霧島連山縦走(えびの高原〜高千穂河原)


2007年6月10日(日曜日)  快晴  微風


コース概念図




今回のコースは、私が10年前から 『歩きたい!』 と思っていたコースである。

10年前(1999年3月30日)に子供と一緒に霧島連山の中で1番高い 『韓国岳』 に登り、その翌日に 『韓国岳』 とは反対端にある 『高千穂峰』 に登った事があった。

その時に其々の山頂から反対側を眺めると、その間には綺麗な縦走路が見えていた。

その時から私は、何時の日かその縦走路を歩いてみよう!と思っていたのである。

しかしその時は子供がまだ小さかったので、縦走は体力的に無理のように思えた。

その後は諸般の事情により、中々その縦走を実行出来ないでいた。

何しろこの地は私達の住む所からかなり遠いので、日帰りで縦走するのは大変難しいのである。

縦走するには私達の体力から云って、どうしても1泊する必要があった。



この霧島連山も 『ミヤマキリシマ』 の名所として知られている。

それで、どうせ縦走するならば 『ミヤマキリシマの開花時期に合わせて歩こう!』 と思って、この時期の山歩きになったのだった。


 前日から 『えびの高原キャンプ場』 に泊まり、えびの高原の少し上の方にある

 写真のような 『韓国岳登山口』 に着いたのは4時40分だった。

 私達がこの駐車場に着いた時には既に5〜6台の車が駐車していた。

 私達が身支度をしている間にも2台の車がやって来て直ぐ横に駐車した。

 その車の人達は、私達と同年代の単独行の男性と一組の御夫婦だった。

 その方達とは朝の挨拶等を交わしたが、単独行の男性は私達よりも早く出発された。

 私達が 『韓国岳登山口』 を出発した時刻は4時50分だった。










 『韓国岳登山口』 の階段を登り始めると、正面には写真のように 『下弦の月』 が見えていた。
















 その階段を登り終え、少し歩くと写真のような標識があった。


 そしてその後方には写真のような 『硫黄山』 のシルエットが見えていた。












 『韓国岳登山口』 を歩き始めて10分程で写真のような1合目の標識が現れた。


 どうやら今後もこのような合目標識が出て来るようなので、私はそれらが目に付いたら写して行こう!と思った。














 この付近の登山道はガレ場だが、写真のように材木で階段状にしてあった。













 写真の2合目標識が現れたのは、1合目標識から6分後だった。


 尚、この付近までは樹林の中を歩くので、写真のように周りはまだかなり暗かった。









 3合目標識には2合目から8分で着いた。


 この少し前から樹林のトンネルを抜けていたが、そこでは写真のようにもう明るくなっていた。


 私は日の出の写真を撮りたい!と思っていたのだが、日の出は私達が樹林の中を歩いている時だったようである。


 タイミングが合わずに残念だった。









 この写真は3合目の標識付近から登山口を写したものだが、駐車場には私達が登る時より数台の車が増えていた。


 尚、道路の後方に見える山は 『白鳥山=1363m』 で、右に見える禿山が 『硫黄山』 である。














 写真の4合目には3合目から6分で着いた。













 この写真が5合目だがこの場所は広く、ここから見える景色の説明板もあった。


 尚、4合目からは10分掛かっていた。











 6合目には5合目に着いてから11分後に到着した。


 これは5合目で風景写真を撮ったり喉を潤していた為だと思う。


 尚、この付近から木製の階段は無くなり、写真のように大小の岩を登って行った。









 次に現れた合目標識は、写真のように何故か?8合目の標識だった。


 道なりに歩いた積もりだったが7合目の標識は見掛けなかった。


 しかし、6合目からこの8合目までは6分しか掛かっていなかった。






 8合目を少し過ぎると周りは岩ばかりになりどこでも歩けるが、次に見掛けた標識は写真のような山頂標識だった。

 この時の時間は6時ジャストで、8合目からは11分掛かっていた。

 『韓国岳登山口』 からは約1時間10分の所要時間だった。

 尚、この 『韓国岳=からくにだけ=1700m』 が霧島連山の最高峰で、

 遠く 『韓の国』 まで見渡せるほど高い!と言う事で、その山名が付いたそうである。

 この山頂部からは周りに遮る物が無い360度の展望で、とても雄大な景色を堪能する事ができ、

 見通しが利く時には、南方向に 『屋久島』 をも望む事が出来るそうである。






 山頂標識の後ろは写真の様に大きな噴火口跡で、直径=約800m、深さ=約300m、火口底の直径=約150mとの事である。


 前回登った時は帽子を吹き飛ばされる位の強風だったので、その時は怖くてゆっくり火口跡を見る余裕も無かったが、

 今回は風が無かったのでゆっくりと火口跡を撮影した。


 しかし顔を出して底を見ると背筋がゾッ!とする程、高い絶壁だった。


 私達はまだ朝食を食べていなかったので、この山頂部で周りの景色を眺めながらコーヒーとパンとで朝食にする事にした。






登山口の駐車場で一緒になった単独行の男性は、途中で休憩してあったので追い越したが、その方は私達が朝食中にこの山頂に登って見えた。

その方と少し会話してみると、岐阜県にお住まいの方で 『日本百名山』 を登っているとの事だった。

今回は出張で九州に来たが、空き時間が出来たので急遽レンタカーを借りて九州の百名山を登る事にした!と言ってあったが、

ザックを背負い登山靴も履いてあったので多分予定の行動だろう!(笑)

『韓国岳』 から下山後は車を飛ばして今日中に 『開聞岳』 に登る!と言ってあったが、山好きの人は年齢等は関係なく体力も気力も凄くて、皆元気な人ばかりである。


 この写真は眼下の南西方向に見えていた 『大浪池』 である。


 前回この韓国岳に登った時に大浪池に下り、大浪池の見える所までは行った事はあるが、

 まだ大浪池を巡った事がないので、今度機会があれば歩いてみたい!と思っている。


 この池巡りはガイド本等によると、約1時間半で1周出来るようである。


 又、登山口で挨拶を交わしていた私達と同年代の御夫婦は、私達がこの山頂部で朝食中に追い越して行かれた。



            市房山
              ↓

 この韓国岳の火口縁では方々に三脚を構えたカメラマンがいた。


 私達が朝食を終えて少し歩いた所にも、私より少し年配の男性二人が三脚を構えられていたので、

 その方達からそこから見える景色等を教えて頂いた。


 東〜北方向は写真のように一面の雲海だったが、ちょうどその時に北北東方向の雲海から少し頭を出したのが

 『市房山=いちふさやま=1721m』 との事であった。










 又、この火口縁には写真のような 『マイズルソウ』 が咲いていた。













 韓国岳の山頂部では朝食や写真撮影で30分ほど休憩したので、歩き始める事にした。


 この写真は韓国岳の山頂部から見えていた、これから縦走する南東方向の景色である。


 1番奥の端整な山が 『高千穂峰=1574m』 で、真ん中の火口縁のある山が 『新燃岳』 、

 その手前の山が 『獅子戸岳』 である。


 私はこの景色を10年前に見て、この縦走路を是非歩いてみたい!と思ったのである。









 韓国岳からの下りにはガレ場や急坂部分も多いが、

 そんな所でも前方を見ると、写真のような素晴らしい景色が広がっていた。


 そして早朝(この付近で6時35分位)の為にヒンヤリした空気が心地良く、また誰も歩いていない上に、

 今の時期は写真のようなミヤマキリシマも咲いているので 私は大変気持ち良く歩いていた。












 韓国岳からガレ場や急坂を10分ほど下りると、眼前には写真のような樹林帯が広がっていた。















 その樹林帯の中では写真のような新緑の木漏れ日の中を、カッコウやウグイスの鳴き声を聞きながら歩いていた。















 樹林帯を抜けると、今度は写真のように左右に満開のミヤマキリシマを見ながら歩ける所もあった。














 その後の途中には小さなピークもあったが、そのピークからは前方に

 これから目指す 『獅子戸岳』 と 『新燃岳』 が見えていた。








その後は下写真のような登山道を歩いて行った。

笹の中の登山道
岩の多い登山道






 途中のピークで後ろを振り返ると、写真のように 『韓国岳』 がかなり後方に見える様になっていた。


 尚、この写真は 『韓国岳』 の山頂を出発して、約45分ほど歩いた所から写したものである。














 『獅子戸岳』 に近くなると、登山道は写真のような裸地になった。










 この写真が 『獅子戸岳=ししこだけ=1428m』 の山頂標識である。


 着いた時刻は7時20分位で、『韓国岳』 からは約50分で歩いていた。


 山頂部の周りは写真のように樹木が茂っていたので展望は殆んど無く、私は写真を1枚撮っただけで歩き始めた。


 尚、ここから 『大幡山=おおはたやま=1353m』 や 『夷守岳=ひなもりだけ=1344m』 への分岐道があった。









 この写真は 『獅子戸岳』 の山頂を少し過ぎた所から、前方に見えていた景色である。


 写真のように樹林帯の中に 『新燃岳』 に登る1本の道が見えていた。













 『獅子戸岳』 と 『新燃岳』 の鞍部付近からは写真のような樹林帯の中を歩いたが、

 ここでもカッコウやウグイスの鳴き声がずっと聞こえていた。












 『獅子戸岳』 から歩き始めて20分程で 『新燃岳』 の火口縁に着いた。


 しかし右方向へは写真のようにロープが張られていて、立ち入り禁止になっていた。













 その場所で今まで歩いて来た方向を振り返って見ると、写真のように 『獅子戸岳』 は見えていたが、

 その奥にある 『韓国岳』 は雲に隠れていて見えなかった。











 私達はその場所から火口縁を左方向に歩き始めたが、火口底を見て二人とも感嘆の声を上げた。


 そこには写真のように、中央部がコバルトブルーで、周囲がエメラルドグリーンの綺麗な火口湖があった。


 この写真は、まぁそこそこ綺麗に写っているが、実際はもっと鮮やかで綺麗な色だった。









 しかし、その火口縁の直ぐ横からは写真のようなガスが噴出していた。


 その時はちょうど風向きがこちらに向かっていたので、そのガスの臭いが酷く、

 私達は鼻と口にタオルを押し当てながらその部分を早足で通過した。












 火口縁を歩いている途中で風向きが変わったので、

 その後は火口跡の斜面に咲いているミヤマキリシマを写真に撮りながらゆっくり歩いて行った。














 この写真はミヤマキリシマと火口湖の2ショットである。












 それからその付近で上半身は裸で、下は短パンスタイルの男性と擦れ違った。


 私は少し驚いたので、『寒くないですか?』 と尋ねたら、『暑いです!』 との返事が返って来た。(笑)


 そんなに若くはなかったが、元気な人もいるものである。








 この写真が 『新燃岳=しんもえだけ=1421m』 の山頂標識である。


 ここへの到着時刻は8時ちょうどで 『獅子戸岳』 からは約40分掛かっていた。


 山頂標識の直ぐ後ろの山が 『獅子戸岳』 で、その奥の山は 『韓国岳』 だが、

 『韓国岳』 の山頂にはまだ雲が掛かっていた。








 この写真は 『新燃岳』 の山頂部から前方に見える 『中岳』 を写したものだが、

 写真のように中岳の山頂近くまで木道の階段が連なっていた。


 尚、登山口で一緒になった御夫婦が、ここの斜面で景色を見ながら朝食中だった。







下写真は中岳山頂付近のミヤマキリシマの様子だが、ミヤマキリシマはこの付近が1番多く咲いていた。

中岳火口縁への登る付近の景色
中岳火口縁からの眺め
中岳火口縁から新燃岳を振り返った景色





 中岳にも火口跡があったが、その火口跡は 『韓国岳』 や 『新燃岳』 の規模に比べると、

 直径や深さはずっと小さかった。


 登山道は左写真のように、その火口縁の上にあった。







 左写真が 『中岳=なかだけ=1345m』 の山頂標識である。


 到着時刻は8時25分で、『新燃岳』 から約25分掛かっていた。


 後ろの山は 『新燃岳』 だが、写真のようにその山頂は雲に覆われていた。


 この山頂部では登山者が10人近くいて、朝食を食べていた。


 どうやらこの登山者の人達は、私達と反対側の 『高千穂河原』 から最初に登って来た人達のようだった。



その登山者の方に、ここから高千穂河原までの所要時間をお尋ねすると、『下りですから、ゆっくり歩いても1時間強位では?』 との答えだった。

現在の時刻は8時半近くなので、このまま下りれば高千穂河原で時間を持て余すようである。

私達は高千穂河原からはバスで、えびの高原に戻る予定である。

その 『えびの高原行き』 のバスは1日に2本しかなく、朝の8時37分と10時57分だけである。

尚、下に霧島市公式ホームページのURLを記載しますので、私達の様に 『霧島連山周遊バス』 を利用して縦走される方は参考にされて下さい。(交通アクセスを選択)

霧島市公式ホームページ = http://www.city-kirishima.jp/modules/page057/index.php?id=1

私達は10時57分発のバスに乗る予定で行動していた。

このまま高千穂河原に下りれば、1時間半近く時間を持て余す事になる。

それでこの中岳の火口跡に下りて休憩する事にした。

私達は誰もいない中岳の火口底に近い平らな場所で、ミヤマキリシマが綺麗に見える所に傘シートを敷いて休憩する事にした。

そこでお湯を沸かしてコーヒーを飲み、ドーナツやお菓子を食べながらミヤマキリシマや火口縁を歩く人達を見ていた。

その場所で火口縁を歩く登山者を見ていると、高千穂河原から韓国岳方面へ向かう人達の方が断然多かった。

尚、先程 『新燃岳』 の斜面で朝食中だった御夫婦がこの火口縁を仲良く歩いて来られるのも見えた。

中岳火口跡の斜面に咲くミヤマキリシマ
中岳火口縁を歩く登山者





 私達は中岳火口跡で40分ほど休憩したので、高千穂河原に下りる事にした。


 この写真は下りる直前に撮影したものだが、その時は中岳の山頂部も雲に覆われていた。


 尚、この中岳の山頂部では高千穂河原から登って来たと思われる登山者が大勢休憩していた。










 左写真は中岳から下りる登山道だが、この付近も雲に覆われ始めていた。


 尚、この付近では高千穂河原から登って来る数十人の登山者と擦れ違った。












 そこから少し下った所で下の方を見てみると、写真のように登って来る登山者の群れが連なっていた。


 この付近での時刻は9時15分位だったが、登って来る多くの登山者と擦れ違った。














 尚、この付近で上の方を見ると、写真のように大小の岩が多いかなりの急坂だった。









下写真は高千穂河原に下りるまでに、登山道脇で見掛けた説明板である。


下写真も中岳〜高千穂河原の登山道で良く見掛けた花である。

ガクウツギ
ツルキジムシロ
コツクバネウツギ





 中岳から下り始めて30分近く歩くと、周りは丘陵地のようになだらかになり、登山道は写真のような石畳になった。


 そしてその石畳は至る所で分岐していて、その付近は登山者ではなく観光客と思える人達が多く散策していた。








 そしてその丘陵地には至る所に写真のようなベンチとテーブルが沢山設置してあり、観光客の人達が休んであった。

 尚、後方の山は高千穂峰と御鉢であるが、写真のように山頂には雲が掛かっていたので、

 高千穂峰のあの見事な山容を近くで見る事は出来なかった。

 その高千穂峰には10年前に高千穂河原キャンプ場に泊まって子供と一緒に登った事があったが、

 今回は時間の関係で高千穂峰への登山は割愛した。

 しかし、私達はまだ高千穂峰の御鉢巡りをした事が無いので、

 次回この地を訪れた時に、大浪池巡りと共に歩いてみたい!と思っている。






 それからこの丘陵地に着く少し前から、写真のようなヘリコプターがこの周辺をずっと飛び回っていた。


 私は九重や阿蘇等で良く見掛ける観光遊覧ヘリコプターだと思って、時々そのヘリコプターを見上げていたが、

 そうでは無い事は高千穂河原に着いてから分かった。











 丘陵地からは写真のように大きな赤松?が多い林内の石畳を下りていった。


 その付近でも登山者や観光客と沢山擦れ違った。








 その林を抜けると、あっけなく高千穂河原ビジターセンターの建物の前に出た。

 時刻は10時ちょうどだった。

 時間が余っていたので写真を撮りながらゆっくり歩いた積もりだったが、中岳から55分で下りていた。

 この広い高千穂河原の駐車場には、写真のように数百台の車が駐車していた。

 そしてその駐車場の一角に消防車が数台と救急車が停まっていて消防服を着た人達が数人いた。

 私は何事だろう?とそれらを見ていると、そこにちょうど警察官がやって来たので尋ねてみた。

 そうしたら高千穂峰で捻挫した登山者がいて、その人を助ける為に自衛隊のヘリコプターが出動したとの事だった。



又、先日は同じ高千穂峰で骨折した人がいて、その時もヘリコプターが出動したとも言ってあった。

最近はそのような事故が多くなっているとの事でしたので、高千穂峰に登られる方は呉々も御注意されて下さい。


 今度、『高千穂河原』 を出発する 『えびの高原』 行きの循環バスの時間は10時57分である。

 その出発時間まで、まだ50分位の時間があったので私達はビジターセンターの中を見て回る事にした。

 中には霧島連山の立体模型、四季折々に咲く花々や景色、この山域に棲む動物や野鳥等が説明してあった。

 左の写真もその中の一つだが、端正な高千穂峰を背景にした満開のミヤマキリシマである。

 凄く絵になる景色だった。 ビジターセンターの見学だけでは時間が余ったので、

 バス停前の建物で開催されていた写真展も覘いて時間潰しをした。






 循環バスは時間通りに来た。


 今朝、『韓国岳登山口』 で一緒になった御夫婦もこのバスに乗られた。


 バスは途中で大浪池登山口等にも停まったが、そこにも数十台の車が路肩に駐車しており、

 大型バスでの団体もいて大勢の登山者で大変混雑していた。








 えびの高原までの所要時間は30分程で、料金は一人410円だった。


 えびの高原の駐車場は高千穂河原以上の車が駐車していた。


 えびの高原バス停からは、私達の車を停めている 『韓国岳登山口』 まで歩き始めた。









 この写真は前日(9日)の夕方に、えびの高原を散策している時に写したものである。


 ミヤマキリシマの盛りは少し過ぎているように思えたが、今日バスの中から見ると、

 この 『えびの高原散策路』 の中は沢山の観光客で賑わっていた。









 『韓国岳登山口』 までは車道の横も通るが、そこを歩いている時に直ぐ横の草むらで鹿が草を食んでいた。


 近くに寄っても別に人間を怖がる様子もなく、逆にカメラに向かって目を細めたり首を傾げたりしてポーズを取り、

 かなりカメラ慣れした感じだった。(笑)


 しかし方々に 『鹿に餌を与えないで下さい!』 との立て看板がありましたので、皆様方もお守り下さい。






 『韓国岳登山口』 に着いたのは11時45分だったが、駐車場に停めている車の台数は朝より少なくなっていた。

 結局、循環バスを利用して 『韓国岳登山口』 から 『高千穂河原』 まで縦走した登山者は、

 私達の他には1組の御夫婦だけのようだった。

 どうやらこの登山口からは 『韓国岳』 だけをピストンする人達が多く利用しているようである。

 これは循環バスを利用して霧島連山を縦走する登山者は、

 そのバス時刻の関係で、『高千穂峰河原』 から 『えびの高原』 へ縦走する人が多いのかな〜?と思った。




今日の山登りをまとめると、

      韓国岳登山口(4:50)〜1時間10分〜韓国岳山頂(6:00〜休憩30分〜6:30)〜50分〜獅子戸岳山頂(7:20)〜40分〜新燃岳山頂(8:00)

                     〜25分〜中岳山頂(8:25〜休憩40分〜9:05)〜55分〜高千穂河原(10:00〜休憩1時間〜11:00)

                     〜高千穂河原バス停発(11:00)〜30分〜えびの高原バス停着(11:30)〜15分〜韓国岳登山口(11:45) で、

      歩行時間だけの合計は4時間15分、休憩時間は2時間10分、バス乗車時間は30分で、総所要時間は6時間55分、万歩計は21811だった。



私達は下山後に車で移動し、当日中にもう一つの山に登る予定なので、上記のようなスケジュールになった。

しかし循環バスを利用してもっと時間的にゆっくりしたい方等は、私達と逆のコースを歩くのも良いのでは?と思う。

『えびの高原』 から 『高千穂河原』 に行く循環バスの時刻は 『13時00分』 と 『15時30分』 の2本が運行されている。

それで縦走だけをする場合は、私達よりもっと遅い時間に登山開始できるし、昼食を韓国岳山頂やえびの高原で食べる計画にしても良いと思う。

又、もっと早い時間にスタートすれば、『高千穂河原』 から 『高千穂峰』 をピストンした後に、えびの高原に縦走する事も可能だと思う。



冒頭にも書いたが、今回の山歩きは10年来に実現した山歩きだった。

しかし、今回の山歩きは10年間思っていただけの価値のある山歩きだった。

全体的なスケールの大きさ、歩きながら変化する景観の見事さ、登山道や案内標識等の整備具合、駐車場を始めに各施設の充実度、

いずれをとってもやはりこの霧島連山は、九州を代表するに相応しい素晴らしい山であった。

私はまた近い内にこの霧島連山を訪れよう!思いながら、この地を後にした。

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