右写真は西方向の景色で、この後に登る 『中わく塚』 の岩峰が綺麗に見え始めた。
桑原山 小積ダキ ↓ ↓ 『下わく塚』 の岩峰でも風景写真を撮ったり、景色を眺めたりして10分ほど休憩した。 写真は 『下わく塚』 から 『中わく塚』 に向かう途中で、岩上を歩くオバさんである。 岩の右側は数百mの谷底だが、オバさんはこんな所も平気で歩く。(私は神経が少し可笑しいと思う!?・・・笑) 下写真は 『下わく塚』 から10分程で着いた、『中わく塚』 の頂上部から写したものである。 左写真は先程までいた、『下わく塚』 方面である。 右写真は西方向に見える、『上わく塚』 の岩峰と紅葉景色である。
上わく塚 ↓ 写真は 『中わく塚』 の片方の岩上に登った、Sさんとオバさんである。 下写真は 『中わく塚』 を下りて、『上わく塚』 に向かう途中で写したものである。
下写真は 『中わく塚』 から35分程で着いた、『上わく塚』 の頂上部から写したものである。 『上わく塚』 の岩上に出るには、ハシゴとロープを使って狭い岩間を正面から登るルートと、裏側に回り込んでロープで登る2つのルートがある。 前回は正面から狭い岩間を登って二人とも擦過傷を負ったので、今回は裏側に回り込むルートで登る事にした。 左写真は、『上わく塚』 の頂上部から、先程までいた 『中わく塚』 方面を写したものである。 そうすると 『中わく塚』 の岩上で動く、81歳の方の姿が小さく見えたので、ズームUPして撮ったものが右写真である。 私がその方に手を振りながら 『オーイ!』 と呼びかけると、その方も手を振りながら 『オーイ!』 と応えてくれた。
下写真も 『上わく塚』 の岩上から写したものだが、ここから見る紅葉は素晴らしかった。
リンドウの丘 大崩山山頂 ↓ ↓ 写真も 『上わく塚』 の岩上から、谷の向う側に見えていた大崩山山頂と 『リンドウの丘=中腹で平らに見える場所』 を少しズームUPして撮ったものである。 『上わく塚』 を下りたら私達は 『リンドウの丘』 で昼食を食べる予定にしていた。 写真は 『上わく塚』 を下り、リンドウの丘に向かう途中にあった、大きな洞窟である。 10人近く?が寝れるような広さがあり、『非常時にご使用下さい!』 との看板があった。 写真が 『上わく塚』 を下りてから15分程で着いた 『リンドウの丘』 と呼ばれる場所である。 ここは写真のような平らな場所もあり、直ぐ近く(2〜3分)に水場もあるので、テント泊する事も出来る。 私達が着いた時は 『宇土内谷コース』 で登って来たと言う、福岡在住で私達より少し御年配の御夫婦がおられ、 私達が 『上わく塚』 に登り下りしている様子をここから見ていたと言ってあった。 下写真は、その 『リンドウの丘』 から谷向うに見えていた、『わく塚尾根』 を写したものである。
私達はこの 『リンドウの丘』 の岩に腰掛けて、Sさんと一緒に昼食を食べた。 そして昼食後に、この場所でもSさんと交互にお互いの記念写真を撮った。 私達は今迄、記念写真を殆んど撮った事が無かったのだが、今回は 『上わく塚』 でもSさんから記念写真のシャッターを切って貰っていた。 このように私達には珍しく、今回の山行では過去5年間分にも匹敵するような記念写真を撮っていた。 帰宅してその写真を見ると、それなりに写っている写真もあったので、『もし今、私が山で死んでも葬式用の写真は大丈夫だな〜!』 と安心しているところです。(笑) 私達は 『リンドウの丘』 で55分ほど昼食休憩後、下山を始めた。 尚、今日の私は500mlの飲料水を持参していたが、その飲料水はちょうどここで飲み終えたので、『リンドウの丘』 から2〜3分ほど進んだ所にある水場で補充した。 下写真は 『リンドウの丘』 から20分弱下りた所にある、『上わく塚〜中わく塚〜下わく塚〜袖ダキ』 等が一望できる、コース概念図のテラスから写したものである。
下写真は上のテラスから10分程で着いた、『小積ダキ』 の頂上部から写したものである。 左写真は午前中に歩いた 『袖ダキ〜下わく塚〜中わく塚〜上わく塚』 の岩峰等が、左の谷向うに見えていた。 そしてその反対側には右写真のように、象の姿に良く似た 『象岩』 と綺麗な紅葉が眼下に見えていた。 尚、この 『小積ダキ』 を下りた後は象岩の直ぐ下を歩く事になるが、象岩の下は数百m下の谷底へ続いている。 この小積ダキでも5分ほど休憩し、私達はここでも記念写真を撮った。
下写真は 『小積ダキ〜象岩』 の途中で、一枚岩をロープで下りているオバさんである。
この写真は2段上の 『小積ダキ』 からの写真で、 象岩右側に写っている、綺麗な紅葉部の下を歩いている時に写した物である。 そこの登山道では写真のように、見事な紅葉を見る事が出来た。 桑原山 ↓ 写真は上の紅葉部を抜けると眼前に見える、象岩下の景色を写したものである。 写真で分かるように、象岩下をトラバース中に滑れば、数百m下の谷底まで直滑降である。(コワ!) 下写真は上写真を写した同じ場所から、左側に見えていた 『小積ダキ』 を写したものである。
下写真は象岩下を歩く、オバさんとSさんである。
写真は象岩を通過後に、或る大岩を下りて来るオバさんである。 下写真はその後、下りている途中で写したものである。 右写真は、左写真を撮っている時に猿がビックリ!して口を開けているように見える岩があったので、ズームUPして撮ったものである。(笑) それからこの付近を下りている時に、オバさんが小積ダキの岸壁の方に向かって 『ヤッホー!』 と叫んだらコダマが聞こえた。 それでSさんも一緒に3人で、交互に大きな声で 『ヤッホー!』 と叫んだら、それぞれのコダマが返って来た。 しかしその返って来たコダマの音声は、肉声と同様に私のコダマが1番綺麗だった。(笑)
桑原山 坊主岩(米岩) ↓ ↓ 更に下りていると、或る岩(見返りの塔?)にロープが垂れ下がっていたので、 ちょっと登ってみる事にした。 その岩上は大変狭く、せいぜい2人が立つ位の広さだった。 写真はその岩上から写したものだが、直ぐ下に坊主尾根の名前の由来になっている、 『坊主岩=別名は米岩』 が見えていた。 しかしここから見るとその坊主岩は、『イルカが立っている!』 ようにも見えた。 坊主岩 ↓ 上の岩の直ぐ先には、写真のような橋があり、ワイヤーを掴んで渡った。 上の橋から5分強で坊主岩に着いた。 下写真はその坊主岩の下を通る時に写したものである。
上の坊主岩から15分ほど下りると、写真の 『林道分岐』 に出た。 今朝、祝子川を渡った時に水量は少なかったので、私達は下山時も祝子川を渡る事にし、直進した。 その後は谷に沿って下りたが、その途中では写真のような極彩色の紅葉も見れた。 2つ前の 『林道分岐』 から25分程で、祝子川の渡渉地点に出た。 この祝子川を渡った所が大崩山荘なので、あと30分程で登山口に着く。 大体予定通りの時刻に下山できる目途が付いたので、私達はその祝子川を渡渉中に 或る大岩の上で休憩する事にした。 岩上で行動食(カロリーメイト、ゆで栗)等を食べながら10分ほど休憩した。 写真は、その休憩中に下流方向の景色を写したものだが、 上方に見えている岩峰名等は知らない。 今日の山歩きをまとめると 登山口(6:50)〜1時間55分〜袖ダキ(8:45/8:55)〜10分〜乳房岩(9:05/9:10)〜25分〜下わく塚(9:35/9:45)〜 10分〜中わく塚(9:55/10:05)〜40分〜上わく塚(10:45/11:05)〜15分〜リンドウの丘(11:20/12:15)〜 35分〜小積ダキ(12:50/12:55)〜15分〜象岩(13:10)〜40分〜坊主岩(13:50)〜20分〜林道分岐(14:10)〜 25分〜祝子川(14:35/14・45)〜35分〜登山口(15:20)で、総所要時間は8時間30分、万歩計は22038だった。 今日はそんなに暑くなかったのだが、私は登下山中にかなりの汗を掻いた。(冷や汗かも?) それで下山後は祝子川温泉 『美人の湯』 に入ろうと思っていたのだが、木曜日は定休日との事で閉まっていた。(涙) ところで私達は当夜の宴会料理が無かった。 国道に下りてからスーパーマーケットを探したが中々無く、延岡市方面に30分近く走り回った所でやっと今晩の宴会料理を手に入れる事が出来た。(ホッ!) 宴会料理を手に入れた後はまた国道を引き返し、明日登る予定の 『木山内岳』 の登山口に向かった。 私達はガイド本で、その 『木山内岳』 の登山口近くに藤河内温泉 『湯〜とぴあ』 がある事を知っていた。 それで 『木山内岳』 の登山口に向かう途中で、少し回り道をしてそこに行った。 そうしたら何と!そこも木曜日は定休日の事で、写真のような車止めがしてあった。(またまた涙!) それで仕方なく、 『木山内岳』 の登山口に向かった。 下写真が 『湯〜とぴあ』 から車で15分近く登った所にある、駐車場とトイレである。
駐車場の直ぐ下にはバンガロー(E 棟)があり、その横は写真のような渓谷だった。 その渓谷には水が流れていて、川床は写真のように滑らかな岩盤だった。 その景感は大分県・椎谷耶馬渓の 『岳切渓谷=たっきりけいこく』 に良く似ていた。 私達は誰もいないこの渓谷に下りて身体を拭いたが、渓流の水は凄く冷たかった。 写真がかなり苦労して手に入れた、当夜の宴会料理である。 宴会料理を簡単に説明すると、『寿司盛り合わせ』 の下は 『レーズン』 で、 中央列は上の皿から順に 『枝豆』 、『大根、きゅうり、ソーセージのサラダ』 、『キャベツ』 で、 飲み物はビール1本ずつと、オバさんは自家製梅酒、私はウイスキーである。 誰もいない山奥の駐車場で、当夜の宴会は18時半頃から1時間ほど続いた。 若い時ならいざ知らず?、この歳になれば宴会後はもう何もする事も無く、ただおとなしく寝るだけである。(笑) それで私達は当世の幼稚園児達の就寝時刻よりも早い、20時前にはシュラフの中に入って寝たのだった。(笑) 夜中にトイレに起きた時、夜空を見上げたら、そこには見渡す限りに満天の星空が広がり、明日の晴天が約束されていた。
2009年(平成21年)10月30日 快晴 微風 当朝は6時ごろ起床した。(何と!、10時間も寝ていた事になる!) お湯を沸かし、『コーヒー、パン、野菜サラダ、バナナ』 で朝食にした。 駐車場を出発した時刻は7時25分で、2〜3分進むと写真の 『観音滝』 への登山口が現れた。 尚、写真の舗装林道を進むと 『夏木山』 の登山口に至り、 私達は11年前(1998年8月)に子供と一緒に その登山口から 『夏木山』 に登った事があった。(当日は当場所から3.4km先で道路工事中との看板があった) 登山道は渓谷を右下に見ながら進んで行った。 下・左写真は、上の写真から5分位進んだ所にあった橋で、右写真はその橋の上から下の渓谷を写したものであるが、一枚岩の滑り台が谷底まで続いていた。
その後も渓谷を右下に見ながら、写真のような所を歩いて行ったが、この付近の紅葉はまだ少し早い感じだった。 登山口から15分ほど進むと、写真のような橋が現れ、渓谷を渡った。 その後の登山道には、写真のように少し危険な?所もあった。 高さは無いのだが小さな渓流上に、写真のように朽ち掛けた丸太橋が架かっていた。 その後の登山道は渓流を左下に見ながら、写真のような小径を歩いて行った。 上のような登山道から左下の渓流部を見ると、写真のような大岩が無数にあった。 上のような登山道を1時間5分ほど進むと、写真のような 『観音滝』 との分岐地点に着いた。 『観音滝は帰路のお楽しみ!』 に取っておく事にし、私達は山頂への登山道に右折した。 写真は上の分岐点から10分近く登った所で写したものである。 写真ではそんなに急坂に見えないが、実際はかなりの急坂で落石させるような浮き石も多く、私は結構神経を使った。 このような急坂が15分ほど続き、私はここで少し疲れた。 上写真のような急坂部分を登り切ると、下・左写真のような水が流れていない広い河原?に出たが、そこの紅葉は写真のように綺麗だった。 私達はその河原?の岩に腰掛けて、コーヒーと行動食(カロリーメイト、バナナ)を食べながら10分ほど休憩した。 それからその同じ場所には、右写真のように幹周りはそんなに大きく無いのだが、高さが30〜40m位?有りそうな高木があった。
その後の登山道には下写真のような倒木があった。
その後の登山道は、渓流の中や渓流沿いにあるが、その渓流は次々に枝分かれして行った。 写真はそんな所を歩いている時の1風景だが、その付近は樹木間が広いので明るく、見て気持ちが良かった。 それから岩の多い渓流の中を歩く事が多いので、そこには踏み跡が殆んど残っておらず、 どこを歩いて良いのか?、分からない所が多かった。 そんな所では次の赤テープ等の目印を探して、私達は右往左往した事が何回かあった。 この渓流部分を歩く時は次の目印を見付けてから進まないと、登山道を外れる恐れがある。 その後も上写真のような所を登っていると、下・左写真の小さな岩間の上の方に赤テープが見えた。 そこは岩肌が硬くて滑り易く、また崖のような急坂だった。
その小さな谷間のような所は本当に登り辛く、私達は殆んど四つん這いのような状態で登って行った。 下写真はその小さな谷間のような所を登っている時に写したものである。 写真のような状態で、そこをやっと登り切ったオバさんは、『下山する時はこの場所は怖くて下りたく無い!』 と言っていた程だった。 実は下山時に分かったのだが、この崖のような所を登らずに済む登山路が、その少し先の方に有ったのである。 しかしこの登山路が手前側にある為に、そこに付いている赤テープが目に入り、初めての私達はその道しか無いと思って登っていたのだった。 私達が登った登山路は本当に大変危険だったので、そこに付いている目印等は取り外した方が良いと思う。
その後の登山道にも写真のような倒木があった。 或る急坂部分を登り切ると尾根に出た。 そこの枯れ枝には写真のような道標があり、そこが 『喜平越』 だった。 観音滝の分岐から1時間30分掛かっていた。 上写真から1〜2分登ると、右側の樹に写真のような標識が付いていて、小径が右の方に伸びていた。 地図を見ると、その小径を進めば大崩山登山路の 『三里河原』 に出るようである。 写真は、『喜平越〜山頂』 間の様子だが、前半部は周りのスズ竹は写真のように全部枯れていた。 下わく塚 中わく塚 上わく塚 七日廻り岩 ↓ ↓ ↓ ↓ 写真は山頂へ登る途中で、右側の樹間に見えていた景色を 少しズームUPして撮ったものである。 昨日登った、『大崩山のわく塚』 等が写真のように見えていた。 写真はその後の 『喜平越〜山頂』 間の様子だが、 前半部は枯れていたスズ竹は、後半部は写真のように青い葉が茂っていた。 下・左写真が 『喜平越』 から40分程で着いた、『木山内岳=きやまうちだけ=1401m』 の山頂である。 山頂部の紅葉は既に終わっていて、写真のように落葉している樹木が多かった。 右写真は山頂の少し先にある広場で、私達はそこの倒木に腰掛け、コーヒーを飲みながら行動食(ドーナツ、柿)を食べ、35分ほど休憩した。
坊主岩 象岩 小積ダキ 中わく塚 上わく塚 七日廻り岩 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 昨日登った大崩山の岩峰は、木山内岳の山頂部からは樹木が邪魔をして、 見えそうで中々見えない。(まるで何か?みたいですね〜!・・・笑) それで私はかなり悪戦苦闘して樹木に登り、 そこから少しズームUPして撮ったものが左写真である。 尚、象岩の上方が大崩山の山頂である。 写真は登る時に、二人とも四つん這いになって登った付近で写したものである。 その急坂部分を下りている時に上の方で、崖が崩れるような音がした。 私は音がすると同時に瞬間的に上を見たが、上の方から頭より大きな石が数個、途中で大きくバウンドしながら 物凄い勢いで私の5m位前を落ちて行った。 恐らく猪か鹿が?、私達の姿を見て驚き、慌てて逃げる時に踏み落とした物だろうと思う。 しかしあんなに大きな石が、あの物凄い勢いでもし身体に当たれば、そしてその当たり所が悪ければ、 私達は死んでいたと思う。(危なかった〜!・・・ホッ!) この 『木山内岳』 の登下山中には花は殆んど見掛けず(野菊しか見なかった)、下写真のような樹の蕾や実を見掛けただけだった。 その後の下山中には、下写真のように面白い形をした樹木を見掛けた。
下山時に 『観音滝』 に立ち寄ったが、滝に下りる所には写真の観音様が祀られていた。 私達はこの観音様にお参りしてから、滝に下りて行った。 写真が 『観音滝』 で、落差は77m有るそうである。 厳冬期は滝全体が氷結するそうで、その景観もまた素晴らしい!との事だった。 『観音滝』 から少し下りた登山道脇には、写真のようなブナ?の高木があった。 その高木には写真のように板を幹に打ち付けてハシゴを作ってあったが、 こんな高木に誰が何の目的で登るのか?、私にはサッパリ見当も付かなかった。 その後の登山道脇にも下写真のような高木が多かった。 それら樹木の幹周りはそんなに大きく無いので、巨樹との感じは無いのだが、見上げるとビックリ!する位の高さがあった。(多分?、30〜40m位有ると思う!)
この 『木山内岳』 は、ほんの一部で植林を見掛けたが、全体の99%以上は素晴らしい原生林の連続だった。 そしてこの山は渓流沿いを歩く事が多いので、私は 『夏場は沢風を浴びて涼しいかも知れないな〜?』 と思ったりした。 予定時間内に無事に下山したが、とうとう今日は1人の登山者にも会わなかった。 今日の山歩きをまとめると 駐車場(7:25)〜1時間5分〜観音滝分岐(8:30)〜15分〜河原で休憩(8:45/8:55)〜1時間5分〜喜平越(10:00)〜 40分〜山頂(10:40/11:15)〜1時間45分〜観音滝(13:00/13:05)〜1時間〜駐車場(14:05)で、 総所要時間は6時間40分、万歩計は22508だった。 今回の山行での私の印象は、『大崩山=絶景の連続で感動の多い山』 で、『木山内岳=急坂等が多くて疲労した山、そして、原生林と高木が素晴らしい山』 である。 九州ではまだまだ紅葉が続きます。 今度はどの山に紅葉観賞に行こうか?、またまた迷っている私達です。 |