2009年(平成21年)10月3日 快晴 微風
今回は久しぶりに 『涌蓋山=わいたさん』 に登る事にした。
涌蓋山にはこれ迄に色々なコースを通って4回位登っているが、今回は12年前(1997年3月)に子供と一緒に歩いたコースを歩いてみる事にした。
涌蓋山には明日(4日)の早朝から登る計画だったので、今日は自宅で昼食を食べてから出発し、くじゅうの長者原には15時半ごろ着いた。
今日は長者原の近くにあって、今迄に登った事が無く、そして簡単に登れる山を計画していた。
おにぎり山
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長者原から筋湯温泉に向かう県道40号線を3kmほど進むと、左側に 『九重少年自然の家』 がある。
私達は 『九重少年自然の家』 に断ってから、県道沿いにあるそこの駐車場に停めさせて貰った。
写真がその駐車場から写した、これから登る 『おにぎり山』 である。
駐車場を出ると直ぐ左側に 『九重少年自然の家』 の裏側に行くコンクリート道がある。
その道を5分強登ると、写真のような源泉施設がある。
その少し手前に、おにぎり山への道標があり、そこから山道に入った。
少年自然の家 崩平山
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上写真のように、夏草やススキの生い茂る中の小径を10分ほど登ると右手にピークがあった。
そのピークに登る踏み付け道が見えていたので、序でにちょっと登ってみる事にした。
写真がそのピークの山頂だが、そこには山頂標識等は何も無かった。
涌蓋山
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おにぎり山の山頂はそのピークから10分弱進んだ所にあった。
写真が 『おにぎり山=1083m』 の山頂であるが、その山頂標識には何故か? 『おむすび山』 とあった。
尚、後方(西方向)に見えている山は、明日登る予定の涌蓋山である。
それから山頂部は写真のようなシートが掛けられ、吹き流しのような物等も有ったので、何かな?と思っていたが
その訳は翌日に分かった。
逆ミステリーサークル 駐車場 少年自然の家
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写真はおにぎり山の山頂部から、眼下の景色を写したものである。
ガイド本(Green Walk)では周回するコースが紹介してあったが、こうして見ると道路に簡単に下りれそうに見えた。
斜面には踏み付け道は見当たらなかったが、夏草やススキもそんなに深く茂って無いように見えたので、
眼下に見える逆ミステリーサークル?のような物を目指して一気に下りる事にした。
しかし実際に下りてみると、夏草やススキは胸位まで深く、また案外急斜面の所もあり、何回も転びそうになった。
しかし、そんな夏草やススキの下には色々な秋の花が沢山咲いていた。
おにぎり山山頂
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左写真が上の写真で逆ミステリーサークル(二重丸)のように、草を刈り残した部分である。
山頂からここまで15分ほど掛かっていた。
下りてからはまだ時間があったので、付近を散策する事にした。
下写真は、おにぎり山への登・下山中と下山してから散策中に見掛けた花達である。
センブリ
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ワレモコウ
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アソノコギリソウ
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ヒゴタイ(後方は、おにぎり山)
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今日の山歩き(付近の散策まで含めて)の所要時間は1時間20分で、万歩計は6000ジャストだった。
おにぎり山山頂
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写真は翌日、『涌蓋山』 に登った後の帰路、おにぎり山の横を通った時に写したものである。
写真で分かるように、おにぎり山の山頂はパラグライダーの発進基地だったのである。
だから山頂部にシートや吹き流しがあり、逆ミステリーサークルは着地目印の1つのようだった。
左写真は黄色のパラグライダーがちょうど軟着陸したところを写したものである。
当夜は長者原の駐車場に泊まる事にした。
写真が当夜の宴会料理だが、すべてオバさんが自宅で作って持って来た物である。
簡単に説明すると、缶ビール横の皿は(キャベツ、鶏肉の照り焼き、カボス)、
その横の皿は(こんにゃくの酢味噌和え、ブリの照り焼き、塩クジラ、ネギの塩焼き、レーズン)、
中段の、左皿は(スルメ、干し魚)、中皿は(大根、ナス、キュウリの一夜漬け)、右皿は(枝豆)である。
飲み物はオバさんが缶ビール2本と自家製梅酒、私は缶ビール1本とウイスキーである。(笑)
宴会は18時半頃から20時近くまで続いたように思う。
寝る前にトイレに行ったが、外が意外に明るいので空を見ると、当夜は写真のように 『中秋の名月』 だった。
車内でシュラフに入って外を見たら、窓ガラス越しにその 『中秋の名月』 が見えていた。
しかし窓ガラスが私達の吐く息等で曇り、『中秋の名月』 が何だか? 『おぼろ月』 のように見えた。
それでハッキリ見えるように私は窓を拭き、そして時々 『中秋の名月』 眺めながらしばらく考え事をしていたが、
知らない内に眠ってしまっていた。
そのような、中秋の名月が窓越しに見える情景を見事に詠んだ名句がある。
しかしその名句は、まだ世間には全く知られていないので、特別にこの山行記を読んでいる貴方だけにコッソリ教えよう!
その名句は 『寝転べば おぼろ満月 窓を拭く』 である。
中々、味があってその時の情景が目に浮かぶでしょう!
実はこの名句は当夜、私が車内に寝転んで、『中秋の名月』 を眺めながら、かなり酔っ払った脳ミソで作ったものである。(笑)
しかし近い将来、この俳句は平成を代表する名句として有名になる!と思います?ので、貴方も憶えておいて損は無いと思います。(爆)
2009年(平成21年)10月4日 快晴 弱風
三俣山 硫黄山の噴煙
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写真は当朝の6時半に写した、長者原の1番広い駐車場の様子である。
写真のように、かなりの台数の車が泊まっていた。
みそこぶし山 女岳 涌蓋山
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写真は長者原から八丁原登山口に向かう県道40号線の途中で写したものだが、
これから登る山の稜線が綺麗に見えていた。
当朝も写真のように、雲一つない秋晴れだった。
写真が八丁原登山口の駐車場の様子だが、私達が着いた7時50分頃は既に10台位の車が駐車していた。
一目山
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写真の八丁原登山口を出発した時刻は、8時5分だった。
まずは、写真の一目山を目指して登る事になる。
上写真の舗装道路を200m位?進むと、左側に写真のような山道への入口がある。
しかし一目山に登らずに涌蓋山に行きたい場合は、舗装道路を直進すると一目山からの下山道とまた合流する。
写真のような草むらの中にはリンドウやアキノキリンソウ等が沢山咲いていた。
登り始めて15分ほどで下写真の、『一目山=いちもくさん(ひとめやま)=1287m』 の山頂に着いた。
東〜南東方向(八丁原登山口方面)の景色で
地熱発電所 スキー場
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南南西方向の景色で
遠くに阿蘇五岳
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西方向の景色で
一目山風力発電所 と 雲海
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涌蓋山
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写真は一目山を下り始めた所で、前方(北方向)の景色を写したものである。
前方にはこれから目指す涌蓋山が、その端整な姿を見せていた。
この急坂部分では大きなザックを背負って登って来る(写真で鉄塔下部の姿)、
高校の山岳部員達とすれ違った。
この時の時刻は8時25分だったが、高校生達は早朝にハゲの湯を出発し、
涌蓋山を経てここまで歩き、この後はくじゅう連山を縦走するとの事だった。(驚!)
一目山山頂から写真の舗装道路まで、10分弱で下りた。
尚、八丁原登山口の舗装道路を真っ直ぐ進むと、一目山に登らずに裾野を通ってこの場所に出る。
その後は下写真のような景色の中を歩いて行った。
この時刻はまだ気温も低く(一目山山頂の温度計は14度だった)、そして爽やかな風があったので、歩いていてとても気持ちが良かった。
或るピーク
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歩き始めて1時間近く経った所で、前方に写真のようなピークが見えて来た。
そのピークに登らずに下を巻く道も見えていたが、折角なので私達はそのピークにも登ってみる事にした。
それから写真に取り損ねたが、ここを歩いている時にマウンテンバイクに乗った男性が私達を追い抜いて行った。
登山者の多い登山道をマウンテンバイクで走る等、非常識であり、他の登山者の方達もあきれてあった。
女岳 涌蓋山 みそこぶし山
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左写真は上写真のピークから、前方の景色を写したものである。
尚、そのピークには山頂標識は無かった。
女岳 涌蓋山
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左写真は上写真に写っている、『みそこぶし山=1296m』 の山頂である。
前のピークから5分強で着いた。
写真の白い棒にマジックインクで山名が書いてあった。
女岳 涌蓋山
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みそこぶし山からは牛止めゲートを通り、前方に涌蓋山を見ながら写真のような景色の中(牧場内)を、
涌蓋山との鞍部に向かって下りていった。
みそこぶし山
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写真はみそこぶし山と涌蓋山との鞍部を過ぎ、上写真で樹林帯の上に見える野原を歩いている時に
後方(今まで歩いて来た方面)の、みそこぶし山を写したものである。
女岳 涌蓋山
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上写真のような笹原を5分ほど歩くと、写真のような牛止めゲートがあった。
牛止めゲートを抜けると、写真のような植林帯に入った。
植林帯の中を2〜3分歩くと、写真のような林道に出た。
上の林道を100mほど進むと、また道標があり、それに従って右折すると今度は写真のような雑木林に入った。
その雑木林は10分程で抜けたが、そこには何故か?写真のようにマウンテンバイクの男が休んでいた。
しかし私達が近づくと、マウンテンバイクに乗って登って行った。
涌蓋山
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写真が 『女岳=めだけ=1425m』 の山頂である。
女岳への登りはかなりの急斜面もあった。
涌蓋山
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写真は女岳山頂を過ぎ、涌蓋山との鞍部から、前方の景色を写したものである。
その鞍部ではマウンテンバイクの男が休んでいた。
女岳への急坂を自転車を担いで登り、疲れたのだろう!(フン!、バカな奴!)
下写真は 『涌蓋山=わいたさん=1500m』 の山頂部で写したものである。
女岳から15分強で着いたが、途中はかなり急坂の連続だった。
涌蓋山の山頂部は細長くて広く、私達が着いた時は既に20人前後の登山者がいたが、ちょうどハゲの湯から登って来た団体(10人位)と一緒になった。
到着時刻は10時20分頃だったが、多くの人達は早くも昼食を食べていた。
山頂標識
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山頂部の景色 (左の山頂標識)
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私達も山頂部に傘シートを敷き、下写真のような景色を見ながらコーヒーで行動食を食べた。
眼前に見えていた南東方向の景色で
くじゅう連山 地熱発電所
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南方向(歩いて来た方面)の景色で(遠くに阿蘇五岳)
地熱発電所 一目山 みそこぶし山 女岳 一目山風力発電所
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由布岳
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写真は北東方向の景色だが、遠くに双耳峰の特徴を持つ 『由布岳』 も見えていた。
それからこの山頂部で休んでいる時に、マウンテンバイクの男が空身で山頂に登って来た。
涌蓋山へは急坂が続くので、自転車を担いで登るのが辛く、鞍部に自転車を置いて来たのだろう。
マウンテンバイクの男
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私達は涌蓋山の山頂部で30分ほど休憩してから下山に掛かったが、
写真は女岳を過ぎた所を下山中に見掛けた、前方をマウンテンバイクに乗って登山道を下っている姿である。
この時の時刻は11時頃で、まだ登って来る登山者も大変多かった。
登山道を自転車で下ればかなりのスピードが出るし、万一出合い頭に登山者と衝突するような事になれば
大事故を引き起こしかねず、非常に危険な行為だと思う。
その後、下りている途中で12時を過ぎたが、その時刻になると気温も上がり、かなり暑かった。
それで、昼食は木陰でしよう!との事になったが、その付近には昼食休憩をする適当な木陰が無く、とうとう一目山の麓まで下りてしまった。
一目山の麓には下写真のような木陰があったので、側溝部に腰掛けて昼食を食べる事にした。
昼食後に付近を散策していたら、左写真のような湧水の看板があり、30m先に湧水地があるとの事だったので、後学の為に行ってみる事にした。
右写真がその湧水地だが、写真のように1滴の水も出ていなかった。
一目山を下りた所にある湧水の案内板
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湧水地
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上写真の場所で30分ほど昼食休憩後、また一目山に登ってみた。
朝、一目山の山頂には6人の登山者がいたが、午後は誰も居なかった。
それから山頂にある温度計は、朝は14度だったが、午後からは写真のように33度にもなっていた。
八丁原の駐車場に帰り着くと、朝は10台位だった車は写真のように満車状態だった。
下に今日の山歩き中に見掛けた花達をまとめて掲載する。
今日の山歩きをまとめると、
登山口(8:05)〜15分〜一目山(8:20)〜55分〜みそこぶし山(9:15)〜50分〜女岳(10:05)〜15分〜涌蓋山(10:20/10:50)
〜1時間30分〜昼食休憩地(12:20/12:50)〜30分〜登山口(13:20)で、万歩計は14199だった。
下山した時刻はまだ13時20分で、時間に余裕があったので、登山口の直ぐ近くにあり、最近クリーンエネルギーとして話題になっている
九州電力の八丁原地熱発電所を見学に行く事にした。
当日はあいにく、施設のメンテナンス期間中との事で、発電所内の見学は出来なかった。
しかし下写真の大型スクリーンを使ってのCM上映やPR上映、及び説明等が約30分間に渡ってあった。
地熱発電所の帰りに、直ぐ近くにある写真の 『小松地獄』 にも立ち寄ったが、
地獄蒸しにする食材を持って無かったし、とても臭かったので早々に退散した。
帰路に私の大好きな 『地とうきび』 を買いたいと思っていたので、少し遠回りになるが阿蘇経由で帰る事にした。
カメラを持って行くのを忘れたので、収穫している様子等を撮影出来なかったが、
写真の 『地とうきび』 は農園主の許しを得て、自分で収穫してから購入したものである。
現在、スーパー等で販売している 『フルーツコーン』 は軟らかくて凄く甘いが、
この 『地とうきび』 は硬くて甘く無く、私はとうもろこしの中では 『もちとうきび』 と共に大好きである。
帰宅して1番大きい物の重量を量ったら、何と!850gもあった。
翌日から私はこの 『地とうきび』 に醤油を塗りながら焼き、朝夕ご飯代わりに1本ずつ食べています。(幸せ〜・・・笑)
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